闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

システムの複雑化の弊害

2008年01月19日 01時17分04秒 | Weblog
今週・来週がこの冬一番の寒さの底らしいんです。
早く暖かい春が来ないかなぁ~、あー春が待ち遠しい!

昨日の日経オンラインの記事によると、昨年2007年の企業倒産数が
4年ぶりの高水準で1万4091件(東京商工リサーチ調べ)らしいです。
建築基準法の改正や原材料高が大きく影響しているようです。

耐震偽装事件があったから建築基準法を改正したらしいですが、
審査手順が増えた分、申請が降りるまで時間が大幅にかかるようになったとか。
確かに偽装を防ぐには、審査の厳重化は必要な事なんでしょうが、
それによる影響をよく考えず、法を施行してしまった感はぬぐいきれませんね。

企業でもこれと同じような事は起こりうる事なので注意する必要があります。
手順を複雑化すると、生産効率が落ちる上、複雑さゆえ、エラーの発生率も上がる。
良かれと思って導入した手順が、実は足かせになってしまう場合もあります。

例えばISO。
私は日本の企業の生産方式には、多くの場合、ISOはそぐわないと思っています。
確かにISOでは、人が変わってもそのルールに乗っかってさえいれば
一定の品質の生産は可能ですが、実に効率が悪い。
熟練した人が、阿吽の呼吸で連携したら、効率も良いし高品質だ。
ただ、熟練したといえるまで、人を育てるには長い期間と莫大な経費がかかる。
しかし、それで日本は経済大国と呼ばれるまでになれたんです。

でもまぁ今の日本のように、熟練した世代が大量に定年を迎え
若い人の人手不足から、十分な教育もできないまま現場に立たせるのですから
一定の品質を保つには、ISOのようなルールが必要なのかもしれませんけどね。

私達のようなソフト開発の業界でも、ISOを取得する企業が増えてきました。
しかし、ソフトウェアの場合、その品質を左右するのは手順ではありません。
成果物そのものですから、ISOを導入するのは甚だ疑問です。
ISOを取得しないとEU各国にモノ売れないという現実もあるようですが・・・

これは全く私の持論ですが、システムは複雑さが2倍になると煩雑さは4倍
エラーの発生率やエラー是正にかかる時間は8倍になると思っています。
たとえ不届きものが出ても、シンプルイズベストだと思っています。
それに余り複雑なシステムになってしまうと、
私の頭では、ついていけなくなるからです


今日目に付いた記事:
 ・複写機・プリンター各社、日本製紙再生コピー紙取引中止
  確かに社会的道義的な責任も大きいから仕方ないですね

今日の気持ちステータス:
 教訓:寒くても気が張っていれば風邪をひかない

今日のオススメサイト:
 ・Coastal Watch
  今、オーストラリアは夏。
  11月~3月まではオーストラリアで仕事ができないものですかね・・・

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