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2009年栃木サッカー快進撃で関東レベルに仲間入り

2010-01-06 22:55:34 | 勝利への叡智
全国高校サッカー選手権大会で、昨日栃木県代表・矢板中央が広島観音を下してBest4に進出しました。栃木県勢としては24年ぶりのBest4進出の快挙です。最近高校だけでなく社会人サッカーでも、栃木県チームの活躍が目立っています。今日は、この「栃木県のサッカー強化」の状況から、日本のクラブサッカーの現状について掘り下げて見たいと思います。

栃木県は、2008年までは唯一関東でJチームのない県でした。しかし2009年に栃木SCがJ2に昇格すると、今年2010年日立栃木UVAがJFLに昇格。関東リーグでもヴェルフェたかはら那須が2009年2部優勝しました。ヴェルフェは2010年からは1部に昇格です。そして今回の矢板中央の快進撃と、この1~2年栃木県のサッカークラブの強化は急激にレベルアップしてきました。結果上の図の通り、県南部に「J3」栃木ウーヴァFC、県中央に「J2」栃木SC、県北部に「J4」ヴェルフェたかはら那須と、栃木県全域に中核クラブが出来た事になります。
 
上の表が現在の栃木を除く関東1都5県の「都道府県別クラブ強化状況」です。栃木県はようやくこの1都5県に追いついて来たと言えます。また上回った点もあるのではないでしょうか。上の表の上段3県は、まだサッカークラブの所在地が集中しています。埼玉県は、ほぼさいたま市に集中し、所沢・川越・熊谷・春日部・川口などの主要都市への広がりが遅れているようです。千葉県も実質ジェフとレイソルの2クラブと言ってしまっていいでしょう。その点栃木県は、北部・中部・南部に1つづつ中核クラブが育ちつつあります。
下段の1都2県は、まんべんなく各カテゴリーにクラブが配されています。ただ神奈川県のJFLの空欄が、ポッコリ目立ちます。昨年は、YSCCがあと一歩まで行きましたが無念の敗退に終わりました。来年この空欄を埋めるのがSC相模原の目標です。「早くお入りなさい!」と口あけて待ってくれているようです。頑張らなきゃ。

一方、Jチーム(含むJFL)が1チームも入っていない都道府県もありますが、空白は年々埋まりつつあります。昨年は石川県と長野県が見事その空白を埋めました。山口県・香川県・福島県は有力チームを擁し今年JFL入りに勝負をかけます。また三重県の鈴鹿ランポーレFCと奈良県の奈良クラブも空白を埋めるべく地域リーグ1部昇格を決めました。頑張って欲しいのは、青森県・福井県・島根県・和歌山県といったところでしょうか。
こうしてみると全都道府県にJチーム(含むJFL)が配されるまで、あとわずかという事も理解できます。日本のサッカーレベルの低下がマスコミネタになっていますが、広がりという観点からすると順調に全国に広がっていると考えてよいのかもしれません。日本サッカー協会は、現在の日本の経済環境・少子高齢化社会なども考慮にいれて、次世代のJクラブのあるべき姿を打ち出すべき時期に来ていると思います。多額のコストを必要としない地域の輪の中で活躍する新しいJクラブのあり方を!

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