闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
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日本のやり方にはうんざり

2012年04月27日 22時36分06秒 | Weblog
読売オンラインにグローバル化維新という連載があるのをご存じだろうか。
時折面白い内容のモノがあるが、それを取り立てるほどではありません。
しかし、今回の『第29回 中国人から見た「ここが変だよ日本企業」』は
うなずく事も多いですね。インタビューの相手は宋文洲氏。

この宋氏、時々日本のテレビ番組にも出ている中国の人で
名前は知らなくても、顔をみれば「言いたい放題の中国人」とわかるだろう。
半ば違うなぁと思う反面、的を得た事もいう宋氏。
まぁ私としては、あまり好きな人物ではありませんがね。

この記事の中でも、何とも好き放題勝手な事を言っている宋氏ですが
かなり的をえている事を言っている部分もあります。
特に『中国の合弁企業がうまくいっていない日本の経営者は、すぐ
「日中のカルチャーの違い」を口にする。』という点などは
まさにその通りだと私も賛成する部分です。

中国だけじゃない、他の国でも自分がうまくいかない事を
「日本とのカルチャーの違い」を理由にしてしまっている事が多々ある。
日本以外の国と一緒に商売するのであるから、カルチャーの違いなどは
百も承知であるはずなのにもかかわらずだ。

大体、そのような事を言い出したら、京都と大阪ですらカルチャーは違うし
北海道と鹿児島ではもっとカルチャーが違うはずだが、
うまくいっている企業もあるのですから、カルチャーの違いは
単にうまくいかない言い訳にすぎないと思いますね。
大体、一緒に商売のにカルチャーも何もあったものじゃない!

そりゃぁバックグラウンドが違うからカルチャーの違いはあるにはある、
しかしそこはお互いに妥協したりお互いに理解しあって
共通の目的、即ち商売をして利益を得る事が最大の目的でしょう。
お互いに理解しあうには、お互い主張する事は主張しあって
お互いの考えの相違を相手に理解させることから始まるでしょう。

島国根性の日本人には、お互いに主張し合って妥協点を見出すという事を
やってこなかったから、そういう手法に慣れている他の国の人たちと
一緒に商売をする時は戸惑ってしまったりしてしまいます。
商売だけでなく、個人的な付き合いでもそうでしょう。
しかし、スタンダードは日本じゃなく、日本以外です。
なので私たちはそれを肝に銘じて、考えを変える必要があります。

更に宋氏は「要件に通じている人間であれば組織での格はどうでもよい。
これが中国のスタンダードだ。」とも言っています。
さすが科挙の国ですね、古代においては科挙に受かった日本人をも
登用したという実績がありますから。(まぁその時の為政者にもよりますが)
今の中国において、現実にそうなっているかとは完全に言い難いですが、
世界の標準は日本よりはるかに宋氏の言っている事に近いとおもいますよ。

私、別のルートで「日本以外の国々では、責任者のサイン1つ入っていれば
その書類は有効なものになるのに、日本の場合は、担当者・承認者・責任者
そして検閲者などの各肩書の印がずらっと並んでいないと有効にならない。
最終的に責任を持つ人の印1つあれば、それだけに事足るのにね」って
半ば皮肉たっぷりに言われた事を思い出します。

もちろん日本以外の場合は、決定はスピーディーだし、良いものであれば
下から順番に承認を得ずとも、最終的に責任をとる人に納得してもらったら
それまでの順番の承認など不必要である事が多い。
安全性という点では、日本の方が多重チェックで良いように思われるが
ビジネスシーンでは、それがマイナスに作用する事の方が多い。

このブログでも何度か書いていますが、すべてを投げ捨ててグローバル化
する必要はありませんが、少なくともビジネスシーンでは
日本人も考えをグローバルな常識に変える必要がありますね。
少なくとも、私自身は日本のような、阿吽の呼吸で商売するというのは
納得がいかないし、すぐに理解できない下の連中から順に理解させて
やっとトップに理解してもらうという時間の無駄な日本のやり方には
もううんざりですよ、時間の無駄でもあるしね。


今日目に付いた記事:
 ・「目を開けて」叫ぶ母、土下座する男…館山事故
  同じような事故が短い期間に発生するのは、天からの啓示ですよ

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 グローバル化して、より日本人らしさを発揮する

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