やんごともなく

日常・・あぁ日常。
ブログに書くこと何もなし。

右岸左岸それともお彼岸?三途の川を横切る子弟コンビと沈む泥船とは如何に?

2015-05-29 07:46:22 | 釣部
ツキの話を2つ。


昨日映画の話をUPしたがそこから時間が前後する。その上映はニュー八王子シネマ単館で
山梨からそう遠くはない。なので暇に任せて下道で移動。


んでその道中にある中古釣具店に寄ったのだが、ここで存外のジギングロッドをゲト!
だって4000円しなかったのだもの!


今年からオフショアジギングに何度も行っているが、実はシイラロッドの流用で誤魔化していた。
それでもそれなりの釣果は出ていたのだがやはり専用ギアに対する美学ってのもあるし
(そこまでではないが)いつか買おうと思っていた矢先のコレ。


オフショア界でこのロッドがどれくらい評価されているか知らないけど
知らないからこそ聞いた風な情報で判断するのではなく自分の直感が即決セヨ!とピリリ下す。


そのトルク感とグリップが気に入った。来季の活躍を期待する。


来週使わせて下さい元部長!


えーっとゲーリーワームも欲しいけどお金使ったし今日は止めとくか・・・
※マヂで手に取って悩んだが断念


も一つ。


映画を見るので隣の有人有料駐車場タワーに止めたのだが、帰りがけに車を出すのを待っていると
そのベンチ下にルアーが入ったタックルボックスが埃を被って転がっている。


オジサマに「ルアーっすね!釣りするんですか?」と話掛ければ
「忘れ物。もう随分たつしゴミ扱いだけどいるか?」となぜか譲り受ける事に。


中身はまぁ初心者レベルのチョイスだけどさっき中古釣具で欲しかったゲーリーワームが中にwww
う~ん不思議な事があるもんだねぇ?でも何だか今回の釣行にはツキがありそうだぞ?!


***



胎動する今日が明ける


一年振りのこのフィールド。名前は都合により思い出せないが東京近郊の河川とだけ記載する。
言うまでもないが対象魚はバスだ。なにバスかは知らないケド?!


ボートを降ろすこのスロープは2つの川の合流地点なのだが、前回はその支流筋を釣り上がったので
今回は本流筋を攻略する算段だ。バス的には時期も悪くないのでいつもの釣れマクリの妄想で
眠気なぞサラッサラない。


朝イチ4時台に到着すれば早くも1艇が出船してどうやら支流へ上がる様子。
う~んシメシメ本流筋はまだ手つかずじゃい!と私達もテキパキと準備を終えいざ出船!


出航準備OK!

シルエットイケメン妄想MAX中


***


私の釣りスタイルとしてだが事前にする事を決めて挑む。
前は色々持って行ったけど、事実としてその9割は使わないのだ。


なので予めゲーム展開を予想してタックルを絞りこみ、その外の出来事には対処しないって感じ。


今回のメインはコレ。


チェンクラフトソルティブラッド


マヂで知る人ぞ知るワームで、持ち主すらも15年放置してありましたwww
多分そ・う・い・う展開になるんじゃないのかな?と見立てた。


一方大師匠は全ての可能性を網羅するタックルを持ち込む為、もの凄い荷物が多い!


それでも本人曰く「厳選して減らしてきました!」と嘯くのだが
その私で言う想定外を対処できなく諦めるのが許せないそうだ。


どっちもどっちなんだけど2名共タックル満載スタイルだったら恐らく船は沈むだろう・・・


***



この夜明けの瞬間が好きだな~

さてサクサク撃つよ


朝特有の雰囲気のなかボートを本流に進める。エレクトリックモーターの音が川面に静かに響く。
まずは合流地点から打ち始める。ここは水深もあって私がバスなら絶対住まいにする様な複雑なブッシュだ。


ところが無反応。


気を取り直してそのまま右岸を撃ちながら上がって行くが一向にアンサーがない。





なんだか朝イチなのにマズい展開。


さてマメ知識だが一見同じ様に流れている川だが実は川底には流れの筋と言うものがあり(チャンネルと言う)
川の僅かな曲がりにより筋はアウト側に寄るのである。メインチャンネル側は流れが強くいつも
新しめな水が供給されるがインサイドは状況にもよるがやや淀みやすいのだ。


更にさて。


魚にとって水は我々で言う空気みたいなものであり、その水温は気温そのものである。
つまり暑ければ涼しい水を好むし寒ければ淀んでも動かない水を好む。


カレンダーは5月末だがここんとこ暑い日が続き、人間的には夏かと思う様な陽気だ。
つまり水中もそれなりにサマーに近づいているのではなかろうか?


***


右岸からのアンサーは相変わらずない。なので思い切って左岸に渡り更に釣り下る事に。
それは去年の経験からの一手だがとにかく魚に触りたいとイージーなチョイスwww


そのチョイスから一つの答えを得る。


岸近くで小魚を追っている何かを発見し、すかさず毒神キャスト!
そうゆう興奮状態の子は騙され易いのだが案の定騙された。


今回のファーストフィッシュは我が手に!


あれラージじゃん(←?)


更にもう毒神ワンバイト!


おぉスモールじゃん(←!)


そんな展開で幸先はマズマズに見えたが実はそれ以降数時間の苦悩が始まる。


川はいつでも難しいのである


***


クイクイっ


そんなショートバイトが30分に1回くらいあるだけの厳しいゲーム。
しかも乗らないのでマヂで正体が判らない。どうやらグラブテールが好きなので
推定ギルだがそれにしては簡単に離し過ぎる・・・(ギルは結構しつこい)


陽はとっくに昇り、気温も上昇してきた。そして集中力が危うくつまりは超眠いwww


そんな時には・・・


パワーwww


太陽の下で朝から呑みますヨ


それは冗談(←???)だがここでようやく大師匠に待望の一発がっ!


オシャキター

大事にランディング

サイズもまずまずのラージ君だ


この子ゲトで少し溜飲を下げたがついでにテンションも下がって毎度の永眠タイムスタートにwww


一方ワラクシも眠いは眠いがお待ちかね?フロントエレキのお時間で
のんびりと操船しながら左岸を釣り下って行く。


迷彩KKK


***


この日はマヂで1時間にワンバイトの厳しい状況。しかもその正体不明のステルスバイトなので
集中力の維持が非~常に難しい。気絶寸前意識朦朧の果てでようやく「クイクイ!」ってwww


それでもビクン!と反応するのが釣師のサガ。


何度目かのステルスバイトをようやくものに!


お前かよっ!

いくらなんでもミニマムスギ


あぁスモールの更に極小スモールなのね・・・そりゃ釣れない訳だわ


***


そのまま更に下流に向かって流してゆく。


相も変わらずバイトは1時間に1回レベル。集中力は崩壊寸前で本当に難しい日。
それでもポツポツと拾い集める様に追加して行くとハタと気が付いた?!


あれ?もしかして今日はシェード(日陰)じゃなくて日向じゃね?と


ここ最近は天候が非常に良く、日中は夏日になるのが珍しくない。
この日も強い日差しが降り注ぎ容赦ない暑さだ。


上にもあるが人間にとって空気がそうであるように魚にとって水は無くてはならないものだが
実は水温というものはそう簡単に上がるものではない。


ましてや川は常に動いている水なのでいくら気温が夏日だからと言って即反応するはずもない。


つまり水中の季節は思っているより進んでいないのではないか?という仮説が思い浮かぶ。
それを裏付けるのがポツポツと釣れるバスの居場所。


ブッシュやオーバーハング等の美味しそうな日陰の隠れ家には居なくて
一見何もない日向から釣れているのだ。


もちろんその日向にも趣向があってディープに即移動できるブレイクに近いショアラインが有力。


そんな仮説が組めれば後は実証するだけ。


ダラダラと流すのではなくそうゆうエリアだけをチョイスすれば効率は上がる。
そしてそこを撃つ際に最大限の集中力で挑めば更に釣ることが出来よう。


でも答えは一つじゃないけどね

今日の大師匠はラージ専


そんな本日のクライマックスフィッシュはその仮説を決定づける一撃!


後ろの風景が仮説実証のエリアね


苦しい中から見つけ出した一つの答えがコレだ!ありがとうバス君!
※結局計7本全てあのワームで捕獲


***


陽も傾きはじめ日没まであと2時間少々。永き眠りから覚めた大師匠とフロントを交代し
いよいよいつもの大師匠劇場が開幕する!


・・・と思ってましたヨ、えぇあの時までは。


二度目の休憩時間


***


交代したその直後に大師匠にビッグバイト!


オッシャ!


確かにガツンとアワセをくれたのだがそこで動かなくなり敢なく根掛かり・・・
と思いきやその根が動き始めたwww


冗談みたいなスピードでドラグを鳴らし沖に向かって走り始めたのだ!


「キャーwww」と笑いながら叫ぶがこの時点で既にバスではない事は判っていた(推定ハクレン)
だがそこは釣師のナントカ。自分の竿に掛かった魚をみすみす逃す筈もない!


とりあえずエレキで追っかけて沖に出る。


岸沿いは色々障害物があるのでそちらに潜られるとラインブレイクしてしまうから丁度いい♪
オープンエリアで存分に戦いましょう!


釣り番組ならエンディング曲が流れる好シーンよwww


しかしこの謎の巨大魚の行動は我らの想像を上回っていた。


なんと流心に沈む見えざる木の枝に巻き付き始めたのだ!
つまりそこにそれがあるって知ってた解ってた?!


竿先にラインを通しての枝の感触が伝わり(見ているだけでも判った)
あっ!と言うウチに巻き付かれそして謎の巨大魚は謎のまま去って行った。


とんでもない呪いを残して・・・


***


逃がした事は残念だけど推定ハクレンだからまぁいいさ。
それよりこれからの夕刻プライムタイムを楽しもうぜっ


・・・アレ?


エレキが動かないんですけど?!


ななんと本船唯一絶対の動力源であるエレクトリックモーター殉職オイオイマヂカ
しかもスロープから遥か彼方の下流域で!


20年来の友であった古いエレキングだがまさかこのタイミングでの死亡は想定外。


いやでも実は予兆はあった。途中で一瞬動かなくなったのだが接続系をいじると
回復していたので接触の問題かと高を括っていたのだ。


しかし船上での応急処置も虚しく死亡した。してしまった!


構造は単純だがそれでもワカラヌ

どうやら配線のショートかも


それはもう事実だから仕方がない受け入れよう。では次なる問題はどうやってスロープに帰るか?だ。


まだ陽があるので深刻度はそれほどではないが、暗くなるまであと1時間足らず。
闇夜の水辺は地獄間違いナシである。


迫る日没に2人の下した決断とは!


この遭難漂流事件の結末!続きはWebで!(←ドコやねん!)


オイオイオイオイ・・・


***






オマケ


とにかくスロープまで遠い。超遠い。


下流から漕いで戻るのは無理と判断。
なので事情を説明し最寄りの桟橋に係留させて貰った。


そして気のいいゴルフ場のスタッフの方がなななんとスロープまで送ってくれて
車を回収後、先の桟橋からボートを引き吊り上げました。


これもツキの一環かも?


それはもう感謝してもしきれないくらい。ありがとうございました!


車で送って貰った大師匠曰く「歩いてじゃ絶対無理」ってくらい離れてましたwww


なので終わってみればいつもより早く撤収できたのですが(いつも暗闇だもの)
それはそれはもう疲れ果てて・・・


〆の反省会ラーメンがいつもより染みましたネ


それでも無事だった事を素直に喜びましょう
コメント (1)
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