フリージア工房 国道723号店

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ヤシカフレックスと五日市

2007-01-14 22:08:02 | 写真とカメラ

 ワンダ大阪公演の様子が気になりながらも、今日は昨年購入した二眼レフカメラ「ヤシカフレックス」を持って散歩に出かけました。ヤシカフレックスは昭和30年代のカメラで、電池を使用しない手動操作によって撮影するカメラです。シリーズバリエーションが多彩で、いくつかのバージョンがあるらしく、二眼レフファンサイトで調べた結果、私が入手したのは「Ⅱa」という型のようです。ちなみに、搭載レンズは「ヤシマー 80mm F3.5」です。
 全手動とあって、面倒なのでは?と思われる方もいるかと思いますが撮影に関しては、レンズ横の絞りレバーで絞り値を選び、レンズ横のダイヤルでシャッター速度を決め、本体横のダイヤルつまみを回しながらピント合わせをするだけです。昨今のコンパクトデジカメの設定の方が遙かに複雑怪奇。そんな複雑怪奇なコンパクトデジカメも一緒に持って出発。
 二眼レフカメラのフィルムはブローニーフィルムという中判カメラなどで使われるフィルム。今日用意したのは、このブログにもよく登場する友人Bさんの旦那様からプレゼントされた「コダック エクタクローム100」。

 そんな装備で、まず着いたのは府中。
 府中では、けやき並木を歩き一枚。記念すべき自分にとっての、ヤシカフレックス初撮りは府中のけやき並木となりました。途中、寄った古本屋の店内に愛ちゃんの「夢から醒めて」(プッチベスト7収録」が流れていました。ヲタ店員がかけているのか?と思いきや、有線みたいでした。

 府中の次はどこに出かけようか?と思案しながら、国立にでも行って美味しそうな店探して入ろうかなと思い、武蔵野線に乗ってはみたものの、結局気が変わって立川まで来てしまい、青梅線に乗って拝島。拝島から五日市線に乗り換えました。

 何となく人混みを避けたくなった気分は、きっと二眼レフでの撮影は人の少ない場所でのんびり行いたい気分にさせられる物だからかもしれません。五日市線の車内は空いていて、山も見えてきて旅気分。終点の武蔵五日市で下車。

 駅前でパンと地元東京都あきる野市の酒「喜正」のワンカップを買って、まずは駅前散歩。
 山の麓の五日市は、東京都とは言っても風景はどこかの山の町に来たようです。コンビニは辛うじてありましたが、スーパーなどの類はなく、昔からあるような店が街道沿いに並んでいます。そんな店の並びに「スナック みき」という看板を見つけて気になったり。
 街道を逸れると、蔵造りの建物などもあり、古びた木造の軒先には「サクラカラー」などという昔のフィルムブランドの看板があったりしました。

 軽く駅付近を歩いたあとは、駅付近を流れる秋川上流の川原に下りて昼食。「あゆみ橋」という橋のそばで、パンと地酒を楽しんでいると、犬の散歩や子供と散歩する親子などが、川原をのんびり歩いている姿が目につきます。川の流れの音が聞こえるほど静かな川原は、二眼レフをのんびり構えるのに最適な場所です。
 今日は単体露出計を持って来なかったので、デジカメLUMIX FX-9で試し撮りをしたあと、再生画面に表示されるシャッター速度と絞り値を参考にしてヤシカをセット。ファインダースクリーンには左右逆に被写体が映る二眼レフ独特の構造に、ややとまどいもあって、ゆっくりと撮影。こういうリズムに合う風景
。五日市に来て良かったと感じ入りながら、透き通った川の水で、酒の付いた手を洗ったりしました。

 夕方、駅から北側を歩き、「みやび工房」などというロゴの入った軽トラを見つけたりしていると、山に隠れていく太陽とともに、町は薄暗くなり夜の風景に変わっていきました。

 ヤシカフレックスは12枚撮りカメラですが、12枚ゆえにゆっくりじっくり撮り、歩く。そんなのんびりしたリズムな、五日市での三時間でした。

  今日のBGM  夢から醒めて / 高橋愛

 

 

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