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ブランド戦略の原点は人~はやぶさの日を迎えて

2013-06-12 22:10:30 | マーケティング

明日は6月13日(木)「はやぶさの日」です。2010年6月13日、小惑星探査機「はやぶさ」は、60億キロ、7年もの長旅の末に地球に帰還し、世界初のサンプルリターンやイオンエンジンの長時間運行など、世界の科学史にその名を刻み多くの日本人に勇気と感動を与えてくれました。これを記念して相模原市では今週「ハヤブサ・ウィーク」と題し市内でイベントが催されるようです。
しかし、残念なことにそのイベントもJAXAの公開授業や小学校の給食が「はやぶさランチ」になる程度。公開授業と言っても受講できるのは150人程度ですので、なんとも情けない「はやぶさの日」になりそうです。ビジネスで毎日ブランディングやマーケティング・カバレッジの拡大に血眼になっている私たちマーケティング担当のビジネスマンから見れば「相模原市さんもっとはやぶさに誇りを持って行動せよ」の一言。同じ「ハヤブサ・ウィーク」に2,300人ものお客様を麻溝に集めたSC相模原の方が、何十倍と相模原市のシティ・セールスに貢献していると言ってよいでしょう。

先週の金曜日、私は大阪でシャープの「AQUOSブランド」「亀山ブランド」を立ち上げ成功させたシャープの前・ブランド戦略室長様と夕食をご一緒させていただきました。現在シャープは経営再建中であり、苦境に陥った原因がテレビ事業だったので「AQUOSブランド」「亀山ブランド」の成功は最近あまり語られなくなりました。しかし皆さん考えてみてください。三重県亀山市って人口5万人のロウソク生産だけが有名な小さな町です。それが今もってなお「亀山」と言えば日本中の多くの人が「シャープのテレビ工場がある場所」「品質の高いAQUOSの研究所や工場がある場所」だと知っています。このブランド戦略室長様は私にこう教えてくれました。「ブランド戦略の原点は人です」と。「吉永小百合のCMだけが亀山ブランドを作るのではなく、亀山工場で働く社員、研究員、亀山で作られたAQUOSに誇りを持って売り込む営業、サービスセンターでお客様の対応をする社員、社長、役員、そしてこの私も全員が日々の活動で一体となって亀山ブランドを作っていったのです。」と。

相模原市のシティー・セールス推進課がリードして「ハヤブサ・ウィーク」を仕掛けているようですが、税金を使ってイベントを行うのがシティー・セールスの仕事ではありません。まず相模原市役所の職員、小学校・中学校の教員、消防、図書館、清掃工場等々の職員が、「はやぶさの故郷、相模原」の誇りを改めて再認識する行動を起こしてもらうことです。それを民間企業・市民に波及させ、この町が本当にはやぶさの偉業を誇りに感じているんだ、ということを「人の行動を通じて」全国に発信することです。相模原市のブランディングの成否は、SC相模原の人気に直結します。相模原市役所さん頑張って!
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