Nonsection Radical

撮影と本の空間

苦肉の習作

2016年04月24日 | Weblog
サボっているとはいえ少しずつは写真も撮っている。
久しぶりに画像の加工でもしようかとコンデジからマックに取り込んだ。
やはり撮る機会が減るとどうしようもない写真が増えるのは仕方ないことなのか。
目が腐っているとでも言うのですか。
これを今まで通りのトーンとタッチで加工しても面白くもなんともないので、どうせボツにするのならと色々とやってみようと思った。
もともと写真には”真を写す”なんて単なる言葉遊びを持ち込んでいないので、どんなカタチにでも変えてかまわないと思っている。
そもそも写真が作り事なのは、レンズでパースを表現したり、絞りを変えたり、昔ならフィルムを変えたり、今ならフォトショで”整えたり”して、現実とは違う世界を生み出しているのはわかりきったことなのである。
まあ言葉で言えば、”真を相手にして写す”程度のものなのだ。
だから自分が好ましいと思うように加工することになんの躊躇もないのだけれど、それが破綻していないかが問題で、破綻を恐れるのでとりあえずこれまで通りという保守的な取り組み方にしがみついてしまうのだ。
幸いなことに(?)ボツ写真の連続なので、これで”遊び”をしてみようと思ったわけだが、なかなか難しい。
あちらこちらに破綻がでてしまっても、それをどうやって防げばいいかがわからない。
頭の中のイメージをカタチにするにはスキルが必要なのだと実感。
にわかにスキルが身につくわけもないので、あれこれいじくりながらイメージを追いかける。
しばらくはそういった”習作”を口絵に使用することになる。
それぞれに、これはナニナニ風というイメージがあるんだけどヒミツ。
元画像と加工後の画像の大違いに我ながら呆れるのはいつものことだけど。



木曽平沢の街並み 3
長野県塩尻市木曽平沢
撮影 2015年12月29日 火曜日 11時35分
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