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ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

ごまっとうとは何だったのか?

2009-06-25 21:48:44 | ハロプロ(ユニット)

 今日は松浦亜弥さんの誕生日です。おめでとうございます。
 そこで、亜弥ちゃんの記事を書こう。「昔の曲を振り返ってみようシリーズ」で書くかなと思案を開始したのですが、候補曲が絞れません。アルバム単位、年別単位、どんな角度から選曲に向かっても、あまりのバラエティっぷりに一曲に絞れない。改めて、かつての松浦亜弥曲の幅広さに脱帽して、結局「ごまっとう」について書いてみる事にしました。亜弥ちゃんソロじゃないし(苦笑)。
 でも、このブログでごまっとうの事を書いた事は確か無いと思うので、いい機会かなと思います。それでは始まり。

ごまっとう - Shall We Love?


 ごまっとうは2002年秋に結成されたユニット。当時、ハロプロでソロ歌手として活動していた、後藤真希、松浦亜弥、藤本美貴の三人によるユニットで、それぞれの名字を合わせたのがユニット名の由来です。
 ユニット名の付け方やサウンド的には、TLC辺りをヒントにしていると思われるダンサブルなもので、三人ともクールにキメています。当時、人気絶頂だった亜弥ちゃんのパブリックイメージ「可愛い、面白い」とは違うクールな松浦亜弥の姿は、亜弥ちゃんのイメージアップに大いに貢献したと思われます。

 しかし、当時の私は「ごまっとう、イマイチ面白くないなあ」と感じていました。それはきっと、せっかく「あやみき」共演なのに、萌えもなけりゃ、絡みも物足りない、もっと「あやみき」を見せろ!というヲタ脳丸出しな希望が念頭にあったからだと思われます(笑)。
 何しろ、当時深夜に「ことミック」という伝説(苦笑)の「あやみき」イチャツキ番組があったので、それを基準に見てしまっていたのでした。余談ですが、「ことミック」の前に流れていた「湘南瓦屋根物語」は大体早送りーでした。りーちゃんゴメン。全話録画してあるけど全て観てないや。舞波ゲストの回は後から観たんですが。

 話が何故かベリの話に向かっていきそうなんで修復。

 私が当時、ごまっとうに今一つのめり込めなかったのは、実はそのサウンドにありました。確かにカッコイイ。ダンスもカッコイイ。んで?という気分。
 人気絶頂期のハロプロというか、モーニング娘。は、モーニング娘。ブレイク前に音楽界を席巻していた小室サウンドに対するアンチテーゼとしての存在というのが、魅力とか価値を語る上でありました。
 そんなハロプロが、エイベックスがやってるような事をやってどうする?と思ったのです。それなら、エイベックスを聴くよという気分です。得意分野でやっている人の方が強いですからね。
 ハロプロはカッコイイものより、楽しいものをやってほしい。そんな気持ちも大きかったのだと思います。

 時は過ぎて、現在のハロプロは、ごまっとうみたいなハロプロになりつつあります(苦笑)。それは悪いとは言わないのですが、いつからこういう感じになって来たのでしょう? やはり、ポップスは大衆音楽である以上、大衆に近い所に位置していたいという、作り手の願望が路線に表れているのでしょうか。

 今、振り返ってみれば、「ごまっとう」に当時の私が今一つのめり込めなかったのは、そこに「あやみき萌え」が物足りなかったからだけではなく、亜弥ちゃんの持つ芸の幅広さがスポイルされてしまう気分がそこにあったからなのかなと思います。
 カッコイイダンスも亜弥ちゃんの芸の幅広さの証明ではあるけれど、我々が観たいあややは、それじゃないんだ!みたいな。

 ごまっとう発売の何年か後、亜弥ちゃんはシングルでバラードばかりを歌うようになり、多くの人達から「我々が観たいあややは、それじゃないんだ!」と思われ始める訳ですが、それを思うと「ごまっとう」というのは、亜弥ちゃんに対する需要と供給のバランスがズレ始める第一歩だったのかもしれない。と、少しこじつけ気味に思うのでした。

コメント (7)
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