フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

℃-ute新曲「FOREVER LOVE」公開

2008-11-02 22:07:42 | ハロプロ(℃)
 ℃-uteの新曲(11/26発売)「FOREVER LOVE」が舞美ラジオで初公開されました。タイトルを聞いた段階ではバラードかなと予想していましたが、イントロを聴いた瞬間にそんな予想は吹っ飛びました。いきなりギター炸裂です。

音源はこちら
http://jp.youtube.com/watch?v=X_DXtIzAI1k&fmt=18

 Aメロはイントロの流れを汲んで、カッコイイ雰囲気で始まります。前作は全員でソロボーカルを回していましたが、今回は愛理舞美が中心。無難な立ち上がりかなと思いきや、Bメロに入り「手を繋ぎたい」という梅さんソロパートに入った瞬間に旋律は変則なものになり、それを難なく℃-uteメンバーが歌いなぞっていくとサビに突入。ここでいきなり曲調が明るくなり、バックコーラスの歌声もオクターブ高めに可愛く「マイダーリン」「アイラブユー」とメインボーカルに重ねていきます。カッコイイから可愛いへの転調が、いいアクセント。これがなければ割と平凡なアイドルのラブソングになっていたかもしれません。
 このバランス感覚、かつてのモーニング娘。を思い出させます。なっちやごっちんをメインに据え、バックの歌声に可愛い声の若手メンバーを重ねる。その一見ミスマッチに思える組み合わせが意外にハマっていたのが、かつての娘。曲(特にアルバム曲)。
 最近のハロプロというかワンダ系の曲は、アイドルチックにシフトし過ぎて、それはそれで悪くはないのですが、以前のハロプロが持っていた少しクールな気持ちで、アイドルソングから三歩外れた所を歌っている感じが恋しくなっていたりしました。
 それが昨年辺りからの娘。の一連のシングル曲や、℃-uteの「都会っ子純情」や「涙の色」や、High-Kingの曲で、そんなかつての雰囲気の復活の兆しが見えてきました。まあ、その分だけインパクトある曲は減ったなという印象にあるのも確かではありますが。
 そこで℃-uteです。モーニング娘。がデビューして10年。初期の娘。曲は中高生の℃-uteファンの人達には馴染みが薄い。温故知新という訳で、初期から中期(5thアルバムあたり)のテイストを℃-uteに与えるのは良いと思います。丸写しではなく、あくまでテイストをです。当時を知るベテランハロプロファン(苦笑)も、℃-ute曲へ入りやすくなるだろうし、昔を知らないファンには新鮮かもしれない。

 そんな事を聴き終えた後に考えたのですが、曲的には今回の新曲は娘。チックという訳ではありません。展開が急に変わる作りとかは、かつての娘。曲に通じるものがあると思いますが、あくまで先ほど書いたように「テイストを拝借」した程度で、これはあくまで℃-ute曲、℃-uteワールド。愛理舞美の2TOPの歌声が高らかに鳴り響く℃-uteらしさ溢れるナンバー。

 何度か曲をリピートして、サビへの流れが心地よく病みつきになった頃、次の妄想に入りました。「衣装はどんなかな?」
 都会っ子純情~涙の色みたく私服調?それなら、歌詞に渋谷と入っているから渋谷のどこかのショップとコラボレーションなんか良さそう。ついでにPVも渋谷で撮影という流れは良さげ?

 春からは新生ハロプロへと移行で、℃-uteも更なる飛躍が期待される訳ですが、だからこそ今までやってきていないアイデアも取り入れてほしいです。楽曲面では温故知新でも、プロモーションは新しい展開で行くのを見たい!

 プロモーションと言えば、久しぶりにゴールデンタイムの音楽番組にも出てほしい。この一年の間に増えた新規℃-uteファンの人達が、TVで歌い踊る℃-uteの姿を観てハマったケースが多いように、今回の曲も新規ファン獲得に向けて音楽番組に出まくってほしい。少し期待をしておきます。

 新曲が出る時は、少しずつ概要が明らかになっていく過程も楽しいものです。発売日発表→タイトル発表→曲披露→ジャケット発表→PV公開→発売という流れを楽しむのも、新曲の楽しみ方。そんな気持ちになれるのも、楽曲を気に入ればこそなのです。
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九州に優勝カップが渡った日~大分トリニータV~

2008-11-02 10:48:17 | サッカー

 昨日は国立競技場でJリーグカップ(ヤマザキナビスコカップ)の決勝が行われました。大分トリニータ対清水エスパルスという関東勢同士ではない組み合わせでありながら、前売りチケットは完売。話に聞いたところによると、大分からは一万人もの人々が応援に駆けつけたそうです。決勝は国立で行うというのは毎年の決まり事なので、両チームのサポーターには移動が大変でしたが、大盛況で何よりです。

 試合前の両サポーターの盛り上がり(ネットで見つけてきました)


 試合は、2-0で大分が勝利して、九州のJリーグチームで初めて優勝の栄冠を手にしました。これは九州人ではない自分にも嬉しい事です。九州という場所が好きな事もありますが、以前のように、関東と静岡のチームばかりが優勝していても、Jリーグは広がっていかないと思うからです。
 九州と一言で言っても、各県や各地域で気質も文化も違うので、大分が優勝したと言っても、福岡や熊本など隣の県は半分他人事だろうと思いますが、それもまたよし。今年J2に昇格したばかりの熊本はともかく、低迷が続き最近は隣の佐賀県のサガン鳥栖にも抜かれている感のあるアビスパ福岡がこれが発憤材料になれば。

 このブログで以前に、大分に試合を観に行った事を書いた事があります。
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/5385cdb3add4fdb3205829f06220f26d
 この記事の画像でおわかりのように、大分のスタジアムは大きいです。市の中心部からシャトルバスで30分くらいの郊外、坂を登って行った丘のてっぺんにあるそのスタジアムは、開閉式の屋根を備えています。日本国内における開閉式屋根スタジアムの先輩である福岡ドームが、屋根の開閉を行うと一回百万円ほど作動費がかかるのに対して、大分のは上げ下げを全自動にはせず屋根の重さを利用した動きにした事により、数万円程度で開閉出来るのだそうです。私が観に行った日は雨だったので屋根が閉まっていました。空が見えない状態でサッカーを観るというのは、とても新鮮で見慣れない光景でした。屋根に声援が反響して声のパワーが倍増しになっていたのも印象的でした。

 今はこのような立派なスタジアムもあって平均観客数が二万人近い大分ですが、十年くらい前に九州を旅している時に観に行った時は、それはもう閑散としたスタンドでした。
 当時は、今のスタジアムはまだ完成しておらず、市内を流れる大分川のほとりにある市営陸上競技場がホームでした。夕日に包まれる古びたスタジアムの入口では、売店からの焼き鳥の匂いが風を伝って流れ、グッズ売場でフラッグ(私はサッカーチームのフラッグコレクターです)を買うと、ボランティアスタッフである店員のおじさんが「今日はホームだから勝つから応援頑張ってね」と声をかけてくれました。
 スタンドに入ると、千人くらいの観衆。その光景はのどかそのもの。しかし、試合が後半白熱してくろと、近くにいた家族客が盛り上がってきました。中でも、おばあちゃんが非常に熱く、大分が攻めに転じると「大分頑張れ!」と力いっぱい叫ぶのです。その姿はサッカーファンと言うよりは、孫の運動会を応援するかのようなものに映りましたが、熱い声援を送るおばあちゃんの姿こそ、まさに地域密着を掲げるJリーグの目指す効果を象徴するもので、こういう光景が全国各地で見られるようになったら素晴らしいではないかと、おばあちゃんの応援に感激するのでした。

 その時のスタンドの写真をここに紹介したいのですが、当時はデジカメは持っていかったので掲載出来ないのが残念です。フィルムスキャナを買いたいところです。

 そして、時は流れて現在。大分はここまでのチームに育ちました。あの時、声援を送っていたおばあちゃんは家のテレビで応援しているのだろうか? それとも、もしかして国立に来ているのかな? 大分の初タイトルをどのように喜んでいるのか、十年前を思い出しながら想像しています。

 これもネットで見つけてきた昨日の大分ゴール裏


 大分トリニータ優勝おめでとう。来年はまた大分に行ってみたいです。

 ※℃-ute新曲を聴いた感想は今夜書く予定です。

コメント (4)
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