Nonsection Radical

撮影と本の空間

ビデオカメラで夢を考える

2010年06月16日 | Weblog
某月某日
フィルム現像を出しに行ったついでに店内をうろついて物色した。
最近はデジカメでの動画撮影が流行っている一方、ビデオカメラはお寒い限りだ。
10年以上前のminiDV仕様ソニーのPC-1を時たま使っているのだが、このカメラは縦型で持ちやすい。
でも最近のはほとんど横型で、メーカーが違ってもカタチはほとんど同じだ。
縦型はソニーとサンヨーにあるだけだ。
しかしこの縦型はデザインはカッコいいのだろうが好きになれないし、色々と制限がある。
何かに使う理由があって見ているわけではないので、性能とかそういうものに注目はしないのだが、想定する使用法が大画面液晶テレビで見るというのが当然主流でアクセサリーもそれ相当のものがある。
しかしユーチューブで流す程度の使用にはもったいないようだ。
そうなるとコンデジの動画機能で十分となってしまい、夢がなくなる。
そうなのだ。
昔はカメラや8ミリ、ビデオカメラを買うというのは夢を買う事だったのだ。
夢を買うのだから昨今のように高級品に対して「高い」と文句を言うものはいなかった。
今はライカにも高いと文句を言う。
夢がない話だ。
高いから買えなくて憧れるのだ。
今は高いから買えないと文句を言うのだ。
そんなわけでビデオカメラもそんなに高くはない値段のものばかりとなり、10万円を超えるものは一部だけだ。
PC-1でさえ10万円以上したはずだ。
現在の状態がイイのか悪いのかわからない。
でも、これが欲しいという欲望を抱かせるものはないのだ。
iPhoneが人気なのは、これがあると何かができるかもと「夢」を持たせてくれるからだろう。
実際には様々な欠点があるのだろうが、岡目八目、あばたもえくぼ、渡る世間は鬼ばかりだ。
実用品は韓国や中国製に任せておいて、日本はこれから夢のあるものを作るしか憧れを引き寄せる事は出来ないと思う。
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2 コメント

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Unknown (タムタム)
2010-06-17 01:22:55
私も夢を手に入れようと、中学生のとき新聞配達をしてカメラを買う予定でしたが、なぜか直前に8ミリカメラ(エルモ)を買っていました。蒸気機関車が動くと思うとつい。ところがフィルムが高くてあまり撮れませんでした。夜になると全然写らなかった。
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新聞少年 (satobo)
2010-06-18 21:56:23
僕のあだ名を知ってるかい?
朝刊satoboと言うんだぜ(笑)。

昔は何かを買うために働くというのは新聞配達でしたよね~
satoboもしましたね~
SL写真を撮ろうともしましたね~
みんな同じような事をしているんですね~
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