闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

経験から学ぶことも大事ですが・・・

2016年01月08日 21時18分31秒 | Weblog
昨年11月にも、一度ここで書いた事がありますが、
東洋経済オンラインに『松下幸之助はなぜ成功したか』という連載があります。

今日載った記事は、私が現在大学院で勉強している社会経営学にも
少し関係あるので、今日もちょっととりあげてみました。

今日連載のサブタイトルは『松下幸之助は経営を「学べる」と考えなかった
経営学は学べても、経営は学べない』というものです。

確かにそうだと思います。経営学修士・博士が素晴らしい経営者ではありませんから。
幸之助さんは、勿論、その事をよくご存じだったから、
連載の中に書かれているエピソードになるわけですが、
ともすれば、経営学を勉強している者の中には、経営学を修得できたら
一人前の経営者になった気になる人も居るのは事実です。

幸之助さんが、経営学に対してどのように考えておられたのかは分かりませんが、
私は、経営学は経営を円滑に進めていくための、一つの道具だと考えています。
勿論、経営学を学ばずして、素晴らしい経営者なられた方は沢山おられます。

しかし、経営を早く軌道にのせたり、上手く経営を行って行くには、
道具は沢山あった方が効率がいいし、複雑かつ難解な経営上の問題を解くためのヒントを、
経営学の学問的側面から、より多く与えてくれると思います。
経験から学ぶことも大事ですが、経験から学ぶには大変時間がかかります。

経営にもスピードが要求される現代に於いて、経験から学んでいては
競争に負けてしまう場合も多くあり、早く問題解決する為の道具として
経営学があるのだと思っています。

だからキーポイントは経営学で学んだ事を、如何にして実践に生かしていくかであり、
実践に生かしてこそ、経営学を学んだ値打ちがあるのだと思っています。
経営学修士課程では、多くのケーススタディをこなしますが、
そこで学ぶものは、解決方法を学ぶのではなく、解決方法を導き出す方法を
学んでいるのだと思っています。

私が今学んでいる社会経営学ではMBAコースとは違い、
もっと学問的で、更に実際の経営とはかけ離れたものかも知れません。
しかしながら、MBAより更に広い視点からのアプローチですから、
広い視野から問題解決法を考えるヒントを得ることができると思っています。

「経営」は、昔も今も本質は変わらないという経営者の方がおられます。
確かにそれは当たってもいますが、間違ってもいると思います。
変化が早くスピード感が要求され、世界と勝負していく経営においては
過去のやり方が通用しない部分も沢山ありますので、
それを補完する道具として、経営学はより意味が大きいのではないのでしょうか。


今日目についた記事:
 ・株価、初の年明け5日続落=中国不安で乱高下―東京市場
  何か今年一年を象徴しているような気がしますが・・・

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 欧米の科学的経営手法も道具として使う場面もあるでしょう

今日読んだ本:
 教科書、ネイティブスピーカーの単語力〈1〉基本動詞