3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

安倍政権の支持率 マスコミの調査はどのようにやっているのだろうか

2017-05-26 15:30:25 | 現代社会論
FNNの調査とかNHKの世論調査とかいろいろある。
先日TVでFNNだったか、安倍政権の支持率と民進党の支持率かなんかをやっていて、不思議に思ったのだが、
調査対象は18歳以上1000人とあった。テレビなので、一瞬なのでわからないが、いったい1000人の人に電話をかけて何人がこたえているのだろうか。
何月何日の何曜日何時に電話をかけて、回答率は何%なのか、男女比、年齢のばらつきなど一応示してから数字を明らかにするべきと思うがどうか。
仮に昼間の時間帯に電話をかけているとしたら、そこにいるのは、専業主婦か高齢者層だけだから、働く人々の支持率ではないと思われる。
日曜日にやれば別だろうが。

いい加減な世論調査が独り歩きし、安倍政権の支持率が高いという幻想を国民にいだかせるという操作をしていなだろうか。
世論調査の詳細な数字の公表を求めたいと思うのである。
メールの世論調査だとありがたいのだが。多様な時間帯と対象に調査をすべきであり、偏った対象偏った回答で世論操作するのはよくないと思うのである。

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加計学園と安倍晋三の癒着は明らかなのに:「李下に冠を正さず」である。安倍は前川前事務次官の証人喚問に応じるべきである

2017-05-26 14:39:46 | 現代社会論
獣医学部をつくりたい加計学園、なんども文科省の設置審に申請したが、全部却下、
で、友達の安倍晋三に相談。
特区でやればなんとかなるかもということで、ぜひ特区でという話になる。何度もゴルフをやって何話していたんだが・・・。

総理のご意向だといって内閣府から文科省に圧力をかけて認めさせようと必死にやったが、
文科省というのは、大学設置や新学部設置についてはすこぶる厳しいので有名である。
そうとうな資料を用意しなれば通らない。
それが常識である。
だから、適当に獣医学部が必要だとかなんとかいっても通らない、普通なら。

ちなみに京都産業大学の設置審の資料は立派だったという。ほっとくと立派な資料をつくった京都産業大学に取られてしまうかもしれず。

で、地域的な偏在があるとか、かなり捻じ曲げた論理をつくって加計学園を通そうとしたのである。

そこに文科省が不快感をあらわにした。関連省庁の農林省や厚労省と連携をとろうとしたがそれはだめだと内閣府がいったとか。
どんだけ内閣府ってえらいのかと思うのだが。

で、加計学園、に厳しい対応をした文科省、恨みを買って、事務次官のトップをはじめとして天下り疑惑で刺される。ほかの省庁もやっているのだが、なぜか文科省の天下りだけが標的にされたか、そこにわけがありそうだが、で、
あっけなく、事務次官は辞任、で、加計学園の獣医学部が認められることに。

で、森友から飛び火して加計学園問題で安倍と加計学園理事長の癒着が問題になり、証拠をしめす文科省の文書が明らかになった。で、その情報提供者は、前川事務次官。
松野文科大臣(安倍の腰ぎんちゃくといわれている)は探したけど確認できなかったということで幕引きをはかったか・・・・。

前川事務次官の出会い系バーに通っていたというスキャンダルを暴いたりして、この前川文書が根拠のないものであるという印象操作をしようとしたようだ。が、それはそれこれはこれではないだろうか。

前川文書は官僚であればだれでもわかっていることだが、れっきとして役人がつくった文書なので、あるに決まっているのである。その信ぴょう性がどうのというのも変なのである。
安倍のスポークスマンの菅、中央官庁ではたらいたことのないほとんどの国民をだまそうとしているとしかいいようがないようなカバーの仕方である。
ふつう官僚たちはいつもこういうメモをとっているから、前川文書は当然ながら嘘ではないことは、役所に勤めている人であればだれでも知っていることなのである。

前川の個人的なスキャンダルが今のタイミングで出たのは、政権側は隠蔽しようとしたが、断られたのでじゃあ、スキャンダルを明るみにしてやるっていう脅しなのだろう。
前川は次官をやめて自由人になったので、そんなスキャンダル暴露されても文書を出したほうが良いと判断したのだろう。

前川喜平は麻布から東大法学部である。
遊び人の麻布らしいところがみられるが頭はすこぶる良い。
会見でも理路整然としているし、冷静でぶれない。まちがっても云々をでんでんとは読まないだろう。

菅は前川氏が出会い系バーにいったことを責めているようだが、
そんなこといったら、トランプなんてロシアで売春したことで有名ではないか。
アメリカ大統領のロシア売春は不問にして、前川にのみあれこれいうのも、いかにも隠蔽工作のための印象操作しているとしかみえず、怪しいと言わざるを得ないよね。
菅 義偉官房長官からすると事務次官は圧倒的に偏差値で負けているので、事務能力でもそうだけど、劣等感でいっぱいのような感じである。

安倍晋三も安倍昭恵も安倍の腰ぎんちゃくたちももうこれでおわりである。
森友といい加計学園といい、ひどくみにくい癒着の構造は許しがたい。

「李下に冠を正さず」である。なんでもないなら、証人喚問でもなんでもやればよい。それができないというのは黒であると自ら暴露しているようなものである。

安倍はこれで真っ黒であることが判明したのである。
潔く、議員をやめて、もう自由になって、好きなだけ加計学園理事長とゴルフして遊んでいてほしい。

もともと総理大臣のような大役を果たせる資質はなかったのだから、はやくやめたほうが身のためだし、わが国と世界の平和のためにそうしたほうがいいのである。
早晩、トランプもやめそうである。
娘婿のロシアとの深い関係がスクープされている。CNNのブレイキングニュースが報じている。

アメリカも日本も悪代官や越後屋を許してはいけないという正義力があるはずである。
社会正義が試されているのである。

こんな政権をありがたくいただいている国民ってどうなんだとその知性を問いたい。
マスコミも奥歯に物が挟まったような言い方で、目の覚めるように追及するような政治記者、コメンテーターがいなくて欲求不満になる。
なんで、みんなポチみたいなの?いくらもらったんだといいたくなる。
このもやもや感は当分払拭されそうにないのである。





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2017.5.24バルコニー便り 初夏の日差しに輝く紫陽花

2017-05-24 15:14:28 | 日記
今日は、西のほうに少し雲があったけれどそのほかは晴れ渡っていて本当に気持ちが良い。
バルコニーの草花に水をやると葉がそれぞれに輝いていて、美しい。

ゼラニウムが全開である。
赤、朱色、ピンク、そして白、小さい花を思いきり咲かせている。

そして紫陽花。
この家に引っ越してきたとき、バルコニーにはまだわずかの草花しかなく、殺風景だった。
シマトネリコを2つ、そして、紫陽花を5つ取り寄せた。
ピンク2、白2、そして白いレースのようなアナベル1である。
もともとおたふくという種類の紫陽花があったので紫陽花の季節になると満載である。
その後、2015年にダンスパーティという名の紫陽花を職場近くの花屋で衝動買いをしたので、それもあり、本当に今の季節、それぞれがそれぞれの個性を豊かに発揮して、今まさに競い合って咲こうとしている。

ダンスパーティというのは、もともと買ったときはピンクで華やかな花であった。
しかし、土のせいか水のせいか今年の花の色は青みがかった紫で、なんともいえず美しい。名前は派手だが、楚々として控えめに咲いている。
ずいぶん大きく成長し、リビングからその美しい姿が見え、ポツポツ咲いているのをみるのが毎朝楽しみである。
寝室の前の窓越しにおいてあるのがアナベルという白いレースのような紫陽花で、一度咲くと長く楽しめる花である。
ちょっと水を与えるのを忘れるとしんなりしてしまう。
慌てて水をやると、あら、うれしいわ、という声が聞こえてきそう。15分ぐらいするともとのように元気になるのである。
花と「会話」するのは、楽しいものである。
家人は「会話」するというと笑うが、花というのは、話しかけるとなにがしかの声が聞こえてくる気がするから不思議である。
アナベルという花は、タカビーな感じなんだが、他の花に水をやっていると、私にもお願いっていう気がするから、ハイハイお待たせしましたっていうと、満願の笑顔で笑っているように見える。不思議である。

というわけで、紫陽花が今や我が家の庭の中心だが、
ふとみると、蓮の花が元気にその葉を広げているではないか。

もうすぐ蓮の花が咲きそうである。
蓮の花を見るといつも思い出すのが、シューマンの「蓮の花」という歌曲である。

いつだったか6月の歌のコンサートで歌ったことがあったなあ。
短いながら、とても素敵なメロディと歌詞(ハイネ)なので、ぜひ、一度聞いてみてほしいです。
きっと歌いたくなると思いますよ。
Myrten Op. 25 歌曲集『ミルテの花』 作品25
Nr.7 Die Lotusblume はすの花 H.Heine

Die Lotusblume ängstigt はすの花は怯えている
Sich vor der Sonne Pracht 陽の輝きの下では。
Und mit gesenktem Haupte そして頭を垂れて
Erwartet sie träumend die Nacht. 夜を夢見て待っている。


Der Mond, der ist ihr Buhle 月が、はすの愛する恋人で
Er weckt sie mit seinem Licht, その光で目覚めさせてくれる。
Und ihm entschleiert sie freundlich そして月の前ではすの花は喜んで露わにする
Ihr frommes Blumengesicht, その穏やかな顔を。


Sie blüht und glüht und leuchtet 花は咲き 色づき 輝いて
Und starret stumm in die Höh’; 何も語らずに天空をじっと見つめている。
Sie duftet und weinet und zittert 花は香り 涙を流し 揺れる
Vor Liebe und Liebesweh. 愛ゆえに 愛の悲しみゆえに。

引用http://www.damo-net.com/uebersetzung/schumann/op025/07.htm


蓮の花が咲くのが待ち遠しい。
うちのは、「愛の悲しみ」のためいきが聞こえてくるほど繊細にはみえないんだが。
それは昼間の姿で夜になって月がでると悩ましい姿をあらわにするのだろうか。



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経産省の若手の提言「不安な個人、立ちすくむ国家 ~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか」を読む :提言?寝言だろう

2017-05-20 11:28:33 | 現代社会論
不安な個人、立ちすくむ国家 ~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか
というのを読んだ。

そこいらのテキストをまとめたって感じの特に新しいことは書いていない。
国際比較して、日本は高齢者にやさしく、現役世代には冷たいという。


SWEDENと比較して、高齢化社会にはこれくらいの高齢者のための年金医療が必要であることがわかる。日本が特段高齢者にやさしいとは思えない。
むしろ、現役世代の予算が少なすぎる、異常に少ないことが特徴である。さらに、他国は住宅費が入っている。日本は住宅は入っていないと思われるので、単純な比較はできないのではないか。
日本の公的な住宅というのは本当に雀の涙ぐらいだからね。

つまり、日本は、社会保障費用全体が少ないのである。それに年金医療はそう簡単に削減できない。そんなことは常識である。
実際、公的年金は高齢者の生活にとって命綱であるのが現実である。公的年金なしに自力でやれるのは経産省の官僚の親?かトランプみたいな富豪だけだろうよ。

結局、社会保障費用全体がしょぼいので、現役世代にお金が回らず・・パイの論理である。
現役世代は卑屈になり、死にそうな高齢者に胃瘻なんかして延命せずにその金を現役世代に回せとのたまう。
貧すれば鈍するである。
そのうち、障がいのある人々も殺せというような勢いで、へどがでる。シルバー民主主義を打つといっているし。

現役世代にお金を回すためにはパイ自体を大きくするしかないのである。
まったく、自分がいつまで現役なのかとおもっているのかわからないが、高齢者の生活をイメージできずにいる官僚たちの発想なのだろうが、だんだん読んでいるうちにムカついてくる。

高齢者の費用を削減してもいいかもしれないが、それで餓死者が出たらどうするつもりだ。
高齢者医療を削減するって?それもいいだろう。しかし、生きられるはずの高齢者をすぐ死なせるのに同意するのは若い官僚の家ではそうしているのかもしれないが、あなたの祖父母はそうしてほしいんだが、みすみす生きられる親を早死にさせるほどの決断ができる子は少ないと思う。

男性働き型モデルで専業主婦を国是とする政策を長くしておき、母子世帯になったら即生活保護みたいな世帯が急増しているわけで、結局、専業主婦をやめて女性も高齢者も働く社会に転換させるしかないのだろうが、
そんなにうまい具合に就労機会があるともいえず、四面楚歌である。

結局、消費税をあげ所得税を厳格化し現役世代共働き75歳定年型社会(ただし、年金支給は65歳原則)に大転換するしかないのである。
高齢者は弱者ではないというが、経産省の官僚の家の年寄は金が余っているのだろうが、一般的には仕事から離れ、病気になって虚弱になれば高齢者はそく弱者になるんだから、高齢者は弱者じゃないというのもバカも休み休みにと思う。

この提言だか寝言だかわからないが、こんなものを時間をかけて、しかも母校の指導教授にヒヤリングなんかして、まったく暇な奴らだと思うが、だんだん、こんなのが経産省の役人やっているかと思うと日本の将来はますます暗く、暗澹たる気持ちになってしまう。

経産省の若手の官僚のみなさん、1か月、在宅老人の世帯でも特養でもいいので、実習にいって、いったいどのような高齢期の暮らしがあるのか終末期の実際はどうなのか、どれくらいの医療が必要で家族はどのような葛藤があるのか、よく見てきてほしいものである。
議論するのはそれからだ。

社会の実態は複雑で世代間の対立だけに特化して議論するのはあまりに危険である。
ことは世代間の対立ではなく、所得格差、資産格差、教育格差の問題だから。

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日経 藤原智美氏が改めて語る「暴走老人!」論 って???

2017-05-19 13:55:43 | 現代社会論
「老人を嫌うのは老人自身なんです」作家・藤原智美氏が改めて語る「暴走老人!」論

というのを読んだんだが、1955年生まれの還暦作家、藤原智美が老人について語っている。
間が抜けた話。
つまんない。

暴走老人は確かにいるが、そう言う人はだいたい若い時からそういう人だっていうこと。
なぜわからないんだろうか。

多種多様なんだよね。高齢の人々って。

だからこういうまとめ方ってどうなのでしょうか。

年取ると我慢できなくなる人はいるだろうが、みんながみんな暴走老人になるわけじゃない。
この人、老人ホームにちょっと行ってみて暴走老人を書いたのだろうか。
いい加減な作家だなあ。

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