闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

人間社会の最後の砦

2008年04月09日 10時34分29秒 | Weblog
つい先日、経済産業省から白熱電球の生産を2012年までに中止するように
電気機器メーカーに要請するという内容の発表がありました。
光への変換効率の悪い白熱電球を、変換効率がよく長持ちする
電球型蛍光灯に換えて省エネを狙うのが目的のようだ。

まぁ時代の流れだから仕方ないとはいえ、白熱電球には電球型蛍光灯では出せない
独特の趣があるので、ちょっと寂しい気がする。
小津安二郎監督作品の家庭団欒のシーン、笠智衆さんふんする昔気質の父親が
出てくるようなシーンで、電球型蛍光灯では興ざめである。
ましてや、現在信号機などで使われているLED灯などではもっての外である。

先日もテレビ番組で、昔の小学校では普通に使われていたものや
教科書に載っていたもので、現代の小学校では消えてしまったものを
いろいろと紹介しているものがあった。

例えば、焼却炉。 ダイオキシンが出る上、環境に悪影響があるという事で
最近の小学校には焼却炉が無いらしい。
それに、歴史の教科書などは近年の様々な発見で、
私達が習ったものとは大きく異なっている部分も多いようです。
まぁ事実を教えるという意味ではよい事だと思います。

その他には、私達にはお馴染みの薪を背負いながら勉強する二宮金次郎の像。
「歩きながら読書をすると交通事故などに遭うから危ない」というのが
撤去される理由だとか。これなどは、どう考えても納得できませんね。
何か間違っているように思えるのは私だけでしょうか?

二宮金次郎像などは、勉学の大切さを教える象徴であって、
交通事故云々の問題ではありません。視点が違います。
そのような原点の意味を理解できないのが今日の教育だとすると
まぁ学校が荒廃したと叫ばれる理由もわかるような気がしますが・・・

現在ではどうも教育現場も企業でも、いや社会全体が唯物論的な傾向が
更に強まり、非科学的と思われがちな「精神」の部分が軽視されている事が
大変気になるところです。

精神から乖離して物質が一人歩きしだした結果の一つが
今、世の中で起こっている様々な不都合ではないのでしょうか。
もちろん「精神力さえあれば、鬼畜米英を殲滅できる」とは言いません
しかし、人間社会にとって「精神」は最後の砦だと私は思うのですけどね。


今朝目に付いた記事:
 ・中国、名目GDP世界2位へ 今年にも日独逆転 「元高」が押し上げ
  いい加減、中国へのODAを廃止すべきだ。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 色不異空、空不異色、色即是空、空即是色