闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

これが世界でウケる製品とウケない日本製品の違いだ

2017年03月24日 22時00分01秒 | Weblog
今日は、ちょっと面白い比較をしてみました。

かなり私の偏見に満ちた内容なので、異論はあろうかと思いますが
私の個人的意見なので、そこは言論の自由です。

先日、台湾に行く前に、一人旅なので自撮り棒を購入しました。
確か純日本製で2000円弱(平均的な価格のもの)だったと思います。
それを持って台湾に行きました。

ところが台湾の友人が台湾のショップに連れて行ってくれた時
自撮り棒が売ってたのを見つけてとても安いので購入しました。
中国製だと思われるもので、約320円(100NTD)

その2本の写真がこれ↓ 上が日本製、下が中国製


伸ばした感じはこれ↓


ここからが本番。

日本製の自撮り棒は、アタッチメントもいろいろ付属していて
自撮り棒の先端にそれらを取り付けるだけで、様々なものを装着する事ができます。
iPhone、デジカメ、ハンディビデオ等。
作りはしっかりしていて、少々重い装置を先端につけてもたわまないず
安定して綺麗な画像が撮影できます。
シャッターは、別に手元で操作できるBlueTooth内蔵シャッターボタンです。
おまけに腕を通すストラップも着いているので、落とすこともない。
自撮り棒は、無限段階に伸ばせて、伸ばしたところでしっかり固定できるようになっています。
重さは約300g(iPhone用アタッチメントをつけた状態)

さて台湾で購入した中国製。最初見た時、玩具かと思いました。
あまりにもちゃっちぃ作りで、iPhone専用。BlueToothもなく
手元のシャッタと先端のコネクタと線でつながれています。
長さは日本製の2/3くらいの長さ、細いので伸ばすと少したわむ感じがあります。
重さは、多分100gくらい。

それぞれの自撮り棒の説明は上の通りです。

私が言いたいのはここからです。

撮りたい風景があります、さてそれぞれの自撮り棒をスタンバイして撮影します。
日本製は、まずiPhone用アタッチメントを装着して、iPhoneをBlueToothで接続し、
iPhoneをアタッチメントに装着して自撮り棒を伸ばし、そこで固定してハィチーズ。そこまで約3分。

中国製は、まずiPhoneを装着し自撮り棒を伸ばしてハイチーズ。そこまで約20秒。

確かに日本製は、様々な撮影機材に対応しており、多少重い撮影機材を装填しても
たわまず安定した画像が撮影できる、おまけにBlueToothなので、シャッターと
機材が無線でつながる先端技術を使ってある。
一方、中国製はiPhoneにしか対応しておらず、iPhoneを装着したらちょっとたわむ。

台湾の各観光地に行った時に、観光客が持っている自動り棒を見ましたが
九割がた中国製と思われる私が台湾で購入した自撮り棒でした。

ここに日本製品が世界で売れない理由の一つがあると思います。

日本製は、いろいろなものに対応でき作りもしっかりしている、でも高価だし
いざ使おうとしたら、いろいろ準備が要る。
一方、中国製はつくりがちゃっちぃが、iPhoneに特化していて値段も安く
いざ使いたい時にすぐ使える。
上でiPhoneを装着したらたわむと書きましたが、実際撮影する時には
iPhoneの映像を見ながら撮影するので、たわみは全く気にならない。

つまり、実際iPhoneで撮影する時には、不要な機能をそぎ落とし、iPhoneに特化して、
撮りたい時にすぐ撮れる中国製の方が使い勝手が良いという事。
おまけに要らない機能はついていないので安い。

結局、日本製は使わない機能が沢山ついていて、過剰なばかりの安定性、
組み合わせが沢山あるから、セッティングに時間がかかる等、使い勝手が悪い。
それでいて、使わない機能の分も価格にふくまれているから高い。

多分、日本の家電にも同じ事が言えるのではないでしょうか?
中国製は、単に作りが良くないから安いのではなく、いらない機能はすべてカットされ
最低限の状態で最低限の事ができればいいように作られている。
だから日本製より安い。

世界中で中国製品や韓国製品のシェアが伸びている中、
日本製品はなかなか売れない理由の一つが見えたような気がしました。

うちの洗濯機、東芝製ですけど、細かなメニューがあり、様々なものを
最適な状態で洗えるようになっていますが、そんな機能殆ど使った事がありません。

洗濯機の本分は、洗濯物がきれいになったらいいわけであり、
理想では、洗濯物と洗剤を洗濯機に入れて、ボタン一つが理想。

東南アジアの田舎町で、日本製の細かな機能メニューが必要だと思いません。
それに比べたら、分厚い操作説明書も読む必要がなく、
洗濯物と洗剤を洗濯機に入れてボタン一つで洗濯してくれる
シンプルで安価な中国製や韓国製が売れるに決まっています。

で、何が言いたいかというと、日本の製品も、自らの技術におぼれず、
シンプルで世界に通用する安価なものを作るべきだと思いますね。


今日目についた記事:
 ・日本の新車市場は「500万台・世界3位」を維持できるか
  無理だね、今日の記事に書いたように日本車は確かに高品質だが
  新興国市場中心に拡大すると、高品質より安価なものにニーズが集まる。

今日の気持ちステータス: もう少しで4月なのに寒すぎる!

今日の一言:
 耐久性については、日本製の方が優れているので、安価な製品が作れれば
 世界で売れると思いますけどね。

今日読んだ本:
 ・新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ
 ・DUO 3.0 / ザ・カード 第5組