やんごともなく

日常・・あぁ日常。
ブログに書くこと何もなし。

うどん屋開業を視野に机上の空論を繰り返した事も既に我が黒歴史の1ページとは如何に?

2013-03-08 00:19:50 | 吉田のうどん部
前回のFILE:4で600円は心理的に高い!と苦言を申したが
それでは一体饂飩一杯のコストとは如何ほどのものだろうか?


原価とは材料費、光熱費、その他賃料等を全て含んだ金額だとここで定義するが
(人件費は含めた方が良いのか?)「はいどうぞ召し上がれ♪」と出される
一杯500円のうどんの内訳はどうなのだろうか?


一般論だが飲食店の原価は30%がボーダーと言われている。つまり150円。


吉田のうどんの場合は殆どが自宅改造のお店形態なのでまず経費的に重い賃料がない。
そして夫婦ペアですれば外に支払う人件費は発生しない。


推測でしかないがこの2条件が軽減されれば500円以内に収まるかもしれない。
あくまでかもしれないだが。


しかし実際にはあのうどんを打つには大変な時間と労力が必要であり
その他の仕込みも簡単とは言えないだろう。


勿論慈善事業ではないので利益を乗せて提供しているのだろうが
周りとの兼ね合いもあり価格設定も値上げも容易ではない。


そして致命的とも言えるのは営業時間が余りにも短い。
11~14時の3時間ではどんなに回転させてもたかが知れてる。


でも最近はお店サイドも営業努力をしていて、昔は日曜休みがデフォだったが
今は祝祭日は営業して近所の人達ばかりではなく「吉田うどん」目当ての外様の
お客さんを積極的に取りこむ事で少し元気を取り戻している様です。


んで適当計算をするが営業時間は11~15時として時間当たり20客で一日80客。
売上が40000円で粗利を大いに盛って60%24000円。


夫婦のみで営業する形で週休一日なら25日稼働で売上100万!
粗利で60万円と机上の計算はなります。


実際は違うと思うがこのテストモデルでは継続可能そうだ。


市内の居酒屋は浮き沈みが激しく入れ替わりが早いが、一見地味な
うどん屋が早々潰れないのはこうゆうカラクリがあるのでしょうか?


っうか根拠なき計算ですので真に受けるなよwww


***


FILE:5



手打ちうどんはなや


富士吉田市上吉田6-9-1
営業時間 10:30~15
連絡先 0555-22-2507
定休日 水曜日


***



今日はマイワイフがご案内いたしますわ


この店は本町通り、つまり富士登山競争のコース上にありウチから真っ直ぐ上って行った先にある。


良く出る単語で中の茶屋や馬返し等に行く際には100%通過する。
もう1000回程は通過したと思うが(大袈裟)入店するのは1回目つまり初なのである。


暖簾をくぐり引き戸を開ければスグ障子の白い壁が迫る。
黒く太い梁や大黒柱がここが歴史ある旧家であったろう。



あーファインダーのセンターがズレてるわ

そしてリアル手打ち中


恐らく後付の改造だろうが右側がキッチンとなっており若い夫婦が切り盛りしています。
奥様かわいー


一方旦那は手打ち製麺中。これはマヂでやってますよ・・・


通された座敷には先客が2組いたが店前に置かれた車のナンバーが県外だったので
ここの評判を聞きつけてきたのだろう。


そう、表通りにあるので目につきやすいのだ。しかし店前駐車場は激狭いけどね(本当は裏にある)



居間・今・ナウ?

南部鉄のお魚は齢お幾つかしら?

吊りって中々見かけないモノ


おー囲炉裏じゃね。やはり旧家の赴きだ。煤けた魚が流れた時間を偲ばせる。


***


オーダーは湯盛り一択で大盛りで600円だ。うむ止む無し



お品書きはシンプル

ネギと福神漬け。特に福神がアクセントに


ここは味噌や醤油ベースの吉田のうどんテンプレートと少し異なる湯盛りうどんを
提供する店。どのような展開になるでしょうか・・・


さて来たよ~ワォ!



これは盛りが一等美しい!


花鰹のピンク、(恐らく)地元の鳴沢菜の緑、そして麺の白!


超アツアツだが超薄味のほぼお湯を張ったドンブリに白い柔肌のうどんが沈む。湯気が凄い!


でも湯盛りでしょ?これを蕎麦猪口で食べるの?



否!



このお湯を卓上にある醤油と味噌でお好みにチューニングするのさ!



これが辛味味噌


だがぶっちゃけ面倒www


う~んこの方法は否定するなぁ。少なくてもとり皿2枚付けて味をわけないと
単なる辛いお湯うどんになるwww


一応注意しながら足していったのだが結局ある一線を越えれば
やたら辛みの目立つチューンに。デチューン用のそば湯(うどん湯)もない。


ズルズルと食べたがここでもスープを残しちまったわ。



だって辛いお湯なんだもの


せっかく麺が美味しいのだから、これがウチの味ッス!みたいな勢いで
提供して頂けたらと思う。それがここでは湯盛り形式なんだろうけどね。


もしくはコクのある別スープを用意したつけ麺方式だったらもっとマシだったかと。


それでも食べ終われば多幸感はある。


だが64杯中たかが6杯。どこもマヂ天晴。


でもね~これって果てしない戦いを挑んでしまったのかも?と
早くも飽き気味な毒神は今後の自己展開を心配してますwww


これは狙いスギだが悪くないわ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小口黒鱒浪漫街道の更にその... | トップ | 311 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

吉田のうどん部」カテゴリの最新記事