3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

若い女性たちは専業主婦羨望シンドロームか

2011-10-23 16:51:44 | 女性の地位
時折、読売新聞の人生案内を読む。

人生案内に寄せられる相談内容は時代を反映していてとても面白いからである。

今日の相談は次のようなものだった。

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30代女性。付き合って4年になる彼との結婚について相談します。

 彼は私より4歳年下。同じ職場で働いています。一緒にいて気楽さを感じる人だし、仕事面でも互いに刺激し合うことができるので、いい関係で交際を続けていると思います。

 付き合う面で大きな問題はないのですが、結婚となるとためらってしまいます。理由は彼の収入が少ないことです。もしこのまま結婚したら、私は今と同じように働き続けないといけないし、金銭面で苦労するのがみえてしまいます。

 今の自分の生活に不満はありません。けれども、友達のなかには結婚後に専業主婦となったり、育児に専念していたりという人がいて、彼女たちを見るとすごく羨ましくなります。

 その一方で、自分の年齢のことも気になっています。結婚に関して中途半端な状況に、焦りや不安を感じています。私の中にある希望と現実とのギャップを、どう整理していったらいいでしょうか。アドバイスをお願いします。(大阪・F子)
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こんなことで悩んでいる30代女性の精神的幼さに笑ってしまった。30代女性の悩みとしての代表性はあるかというとわからないが、ここには基本的にものすごく保守的な結婚感があるということだ。

同じ職場の4歳年下との結婚をためらっている。なぜなら収入がすくないからだそうだ。
この人と結婚して、仕事をやめたら、貧乏になってしまいそうで、結婚できないんだそうだ。

友達は専業主婦になっていて、育児専念していたりしていて羨ましい。ふーん。
自分の年齢を考えると結婚適齢期はすぎていて、出産年齢などを考えると、今、結婚したほうが良いと思っているのでしょうね。


その人のことが好きで、一緒にいたいと思うのだったら、結婚すればどうですか。
彼の収入が低い?なんで彼に食べさせてもらうことしか考えないんですか?二人の収入を合わせれば、きっとある程度の生活水準を保てると思いますよ。

あなたも働いて、二人で未来を切り開きましょう。
この不況でみな仕事がなくて大変な時代なのです。これからは結婚して専業主婦などという生き方はできなくなると思います。
それに、今専業主婦をやっている友達もそのうち、夫の給料が減って、働かざるを得ないようになると思いますよ。

というか、相手の年下の男性にこっそり教えてやりたい。あなたの彼女は低収入を理由に結婚をためらっているらしいよ。
専業主婦願望のとんでもない女なので、すぐに付き合うのをやめなさい、と。
もっと経済力のある、男の一人や二人食べさせてあげるわよ、というようなタフな女性を恋人にしたほうが身のためだとね。

30歳ぐらいの女性たちは一体何を考えているんだろう。
この間も、ある女性ジャーナリストと雑談していて、若い女性たちの専業主婦願望はどうしようもないという結論に至った。
一体だれがこんな寄生虫みたいな女性たちをつくったんだ。怒りを覚える今日このごろ。


コメント
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