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Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

アンネのバラが咲いた

2025-05-01 | Weblog
今年は見事に咲きました。
開花期の色です。

じつは、杉並区・高井戸中学校は、アンネのバラを育て続けています。

色が変わることが少女の成長過程を示しているということのようです。
蕾の時は赤、開花後に黄金色、サーモンピンク、そして赤へ変色するそうです。

日本では、アンネ・フランクさんの父オットー・フランク氏から寄贈されたものが広まっているという話です。

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今年はイワシがおいしいと言われ

2025-05-01 | Weblog
今年はイワシがおいしいと言われ、帰国して羽田から帰宅の途中にスーパーでタイムセールのイワシを購入。
フライパンで焼く。
オリーブ唐辛子オイル焼。
魚ヘンに弱いと書いて「鰯」だが、ガッと焼いて身を締める。
部分的に崩れてるのはご愛敬。
ここ10年なかったくらい脂が乗ってて値段も安いという定評通り。
塩は初期燐光群メンバーの土井くんが商う塩。
それが一週間前。
昨日は半額になってたサワラ。
帰国してからは魚を食べている。
デスクワークが続くがまだ先は長い。




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飛行機の中で観た『エミリア・ペレス』他

2025-04-30 | Weblog
ロンドン往復の飛行機の中で映画を観てしまった話はしたが、その中で断トツに面白かったのは『エミリア・ペレス』である。

これもネタばれになりそうだから内容はほとんど言えないのだが、やはり二十年くらい前には登場する気配さえなかった方向性とそれがきっちり認められ受け入れられている中で成立しているという意味で、喜ばしい。新しさと、本質的であることを究めようとする方向性が、しっかり共存している。最近の映画は、とても開かれてきているのではないか。悪いことであるはずはない。
これもとても良かった『ドマーニ! 愛のことづて』同様に,ミュージカルでなくふつうの映画のはずなのに、ムーブメントや歌が入ってくる。その感じも、押しつけがましくなく、造り込んでいる感を出すわけでもなく、映画の衝動としてやっている感じで、悪くない。

他に機内で観た映画で、これは残念だったのは、『リアル・ペイン』である。狙いもわかるしやろうとしていることも理解できて、丁寧に自分なりにやっていることもわかる。しかし、ぴんと来ない。信じられない。こだわっているようでひとりよがりである。従兄弟役の俳優がこの役でアカデミー賞をとっているが、こういうのを評価するのですね,という冷めた反応になってしまう。イスラエルのガザへの虐殺が続く中、この題材を冷静に観られないということもあるのかどうかは知らない。他にも入り込めない理由は幾つかある。
ただ、ホロコーストを逃れてアメリカに移民した家族が、ホロコーストの現場を訪問する話としては、私はリサ・クロンの『ツー・ポイント・ファイヴ・ミニッツ・ライド』を上演している。そのテーマそのものに対して違和感があるわけではない。
しかし、いま、この時としては、この映画を観る気持ちは、複雑である。

なんだか映画の感想が続いているが、考えてみると昔は、某音楽誌で何年かずっと映画評を書いていたし、関係ない理由でその頃のことをちょっと思い出したりすることもあるのである。まあ、それはさておき。

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日本ペンクラブが、日本学術会議法案に強い懸念を表明する声明を出しました

2025-04-29 | Weblog
表現の自由は、その前提と過程双方に於いて、思想信条、学術研究の自由が保障されることが、必要だ。
どのような研究や探索が必要かを、当事者に委ねるのは、当然のことである。

日本ペンクラブが、「国際ペン憲章」の理念に基づき、日本学術会議法案に強い懸念を抱き、緊急声明を発出した。
もう一年くらいペンクラブの仕事は何もできていないが、もちろん賛同します。
そして日本学術会議が弱腰にならないように、支えつつ注視してゆきます。

 
【日本ペンクラブ声明】
「国際ペン憲章」の理念に基づき、日本学術会議法案に強い懸念を表明する(2025.04.28)

日本ペンクラブは表現者の団体として、学術研究の自由が保障されることが社会にとって重要であると考える。自由な学術の振興を通じて平和で豊かな社会を作るために貢献してきた日本のナショナル・アカデミー(国立学術団体)である日本学術会議の活動に敬意を表するとともに、政府による改組への動きに対する懸念を共有する。もしも政府が現行の組織を変更するのであれば、日本学術会議が政府案に対し声明や決議で挙げる条件を完全に満たすことを強く求める。

2025年4月28日
一般社団法人日本ペンクラブ
会長 桐野夏生
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中身もほぼ「カール」でした

2025-04-29 | Weblog
「カール」とそっくりなコーン菓子「パックル」が売られている。

袋やロゴのデザインも、明らか「カール」をパクっているので,名前が「パックル」だという疑惑がありましたが、中身の菓子じたいの形状もサイズも、ほぼ「カール」でした。

ご報告まで。


前回記事

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民主主義を実践する映画 『能登デモクラシー』

2025-04-28 | Weblog
地方政治の歪みを鋭く描いたドキュメンタリー映画『はりぼて』の五百旗頭幸男(いおきべ・ゆきお)監督の最新作、『能登デモクラシー』。さらに個性の出た、しかしまっすぐな作品となっている。

舞台は能登半島中央の、石川県穴水町。人口は六千人台、ここが「過疎の町」であると住人たちも自覚している。その集落の中心部から離れた、開発を途中で止められている悪路の行き着く先の限界集落に暮らす、八〇歳の元中学校教師・滝井元之さんが,本編の主人公である。

穴水町には定例会見がない。地域についての報道も僅かである。インターネット配信全盛のこの時代に、権力監視の役割を担い、町民に信頼されている最強のメディアが、滝井さんが2020年から発行している、手書き新聞「紡ぐ」である。配布は月2回、部数は500部という。
この紙面で滝井さんは、旧態依然とした利益誘導に傾く政策に警鐘を鳴らしている。映画の中で語られるように、町民たちは、穏やかな穴水湾での伝統漁法「ボラ待ちやぐら」のように、我慢強いともいえるが「何もしなければ、何も変わらない」という受け身の部分があると、映画は指摘する。

五百旗頭監督ら石川テレビのクルーは、自分たちの報道によって町が変わっていくことがわかっていて、この土地の未来に自ら関わっている。「ローカルメディア」とは、たんに報道するだけではなく、発信者の積極性を持つ。映画は穴水町の役所と町議会の癒着、その歪みに迫ってゆく。そして本来メディアの存在意義とはそこにあるのではないかというべき「問いかけ」を重ねてゆく。なにしろ五百旗頭監督は、『はりぼて』では富山市議会の不正を暴き、市議が次々とドミノ辞職してゆく現実の改革を呼び起こした張本人という過去を持つ。

さいきん石破総理が商品券10万円を新人議員たちに配ったことが問題になっているが、この穴水町の町長も当選議員にお酒券(ビール券?)を渡した。映画はまさにその受けとっている姿の動画映像を登場させるだけでなく、その映像を町長や議員たちに直に見せる場面がある。もはや五百旗頭監督らも映画・テレビのジャンルの域を超え、滝井さんの孤独なたたかいを支えているのだ。
金券を御祝いとして渡すのは寄付行為に当たるから禁止されており、町から当選者への御祝いとして許されるのは物品でないと駄目だというルールを五百旗頭監督らに告げられて戸惑う町長や議員たちの姿。選挙についてしゃあしゃあと「買収」が存在することを自慢げに語る前町長の発言といった「事実」が、映画の中で鋭く重ねられてゆく。前町長や議会での質問をほとんどしたこともない古株議員たちが、惰性で権力の濫用を自明としてきた事実が浮かび上がる。

この街の過去がたんに「なあなあ」だったのではなく、町長が「能登半島に採算とれる所なんてないじゃないですか」と開き直るように、地方行政の困難さが浮かび上がる。そして、それまで悪びれることなく暗黙の了解として認められてきてしまったらしい町長・前町長の利益誘導の事実(具体的には町長が別組織の立場で運営する新施設にまつわる土地貸与等を含んだ問題)を突きつけていく展開は、ジャーナリズムかくあるべし、という厳しさを備えている。

そして2024年1月1日、能登半島地震が発生する。この町を継続して取材する途中で、地震が起きたのだ。劇映画以上にドラマティックな展開である。
カメラは思わぬ震災に見舞われた町と人びとの姿を捉えてゆく。新聞「紡ぐ」震災後の号の「私たちは生きています」という手書きの文字がリアルだ。

自然災害に対応しなければならない現実に迫られると同時に、同年5月に放送された(この映画の前半部分にあたるであろう)この映画の同名のテレビ版がそれを観た町民たちに与えた影響が、穴水町に大きな変化をもたらした。
五百旗頭監督らが風穴を開けた。
町長も町の復興のための市民ミーティングを複数回開き、すべてのテーブルに顔を出して意見を聞くようになっている。町長も地域のコミュニケーションを模索し改良しようとしている。五百旗頭監督らはその姿をきちんとフェアに描く。

そして、滝井元之さんと妻・順子さんは、最近の、フィクションも含めた映画に登場するあらゆる主人公たちよりも、魅力的である。とくに順子さんの目のまっすぐな美しさは、映画というジャンルによって届けられる最良のものがあることを示している。

そして最後には、五百旗頭監督自身が穴水町最大のタブーとされているらしい事実を、あらためて言葉にする。
先述のようにこの映画は「石川テレビ」が製作しており、五百旗頭監督は「テレビマン」として行動してもいる。そのことが決して映画としてマイナスにならない。それは彼がそのポジションを逸脱するほどの,否、それが当然と思うだけの、当事者意識を持っているからだ。

映画は被災者のもとに門付け訪問する滝井さんのセリフで終わる。草の根の手書き新聞と、その活動を報じたテレビによって、この町が変化してゆく予感で終わる。

ああ、これが民主主義だ。憲法というものが、滝井さんたちの活動を支えているし、憲法が要求する国民の「不断の努力」とは、こういうもののことを言うのだと、心から認識させられる。

音楽も、過剰なようでいて、作品独特の個性を生みだしている。風の音、街で人びとの囲むざわめき、自然の拡がり、ドキュメンタリーなのに劇映画なみに施された音響設計が、優れている。

同じ配給会社・東風は、『五香宮の猫』はじめ想田和弘監督の映画を手掛けているが、なんとこの映画もネコ映画である! 人とネコの関係が写る豊かさは想田作品と相通じる。

『能登デモクラシー』は、5月17日から、東京・ポレポレ東中野、大阪・第七藝術劇場等で公開されます。
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焼きそばパンが想定外の攻撃を仕掛けてきた

2025-04-27 | Weblog
缶詰で仕事をしていて夜になって銭湯へ。
日曜日七時過ぎの銭湯はさすがに空いている。

スーパーに寄ると、「焼きそばパン」の新機軸が、発売されていた。

「焼きそばパン」は炭水化物を摂取させる。

関西・西日本では、時として、お好み焼きや焼きそばもご飯付きの「定食」になるから、抵抗は少ないかも知れないが、東の人は驚いたはずだ。

「焼きそば」が挟まれているのは確かだが、ふつう麺を食べるときには「すする」と言われるが、その行為は不可能である。
「かじる」ためにしか麺が存在していない。焼きそばは「ソース味を運ぶ何か」にされている。

東日本では遠慮がちに棲息していたはずの「焼きそばパン」だったが、ここにきて、小さくして薄皮パン四つにそれぞれくるんで、売り出してきた。

新しい物が売り出されると試してみたくなる性分はあるので、いただいてみた。

皮が薄いからパンの味付けのためだけに焼きそばがある感じは,少しは抑えられている。

しかし、困惑する。

とはいえ、一口サイズのこれを食べることが「焼きそばパン」との出会いという世代が育ってゆけば、未来にはこちらがスタンダードになっているのかもしれない。




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パクっているのでパックル?

2025-04-27 | Weblog
スーパーで、「カール」とそっくりなコーン菓子が売られている。
関東では売られず、関西と西日本でしか売られなくなった、明治製菓の「カール」。

新発売されたときに日本の子どもたちは衝撃を受けた。
もちろん昭和である。
チーズ味とうすあじが西日本で健在だった。
で、関東にはないカールを西側からお土産として関東に持ち帰る人たちもいた。ここ数年。

ところが、東ハトが,「カール」そっくりなコーン菓子を売り始めた。
菓子じたいの形状も、販売される袋やロゴのデザインも、明らかカールをにパクっているので,名前が「パックル」だという。

「ぱくぱく食べるからパックル」という理由が書かれているが、名前を「パクる」から命名していることを指摘されようと考えているのだろう。

真面目にそうしているのか。
明治製菓とは話がついているのだろうか。

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『教皇選挙』を「コンクラーベ」というらしい

2025-04-27 | Weblog
「教皇選挙」を「コンクラーベ」というらしいときいて、すぐに「根比べ」という駄洒落を思いつく人は私だけではなくて、松元ヒロさんも最新の「ひとり立ち」でネタにしていた。
で、なんと現実世界でも教皇が死んだためにまさにいま教皇選挙が行われることになるらしいという絶妙なタイミングで、『教皇選挙』を上映している映画館も軒並み動員アップで満席になったという。
この間のアメリカという国の血迷い方には、トランプ以前にキリスト教宗教右派の影響増大が根拠になっているらしいことは,ここ数年指摘されている通りだ。このことはより詳しく客観的に観察されていかなければならないことだと思う。

映画『教皇選挙』は、『クイズ・ショウ』の頃など紅顔金髪ハンサムの若手二枚目だったレイフ・ファインズがハリー・ポッターで怪役をやってくらいからどんどんオッサン化している中で、ぴったりの役だったが、まあ、ストーリーを運ぶ役である。怪役といいってもふつうの人間である。レイフ・ファインズと劇作家デヴィッド・ヘアーが組んだ二本の劇『悪魔をやっつけろ』『ストレイト・ライン・クレージー』を燐光群が日本初演した関係もあって、とくに『悪魔をやっつけろ』ではレイフ・ファインズが作者デヴィッド・ヘアーを演じたその役を私自身もやったのでなんとなく他人事に思えないという、まあ、だからなんだ、である。ネタばれになるので映画の中身は言えない。あるていど映画ずれしているというか勘のいい人はこのオチになるのは途中から気がつくだろう。

映画『教皇選挙』は映画館ではなく飛行機の中で観た。教会の中のディティールなど大画面の映画館で観るべき映画だった。いささか後悔。

あまり飛行機の中で真剣に映画を観るのもと思い、帰りの飛行機では、軽い気持ちで『異端者の家』というのを観たが、これもなんと宗教ホラーで、なんだか宗教もの映画連続になった。で、こっちも何か言うとネタばれになりそうなので内容には触れない。主演のヒュー・グラントは、私が初めてイギリスに行った頃には『ノッティングヒルの恋人』の二枚目だったし、その頃私の戯曲『くじらの墓標』をレパートリーとして上演してくれたゲートシアターが1996年当時はそのノッティングヒルにあったのだが、私が感情移入するかどうかはともかく、こちらのヒュー・グラントも、ひたすら怪演しているのであった。
最近、もともと二枚目だった人がトシを取ってトンデモな役をやるのが流行っているみたいな気がする。
まあそれはそういうものなのだろう。

飛行機の中で映画を観るのも,昔に比べればそれぞれの席に画面がありオンデマンドになっており、乗客個別の時間ということになる。隣の人と同時に観て体験を共有しているわけではないのだ。便利だが淋しい気もするのである。まあしかし飛行機は映画館ではないのだ。

昔は飛行機の中で映画を観ると涙もろくなるという人がいて、私もときどきそうなった気がするが、今はそんなことはない感じかな。



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「KYOTO」の5文字のインパクト

2025-04-26 | Weblog
『KYOTO』オリジナル版は、ロンドンSOHO地区の大通り沿いの劇場で上演されている。
否が応でも目立つ場所で、どこからでも目に入る「KYOTO」の5文字がインパクトがある。

まだ紹介していない紹介紙誌の見出し
「実に素晴らしい。私たちの飽くなき自己満足を、見事に骨抜きにしている」(WhatsOnStage)
「豊かで活力に満ちた劇」( i Paper) 
「コンマの外交的影響を描いたこの劇には、感嘆符がいくつも必要だ」(Guardian)

「まさに演劇の魔法…本当に素晴らしい」(WhatsOnStage)
「猛烈なテンポと鮮やかな演技」(The Stage)
「緊張感と手に汗握る展開」(Guardian)
「豊かで活気に満ちている」(The i)
 「京都は今見るべき唯一の演劇」(BROADWAY WORLD)
「世界を少し動かす重要な演劇」(WHATSONSTAGE)
「京都は2025年最初の見逃せない演劇」(ALL THAT DAZZLES)
「爽快です」(LIBBY PURVES (THEATRE CAT))


燐光群による翻訳版は
6月27日〜7月13日
下北沢ザ・スズナリ

上演詳細はまもなく発表します。

※    ※    ※

1997年12月、先進国の排出する温室効果ガスの削減について、初めて法的拘束力を持つ数値目標が設定された「京都議定書」。
満場一致で採択された気候変動枠組条約締約国会議(COP3)の開催地が京都であったことから、「京都」の名を冠しています。
『KYOTO』は、その決定に至る国際会議と周辺を描きます。

RSC(ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー)と、『ジャングル』で世界的成功をおさめたグッドチャンス社が、共同製作しています。
作者は、ジョー・マーフィーとジョー・ロバートソン。(「ダブル・ジョー」と称されているようです)
演出は、映画監督としても知られるスティーブン・ダルドリーと『ブライマ・フェイシィ』を演出したジャスティン・マーティンの共同。

本年度 オリヴィエ賞 作品賞・助演男優賞にノミネートされました。
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『李香蘭』

2025-04-26 | Weblog
『李香蘭』ゲネプロを見せていただきました。
四季の自由劇場。
といっても、劇団四季ではなく、浅利慶太事務所の公演ということでした。
写真は開演前の幕が下りている様子です。

ステージング的には、専用の劇場を持っていることの強みはあらためて感じます。
メロドラマ的な展開にしない、大まじめに硬質な劇でした。
初演時に生まれていない出演者が十人以上いるとかで、若さを採り入れ、スピードを競うような動きもありました。鍛えているところを見せたいということも、あるのでしょう。ムーブメントにターンの動きが多いのが、あまり時代や背景には合っていない気がしましたが。
セリフの話術のクセは昔ほど気にならなかったのですが、作劇的には思うところも多々。「この史実を紹介したい」ということを越えた見せ方を考えていいのではないかと思いました。
寺山修司に処女作を書かせたのは四季なので、そういう実験精神の伝統も残っているはずと信じたい。『CATS』のテント公演の発明も、まさにそうだったはずです。
そういう野心の新局面をもっと見たいというか、あるいはもっといろいろなことをやっているのなら見てみないといけない、と思いました。

俳優座劇場が吉本に売られたニュースを聞いた直後のタイミングでもあり、膨大な数の劇場と人員を擁する四季の強さに、あらためて思うところ多々でした。
四季には四季の考え方があり、人材を輩出してきた功績もあり、これからのこともいろいろ考えられているのでしょう。
ただ、同時にいくつもの大きな劇場を満員にすることじたいが目的になってしまうと、いろいろと矛盾を抱えてしまうことにもなるでしょう。

これは一般論としてですが、経産省が言うように、作品を作って見せるという過程の中で、「コンテンツ」として売り出すことが重視されるなら、そういう方針を持つことも何かになるのかもしれませんが、それが「演劇」の魅力を伝えることにシフトしていく可能性が、もっともっとなければならないでしょう。
「客が入った」「収入が多い」ことによってのみ正当化されるものからこぼれ落ちてゆくものを見ないと、です。
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『KYOTO』ロンドン地下鉄エスカレーターの宣伝ポスター

2025-04-26 | Weblog
ロンドン地下鉄エスカレーターには、上演されている演目の宣伝ポスターがずらり並べられていて、昇降しながら見られるのだが、もちろん『KYOTO』も、あった。

まだ紹介していない紹介紙誌の見出し
「まさに演劇の魔法…本当に素晴らしい」(WhatsOnStage)
「猛烈なテンポと鮮やかな演技」(The Stage)
「緊張感と手に汗握る展開」(Guardian)
「豊かで活気に満ちている」(The i)


燐光群による翻訳版は
6月27日〜7月13日
下北沢ザ・スズナリ

上演詳細はまもなく発表します。

※    ※    ※

1997年12月、先進国の排出する温室効果ガスの削減について、初めて法的拘束力を持つ数値目標が設定された「京都議定書」。
満場一致で採択された気候変動枠組条約締約国会議(COP3)の開催地が京都であったことから、「京都」の名を冠しています。
『KYOTO』は、その決定に至る国際会議と周辺を描きます。

RSC(ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー)と、『ジャングル』で世界的成功をおさめたグッドチャンス社が、共同製作しています。
作者は、ジョー・マーフィーとジョー・ロバートソン。(「ダブル・ジョー」と称されているようです)
演出は、映画監督としても知られるスティーブン・ダルドリーと『ブライマ・フェイシィ』を演出したジャスティン・マーティンの共同。

本年度 オリヴィエ賞 作品賞・助演男優賞にノミネートされました。
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ロンドン 子ども食堂ではありません

2025-04-26 | Weblog
「KIDS EAT FREE」とありますが、子ども食堂ではありません。

ロンドンの街角の食堂の、イースターの限定サービス。

ロンドンに着いてみたら、イースターまっさかりだったのです。


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久しぶりに、ヒロさん「ひとり立ち」

2025-04-26 | Weblog
紀伊國屋ホールで、久しぶりに、松元ヒロさん「ひとり立ち」。

ヒロさんのステージじたいは、去年の夏以来だ。

いつも通りの満席。

細かく数日内の時事ネタも入るビビッドさ。

生活保護の話の説得力。

つねに弱者の側に立つ。

笑えない世の中に対して、笑いを武器に攻めていく,その立ち姿は変わらない。

ウーマンラッシュアワー村本大輔氏へのエールも。

『憲法くん』を劇にさせてもらって、六年。

いっぱい元気をいただきました。

私もがんばらなきゃと思います。
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帰ってきたという感じ

2025-04-25 | Weblog
一週間日本にいなかっただけで、帰ってきた、という感じがするのが、不思議。

というか、下北沢が久しぶりだったからかもしれない。

レディ・ジェーンの最後にも立ち会えなかったし、天野天街をおくる会にも行けなかった。

下北沢ザ・スズナリに初めて来たのは1981年の6月。
演劇に於ける故郷ではある。
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