3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

秋の気配

2012-10-18 10:36:05 | 日記



すっかり秋めいてまいりまして、銀杏の木がほんの少し色付きました。
銀杏がそこらじゅうにおちていて、ちょっと臭いますけど、秋がきたなあって思います。

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生活保護受給者の自殺者1187人とは

2012-10-18 10:11:58 | 現代社会論
今朝の日経の小さな記事だが、生活保護受給者の自殺者が1187人で前年と比べ140人増えたという。
生保と自殺、経済的困窮と自殺が深くつながっているようだ。


生保だから自殺というのではなく、多分、うつや借金など自殺を招くような生活困難を抱えていて、生活保護を受給するに至り、経済的に少しは楽になったとしても、絶望感から解放されることはなかったのではないだろうか。あるいは自殺企図などをふくむ精神的な疾病をもっているから就労ができずに生保にいたり、自殺に至る。

自殺者の生保率というのを調べる必要があるだろう。

自殺にいたることはなくとも、自殺願望や未遂などを含めると相当な数になるとおもわれるが、それらの人々を就労支援を含む経済的安定と住居の確保と医療、精神保健福祉的なサポートなど手厚いケアによって支えるという体制が必要だろう。高齢者なら介護サービスにそういった重層的なサポートが組み込まれなければならないだろう。

また、孤独死と生保などについてもあらゆる角度から研究される必要があるだろう。

生保の額をどうするか、など議論されているようだが、今や生保はセイフティネットではなく、少ない年金や乏しい医療の代替となっていて、そこからこぼれる層を救う本当の意味のセイフティネットにはなっていない。

年金に手をつけ、高齢者層を支え、精神保健福祉サービスを充実させて、精神的疾病をかかえる人々を本気で支える体制ができればかなり前進すると思う。同時に住宅確保とドッキングさせた雇用の創出が必要である。雇用だけとか若年だけとか、精神保健福祉だけとかそういうことではないのではないかと思われる。
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