闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

日本の社会は、人を育てる社会ではない

2016年01月07日 21時48分43秒 | Weblog
今週末はかなり冷えるようですね・・・早く春が来て欲しい!!

さて、今日の東洋経済オンラインに面白い記事が載っていました。
日本企業が強いリーダーを育てられない理由

この記事の内容は、私が今大学院で勉強している「人的資源管理」にも関係しているので
特に目を引きましたし、楽しく読ませて貰いました。

この記事では、日本企業が強いリーダーを育てられない理由として
1.バブル崩壊以降に日本企業が守勢に回らざるをえなかった
2.今の経営陣が、これまでの業績を回復させたやり方にある意味で満足している
を挙げ、リーダー不足の現状と、その解決策としていくつか提案されています。

確かにその記事にあるような側面はあるとは思いますが、
私は、根本原因はもっと違うところにあると思っています。
私が考える根本原因とは、日本社会の仕組みや日本人の質にあると思います。
これは、日本では起業家が育たないのと、根元は同じと考えます。

つまり「出る杭は打たれる」社会ですから、余程、使命感が強いとか、
個人として強烈な個性があるとか、画期的なアイデアがあるとか
それらのように、何か「これ!」というものを持ってないとリーダーとして
逆境に立ち向かっていく人材が居ません。
特に現代の日本の社会は、人を育てる社会ではないということです。
勿論、それがすべてではありませんよ、
でも欧米に比べて概ねそういう社会だという事です。

その記事の終わりの方に「日本企業の弱さは、昇格スピードの遅さ」
とありますが、これは私が現在勉強している「人的資源管理」に於いても
日本の特質として捉えているポイントです。

海外の企業では、若い人でも業績を上げれば、どんどん昇格していきますし、
会社も、若い人にもどんどん昇格のチャンスを与えますが、、
日本の場合、未だに年功序列の名残が強く残っているので、
いくら業績をあげても、若ければ昇格する事は少ないですね。
それで若い人は、結局、やる気を失ってしまう。
結局、上で書いた様に、日本は人を育てる社会ではありませんから。

まぁ欧米型の完全な成果主義にも弊害があることは認めますが、
日本の場合、日本型と欧米型のハイブリッドな人的資源管理が可能な立ち位置ですから
欧米型とは違った成果主義を確立できるものと思っています。

それに若い人達には、もっと失敗体験を沢山させなければなりません。
失敗体験により、いろいろ学ぶ事も多いし、精神も鍛えられるし、
それで多くの人が鍛えられたら、リーダー不足などあり得ないと思いますね。

でも、日本の社会では、一度失敗したら「失敗者」のレッテルを貼って
再起するチャンスをなかなか与えません。
そんな社会で、失敗を恐れ、誰がチャレンジするでしょうか?
日本がもう一皮も二皮も剥けるには、そういうマヌケな悪癖を払拭する必要があります。


今日目に付いた記事:
 ・<イラン>「在イエメン大使館をサウジ連合軍が空爆」
  ISを目前にして、仲間割れしている場合じゃないでしょう!?

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 全く日本の社会というのは、特異な社会だとつくづく思いますね。

今日読んだ本:
 教科書、ネイティブスピーカーの単語力〈1〉基本動詞