Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

高江座り込み6周年報告会

2013-06-30 | Weblog
いよいよ今日、沖縄やんばる・高江での「座り込み6周年報告会」。着いて早々リーディングの稽古。四時間半の稽古に続いて台本の清水弥生に過酷な改訂要求を出す。本来なら日本の民主主義の憲法の根幹が問われる裁判が控訴棄却の状態、日本じゅうが知るべき現実。私たち「非戦を選ぶ演劇人の会」有志は、先週の判決を受けて、唯一の「被告」となった伊佐さんたち住民の会に呼ばれて来た。沖縄の演劇人たちと共演する。地域のコミュニティ力の素晴らしさ。一昨日は沖縄に取材に来た宮沢章夫さんが高江に顔出ししてくれたらしい。虫が一杯、星も一杯の高江の夜が明け、これから会場に出発。
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憲法九条の街

2013-06-29 | Weblog
取材の旅が続いている。中国地方から、午後に大阪の九条へ。この街の名前を聞いた時から「憲法九条の街」だといいなあと思うが、もちろんそういうわけではない。シネ・ヌーヴォで景山さん、山崎さんから貴重なお話を聞く。魅力的な映画館。維新派手づくりのオブジェのある映画館。充実したこだわりのプログラム。マンションの一階にあるが、私が大阪人ならぜひこの上のマンションに住みたい。すぐそばにFB上で知っていた「座・九条」という手づくりの小さなアトリエも発見。梅ヶ丘BOXで作った小さい作品を持ってこられるかもしれない。まわりはいい感じの商店街。……で、夜は「非戦を選ぶ演劇人の会」の、それこそ憲法九条を守りたいという主旨のテーマのリーディング。難しい言葉が多く出演者が苦戦しているが、非戦の輪が広がることは、すばらしい。狂言の茂山さんの橋下市長はぴったりに見える。浅野さんの石破も口跡がとても似ていて、ここまで似ているとそっくりさん路線の面白さがある。「9」の字がタイガース地の非戦Tシャツはサイズによっては既に売り切れ。会場はドーンセンター。本日、6月29日(土)にも14:00/18:00の回があります。で、自分はこれから伊丹空港から沖縄に移動するのである。

シネ・ヌーヴォのHP
http://www.cinenouveau.com/
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国旗や国歌を批評する表現の自由

2013-06-28 | Weblog
東京都教育委員会が、高校日本史教科書選定に介入。実教出版の「日本史A」と、来年度向けに改訂された「日本史B」について、「国旗国歌法に関して不適切な記述がある」として「使用は適切ではない」とする見解を議決し、各都立高に「使用はふさわしくない」と通知を出すと決めたという。高校教科書は学校が選んで都道府県教委が採否を決めており、教委が各校の選定に介入するのは異例。強制力はないが、「指摘した教科書を選定した場合は、最終的に不採択とすることもあり得る」という。都教委が問題視しているのは、国旗国歌についての「一部の自治体で公務員への強制の動きがある」という記載。都教委は03年、学校行事で日の丸に向かい君が代を斉唱することを通達で義務付け、従わない職員は懲戒処分にする厳しい対応を取ってきたことは周知の事実であり、「公務員への強制の動きがある」ことは、紛れもない事実。最高裁は11年、起立斉唱の職務命令を合憲と判断したが、12年の判決では「減給や停職には慎重な考慮が必要」との判断も示している。実教出版の日本史Aは11年度の検定で「政府は国旗掲揚、国歌斉唱などを強制するものではないことを国会審議で明らかにした。しかし現実はそうなっていない」との記述に文部科学省の意見がつき、後半を「公務員への強制の動き」などと書き換えて合格。だが都教委は昨年3月以降、各校に電話で「都教委の考えと合わない」と伝え、13年度の教科書に選定しないよう要求。採択の最終判断は都教委ができることもあり、この教科書を選定した高校はなかったという。14年度から使う教科書を決める昨年度の検定で同じ記述がある日本史Bも合格したため、都教委は不使用を徹底するため、今回は文書で通知することにしたという。都教委幹部は「『公務員への強制』という表現は明らかに間違っており、採用するわけにはいかない」と話しているが、言うことを聞かなければ減給や停職にするのだから実質的に「強制」であることは否定のしようがない。そうでないというなら、国旗掲揚、国歌斉唱などを強制してはいけない。まずは過去に減給や停職の処分を施した相手に謝罪し、復職を実現すべきだ。国家や国旗に真に誇りを持つ者なら、「強制によって」国家や国旗が大切にされているとしたら、そのことに傷つくべきだろう。ほんらい憲法が国民のためにあることと同様に、国民の自由と権利を守るためにあるはずの「規則」が、国民を縛ることの異常性に、気づいてほしい。国旗や国歌そのものに疑義を唱える自由だけでなく、仮に自国の国旗や国歌を深く信奉する者でさえ、その国が本来あるべき国の姿を為していなければ、それを批判するためにあえて国旗や国家を否定する表現をとるという手段について、自由を確保しておきたいと思って然るべきなのである。「表現の自由」の法則だけを取っても、あまりにも偏狭なことなのだ。私の知る限り、国旗や国歌が強制や規制で縛らなければ敬意を払われないことの原因は、少なくとも国民の側にはないのだから。
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覆せない時間の経過

2013-06-27 | Weblog
関西電力高浜原発3号機向けにフランスで製造されたプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を積んだ輸送船が、同原発に到着。福1原発事故後、海外で製造されたMOX燃料が国内の原発に輸送されるのは初めてだ。関電は、7月の原発新規制基準施行後、MOX燃料を使うプルサーマル発電の再開を前提に、「速やかに高浜3、4号機の再稼働を国に申請する方針」だという。……一方、九州電力玄海原子力発電所3号機で使用するMOX燃料16体の輸入額が、約139億円だったことが財務省貿易統計でわかったという。輸入額から単純計算すると、MOX燃料1トン当たりのコストは約13億円。通常のウラン燃料は2~3億円とされており、4~6・5倍になるそうだ。国内初のプルサーマルに向け3号機は現在、「定期検査」中。16体すべてを10月上旬に装てんする予定で、同下旬に発電再開、11月中旬に通常運転に復帰する計画だというが。本気なのだろうか。修復不能な事故を抱えながら更に危険な原発を動かそうとは、この国のことを、世界中があきれかえって見ているはずだ。……維新の会幹事長・松井大阪府知事は、沖縄の米軍基地の負担軽減に関連し「日本国民から『負担は沖縄だけがすればいい』と疎外されれば、沖縄の皆さんも、『琉球』で独立したほうがいい、まだ中国のほうが沖縄のこと思ってくれている、という気持ちになる」と発言したという。沖縄についてもはや空想のように捏造を続けるこの人たちは何も理解していないし、無神経きわまりない。そもそも「差別」というものがどういうものか、わかっていない。……取材旅行で国内を移動中。東京の人間も鈍感だが、以西の人たちは、ほんとうに、原発事故のことをさらに遠く感じているのかも知れない。鈍行電車で移動する中、帰宅する高校生たちに囲まれていると、自分は何十年か前に戻って「平和」のありがたみを噛み締めているのではないかという、不思議な感覚に陥る。もちろん「錯覚」である。あの頃から少しも「平和」などではなかったのだ。そもそも私は高校生の時に電車など乗ったことがないのだ。
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「沖縄軽視」極まれり

2013-06-26 | Weblog
福岡高等裁判所那覇支部は、米軍北部訓練場の一部返還に伴う東村高江のヘリコプター着 陸帯(ヘリパッド)建設工事現場付近で反対運動をする伊佐真次さん(51)に対し、国(沖縄防衛局)が通行妨害の禁止を求めた訴訟の控訴審判決で、伊佐さんの行為を妨害に当たると認定した一審の那覇地裁判決を支持し、伊佐さんの控訴を棄却した。 同訴訟では、沖縄防衛局が伊 佐さんを含む2人の住民を被告に通行妨害禁止を求めていた訴訟で、住民1名の控訴を棄却し、住民敗訴の判決を言い渡した。非暴力かつ平和的な方法で抗議・説得を行ったにも関わらず、抗議の意思を表明する正当な表現行為を弾圧する不当判決だ。監視・説得行為を萎縮させることを求めた戦略的な訴訟=スラップ訴訟で、訴訟自体が不当なものだ。最初は子供までをも訴えた異常性をみても、このような提訴は他には例がなかった。伊佐さんは、まったく理由らしい理由もなく、「権力に楯突く者」として断罪されたのだ。司法の独立がない、裁判所が権力べったりの姿勢であることを示した本判決は、三権分立の根幹を揺るがす誤謬に満ちたものである。アセスによる環境評価手続を無視した工事の強行こそ憲法違反なのだが、そもそもアセス訴訟を認めなかったことも日本の司法制度はおかしい。国の側こそ裁判の中で明らかにすべきことをおろそかにしているし、防衛局は「オスプレイは来ない」などと嘘ばかりついてきた。虚偽の言動で市民の裏をかいて不正を行う人たちに対する「表現」は、言論だけでなく「その場所にいて止めること」じたいが必要になる。「そこにいること」の表現が認められないということは、権力の横暴を黙って見過ごせと言っているに等しい。「憲法」の精神がここまでねじ曲げられていることに怒りを禁じ得ない。国が税金を使って一般市民を訴えることの異常性に、なぜ注目が集まらず、全国的な広がりで注目されないのか。不思議でならない。そこにも「沖縄軽視」があると感じるのは私だけか。

慰霊の日に沖縄を訪れた維新の会・橋下大阪市長は浦添市での講演で「戦後、沖縄の女性が防波堤となり進駐軍のレイプを食い止めてくれていた」と発言、慰安婦発言関連では「日本だけを一方的に批判するのは違う」として戦後、国の指導で作られた慰安所をアメリカ軍も利用していたことなどを指摘。「(当時内務省は)特殊慰安施設協会(いわゆるRAA)を作って沖縄にも置いた沖縄県民の女性がその多くの女性や子供たちを守るために、まあある意味防波堤みたいな形になってそこで食い止めてくれる。(略)それを米軍が利用していたことも事実。」と述べた。私は戯曲『青空のある限り』でRAAにいた女性を登場させたことがあるが、沖縄にRAAが存在したというのは初耳だった。すっかり焼け野原となり、まるごと占領された沖縄に、日本政府がそういう組織を作り得たとは思えない。本土のRAAは1945年8月に設置され、46年1月に廃止。沖縄は1945年9月7日に日本軍 が降伏文書に調印、4か月後の46年1月にGHQ覚書で日本から分離それている。焦土と化した島では、住民は例外なく収容所に入れられた。1945年9月から翌年1月の間に、日本政府がわざわざ沖縄でRAAを? そんなはずはない。この件、宮城康博氏が細かく指摘している。(http://miyagi.no-blog.jp/nago/2013/06/raa_6a01.html)それにしても「女性」が「防波堤」というのは、本当にひどい表現だ。ここで橋下市長が「沖縄の女性」という言い方をすることにも、沖縄への差別と軽視がある。アンジェリーナ・ジョリーは、国連安全保障理事会(UN Security Council)で戦時下のレイプについて「これらの犯罪は、戦争中には起こっても仕方のないことだから起こるのではなく、国際社会が容認しているから起こるのです」「国連安保理が戦時下のレイプと性的暴行を優先課題に掲げれば、それは本当に優先課題として扱われ、前進が望めるはずです。もし優先されなければ、このおぞましい出来事は続いていきます。この議場を出られる際に、どうかこの問題を看過してしまわないでください」と発言したという。まったくその通りだ。橋下市長は「容認」どころか「推進」する側だ。この言動を放置するのは、世界に対する恥である。彼女の監督した映画『最愛の大地』は、その問題も扱っているのかもしれない。試写の案内が来ていた。観られるといいが。
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曇り空

2013-06-25 | Weblog
東京電力は、福島第1原発の海側にある観測用井戸の水から高濃度の放射性物質が検出された問題で、原発港湾内の海水のトリチウム濃度が上昇傾向にあると発表した。21日に採取した水からは1リットル当たり1100ベクレルが検出され、海水のトリチウムとしては事故後で最高値となったという。地下水が海に流れ出た可能性も否定できないということだ。ストロンチウムもらしい。原子力規制庁は「原発がある陸側からの漏えいの可能性もあるが、データ数が少なく慎重に調べる必要がある」としている。到底「終息」などしていないわけである。……報道にわれば、京大原子炉実験所の小出裕章助教授が福島市内の講演で、「飲食さえ禁じられている放射線管理区域相当の汚染の広がり」を指摘、「子どもたちの被曝を減らすために避難が望ましい」と明言。国が公表している土壌汚染地図で管理区域相当の1平方メートルあたり4万ベクレル超の汚染地域が「県の東側から東北、関東の一部まで広がっている」とも警告した。第一原発の現状についても、4号機だけで1331体ある使用済み燃料集合体の取り出しの困難さなどから見て、「30年後も事故は収束していない。チェルノブイリのように石棺を作らざるを得ないだろう」と予測した。小児科医の山田真氏は「国は子どもの甲状腺がんだけに注目させ、他の健康被害を隠そうとしている」。先天異常の増加を危惧する黒部信一医師は「形態の異常以外は見つけにくい」と医学的診断の難しさも指摘した。最近の巷は、どうにも放射能が出続けている現実を忘れている気がする。……病院を受診した際に番号で呼ばれたことに腹を立て、自身のブログで「刑務所に来たんじゃない」「会計をすっぽかして帰ったものの、まだ腹の虫が収まりません」などと書き込んだ岩手県議が、非難が殺到し「炎上」したブログを閉鎖。その後、「公人の立場を忘れ、思慮に欠けた不適切な表現を公開した」と謝罪したものの、自殺と推定される形で死体となって発見されたという。官僚の「失言」騒ぎが話題になったばかりだが、こうしたことはこれから多く起きるのではないかと思う。
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都議選終わる

2013-06-24 | Weblog
今年も「沖縄全戦没者追悼式」が糸満市摩文仁の平和祈念公園で開催。安倍首相のあいさつは「沖縄が忍んだ犠牲、人々が流した血や涙が、自分たちを今日あらしめていることを深く胸に刻んで、静かに頭を垂れたい」「沖縄の人々に刻み込まれた心の傷はあまりにも深く」「(米軍基地負担を)少しでも軽くするよう、全力を尽くす」。美辞麗句はいいから、だったら普天間からも高江からも即刻オスプレイを引き揚げさせ、「普天間基地の廃絶」を言うべきだろう。なのに追悼式後の会見で 「普天間固定化回避」を名目に辺野古移設推進を強調、「一日も早い移設に向けて努力を重ねたい」「固定化はあってはならないという思いは県連も同じだ。県連や県民の了解を得るために丁寧に説明していきたい」。このうえ何をどう説明するというのだ。これだけしつこく「説明」と言うと、相手を「わからず屋」と言っているに等しい。
維新の会・橋下大阪市長も同追悼式に出席。「どの面下げて」と誰もが思っているはずだ。式典では招待を受けておらず一般参加者扱いのはずだったが、警備上の問題などから招待者席に座ったという。彼が沖縄行きを自分の宣伝と言い訳のために使っているのは明白だから、特別扱いはやめるべきだ。同日その後に橋下市長は風俗業活用発言について「女性の人権を守るために(米軍に取り組みを)命がけでやってほしいという思いがあった」と、まったく筋の通らない「釈明」。そのうえ基地問題について「日本の平和が沖縄の負担でつくられているという実感が、沖縄以外の日本人にはない」「(沖縄の負担軽減について)基地をすぐに県外に移すのは不可能。第一歩としてオスプレイの訓練の一部を本州に移転させる。1つずつ現実的なことを積み重ねていく」と、不誠実とごまかしの上塗り。さらに橋下市長はこの慰霊の日にわざわざ慰安婦問題関連で「内務省が進駐軍への対応のため特殊慰安婦施設協会(RAA)を沖縄にも置いた。沖縄の女性が、女性や子どもを守るための防波堤のような形で食い止めてくれた」と言ったという。耳を疑う。「沖縄の女性」を、「女性」や「子ども」と区別して語るとは! 橋下市長「従軍慰安婦」「風俗」肯定・活用発言は、増幅する一方。……大阪市の姉妹都市サンフランシスコ市議会が、橋下市長発言を非難する決議案を18日、全会一致で採択したという。同市議会はオバマ大統領や米議会、同州選出の上院議員らに、日本が戦時中の残虐行為を認める法律を採択し、公式に謝罪するよう働き掛けることを要請。サンフランシスコのリー市長が橋下市長らに決議書を届け、公式に謝罪を求めるという。きちんと全国区で大きく報道してほしい。
そんな動きを知ってか知らずか、防衛省は、日本維新の会が安倍政権に提案した米軍新型輸送機オスプレイの飛行訓練の一部を八尾空港(大阪府八尾市)で受け入れる構想について、「適否の判断を参院選後まで先送りする方針」を固めたという。同省幹部が言うには、「空港の特性から不適との見方が大勢だが、結論を急げば、憲法改正などの課題で維新との連携を模索する安倍首相の政権運営に影響を与えかねないとの判断」だという。何か本末転倒していないか。迅速で正しい判断をして、その結果を選挙に反映させるのが、筋だろう。官僚たちは、長いものに巻かれる振りをしながら、明らかに「操作」しているのだ。

都議選。投票率は、09年の前回選(54・49%)を11ポイント下回って43・50%。過去最低だった1997年の40・80%に次いで過去2番目に低かったという。結果は自公で過半数。自民党は立候補した59人全員が当選し、公明党も23人全員が当選。自公で過半数の64議席を大幅に上回る、82議席。日本は一党独裁国家に近づいたというより、既にそうなってしまったというべきか。公明党の八王子市選挙区の東村邦浩氏は「公明党の役割は、自民党が暴走した時にストップ役になることだ。憲法9条を堅持するよう体を張って頑張る」というが、だったら初めから暴走しそうな相手と手を組むのがおかしい。共産党が前回8から17に倍増し、第二党。共産党の躍進を投票率の低さで解説する人たちがいるが、反「原発」・反「憲法改悪」を第一に思う有権者の多くが、頼りにならなそうな小政党より共産党を選択したのだろう。……それにしてもNHKのニュース速報は、へんだ。他にも幾らも候補はいるのに「維新の会は届きませんでした」とか、いちいち維新がらみを言う。何を特別扱いしているのか。勝手に「注目」することが既に「操作」だ。
原発事故の避難区域で住民の帰還を目指して進められてきた「除染」。住民の早期帰還を目指す「避難指示解除準備区域」に指定された福島県田村市では除染「終了」、しかし放射線量が国の目標値を下回っていないところもある。「作物を作ってもいいし、作付けをしてもいい」という条件が出ている。なんだかなし崩しすぎる。こういう状態が隠されていないのだから、やはり「反原発」の候補者がもっと多く当選していて然るべきだと思うのだが……。
人工衛星向けに多接合太陽電池を実用化するなど高効率太陽電池の開発では世界最高水準にあるシャープが、さらに性能を高めて大規模な地上設置型の集光型太陽光発電(CPV)において、世界記録となる変換効率44.4%を達成したという。マスコミは「原発がなくてもやっていける」「代替エネルギーに可能性がある」ことをもっともっとアピールすべきだ。そして、原発輸出を止めるべきだ。ワルシャワのデモでは「安倍首相、原発セールスではなく、自然エネルギー推進を」などと書かれた6か国語のメッセージを掲げ抗議が行われたという。日本には、他に売るべき製品がいっぱいあるではないか。まずは原発への投資をやめ、それを集光型太陽光発電等に向けるべきだ。

ニホンウナギは、2月に日本で絶滅危惧種に指定されている。国際自然保護連合(IUCN)も、絶滅の恐れがある野生生物を分類した世界で最も権威のある「レッドリスト」で、ニホンウナギを絶滅危惧種に指定するよう検討しているという。漁獲や国際取引が制限されることは必至。……まだ大丈夫と思って大事にしていないと消えてしまいそうなのは確かだ。平和憲法としての日本国憲法とニホンウナギの共通点か。

『帰還』公演終了。しかしいろいろな予定もあってなかなか落ち着かない。7月に入れば次回公演へ向けての自主稽古が始まる。燐光群メンバーの多くが、東京を離れたのは投票日の5日前だというのに、選挙のハガキが届くのが遅く、自分から役所に出向いた者以外は、不在者投票ができなかった。選挙制度も見直されるべきである。
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『帰還』千秋楽

2013-06-23 | Weblog
『帰還』伊丹公演、そして今回のすべての公演の、千秋楽。なぜ、いま、この劇なのか。観れば、わかります。

燐光群 創立30周年記念 第二弾 『帰還』
伊丹AI・HALL 共催公演  6月23日(日)千秋楽は14:00

http://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/864700b6092f54078186618186953c5b

東京では都議選。反原発か否か。憲法をどう思っているか。一目瞭然でその人の考え方はわかる。

http://www.asahi.com/senkyo/2013togisen/enquete.html

小倉淳・元アナウンサーが7月の参院選に日本維新の会から出馬表明。彼は「公約は募集しようと思っている。政治家は本来、皆さんの声を聞いて国会に届けるのが仕事だ」「これまでの政治家からすればバカかと言われそうだが、本来の政治というのはそういうものではなかったかと、強く反論したい」という。公約を募集、公約会議を毎週開き、ネットの番組を介して議論し、最終的には10個ほどの公約に絞るという。自分の考えがないのだろうし、公募といっても党の指針に合うものだけを選ぶのであろう。ナンセンスだ。
しかし本当にこの維新の会、大阪で人気があるのだろうか。我々が関西にいて、維新の支持者には一人も会わなかったのだが。
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『帰還』の旅は続く

2013-06-22 | Weblog
『帰還』伊丹公演始まる。あと二日である。皆さま、お見逃しなく。

初演に出演した大滝秀治さんの写文集『長生きは三百文の得』(集英社クリエイティヴ)が、ようやく発売された。谷古宇正彦さん撮影の写真がふんだんに掲載されていて、二年前の民藝での『帰還』初演写真も多く収録されている。千秋楽の楽屋で大滝さんと一緒にいる私も登場しています。

燐光群 創立30周年記念 第二弾 『帰還』
伊丹AI・HALL 共催公演  6月23日(日) まで
土曜14:00/19:00 日曜14:00

http://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/864700b6092f54078186618186953c5b

自民党は参院選公約に米軍普天間飛行場移設について「辺野古への移設を推進」と明記。口先で何を言おうと「抑止力の維持」にも「負担軽減」にもなりはしない。沖縄自民党との「ねじれ」を解消する気はないらしい。……与那国町議会は陸上自衛隊沿岸監視部隊用地として沖縄防衛局に町有地21・4ヘクタールを賃貸契約する議案を可決。年間1501万円で「安全」を売り渡した。哀しい現実。合同演習をするとなれば、米軍も使い放題であろう。無残だ。
最近若い人たちの保守化が目立つ。どの地方でもそうだ。昨日一昨日もいろいろその話題が出たし、そういう人たちにも出会った。慢性化した「現状肯定」意識は、そう簡単に変えられないのだろう。他の選択肢を知らなさすぎるということもある。自分で何かをうみだし作り出す能力がここまで落ちているこの国の現実には、決して背を向けてはいけないだろうに。もちろんどの世代もそうなのだが。
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『帰還』伊丹公演 今日から

2013-06-21 | Weblog
考えてみれば早いもので、もう最終公演地の伊丹である。皆さま、お見逃しなく。
一つの公演が終わるまでは、と留保していたわけではないが、溜まっているさまざまな事柄を、こなさなければならない。これから先のさまざまな予定がどどっと押し寄せてくるのだ。

燐光群 創立30周年記念 第二弾 『帰還』
伊丹AI・HALL 共催公演  6月21日(金)~23日(日)
金曜19:00 土曜14:00/19:00 日曜14:00

http://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/864700b6092f54078186618186953c5b
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『帰還』と『帰郷』

2013-06-20 | Weblog
ぎりぎり限度の締切を抱えつつ、今年の国内外の直近とシビアに考えないと間に合わないおおまかな動きと、来年以降の仕事の打合せと調整も抱えつつ、前日の劇作家協会の会議で生じた新たなミッション対応、夏に予定されている協会のリーディングと別な劇団上演のキャスティング問題等も決定せねばならず、取材の予定を組む必要もある。また別に持ち込まれた仕事を受けるかどうかを判断するための資料を見なければならないノルマを複数抱えながら、とにかく名古屋入り、劇場入り前はデスクワークに集中、朝から現場で空気を掴み、体調不良の俳優もある中、可能な限り細かく、しかし現場にプレッシャーのないよう場当たり、隙を見て原稿を書き、集客のための連絡をし、本番。ありがたいお客さんや手伝ってくださった方々に感謝。名古屋公演を終える。締切原稿は渡せた。名古屋の皆さん、ありがとう。日本一暑い夏の名古屋を早朝始発で発ち、日本海側の地へ自劇団公演とは違う打ち合わせに単身で向かう。……今やっている芝居は『帰還』だが、今、東京では小川絵梨子演出のピンター作『帰郷』という劇も上演されていて、それも観たいのだが。じつは私は四年くらい前、ブロードウェイで小川さんとアメリカ・リバイバル版『帰郷』を観たのである。見終えてあれこれ話した。英語の堪能な人の解説は助かった。私もあの戯曲の魅力に圧倒され、一時は日本版上演を画策した。小川さんがどう日本版を作ったか、じつに楽しみである。

燐光群 創立30周年記念 第二弾 『帰還』
伊丹AI・HALL 共催公演  6月21日(金)~23日(日)
金曜19:00 土曜14:00/19:00 日曜14:00

http://rinkogun.com/Next_Itami.html
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国際的な孤立を選ぶことは「戦争への道」に繋がる

2013-06-19 | Weblog
安倍内閣は18日、旧日本軍の慰安婦問題に関する維新の会・橋下大阪市長らの発言を念頭に置いた「当局者や公的人物による事実の否定や、それによって被害者を再び傷つける行為に反論すること」を日本政府に求める国連の拷問禁止委員会の勧告について、「法的拘束力を持つものではなく、締約国に従うことを義務づけているものではない」とする答弁書を閣議決定。菅官房長官は「日本政府の立場は何回となく会見している。政府として改めて発言することはないという趣旨だ」と説明したという。国際的な見解を拒否するというのは、「国連脱退」なみにひどいことではないか。……国連人権理事会は、福一原発事故後の人権状況に関して国連特別報告者アナンド・グローバー氏の報告書と勧告をサイトの公開。「子ども被災者支援法」の基本方針を事故の影響を受けた住民や自治体とともに策定することや汚染レべルを年間1ミリシーベルト未満に下げるために、期間がきちんと明記した計画を、早急に策定することを求めた。甲状腺検査は子どもだけでなく大人にも実施し、血液、尿検査なども行うよう求めているという。情報のアクセスや透明性についても言及しており、健康検査の結果へのアクセスを容易にすることや原子力規制院会の委員と原子力産業の間に利害相反がないか、その関わりを公開するようにも求めている。これに対し、日本政府は「報告書のドラフト段階で、日本政府は科学的、もしくは法律的観点から、事実誤認を明確にするためにコメントを提供してきた。それにもかかわらず、我々の説明が正確に反映されていない箇所が報告書に見受けられる」と反論。聞く耳を持たない。……麻生財務・金融相が暴言。国の借金が膨らんでいる問題に関し「日本は自国通貨で国債を発行している。(お札=日銀券を)刷って返せばいい。簡単だろ」と言ってのけたのだという。財政赤字を日銀の通貨発行で穴埋めする財政ファイナンスと受け取られかねない発言。海外からの孤立をまったく怖れていない。というか、愚かでしかない。日本国債暴落の危機が迫っている。……日本維新の会が参院選公約に「農協解体」を明示する方針。国粋主義者が国力減退を推進している。……同党幹事長・松井大阪府知事は、田中八尾市長が米軍輸送機 オスプレイの訓練を八尾空港で受け入れる構想に改めて反対を表明したことについて、「検討すらしないのは視野が狭いし、利己的。検討すら嫌だと言う人は沖縄の負担軽減なんて軽々しく言わない方がいい。負担軽減と言うなら、応分の負担をすることを考えるべきだ」と批判。え? 維新の会がいったいいつ「沖縄の負担軽減」について真摯に取り組んできたというのか。気が向いた時思いついたように話題にして、地元の人気取りのスタンドプレイの材料に利用してきただけだろう。橋下市長の沖縄での失言とそれを修復不能な段階にまで持って行ってしまった事実、自分たちの「慰安婦肯定発言」が日本の世界的孤立を招いたことを、こんなおためごかしで誤魔化そうというのか。……国や人を動かす立場の人たちの言葉が軽すぎる。そして、こうして自ら「国際的な孤立」を選ぶというのは、いつか見た「戦争への道」ではないか。あらゆる矛盾をリセットするためには戦争しかない、という暴走だけは、避けなければならない。
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真昼の表参道は暑かった

2013-06-18 | Weblog
漫画家の赤松健さん、弁護士の福井健策さん、谷賢一くんらと、座談会。著作権、TPP問題等、たいへんためになる。劇作家協会言論表現委員会の企画。福井さん曰く「異ジャンル対面の醍醐味」。いずれ公開します。……自民党・高市政調会長は「事故を起こした東京電力福島第一原発を含めて、事故によって死亡者が出ている状況ではない。安全性を最大限確保しながら活用するしかない」と、改めて原発再稼働を公言。「死亡者が出ていない」から「たいしたことはない」というのか。無神経きわまりない。「原発は廃炉まで考えると莫大(ばくだい)なお金がかかるが、稼働している間のコストは比較的安い」と言うが、「事故を起こした時のコスト」についても言及すべきだろう。……「父の日」のプレゼントとして、息子がステテコ(ユニクロ製)をくれる。家の中をパンツ一丁でうろうろしてほしくないのだろう。

赤松健さんの「Jコミ」には、いろいろ教わるところが多い。(写真は、そこで無料公開されている「ラブひな」)
http://www.j-comi.jp/book/comic/1

『帰還』 名古屋・関西公演、よろしく!
【名古屋】6月19日(水)名古屋市東文化小劇場
【伊丹】6月21日(金)~ 23日(日)AI・HALL共催公演
http://rinkogun.com/
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アメリカの「日本離れ」は止まらない

2013-06-17 | Weblog
G8サミットの機会に予定していた日米首脳会談、見送り。安倍首相は「ドイツを含め『経済政策を議論したい』という国があるので、そちらを優先する」とごまかしたが、オバマ米大統領に断られたんじゃないのか。オバマ氏とは13日に電話で30分間にわたり協議したとか言い訳しているが、米中首脳は先週、8時間もひざ詰めで語り合ったという。アメリカの「日本離れ」は止まらない。……6月15日付けの福島民報によると、「東京電力は14日、さいたま市の埼玉補償センターに勤務する40代の男性社員が同県内のJR高崎線の車内で、福島第一原発事故の損害賠償に関する22人分の個人情報を記載した書類を紛失したと発表した。書類は約700枚の社内資料。賠償を請求している双葉町民の名前や住所、請求状況の他、同町役場や国との打ち合わせに参加した職員らの名前が一部に記載されているという。請求書の原本は含まれていない」という。センターは紛失した書類の電子データなどを保管しており、賠償の支払いや業務に影響はないというが、情けないというか、哀しいニュースだ。……『帰還』、確認稽古。前後に打合せ。あたふたして一日が終わる。日曜日なのだが。

『帰還』 名古屋・関西公演、よろしく!
【名古屋】6月19日(水)名古屋市東文化小劇場
【伊丹】6月21日(金)~ 23日(日)AI・HALL共催公演
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宮藤官九郎くんは席を間違えていない

2013-06-16 | Weblog
午前中は消化すべき事務仕事に追われ、新宿で打合せ一件、池袋で「城山羊の会」の公演を初めて見る。亡くなる前の数年間、深浦加奈子さんが出ていた団体だ。深浦さんとは三十代になってから疎遠になっていたし、なかなかタイミングが合わず観たことがなかったのだ。新しくなった東京芸術劇場、場内係の女性がチケットを見て席まで案内してくださる。仮設の舞台で客席が変形ということもあるゆえの親切だろう。で、補助席の「RB」という席に案内されるはずだったのが、場内係の女性が私を連れて行った下手側の席には、既に人が座っている。座っていたのは、知った顔の人だ。向こうも気づいて、ああ、と黙礼し合う。宮藤官九郎くんである。じぇじぇ。前回のブログで「(水道橋博士)くん」を使ったので、「くん」をつけてしまおう。場内係の女性に言われるままに、宮藤くんは私と対称の位置にある席へ導かれてゆく。で、私は彼の座っていた席に座ったのだが、そこはどう考えても補助席の「LB」なのである。「R」が上手、「L」が下手だったのである。周りのお客さんも場内係さんの間違いに気づいていたようだ(というか、おもしろがっていた)。だが、野球はアンパイアに、サッカーはレフェリーに、客席では場内係に従うのが、ルールというものだ。しかも「LB」と「RB」の二席は、コの字型客席で、舞台を挟んで真向かいなのである。通路に置かれた補助椅子で前には席がないので、なんだか目立つ席だ。どうやら私たちは、案内された席は逆様だと気がつきつつ(後で話すと宮藤くんも気づいていた)、二時間の上演時間を過ごすことになった。でも関係者の皆さん、場内係さんを責めないでね。私たちはおもしろがっていただけなので。……「城山羊の会」は同時多発会話の静かな演劇のようだったが、後半になると世界が変わって、不条理というより成り行き任せの連鎖になる。作・演出の山内氏によれば、美術の杉山氏が「原発のこと」と指摘していたとかで、なるほど、「なし崩しの無責任体制」のメタファーなのだろう。……引き続き打合せを一件。これからの時代の厳しさと可能性を噛みしめつつ。……三鷹へ。今日は観劇日となる。この週末は観るべき芝居、上演中の知り合いの芝居も多いのだが、今まで観たことのない団体を優先することにする。主宰のノゾエくんの台本を読んだことや演技を観たことはあったのだが、「はえぎわ」を観るのは初めてだ。彼も岡山県生まれということだが、ずっと岡山に住んでいたのではないらしい。『ガラパコスパコス』初演は三年前ということもあってか、時間をかけて練り込んである様子の、充実した舞台だった。……『あまちゃん』の音楽は大友良英さんである。無断でこの番組の曲を選挙カーから流しているケースがあったらしく、大友さん本人が「流行の音楽を利用するような選挙活動はやめてほしい」と抗議したという。で、彼のブログによると、『あまちゃん』劇中歌「潮騒のメモリー」の骨格になるメロディのかなりの部分はSachiko Mの手によるものだとか。当時、燐光群の音響を担当していたSachikoと、四度も燐光群公演でライブ演奏してくれた大友さんの出会いも、もはや二十年前。……ノルウェーでは、これまで男性だけが対象だった一年間の徴兵を、女性にも適用することになったらしい。欧州以外では、イスラエルなど数カ国が女性の徴兵を行っているが、ノルウェーは欧州で初めて女性を徴兵する国になるという。仕事も含め社会の中で「男女平等」が徹底している国だけに、ありうることと思う。そしてかの国の人口が極めて少ないことも幾ばくかは影響しているはずだ。日本より若干広い面積の国で、人口は五百万人に満たないのだ。……「アメリカ政府が、世界をコントロールするため情報を収集している」。米国家安全保障局(NSA)が市民の通話記録やインターネット上の情報をひそかに収集していたことを暴露した、米中央情報局(CIA)元職員のコンピューター技術者、エドワード・スノーデン(29)。オバマ政権下で市民に対する監視が強化されたことに失望したのが理由という。NSAは重大な機密漏えいとして司法省に捜査を依頼。同氏は「表現の自由を信じる国に政治亡命を求めたい」と語っていた。香港のホテルから消えたというが、今も行方不明なのだろうか。彼が使っていたのはPRISMというソフト。在日米軍で働いていた時期もある。「日本の事務所から世界のどの地方の、どの人が、どんな情報をやりとりしたかを監視することができる」「ほとんどのプロバイダーが集めた情報を政府の諜報機関に上納している」そうだ。彼が香港にいることからなのか「バックに中国がついている」という無責任な意見も出回っている。捕まればアメリカ当局から取り調べを受けることになるのは間違いないが、いずれにせよ、スノーデン氏はまず、「国家反逆の犯罪者」ではなく、「一般市民のために行動を起こした内部告発者」として扱われるべきだという意見に、賛同する。

「劇の宣伝のため」とブログ立ち上げを関係者に進められ、一日一度はブログをアップするノルマを自ら課してきたが、先週一日書き込めなかったので数あわせのように記している。ちょっとしんどくなってきたかな。
そもそもの目的である劇の宣伝だが、今週は『帰還』(写真)の名古屋・関西公演があります。本日は確認稽古!

【名古屋】6月19日(水)名古屋市東文化小劇場
【伊丹】6月21日(金)~ 23日(日)AI・HALL共催公演
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