やんごともなく

日常・・あぁ日常。
ブログに書くこと何もなし。

目を開いて見る夢と閉じて見る夢の曖昧な境界線と夢すら見ない毒神の信仰とは如何に?

2015-05-08 00:52:37 | 日々の戯言
非常に難解な映画を観た


インセプション


ご存じデカプリオ主演の2010年の作品。


3行ストーリー


他人の夢=潜在意識に外部からダイブして自在に(無意識を)操る事が出来るビジネスが成立する
そう遠く無い現代社会。とある依頼を受けたデカプリオが私利私情を交えて仲間を巻き込んだ挙句
結局自己完結の世界に堕ちた・・・これは現実?それとも夢の続きなのか?


自分の夢は・・・自分が見ている夢は誰のものか?


そもそも夢とはなんだろうか?潜在的な願望?それとももっとリアルなものか?
もしかしたらこの現実は誰かの夢なのかもしれないがそれを確かめる術はない。


これは先日実家に帰ったときに兄者のライブラリから借りてきたものであるが
その何本借りた中のイチオシとして薦められた映画だ。


それを観たのだが・・・


ここんとこ良く嵌められている、いわゆる夢オチとは違うが「夢」という題材を
扱う代償として現実との境界線が曖昧になる。クラインの壺とも少し違うが。


今作も当然それに倣うが、これは夢の中で更に夢を見るという多重構造になっており
気を抜くとこれが何層で誰の夢だか見失う事になる。時間の流れも難しいし。


何と表現すればいいかな?


凄く面白かったけどカタルシスのないエンド?そんな感じ?


その題名であるインセプションとは「発端」という意味でここでは・・・
ネタバレになるからよそう。でも少しだけ。


例えば私が急に宗教に目覚めたとする。
それが外部的な要因として奇跡を目の当たりにした!とかなら因果は簡単だ。


ところがある日突然何のきっかけもなく言い出したとしたら他人は奇妙な目で見るだろう。
だが自分にとっては内なる意識の種から浮かび上がってきたものなので否定する筈もない。


だがそのきっかけのアイデア(種)が誰かに植えつけられたモノだったら?


上に操ると書いたが実際に操れる訳ではない。あくまで意識改革の種を与えるだけで
それがどうゆう花になるかは不確定で曖昧だから短絡的な結果ではない。


この辺がこの危険なビジネスとしての対価はどうなのよ?ってトコ


*****


閑話休題


最近話題になっていたネタでニューバランスの「M1300」とか言う
私がどう控えめに表現しても「地味なスニーカー」としか書けないモノ。


薀蓄は色々あるらしいがここでは割愛してとりあえず1985年からの復刻モデルで
今回の発売価格は一足3万2000円らしい。それはともかく即日完売どころか
まず購入権の抽選を通過できなければ買うことも出来ないんだって!
※限定品に群がる転売厨は取り敢えず無視する


ではどんな層が買っているのか?


それは2パターンだと推測。


1つはその頃に実際に履いていた当時の若者・・・つまり今のシニア年代。
そしてもう1つは憧れたけど買えなかった中高生ではなかろうか?


それは今の40歳代後半。ジャストワラクシ


***


85年か?私は高校1年とかその辺だが、その頃の様々なトレンドは
「ポパイ」や「ホッドッグプレス」等の若者層を狙った雑誌から発信されていたと思う。


携帯はもとより今時の子は見たこともないだろうポケベル時代。
もちろんネットなぞ皆無。


最新情報とはそう簡単に目にそして手に入らなくてTVや雑誌等の紙媒体だけが
あちらこちらで起こっているムーブメントを伝える手段でありました。


さて話を遮る。


その象徴的ムーブの一つに「AIRMAX95」というシューズがあった。
そして商品の良し悪しよりエアマックス狩りという言葉が先に歩いてしまった。


・・・狩り。つまりそのシューズを履いてる子を襲い靴を取り上げると言う
いわゆる強盗だが、それをしてまで欲しい恰好良さがあった。どのみち犯罪ですけどwww


だがそんなのは所詮一過性のもの。やがて落ち着き誰も見向きもしなくなった。


私一人除いては。


***


あれからウン十年経過した今でも今だからこそ95を履いています。
もう何足目かな?ちなみにコレクターではないので履いて潰したら捨てますww
もちろん箱も興味はなく必要なければ余裕で捨てます。
※コレクター的には箱が超大事なのだ


色違いで7足・・・だったかな?


現有するのは5足。現在普通に使用しているのがブルーの子。
そして正規では見たことないどうもバッタもん臭いグリーン。


良く出来てるので真贋は不問


んで最近ウチに来たのがこのオレンジカラー!


まぁウットリする程恰好イイ!!


オサーンには派手だけどだからこそのチョイスだ!
カーキやカモフラージュ系のカラーには対極のビビットなオレンジが似合うのでありんす。


あー夏が楽しみになってきたッス


*****





この映画の重要なアイテムでコマみたいなものがある。
劇中の説明では現実ならやがて倒れて、夢ならば回り続ける。


それを要所要所で回すのだがラストシーンにもそれがありコマは揺れながらも回り続けている。


望む世界線を目の前にした主人公はそれを確かめずにその望みを抱きしめる・・・
さぁ貴方は何を信じる?
コメント
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