闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

平安京のいとすさまじき雪

2008年01月20日 00時40分24秒 | Weblog
京都は底冷えしてとっても寒いです。
明日は昼間から夕方にかけて、雪が降るとか。
寒さにとっても弱い私にとって、一番辛い季節ですなぁ・・・

それにしても、よくまぁ夏蒸し暑く冬底冷えする土地に都を造ったものですよ。
昔は暖房器具も、火鉢くらいしかなかっただろうし、
着物はたくさん重ね着していたとしても、足は足袋だけでしょう?
わー考えただけでぞっとします。

清少納言の枕草子にも「雪」という単語がたくさん出てきます。
一番有名な一番最初の段にも「雪の降りたるは言ふべきにもあらず、
霜のいと白きもまたさらでも、いと寒きに火など急ぎおこして」とありますから
当時は、現在よりももっとよく雪が降ったのかもしれませんね。

そうそう源氏物語の中でも、純真無垢な末摘花が光源氏と出会う場面も
雪の降った朝ですね。 ヤバイ!末摘花が出てきてしまいました!
末摘花が出てくると話が長くなってしまいます。
源氏物語の中では、鼻が長く醜い女性と描かれていますが
その困窮振りと光源氏への直向な愛がとっても心を打ちます。
最終的には、光源氏の心をも動かして、光源氏の夫人の一人になります。
まぁ末摘花の話はそれくらいにして・・・

もう十数年前、知り合いが二条城に行きたいというので、
二月の寒い最中に見学に行ったときの事。
二条城には、鴬張り廊下といわれる、歩くとキュッキュッと
音がする廊下があるのですが、そこがまた寒いのなんのって!
廊下の板から冷気が上がってきて、あまりの冷たさに足の感覚がなくなるほど。
昔の武士の皆さんは、さぞかし大変だっただろうなぁと思いましたよ。

しかしその反面、金閣寺や銀閣寺なんかは、深々と降る雪の中にあってこそ
映える建物ですし、他のお寺でも雪の降っている石庭などは趣があります。
雪の中を進む托鉢の僧侶の皆さんも、京都ならではの光景でしょう。

さてさて、明日は雪が降るらしいのですが、趣のある雪になるのか?
それとも、寒くてうっとうしいだけの雪になるのか?
明日は日曜日で営業にでる事もないから、ずっと家に篭っているでしょう。
ですから、まぁどちらでもいいですけどね
来週月曜日にも雪が降ったら、多分、後者の雪になりますけど

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