Nonsection Radical

撮影と本の空間

高所心配性

2011年03月01日 | Weblog
昨夜の事であった。
ニャンコの飲み水を捨てるためにベランダの戸を開けたところ、いつものようにニャンコもベランダに出た。
ところが姿見えない。
「ニャンコ」と呼んでも返事がない。
目を凝らすと、ベランダの手すり(幅約10センチ)に飛び乗っているではないか。
落ちればはるか下はアスファルトの道路だ。

こういう時には慌てて駆け寄ったりすると逃げたり、異常な行動をするので、部屋に戻りひたすら戻って来るのを待つしかない。
見ていると、ベランダの上を行ったり来たり、背伸びをしたりと、見ているこちらが肝を冷やす。
コーナーに座って下界を見ているのを見る方が恐怖を覚える。
初めはやさしく「ニャンコ~戻っておいで~」などと猫なで声で呼んでいたが、そのうち「にゃんこ~お願いだ~帰ってきておくれ~」と逃げた女房に呼びかける懇願調になるのが悲しい。
それでも無視するので、最後の手段。
レンジャー部隊、あるいは特殊作戦隊よろしく、秘密兵器「かつおぶし」の袋を取り出し、これ見よがしに音をたててエサ入れに山盛りかつおぶしを盛った。

それにつられてやっと戻ってきたのだが、そのあとしばらく動悸が収まらなかった。
いわゆるドキがムネムネという状態だ。
もちろんニャンコは素知らぬ振りでベッドでまどろんだ。

翌朝、昨夜の事を老親に話し、同様の事があっても決して近づかないようにと念を押したのはいうまでもない。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (arata)
2011-03-03 11:40:17
(^^)
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Unknown (satobo)
2011-03-03 21:54:51
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