Nonsection Radical

撮影と本の空間

他人の話を(盗み)聞く

2014年08月01日 | Weblog
自分はちょっと(かなり?)おかしいのではないかと薄々気づいているので(笑)、じゃぁ世間ではどんなマトモな話をしているのかと他人が話をしているのに聞き耳を立てる。
電車内、道行く人々、歩きながらケータイに話す人、独り言を言う人。
多くがどうでもイイ事じゃないかよ、と思う話ばかりなのだが、その無駄話がコミュニケーションというものだと(特に関西圏では)思いながら聞いている。
その場にいない誰かの悪口、欠点などは多い。
誉めているのを聞いた事はない。
先日は前を歩くオッサンが、取引先に何かのいいわけを述べているのだが、オッサンとは違う部署の若いネーチャンがオッサンとは違うルートで(部署が違うのだから当然だ)取引を進めて、そのやり方が気に入らないと相手先へグチグチと”グチ”を言っている。
要約すれば「気に入らない」!
新人だった時には同じ部署で教えを乞うたのに、その”教え”とは違うアプローチで、つまり自分とは違うやり方で取引を進めるのが気に入らない。
「確かに優秀かもしれないけど・・・」と面子を潰された憤りを相手先にぶつけ、社内の人間関係をバラして、ウダツの上がらない自分から羽ばたいていった元部下をけなすのであった。
アホかこのオッサンは、と思うと同時に、面白いなぁとも思って後ろを歩いていた。
まあこれなんかは”実務”があるからまだわかるのだが、若いダンシの話となると、まったく空理空論のぶつけ合いで、いかに自分が知識を持っている大きな人間なのかの自慢合戦だったりして、思わず「若いってイイなぁ」と遠くを見てしまう。
お母さん同士の会話だと、身の回り3mの事をグルグル行ったり来たり同じ事のループであったりして、共通の話題ってそういうものだよね、と思う。
そうやって聞いていると、自分はたいして他人とは違っていないじゃないかと、複雑な安心感が生まれ、多少ぶっ飛んだ妄想だけど許容範囲だよと我が身に言い聞かせるのであった。




新町通り 1
奈良県五條市五條1丁目,本町2丁目
撮影 2014年6月21日 土曜日 13時20分
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