Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

拝啓、菅総理大臣殿(山形新聞より)

2020-10-31 | Weblog
山形出身の劇団員T君から。

「拝啓、菅総理大臣殿」という記事。山形新聞より。

菅総理大臣の所信表明演説を「絵空事」と断言。

菅総理大臣の出身地は秋田のようだが、山形のことをどう思っているのだろう。


やるなあ、山形人。
やるなあ、山形新聞。


……はい。私たちは今、演劇『拝啓天皇陛下様 前略総理大臣殿』の稽古中なのです。



『拝啓天皇陛下様 前略総理大臣殿』Web

http://rinkogun.com/Haikei.html
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岡山の「練兵場」の記憶と繋がる、『拝啓天皇陛下様』

2020-10-31 | Weblog
岡山の「練兵場」の記憶と繋がる、『拝啓天皇陛下様』。

岡山県営グラウンドの中にある、「総合グラウンドクラブ」は、その風景を想起させる場所だ。

正確には、陸軍第十七師団岡山偕行社。練兵場内に明治43(1910)年10月12日、旧陸軍の将校の社交場「第十七師団岡山偕行社」として誕生した建物。

国の登録有形文化財に指定されている。
県下では数少ない明治時代を代表する近代建築物である。

現在は、保存・再生の改修により、園内の憩いの場「総合グラウンドクラブ」として復活している。
中には喫茶店もある。市民の憩いの場だ。

何度も移転、移設の繰り返し。
それでも現在、ここにある。

岡山出身の作家である棟田博作『拝啓天皇陛下様』の世界が、どこかしら、漂ってくる。


『拝啓天皇陛下様』公演情報。
はい。もちろん岡山公演もあるのです。

http://rinkogun.com/Haikei.html
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「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」、オンライン署名もスタート!

2020-10-30 | Weblog
「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」、スタートしました。

私も、要請を受けて、共同呼びかけ人に就任しました。

ぜひ署名にご協力ください。

オンライン署名ができるようになりました。(12/4付書き加え)



以下、スタート集会動画/署名用紙/集会アピール/共同よびかけ人リスト/メッセージ 等が発表されています。



                       
                                                
内閣総理大臣 殿
                                                                           
         唯一の戦争被爆国
 日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名
                   
いま世界では、核兵器禁止条約の発効から核兵器廃絶へとすすもう、という声が広 がっています。多くの国ぐにが被爆者の声に耳を傾け、「核兵器による安全」ではなく、 「核兵器のない世界による安全」を選択し、核兵器禁止条約を支持し、参加しつつあ ります。
                   
唯一の戦争被爆国である日本政府は、核兵器廃絶の先頭に立たなければなりません。
                   
国内の世論調査でも、日本が核兵器禁止条約に参加すべきとの声は 7 割を超えてい ます。日本政府がこの被爆者と国民の声に誠実に応えることを訴えます。
                   
   私は、日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求めます。

                       
                                                
アピール
                                                                           
本日、私たちは広島、長崎の被爆者をはじめ各界各分野の代表のみなさんととも に、ここに日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准をもとめる署名運動をスタート させます。
                   
国連創立 75 周年の 10 月 24 日、核兵器禁止条約は、発効に必要な 50 の批准国に 達しました。条約は 90 日後の来年 1 月 22 日に発効し、核兵器は開発、実験、製造、 貯蔵、使用、威嚇などすべての活動が国際法によって違法とされます。これは、原水 爆の禁止を訴え続けた被爆者をはじめ内外の広範な市民社会の運動と圧倒的多数の 政府の粘り強い努力と共同が実を結んだものです。
                   
一方で、世界にはなお 1 万 3400 発の核兵器が配備、貯蔵され、核大国は自国の核 を「安全の保証」と言い張り、禁止条約に反対しています。しかし世界の大勢は核兵 器の廃絶です。圧倒的多数の国が禁止条約を支持し、核保有国や核依存国でも多く の人々が核兵器の廃絶を求めています。禁止条約により、核兵器は人類の生存を危 うくする「悪」として烙印を押される新たな段階に入ろうとしています。
                   
日本政府は、「核抑止力」にしがみつき、禁止条約を「アプローチが違う」などと いって反対し続けています。しかし、核兵器禁止条約への参加を求める国民世論は いまや 7 割を超え、多くの地方議会が住民の意思として、政府に禁止条約への参加 を求める意見書を採択しています。核兵器がもたらすものは、「安全」でも「抑止」 でもなく、被爆者が「地獄」と呼ぶヒロシマ・ナガサキの再来であり、人類の絶滅に 通じるものです。
                   
核兵器禁止条約が発効するいま、日本政府こそが、核兵器のない世界のために努 力する先頭に立つべきです。私たちは、日本政府に対し、核兵器禁止条約の署名・批 准を迫るために、多くのみなさんに署名への協力と行動への参加を呼びかけます。
                   
2020年10月29日 日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名 スタート集会 
                                   

                       
                                                
日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名 共同よびかけ人
                   
2020年10月29日現在 計127人 (五十音順)
                   
青木 克明 (医師)
赤井 純治 (新潟大学名誉教授)
秋間 実 (東京都立大学名誉教授)
浅倉むつ子 (早稲田大学名誉教授)
鰺坂 真 (関西大学名誉教授)
荒川 庸生 (日本宗教者平和協議会代表理事)
有原 誠治 (アニメーション映画監督)
安斎 育郎 (立命館大学名誉教授)
飯田 哲夫 (反核医師の会代表世話人)
家島 昌志 (東京都原爆被害者協議会会長/日本原水爆被害者団体協議会代表理事) 池辺晋一郎 (作曲家)
池谷 薫 (映画監督・被爆二世)
石川 康宏 (神戸女学院大学教授/日本平和委員会代表理事)
石川 行弘 (日本原水爆被害者団体協議会代表理事)
石田 純一 (俳優)
伊藤 和子 (弁護士、ヒューマンライツ・ナウ事務局長)
伊東 英朗 (映画「放射線を浴びたX年後」監督)
井上 淳一 (映画監督)
内田 樹 (神戸女学院大学名誉教授)
宇都宮健児 (弁護士)
梅林 宏道 (ピースデポ特別顧問)
海老名香葉子(エッセイスト)
大久保賢一 (日本反核法律家協会事務局長)
大下 克典 (日本原水爆被害者団体協議会事務局次長)
太田 義郎 (全国商工団体連合会会長) 小笠原みどり(ジャーナリスト/社会学者[オタワ大学特別研究員])
岡野 八代 (同志社大学大学院教員)
小沢 隆一 (憲法研究者)
小畑 雅子 (全国労働組合総連合議長)
小和田哲男 (静岡大学名誉教授)
金本 弘 (日本原水爆被害者団体協議会代表理事)
鎌仲ひとみ (映画監督)
川崎哲 (ピースボート共同代表/ICAN 国際運営委員)
川野 徳幸 (広島大学教授)
岸  松江 (日本平和委員会代表理事/弁護士) 
北村  実 (早稲田大学名誉教授) 
木戸 季市 (日本原水爆被害者団体協議会事務局長) 
木村緋紗子 (日本原水爆被害者団体協議会代表理事) 
清末 愛砂 (室蘭工業大学大学院准教授)
栗岩 恵一 (全国勤労者スキー協議会会長)
児玉三智子 (日本原水爆被害者団体協議会事務局次長)
小林 亜星 (作曲家)
小林 節 (慶應大学名誉教授/弁護士)
小山 農 (日本民主青年同盟中央委員長)
齋藤 紀 (わたり病院[福島]医師/原水爆禁止日本協議会代表理事)
斎藤 幸平 (大阪市立大学大学院経済学研究科准教授)
早乙女勝元 (作家)
坂田 雅子 (映画監督)
坂手 洋二 (劇作家/演出家)
坂本 恵 (福島大学教授)
坂本 龍一 (音楽家)
佐久間邦彦 (広島県原爆被害者団体協議会理事長)
櫻井 幸子 (婦人民主クラブ会長)
眞田 保 (日本原水爆被害者団体協議会代表理事)
澤田 昭二 (名古屋大学名誉教授/原水爆禁止日本協議会代表理事/被爆者) 椎名麻紗枝 (弁護士)
篠原 祥哲 ([公財]世界宗教者平和会議[WCRP]日本委員会事務局長)
首藤 通治 (日本原水爆被害者団体協議会代表理事)
白藤 博行 (専修大学教授)
鈴木 瑞穂 (俳優)
スティーブン・リーパー(広島平和文化センター元理事長)
住江 憲勇 (全国保険医団体連合会会長)
関本 秀治 (税理士)
セツコ・サーロー(広島被爆者、カナダ在住)
瀬戸内寂聴 (作家)
高橋 博子 (奈良大学教授)
高橋 溥 (日本原水爆被害者団体協議会代表理事)
高原 孝生 (明治学院大学教授)
髙見 三明 (カトリック長崎大司教)
宝田 明 (俳優)
武本 匡弘 (プロダイバー・環境活動家/NPO法人気候危機対策ネットワーク代表) 立川 重則 (日本原水爆被害者団体協議会代表理事)
田中 聰司 (日本原水爆被害者団体協議会代表理事)  
田中 重光 (日本原水爆被害者団体協議会代表委員) 
田中 熙巳 (日本原水爆被害者団体協議会代表委員) 
田中 直紀 (元防衛大臣) 
田中眞紀子 (元外務大臣)
田中 嘉治 (日本のうたごえ全国協議会会長)
坪井 直 (日本原水爆被害者団体協議会代表委員)
冨田 宏治 (原水爆禁止世界大会起草委員長/関西学院大学教授)
朝長万左男 (核兵器廃絶地球市民集会ナガサキ実行委員長)
内藤 功 (日本平和委員会代表理事/弁護士)
内藤 雅義 (弁護士)
中川 重徳 (弁護士)
中川 武夫 (反核医師の会代表世話人)
永田 浩三 (武蔵大学教授)
中野 晃一 (上智大学教授)
中村 国利 (日本原水爆被害者団体協議会代表理事)
永良 系二 (龍谷大学名誉教授)
西谷 修 (東京外国語大学名誉教授)
仁藤 夢乃 (一般社団法人Colabo代表)
野口 邦和 (原水爆禁止世界大会運営委員会共同代表/非核の政府を求める会常任世話人) 畑田 重夫 (日本平和委員会顧問)
濱住 治郎 (日本原水爆被害者団体協議会事務局次長)
浜田 盛久 (火山研究者)
濵中 紀子 (日本原水爆被害者団体協議会事務局次長)
原 和人 (反核医師の会代表世話人)
平野啓一郎 (小説家)
広渡 清吾 (東京大学名誉教授)
藤岡 惇 (立命館大学名誉教授)
藤谷佐斗子 (日本YWCA会長)
藤森 俊希 (日本原水爆被害者団体協議会事務局次長)
藤原 精吾 (弁護士/ノーモア・ヒバクシャ訴訟全国弁護団長)
前田 万葉 (枢機卿/カトリック教会大阪大司教)
益川 敏英 (名古屋大学特別教授)
増田 剛 (全日本民主医療機関連合会会長)
増田 善信 (気象学者)
松浦 秀人 (日本原水爆被害者団体協議会代表理事)
松野 迅 (ヴァイオリニスト)
馬奈木厳太郎(弁護士)
箕牧 智之 (広島県原爆被害者団体協議会理事長代行)
宮原 哲朗 (弁護士)                                                                           
望月 憲郎 (日本国民救援会会長)
森住 卓 (写真家)
森 清範 (清水寺貫主)
森 達也 (映画監督/作家/明治大学特任教授)
山口 二郎 (法政大学教授)
山崎 龍明 (武蔵野大学名誉教授/僧侶)
山田 洋次 (映画監督)
山本 義彦 (静岡大学名誉教授/公益財団法人第五福竜丸平和協会代表理事) 湯川れい子 (音楽評論家/作詞家)
横山 照子 (日本原水爆被害者団体協議会代表理事)
吉田 健一 (自由法曹団団長)
吉原 毅 (原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟会長)
米山 淳子 (新日本婦人の会中央本部会長)
和田 靜香 (スー女[相撲女子]コラムニスト)
和田 征子 (日本原水爆被害者団体協議会事務局次長)                                    


 メッセージ (あいうえお順) 

青木 克明(医師)
広島の医師として被爆者援護と非核平和活動に関わってきました。被爆者の日願である核兵器廃絶に向けて日本政府が方針転換することを強く求めます。

浅倉むつ子(早稲田大学名誉教授)
日本は、憲法9条を世界に広げて、責任をもって核兵器禁止条約を批准すべきと考えます。

鰺坂 真(関西大学名誉教授)
日本政府は核兵器禁止条約への署名、批准を

荒川 庸生(日本宗教者平和協議会代表理事)
核兵器禁止条約の発効まであと一息。日本政府の態度は被爆者に背を向けている。政権交代で署名批准を!

有原 誠治(アニメーション映画監督)
私たちの国が、核兵器禁止条約に参加しないのは恥ずかしいことです。被爆国の政府として、核兵器のない世界をめざす運動の側に立つことを求めます。

家島 昌志(東京都原爆被害者協議会会長)
「われら生命もてここに証す 原爆許すまじ」私たち東京の被爆者のスローガンです。この思いを抱いて、政府に要求します。

池辺晋一郎(作曲家)
日本がこの条約に参加しないことは、公然と世界に向けて恥をさらすことです。この恥ずかしさから、1日も早く脱却したい!

池谷 薫(映画監督・被爆二世)
コロナで世界に不寛容が高まり分断の危機が叫ばれるいま、核兵器の存在を強く憂慮する。広島で被爆した僕の父は差別を恐れてその事実を隠して生きた。二度とそんな悲劇を起こしてはならない。

石川 康宏(神戸女学院大学教授/日本平和委員会代表理事)
新型コロナにとどまらず、人間社会が自然環境破壊を理由とした感染症への対策を深めるには世界各国の連帯と共同が必要です。核兵器禁止条約はそうしたコロナ危機をへた後の新しい社会づくりの入口ともなるものです。過去の被爆の歴史的経験ともあわせて、この条約に加わり、さらに世界に押し広げていくことは日本政府の大きな責任であると思います。市民の力でこれを実現していきましょう。

井上 淳一(映画監督)
8月6日、広島の平和記念式典で安倍元首相は今年も「唯一の戦争被爆国として、『核兵器のない世界』の実現に向けた国際社会の取り組みを主導していく決意」と言った。なのに、なぜ核兵器禁止条約に署名しないのか。理由が分からない。菅政権に変わっても、この態度は続くだろう。この署名は核兵器禁止のためのみならず、この国を覆うデタラメとそれに慣れつつある空気に対する否だ。本当の平和を我がものにするための。

内田 樹(神戸女学院大学名誉教授)
原爆投下から75年が経ち、核に対する恐怖心が若い人たちにはもうあまり感じられないようです。でも、僕が子どもの頃、「世界終末時計」が「残り3分」だった頃は、多くの人がいずれ核戦争で人類が滅亡するだろうという未来予測の中で生きていました。恐怖と一緒に暮らしていたのです。二度とあの時代には戻りたくありません。核廃絶を切望します。

宇都宮健児(弁護士)
唯一の戦争被爆国である日本政府が、核兵器禁止条約に参加し、核兵器廃絶の先頭に立つことは当然の責務であると考えます。

梅林 宏道(ピースデポ特別顧問)
核兵器禁止条約は第1条(e)項で、核兵器使用を奨励したり、誘導することを禁じています。つまり「核の傘」政策を禁じています。「核の傘」政策の転換を求めましょう。

海老名香葉子(エッセイスト)
核原発、水原発等、地球上より核を、まして兵器は反対です。戦争のもとになるでしょう。平和の為にはなりません。

大久保賢一(日本反核法律家協会事務局長)
大切な署名運動です。ぜひ成功させましょう。

岡野 八代(同志社大学大学院教員)
先の戦争において原爆投下をうけた唯一の被害国として、その非人間性、非人道性を訴えることは、国際社会における日本の義務であるといってよいと思います。核保有国(=大国)のように軍事力に依存した平和から、非軍事、国際連帯による平和へ日本は脱皮すべきです。

小沢 隆一(憲法研究者)
核兵器のない世界に向けてすべての人と国が手をたずさえるべき時です。日本政府には一日も早い核兵器禁止条約の署名・批准を求めます。

川崎 哲(ピースボート共同代表/ICAN国際運営委員)
核兵器はなくせます。被爆国日本がどう動くか、世界が注目しています。いま行動しましょう。

北村 実(早稲田大学名誉教授)
文明の巨悪というべき核兵器をこの地球上からなくしましょう!

清末 愛砂(室蘭工業大学大学院准教授)
核兵器使用は人体だけでなく、社会の各所にさまざまな負の影響を与えるものです。その意味でも、また武力紛争の拡大を防ぐためにも、核兵器の廃絶が必要だと強く思います。

栗岩 恵一(全国勤労者スキー協議会会長)
条約発効を目前にし、これまでの長年にわたるご尽力に心からの敬意と感謝を申し上げます。被団協の藤森俊希さんは、被爆2世であるだけでなく全国勤労者スキー協議会のスキー指導員であり私たちスキー愛好者の誇りとするところです。

小林 亜星(作曲家)
真っ先に参加すべきなのにできない日本政府の情けなさ!!みんながもっと怒るべし!!

小林 節(慶應大学名誉教授/弁護士)
世界が核武装国によるパワー・ポリティクスに支配されている「現実」の中で、非核による平和という「理想」を語れる唯一の大国・日本こそ核兵器廃絶の先頭に立つ資格と責任があるはずだ。

坂手 洋二(劇作家/演出家)
平和憲法を抱く日本が核兵器禁止条約に参加することは、当然のことです。武力によらない国際間の問題解決を当然とした世界の構築のためにも、核兵器のためのプルトニウム確保という目的で原子力発電を止めないという誤った判断をあらためるためにも、核兵器禁止条約に参加することこそが、現実に合った判断だという認識を、広く共有してゆくべきだと思います。

坂本 恵(福島大学教授)
新型コロナウイルスの感染拡大の克服は、世界が協力すべき喫緊の課題です。核兵器をはじめとした軍事力はコロナウイルスの前に無力であることを露呈しました。日本政府は今こそ、核兵器禁止条約に署名をし、平和のうちにコロナウイルス対策でもその責務を果たすべきです。日本政府にただちに条約への賛同を求めます。

澤田 昭二(名古屋大学名誉教授/原水爆禁止日本協議会代表理事/被爆者)
今人類は国際的な問題を武力ではなく平和な話し合いで解決する時代を迎えています。20世紀の後半は核兵器を持った国々が国連の常任理事国を独占して世界支配を目論んでいましたが、21世紀は核兵器禁止条約のように国連の3分の2に近い国々が国連総会などで採択して世界の平和などを実現させる時代になってきています。米軍の核兵器配備の艦船が日本周辺を徘徊し、日本の米軍基地がなくなり、首脳会談が何時でもできれば北朝鮮も核兵器を持つ必要性はなくなるでしょう。中東問題も米露が絡んでいますが、これをやめて話し合いで解決できる道が見えています。

篠原 祥哲([公財]世界宗教者平和会議[WCRP]日本委員会事務局長)
微力ですが、共に行動をさせて頂きます。

白藤 博行(専修大学教授)
核兵器禁止条約の発効まであと一歩です。この一歩で、核兵器禁止の新たな歴史が始まります。頑張りましょう。

鈴木 瑞穂(俳優)
広島、長崎、ビキニ、福島と地獄を体験した日本が禁止条約の先頭に立つべきだと思います!

関本 秀治(税理士)
核兵器禁止条約に日本政府が署名も批准もしないことは、唯一の被爆国として世界に恥ずべきことです。政府は、直ちに核兵器禁止条約に参加することを求めます。

瀬戸内寂聴(作家)
国際的な流れでは核兵器はなくす方向は決まっているのに、どうしてそれに準じないのでしょうか。日本は原爆攻撃を二度も受けています。その日本で核兵器がなければいけないというのはおかしいと思います。  

高原 孝生(明治学院大学教授)
日本政府は、核兵器禁止条約を、国際法として尊重しなくてはなりません。ただちに署名・批准をすることが難しいとしても、まずは今のような完全無視の態度をあらため、締約国会議にオブザーバー参加すべきです。

髙見 三明(カトリック長崎大司教)
日本政府が唯一の被爆国の政府として、この条約を批准して、核軍備の国際的な問題の打開に向けて一歩前進していただきたいと思います。

宝田 明(俳優)
広島、長崎に続き9年後、第五福竜丸が水爆実験の被害を受けた世界唯一の被爆国です。日本は堂々と先頭に立ち、条約の署名、批准を政府は行うべきであり、菅政権は躊躇することなく勇気ある行動をとってほしい。

武本 匡弘(プロダイバー・環境活動家/NPO法人気候危機対策ネットワーク代表)
「核兵器廃絶・平和への願い」と「気候危機に立ち向かう」運動は、共に世界の大きな潮流であり、深い整合性があります。戦争行為に関わる全ての活動は、膨大なCO2を排出し温暖化を加速させる要因であり、核兵器は一瞬にして地球環境を消失させ、全ての生物の命を奪うもっとも強力な破壊兵器であるからです。平和運動と環境運動のうねりは、世代を超えた強い連帯があってこそ次世代の未来を担保するものです。共に声を上げ続けましょう!

田中 熙巳(長崎原爆被爆者、日本原水爆被害者団体協議会代表委員)
人間の安全・安心にとって、最大の保障は核兵器や戦力に頼らないことです。核兵器禁止条約を速やかに発効させることが、世界の安全保障に果たす唯一の戦争被爆国の責務です。

田中 直紀(元防衛大臣)
田中眞紀子(元外務大臣)
核兵器禁止条約の批准は、一政党の問題ではなく、人類全体の人道的観点から、当然批准されるべきものと考えます。日本は(将来にわたって核兵器を保有しないという強い国家意志)を世界に向けて明確に発信するべきと考えます。国家間の“橋渡し”をするという曖昧で無責任な発言は、問題の本質の先送り以外のなにものでもありません。殊に、世界各地で強権的指導者が台頭している現状に鑑み、(抑止力とは何か?)(平和のために何ができるか?)について粘り強い外交努力が世界各国に求められていると考えます。

田中 嘉治(日本のうたごえ全国協議会会長)
地球に140万種あるといわれる動物の中の霊長類(万物の主張)、わけても最高の高等動物である人類が、自らも、そして万物全てを瞬時に根絶やしにすることができる核使用のキャスティングボートを握っている。核兵器廃絶ーこれこそが、絶対かつ緊急の地上に共存する生物の命を未来へと託す永劫の決断である。

冨田 宏治(原水爆禁止世界大会起草委員長/関西学院大学教授)
核兵器禁止条約の発効から、禁止から廃絶への新たなステージが始まります。唯一の被爆国である日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める署名運動は時宜にかなった取り組みだと思います。

内藤 功(日本平和委員会代表理事/弁護士)
核兵器禁止条約の発効により、世界の運動は新たな強固な法的基盤に立ちます。唯一の戦争被爆国日本の参加こそ、いよいよ最大のカギとなります。

内藤 雅義(弁護士)
運動の理念はおっしゃる通りだと思います。また、あの人たちがやっているということではなく、政府も無視できない運動をどう作るかが大切だと思います。

永田 浩三 (武蔵大学教授)
まもなく批准した国は50か国に達し、年明けには、核兵器禁止条約が発効します。これを機に日本がこれまでの方針を改め、核兵器廃絶の先頭に立つべきです。

中野 晃一(上智大学教授)
世界はいま何よりも、いのちと人間の尊厳を守る政治への転換を必要としています。核兵器禁止条約の発効はそのための大きな一歩となるはずです。

野口 邦和(原水爆禁止世界大会運営委員会共同代表/非核の政府を求める会常任世話人)
現在の日本政府が禁止条約に参加することは絶望的ですが、それなら国政選挙等を通じて禁止条約に参加する政府を実現させることが私たちに求められていると思います。その日が来るまでともに頑張りましょう。

畑田 重夫(日本平和委員会顧問)
高齢の被爆者たちと同じように97歳になった私も生きているうちに核兵器のない世界が実現することを切に切に願っています。

広渡 清吾(東京大学名誉教授)
日本の1日も早い批准を求めます。

藤岡 惇(立命館大学名誉教授)
東アジアや日本が直面する次の戦争は宇宙核戦争となる可能性が高いこと、「核の闇」についての研究をぜひ進めて下さい。

藤原 精吾(弁護士/ノーモア・ヒバクシャ訴訟全国弁護団長)
毒ガスよりも、地雷よりも、生物兵器よりも核兵器の危険性、非人道性は明らかです。被爆者は身をもって証明しています、核兵器禁止条約に背を向ける日本政府は一体なにを考えているのか!

前田 万葉(枢機卿/カトリック教会大阪大司教)
教皇フランシスコは2019年11月2日、長崎爆心地公演で「核兵器禁止条約を支持します」と語りました。これがカトリック教会の訴えです。

増田 善信(気象学者)
「黒い雨」の研究者です。1954年のビキニ水爆実験以後、核兵器禁止運動に参加しています。なんとしても政府に禁止条約に参加していただいて、日本を非核の政府の国にして下さい。

馬奈木厳太郎(弁護士)
「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」--戦争を再び起こさせないために私たちは主権者になったと、憲法で私たちは誓っています。戦争を、そしてその手段である核兵器を、なんとしても廃絶させましょう。

宮原 哲朗(弁護士)
核兵器の廃絶は、全被爆者の願いです。日本政府も当然、禁止条約に参加すべきだと思います。

森住 卓(写真家)
世界の核実験場や原発事など核汚染地域のヒバクシャの方たちの取材をしてきました。彼らが私の取材に協力してくれる動機は、「二度と私たちのような苦しみを人類が味わって欲しくない。世界から核をなくして欲しい」という心からの願いです。核兵器禁止国際条約はこうしたヒバクシャの切なる願いに応えるものであり、核戦争の危機から地球を救う唯一の方法です。広島、長崎、福島の核被害を受けた日本政府は率先してこの条約に参加協力すべきです。日本の写真家として世界のヒバクシャの方たちに顔向けが出来ません。この条約は先の見えないコロナ禍で未来への希望の光を灯すことになるでしょう。

森 清範(清水寺貫主)
核兵器は地球のあらゆる命の脅威です。命は仏でありますから、仏敵です。被爆国の日本政府はただちに核兵器全廃に向けた禁止条約に署名・批准するよう求めます。

山崎 龍明(武蔵野大学名誉教授/僧侶)
核の非人道性を真っ先に言うべき日本がこのありさま。国民であることを大変恥ずかしく思います。50か国達成!嬉しい日です。

山本義彦(静岡大学名誉教授/公益財団法人第五福竜丸平和協会代表理事)
「唯一の被爆国」日本を名倒れにせず、被爆者の思いを込めて、政府にはぜひとも、核兵器禁止条約締約国として恥ずかしくない平和的で文化的、戦争を未然に防ぐ国家としての「地位を占め」るよう努めてくださることを強く訴えます。近代史の研究者としてもそれが、今政府に求められている最大にして喫緊の課題だということを申し上げるものです。

湯川れい子(音楽評論家・作詞家)
世界で唯一の被爆国として、核兵器禁止に努力したいものです。

                                   


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『拝啓天皇陛下様』にも出てくる、岡山の歴史のなかの「中島」

2020-10-30 | Weblog
『拝啓天皇陛下様』に出てくる、
岡山・旭川の中洲の島・「中島」。
岡山の歴史のなかで、ある独自の位置を占める。
どういう島であったかは、お調べいただきたい。
写真を見ると、当時の風情はまだ残っているのかもしれない。

映画版の『拝啓天皇陛下様』が作られたのは、1963年だが、現地ロケをしているようだ。

ずっと公演してきていて、こんかいも岡山公演をする「岡山市民文化ホール」は、この「中島」に、ほど近い。
長く続く岡山ツアーでは、毎年、京橋、中橋、小橋をわたって、実は上演メンバーは皆、この島の上を、毎日通過してはいたのだ。

私自身の故郷・岡山との再会のような劇である。
この「中島」に、小・中学校の同窓生N君の家もあって、よく遊びに行った。
私は「町の子」ではなかったので、羨ましかったこともあった。

私たちが手探りしているのは、いったいどういう光景なのか。
稽古の時間を信じる。
仲間たちを、信じる。

あらためて、棟田博作『拝啓天皇陛下様』の豊かさに、感動する毎日である。
創作上の出会いは、ある意味、つねに「時代を超える」のだ。
私たちは今を生きる。その「今」に、過去も含まれている。
実はそれは、あたりまえのことなのだ。


『拝啓天皇陛下様』公演情報。

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「総合的・俯瞰的な判断」といえば、どんな質問にも答える必要がないのか。日本語を破壊し、「論理」の崩壊をこの国に蔓延させ麻痺させる。人々よ、日本語を、論理を、あきらめるな。

2020-10-29 | Weblog
「総合的・俯瞰的な判断」といえば、どんな質問にも答える必要がないのか。
日本語を破壊し、「論理」の崩壊をこの国に蔓延させ麻痺させる。
史上最悪の政権。

人々よ、日本語を、論理を、あきらめるな。



菅義偉首相の所信表明演説に対する各党代表質問が28日、衆院本会議で始まった。菅首相は、日本学術会議の会員候補6人の任命拒否問題について「民間出身者や若手が少なく、出身や大学にも偏りが見られることを踏まえ、多様性が大事だという前提に私が任命権者として判断した。今回の任命について、変更するということは考えていない」と述べた。
 6人を拒否した理由については「個々人の任命の理由については、人事に関することでお答えを差し控える」と説明を拒んだ。立憲民主党の泉健太郎政調会長の質問に対する答弁。
 これに先立ち、同党の枝野幸男代表は質問で、学術会議法7条2項は「推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する」と明記しており、任命拒否は「明らかに違法だ」と追及した。
 これに対し、菅首相は「憲法第15条第1項は公務員の選定は国民固有の権利と規定している」とし、「日本学術会議の会員についても必ず推薦の通りに任命しなければならないわけではないという点については、内閣法制局の了解を得た政府としての一環した考え」と述べ、違法との指摘を否定した。(東京新聞デジタル 編集部・鷲野史彦、三輪喜人)





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菅首相は、バイデンよりトランプ、の理由を説明しなさい。

2020-10-29 | Weblog
菅首相は、バイデンよりトランプ、の理由を説明しなさい。
「バイデン氏の政治姿勢」に、何が問題があるのか、明確に述べなさい。
トランプが選挙に勝ったときは「新型コロナウイルスの感染状況を考慮する必要がない」と考える理由を説明しなさい。

共同通信の報道は以下の通り。
政府は、11月3日の米大統領選で民主党のバイデン前副大統領が当選した場合、来年1月の就任まで初会談のための菅義偉首相の訪米を見送る方向で調整を始めた。4年前は安倍晋三前首相が就任前のトランプ大統領と会談し信頼関係を築いたが、バイデン氏の政治姿勢や、新型コロナウイルスの感染状況などを考慮する必要があると判断した。複数の日本政府関係者が27日、明らかにした。
トランプ氏が再選された場合は、お祝いと菅首相の就任あいさつのため早期の訪米を模索する。米国でG7サミットが開催される可能性もあり「日程調整は、よりスムーズに進むだろう」(官邸筋)とみている。
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「原発新設」の狂気を許すな

2020-10-28 | Weblog
CO2削減をダシに「原発新設」。
菅政権が所信表明演説で温暖化ガスの排出量を2050年に実質ゼロにする目標を掲げると言い出したとき、いずれ絶対に「原発の利用」推進を言うだろうと思ったが、それどころか、世耕参院幹事長に「新技術を取り入れた原発の新設も検討」と言わせている。
なぜみんな本気で怒らないのだろう。
福島第一原発事故からまもなく十年。
こんな暴言を許してはならない。
「脱原発」のための努力、残された廃棄物、燃料の処分をどうするかについて考えていくことと、「原発推進」は、まったく違うことである。
私たちは、多大な犠牲をはらって、切実な教訓を得たのではないのか。


自民党の世耕弘成参院幹事長(元経済産業相)は27日の記者会見で、国内の温室効果ガス排出を2050年に実質ゼロとする目標の達成には、原発の利用が必要との認識を示した。原発は二酸化炭素(CO2)を出さずに、大量のエネルギーを供給できるとして「安全に配慮しながら再稼働を進め、新技術を取り入れた原発の新設も検討することが重要だ」と述べた。
 水素エネルギーの活用や、CO2を燃料に再利用するカーボンリサイクルなどの次世代技術の開発に向け、21年度以降の予算を確保すべきだとの考えも明らかにした。(共同)

自民党の世耕弘成参院幹事長は27日の記者会見で、菅義偉首相が26日の所信表明演説で2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標を掲げたことについて、目標実現に向けて原発の新設も検討すべきだとの認識を示した。
 世耕氏は元経済産業相。実質ゼロ目標を「世界的にも非常にインパクトのある宣言だ」と評価し、「現実問題としてCO2(二酸化炭素)を出さずに大量のエネルギー供給ができる電源は原子力」だと言及。「安全に最大限の配慮をしながら原発の再稼働を進めていく。まだ政府の方針にはなっていないが、もっと新しい技術を取り入れた原発の新設といったことも検討を進めていくことが重要だ」と述べた。【毎日 野間口陽】
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『拝啓天皇陛下様』に出てくる「歩兵第十連隊」の、戦没者顕彰碑

2020-10-28 | Weblog
第二次世界大戦岡山連隊戦没者英霊顕彰碑。
歩兵第十連隊跡に残る。

『拝啓天皇陛下様』に出てくる「歩兵第十連隊」があった、今の岡山県営グランドの敷地内に、ある。

「歩兵第十連隊」の場面の稽古をしていると、いろいろなことを思わされる。

映画版の『拝啓天皇陛下様』が作られたのは、1963年だ。
出演者たちは、実際に出征した体験を持つ方々も含め、戦争の時代を知る人達だ。
個人的には、原上等兵を演じる西村晃の印象が強い。
加藤嘉の中隊長も、味わい深い。
微妙な立ち位置を、見事に説得力を持って見せている。
しかもそこにユーモアがあるのだ。
桂小金治も、藤山寛美も、生身の存在の「圧」がある。
昔、兵隊と娼婦を演じると俳優はそれなりに見えるというような言い方があったが、やはり社会と歴史の中に実感を持ってそれを知っていてこそなのだろうと思う。

私たちも手探りしていこうとしている、稽古の日々である。


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奇跡と象徴

2020-10-26 | Weblog
10月14日のブログで、
「請戸小学校の傍らに咲く、自生のハイビスカス一輪」
を紹介した。

東京電力福島第一原子力発電所から約6キロの場所にあり、東日本大震災で一階の天井まで津波におそわれ、今や廃校となった請戸小学校の傍らに、なぜか一輪だけ、自生のハイビスカスが咲いていた件だ。

その場所で、十年が過ぎようとするとき、この一輪が赤く咲いていた。

それが何か、「奇跡と象徴」というふうに見えてしまうのだが、それが、誰の、何のための奇跡なのか、何を象徴しているのか、判然としない。

昨日のブログにも記したように、原発事故と核兵器禁止条約をめぐる問題に関連を感じてしまう私は、勝手に、何かを感じてしまう。

何かを忘れるな、ということ。
奇跡は、起こすものだ、ということ。

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核兵器禁止条約が、発効する。

2020-10-25 | Weblog
核兵器を全面禁止する核兵器禁止条約を批准した国・地域が、発効に必要な50に達した。
条約は90日後の来年1月22日に発効。

日本は未だ参加していない。
唯一の被爆国という言い方をすることに遠慮があったが、もうそれは言っていられない。

平和憲法を抱く日本が核兵器禁止条約に参加することは、当然のことである。

武力によらない国際間の問題解決を当然とした世界の構築のためにも、核兵器のためのプルトニウム確保という目的で原子力発電を止めないという誤った判断をあらためるためにも、核兵器禁止条約に参加することこそが、現実に合った判断だという認識を、広く共有してゆくべきだと思う。

写真は、福島・双葉町の伝承館の、福島第一原発事故の模型展示。この光景の向こうに、敗戦から何も学ばなかったこの国の歴史が見える。
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加計学園も、『拝啓天皇陛下様』に出てくる「歩兵第十連隊」に、思いがけず近い

2020-10-25 | Weblog
安倍政権下で問題となったあの「加計学園」も、思いがけず、『拝啓天皇陛下様』に出てくる「歩兵第十連隊」に近い。

『拝啓天皇陛下様』に出てくる「歩兵第十連隊」が、今の岡山県営グランドや岡山大学の敷地辺りにあったということは、5日前のプログでお伝えしたとおりだ。


写真は、夏、取材に行ったとき、その旧跡巡りのついでに、「歩兵第十連隊」があった県営グランドや岡山大学あたりの場所のさらに北西の丘を登ったところ。ここにあの「加計学園」があるので、立ち寄ってみた。写真ではそうは見えないが、丘の上なのである。歩いて通学する者は、そうそうはいない場所だ。

別な方角の北東の山の方に行けば、かつては半田山弾薬庫があった。
軍隊の敷地というのは広いのだ。
岡大は、全国の大学でいうと敷地の広さで三番目と聞いたことがある。今はどうか知らないが。

そして演劇『拝啓天皇陛下様 前略総理大臣殿』には、例の、森友学園のことも関わる。
そして、森友学園に絡んで、国家権力の暴虐に命を奪われた故・赤木俊夫さんは、岡山県北のご出身だった。

ある意味、森友学園・加計学園、通称「モリカケ」問題に御縁のある岡山、ということになってしまうのである。


時代は今、安倍晋三というピエロを背後で支えた腹話術師・菅新首相の台頭で、さらなる混迷に向かっている。

まずは、問題の多い選挙制度、低い投票率ということも言うまでもないが、この国の憲法には、まさにその法解釈も含めて、「選挙に勝った者に全面委任する」とはどこにも書いていないことを再確認したい。
思い違いもほどほどにしてほしい。




『拝啓天皇陛下様 前略総理大臣殿』Web

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井上ひさしさんの浸透力

2020-10-24 | Weblog
井上ひさしさん没後10年、東京都世田谷区の世田谷文学館で、企画展「井上ひさし展-希望へ橋渡しする人」が開催されているという。12月6日まで。
87~89年と井上さんは世田谷区で暮らしたこともある。
直筆原稿や愛用の文房具、主な作品の解説パネルなど約300点が展示されているという。

そして、演出者協会も、「日本の戯曲研修セミナー」in 東京 2020井上ひさしを読む!『日本人のへそ』をオンラインで、開催。

井上ひさしさんの、時を越えて染み渡る力が、今の時代にも届いている。

写真は、2004年5月20日(木)、「郡山さんら3人の解放、渡辺さん、安田さんの解放! 5.20 帰国報告集会」で、井上ひさしさんに講演していただいたときの一コマ。
安田さんというのは、安田純平さんのことである。あの頃、わたしは小西誠さんらと「自衛官人権ホットライン」を開始するお手伝いをすることになり、たいしたことはしていないが、元自衛官の渡辺修孝さんを、イラクに派遣する協力はしたのだ。
彼の地で拘束された渡辺さん、安田さんのために支援集会を開くということで始めたが、お二人は帰国されてしまったため、「帰国報告集会」に変わったのである。
井上さんに、支援のスピーチをお願いした。
井上さんは、イラクで拘束されてしまった彼らこそ「自己責任」を果たした人たちである、と語った。
井上さんとはいろいろお話しさせていただいたけれど、この時の共有感は、何だか半端なかった。
イラクに向き合う現実と井上さんもこだわる歴史が繋がり、なんだかスケールを感じさせる「当事者」感覚があったからだと思う。
懐かしい。



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リンゴの便り

2020-10-23 | Weblog
東北の友からリンゴが届く。
ありがたく。
うれしく。
うまい。

がんばろう。
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やめときなはれ

2020-10-23 | Weblog
別なことをしていても耳に入ってくるので頭にくるのが「大阪都」の話。
コロナにイソジンと言った連中の、何をどう真に受けるというのだろう。
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菅首相は、自身の言葉通りに作っているはずの「議事録」、そして公文書・公記録を公開し、「密室政治」でないことを証明すべきである

2020-10-23 | Weblog
今回の日本学術会議の会員任命問題では、首相が六人の会員候補を任命拒否する決定をした公文書や議事録、「準公文書」と考えられるようなやり取りのメール等は、公開されるべきだ。
本人が任命拒否の「理由」を示さないなら、国民にはそれを知る権利があるからだ。
文書や記録は、必ずあるはずだ。

菅首相は、官房長官だった2017年5月、加計学園問題での「総理のご意向」についての文部科学省の内部資料流出について、「作成日時だとか作成部局だとか、そういうのが明確になっていないんじゃないでしょうか。通常、役所の文書とはそういう文書ではないと思う」「誰が書いたかわからないじゃないですか。そんな意味不明なものについて、いちいち政府が答えるようなことじゃない」「怪文書みたいな文書じゃないでしょうか。出所も明確になっていない」と述べている。

しかし、彼が下地を作ってきたと言うべき、長い長い安倍政権下で、安倍=菅体制は、作成日時・作成部局が明確になった公文書を出してきたと言えるだろうか。

「森友学園」の国有地売却問題、首相主催の「桜を見る会」問題ばかりではない。防衛問題、不正選挙疑惑、辺野古当米軍基地問題、震災・原発事故被害への対応、TPP、カジノ、さまざまな疑惑事件への不起訴に繋がる案件、直接政権が関わっているように見えないものまで、とことん「公開」されるべき事項が、数多ある。

新型コロナウイルス対策を話し合う会議も、発言者や発言内容の詳細が分かる議事録を残していないことが指摘されたばかりだ。マスク発注の「中抜き問題」も過程が明らかにされないままだ。

彼らは記録を残さないどころか、政権に都合の悪い公文書や記録について、あまりにも多くの、改ざん、隠蔽、廃棄を重ねてきたのではなかったか。

菅首相が野党時代の2012年3月に刊行した単行本「政治家の覚悟」(文芸春秋)を改訂した新書が、20日に発売されたという。
毎日新聞によれば、その中で、「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」と公文書管理の重要性を訴える記述があった章などを削除しているという。その「編集」をしたのは出版社だということになっているが、あまりにも実情とかけ離れているからであろう。
ここでは、旧民主党政権が東日本大震災時、会議で十分に議事録を残していなかったことを批判しているというが、これはかつてのブログと同様の内容であろう。ブログじたいは今でも読める。

この言葉通りであれば、菅首相は、多くの案件について、安倍→菅政権が確実に作っているはずの「議事録」そして公文書・公記録を、要求されればもれなく公開し、自分のやっていることが「密室政治」でないというのなら、そのことを証明すべきである。


議事録も作成しない「誤った政治主導」(2012年1月)菅義偉オフィシャル・プログ

今週、東日本大震災に対応するために立ち上げた多くの会議で議事録が作られていないというずさんな実態が、次々と明らかになりました。
歴史的な危機に対処していることへの民主党の意識の薄さ、国家運営への責任感のなさが如実に現れています。

公文書の作成は、政党の主義主張とは全く関係のない、国家運営の基本です。
公文書管理法では、記録を「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源」とし、意思決定に至る過程の文書を作成することを義務付けています。
1000年に一度という大災害に対して、政府がどう考え、いかに対処したかを検証し、そこから教訓を得るために、政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録はその最も基本となる資料です。
それを作成していなかったのは明らかな法律違反であるとともに、国民への背信行為です。

人類が原発事故を二度と起こさないために、事故が起こった原因、被害の拡大を防げなかった理由を徹底的に究明することは、国民や世界に対し、国が果たすべき重要な責務です。
しかし、福島第一原発の事故に対処した原子力災害対策本部でも議事録は残されていませんでした。
これでは国会の事故調査委員会の検証にも支障が出るのは避けられません。

議事録のないことは昨年5月の時点で問題になって、当時の枝野官房長官は改善を約束し、野田総理もこのことを十分認識している立場にあるにもかかわらず、
その後も作成されずに、23回にわたる昨年末までの原子力災害対策本部の議事録は一切残されていません。
これでは、民主党政権のが自らの失敗を隠そうとしたと疑われるのは当然です。

総務大臣を務めた私の経験からしても、官僚は法令順守意識が高く、政治家に聞きもせずにこのように基本的な事柄を放置するとは到底考えられません。
事実、震災から1ヶ月後の4月の時点で、全省庁の官僚のトップである官房副長官が、文書の作成と保存の徹底を指示しています。

民主党は野党時代に政府の文書管理の不備を責め、情報公開を声高に叫んでいました。
しかし政権交代後、政治主導の象徴とした政務三役会議など、政策決定過程の多くは非公開で議事録も作成されず、「密室政治」となっています。
議事録作成という基本的な義務も果たさず、「誤った政治主導」をふりかざして恣意的に国家を運営する民主党には、政権を担う資格がないのは明らかです。
国会の審議で厳しく質してまいります。


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