3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

日中国交正常化40周年ー40年前の外交力

2012-10-01 13:07:25 | 現代社会論
1972年9月29日のNHKニュースを見た。
NHKスペシャルでこのところずっと特集をやっている。
40年前の日中双方の外交力はすばらしい。
こちらは田中角栄だが、「ご迷惑」発言で物議をかもした。が、それでも大平外相が「日中正常化をしなければ我々は日本に帰れない。政治生命をかけている」と涙を浮かべて中国外相と腹をわって話をしたというところでは、感動した。
そういう外交力は今の日本にあるのだろうか。

経済レベルの正常化のための努力、高崎達之助氏の功績があって政治レベルの正常化は達成された。やはり経済で政治は動く。

日中国交正常化へむけて大きく旋回していく歴史。まさに歴史を動かす仕事ができるかが大切なのだ。
もちろん役者は揃っていた。毛沢東がいて周恩来がいた。

今やっている言い争いなどみみっちい。
アジアの安定のために先進国である日本は何を取り何を捨てるのか。
大同小異。
もう一度、40年前の外交力を思い起こそう。


日中関係がこじれている。しかし、我々はアジアの平和を作るために粉骨砕身しなければならないことだけは確かなのだ。
それを忘れてはならない。

尖閣は棚上げ、それでおしまい。
アジアの安定と平和のために我々に何ができるかをよく考えよう。

安倍じゃあだめだ。今、日本を右傾化してはならない。
そんなことをやっている場合ではないのだ。
内憂外患、首が回らない状態の日本。
閉塞状況に右傾化はつきものだが、それをやったらおしまいだ。
コメント
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