Nonsection Radical

撮影と本の空間

若者文化と年寄り文化かな

2013年07月28日 | Weblog
最近気になっているけどまだ頭の中でまとまらないでいるのが世代文化というか世代社会観というか、まあそんなもの。
若い者はしっかりしろよと声だかに言うのは、若者世代からではなく年寄り世代からだよね。
その年寄りと言っても、これまでも何度も言っているように、戦後の高度成長期を支えてきた、つまりドップリと西洋文化と共に生活してきた世代が主で、自分らが作ってきた、自分らが売ってきたものを考えたら「美しい日本文化」を破壊した張本人であるわけで、そんな世代が今の若者に道徳や社会性を説くというのはチャンチャラおかしい事だ。
年寄り世代がやってきた事は、ひたすら金儲けをして、西洋文化の恩恵を受ける事だけと言える。
「エコノミック・アニマル」といわれたのは、どの世代だったんだよ。
戦後働きだした世代が作り上げたシステム、終身雇用制とか、社会保障制度とかは、その世代が無事定年を迎え年金を受け取る事で終了し、一世代限りのシステムであったわけだが、年金を受け取ると急に世間の事などに関心が向き、若者批判をしたりして、とにかく自分たちの既得権だけを守ろうとしている。
まあそういう時代に”お爺ちゃんッ子”が総理になったりして、お爺ちゃん世代に好評なんだろうけど、そういう中で平成っ子(25歳にもなるんだぜ)などの”立つ瀬”はどこにあるのだろうと思うんですよ。
なぜそんな事を思うのかと言うと、若い者がやる事の方が年寄りのそれより面白いからだね。
でも実際は、若者が何かやろうとすると潰すわけだ、年寄りが”常識”をかざして。
ロカビリーだロックだフォークだジーパンだフリーセックスだアンポだ粉砕だナンセンスだC調だ太陽族だスーダラだアッと驚く為五郎だと世間の顰蹙を買ってきたのは現在60、70あるいは80代の”若者”だったんだから。
そんなイイカゲンな世代にイイように使われて、今現在若者である若者は何をしているんだぁ、というのが興味なわけ。
興味だから否定的ではなく肯定的にとらえようとしているんだけど、なにしろ現役の若者じゃないからわからないのよ。
既存のマスコミはすでに年寄り世代のものだし、そこからわずかににじみ出てくる情報や、ネットという狭い世界の情報から少しずつ拾い上げていく作業をしているけど、まだまだわからない事がいっぱいなのだ。
でも確かに面白い世界が存在している。
それがどのように広がっていくかも興味がある。
年寄りと若者の攻防があるかも気になる。
そのあたりを探っているんだけどねぇ。

そういう中で都築響一のこのインタビューは面白く思った。
都築響一×磯部涼『ヒップホップの詩人たち』前編
都築響一×磯部涼『ヒップホップの詩人たち』後編



ならまち 奈良市高御門町から


東ぶらくり丁商店街 和歌山市
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