Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

『帰還』チラシ

2013-04-20 | Weblog
朝から書類仕事に追われ、連絡も多々、でも十時過ぎには家を出て、高円寺で劇作家協会運営委員会会議。淀みなく喋り続けるが時間が足りない。とにかく皆とこれからについて考え、集中する。……午後は稽古。台本は離さないが、初めて動いてみる。藤井びんの演技に木之内頼仁が笑う。この空気感は三十一年ぶりなわけだ。『帰還』チラシも完成。三田晴代さんのイラスト、各所で好評。仕上がりを見てあらためて思うが、高崎さんのデザインも、すっきりして、とてもいい。……そしてまた、高円寺へ。……どうにも、がっかりなことの重なる夜。気分を変えたくて、老舗店で讃岐うどんを食べるが、そこでも、私が直接被害を受けたわけではないが、無神経な大声の客に消耗させられる。そいつはトイレのドア開けっ放しという暴挙も。帰りしな、そっと店先まで出てきての先代のご主人の詫びに、職人の気概。感じ入る。……さらに呼び出されて、親しいバーで定番のギムレットとシングルモルト一杯ずつ、変わらぬマスターのもてなしに、気持ちをリセットして帰る。……つまり今日は自宅→高円寺→梅ヶ丘→高円寺→荻窪→自宅と、自転車移動の日。天気予報に「前日に比べ極端に寒くなる」と脅されていたわけだが、冬に戻るわけでなし。チャリンコ族には快適な日。それより地震が多すぎるのが気になる。……米上院軍事委員会(カール・レビン委員長)は、日米両政府が合意した普天間飛行場の名護市辺野古への移設について「地元の反対で達成できそうにない。できるにしても相当な時間と費用が要る」と発言。同飛行場在沖海兵隊のグアム移転事業については国防費の自動強制削減で「グアム移転計画が確実に遅れる。議会が支出凍結を解除しても24年まで完了しない」。その上で普天間飛行場は「今後10年の任務遂行能力のため多大な設備改善投資が要る」。継続使用を念頭に、日本側に負担増を求める構えだ。菅義偉官房長官はあらためて名護市辺野古への県内移設を強調。オスプレイの訓練も「本土でもできるだけ分かち合っていく」というが、もう完全に沖縄の頭越しにものを言っている。……もともと安倍首相の喋りは、たぶん彼自身の「演技くささ」「自意識過剰」のため、多くの人が生理的に違和感を表明しているが、今回の「女性支援」を打ち出す発言の、猫なで声の気持ち悪さといったら……。……まあ、ともあれ、これから広く行き渡るはずの、『帰還』チラシを御覧ください。

http://rinkogun.com/Next_files/帰還%E3%80%80東京チラシ.pdf
コメント
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