Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

いま沖縄を語ることの難しさ

2024-07-21 | Weblog
「いま沖縄をどう語るか」(高文研)は、新崎 盛吾, 松元 剛, 謝花 直美, 佐古 忠彦, 鎌倉 英也氏らの共著。

法政大学沖縄文化研究所創立50周年記念シンポジウム「いま沖縄を語る言葉はどこにあるか―復帰50年目のジャーナリストたちの挑戦」(2022年11月23日開催)がもとになっている。
沖縄についてそれぞれの立場からの論考である。

新崎さんとはしばしばお話しするし、松元さんには『普天間』を執筆するときにお世話になった。

私なりに、ここ三十年の沖縄との関わりの振り返りにも役立ったし、あらためていろいろなことを考えたが、「いま沖縄を語ること」の難しさをこそ、思った。

そして、「台湾有事」というような、新たに浮上してきた言葉に対して、私たちがもっとしっかりとした論理の組み立てを持たねばならないと、あらためて思った。

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「いま沖縄をどう語るか」

2024-07-21 | Weblog
「いま沖縄をどう語るか」(高文研)を読んだ。

新崎 盛吾, 松元 剛, 謝花 直美, 佐古 忠彦, 鎌倉 英也氏らの共著。
法政大学沖縄文化研究所創立50周年記念シンポジウム「いま沖縄を語る言葉はどこにあるか―復帰50年目のジャーナリストたちの挑戦」(2022年11月23日開催)がもとになっている。

沖縄についての縁のある5名のジャーナリストが、それぞれの立場から沖縄について論考する。

新崎さんとはいろいろな話をしてきたし、松元さんには『普天間』を執筆するときなどにもお世話になった。

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もやもやさせる映画、『Mommy マミー』。

2024-07-21 | Weblog
1998年7月の「和歌山毒物カレー事件」を検証したドキュメンタリー映画、『Mommy  マミー』。

夏祭りで提供されたカレーにヒ素が混入、67人が中毒を発症、小学生を含む4人が死亡。
犯人とされた林眞須美死刑囚は、2009年に最高裁で死刑が確定。本人は容疑を否認し、今も獄中から無実を訴え続けている。

この映画は、8月3日から公開が予定されていたが、林眞須美死刑囚の長男・浩次さんら親族が、本映画の公開に関連する誹謗中傷や嫌がらせを予想以上に受けており、日常生活が脅かされる不安が日に日に増し、一度は公開中止を申し入れたが、製作者、配給会社、親族の三者協議の結果、善後策として、本編の映像の一部に加工を施し、予定通り上映することになった。

以下、ネタバレになるので、御覧になる方は、続きは読まないでください。

映画は長男・浩次同様、最高裁判決に異を唱え、林眞須美死刑囚の無実を信じる立場である。当時の目撃証言や科学鑑定への反証を試み、保険金詐欺事件との関係を読み解いていく。
一定の説得力はあり、林死刑囚が「やっていない」という可能性を強く感じさせることは確かだ。
とはいえ、真犯人が提示される、というドラマティックな展開がある作品では、ない。
保険金詐欺そのものは、林死刑囚の夫が、悪びれたふうでもなく、淡々と告白している。
「和歌山毒物カレー事件」について、林死刑囚は無実か、無実でないか。
無実のように見える部分が、多い。
ただ、「決定的な何か」はないので、あくまでも、「疑わしいだけ」の者を死刑にしてはならない、というスタンスである。
確かに、それは正しいことだと、思う。

しかし、観ている間は、かなり、もやもやする。
作り手の意図はともかく、この、「ずっともやもやさせる」こと自体に、この時代の深層を感じさせる「何か」が、あるのだと思う。
この「もやもや」の中で、明日にでも死刑が執行されるのだとしたら、それは間近っている、ということは、確信を持って、そう言える。
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道徳的な意味での罰則なのか?

2024-07-20 | Weblog
体操女子日本代表の宮田笙子選手が、合宿所での喫煙・飲酒が露顕し、パリ五輪出場辞退、ということになっているらしい。

19歳だったからというが、いまや18歳から選挙権が得られるのだから、もうこのさい、18歳から飲酒していいことにしてもいいのではないか。
実際、最近の大学生の話を聞くと、確かに、大学生になったら誰でも呑んでいたというのは昔の話で、20歳未満の者が飲酒していたことがわかると、体育会系でも文化系でも団体自体が出場権を失うみたいなことは、増えてきているらしい。
大学生のバンカラというのも、もう消滅したのであろう。

現状、20歳以上でも選手は喫煙・飲酒禁止ということだが、未成年でなければ、適度な喫煙・飲酒でよりよい成績を残せる者がいるなら、それでは本末転倒ではないか。

喫煙や飲酒はドーピングではないし、人知れず嗜んでいただけならば、誰かに迷惑を掛けるわけではない。なぜここまで大問題になるのか。

報道での宮田選手の言葉として「行為に及んでしまった」というのが、本当に違和感がある。

もちろん規則を破ったことは破ったのだ。それは仕方ない。しかし、いきなり「出場辞退」に、なってしまうのか。
何か解決する方法は、他になかったのか。二週間の謹慎とか。

日本社会の保守的な動向からすれば、「規則を破ったのだから仕方がない」が多数を占めるだろう。
道徳的な意味での罰則なのか?

宮田選手は一時帰国し、憔悴した様子だというが、かわいそうでならない。

「通報」したのが誰かという犯人捜しもしてほしくはないが、しかし、なぜ「通報」したのだろう。

世の中には不祥事を起こしても地位に留まる大人たちが多いとき、なぜ彼女だけ、と思う。
まずは死者まで出してしまった維新の兵庫県知事が辞めるべきだ。


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こんな危うい世界を生きているのか マイクロソフトのシステム障害

2024-07-19 | Weblog
マイクロソフト「ウィンドウズ」のシステム障害。

私たちはこんな危うい世界を生きているのか。

マイナンバーも保険証電子化も無理。
人が死にます。

反対して当たり前と思ってきたが、確信になった。

デジタルは信用できない。



写真は『藤原さんのドライブ』。
大西孝洋。
撮影・姫田蘭。
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映画『アイアム・ア・コメディアン』 は、村本大輔と日向史有監督の出会いと共有の結果である

2024-07-19 | Weblog
ユーロスペース等で公開されたばかりの『アイアム・ア・コメディアン』は、ウーマンラッシュアワーの村本大輔氏に3年間密着した、ドキュメンタリー映画である。
一日に何本もの映画を時間を変えて上映することの多いミニシアターで、一日に続けて五、六回上映されているので、一定数のお客様が駆けつけてくれているということであろう。めでたい。

作品を観る前の人に事前に内容をあまり説明しない方がいいと思うので、なるべく具体的なことを語るのは控えるが、かつて『村本大輔はなぜテレビから消えたのか?』(2021)という番組を作った日向史有監督の作品だけに、テレビに居場所を失った芸人である村本大輔が劇場やライブに活路を見出し、アメリカに渡って世界的なスタンダップコメディアンとなるべく試行する姿を、彼と共にいて、フォローしてゆくものである。村本氏が、原発、韓国、沖縄、等の問題、テレビでは取り上げにくい対象について語るのはもちろんであるが、渡米を決めたとたんにパンデミックとなり、渡米資金を稼ぐつもりだったライブ上演がほとんど全てキャンセルされてしまう苦悩など、彼が語る「反体制」の内容よりも、むしろ自然体に存在する「村本大輔本人」の姿を追いかけていく。
そう、あれだけ身体を傾斜させ、早口でシャウトするスタンダップコメディアン村本大輔が、日向監督の前では、ただただ、自然体なのだ。

冒頭のタイトルで、「I AM MEDIA」という言葉が最初に出て、文字が増えて「MEDIA」が「COMEDIAN」に変わって「I AM A COMEDIAN」と表示される。
表現とは何か。メディアとは何か。なるほど、こちらも身につまされることだらけである。

日向監督は『東京クルド』というドキュメンタリー映画(2021)で、在日シリア人の難民の生活を追った。中心的に描かれる若者がとても素敵で、本当に誰もが彼を応援したくなったと思う。その若者の日向監督への信頼が、画面に写っているのだ。

日向監督はウクライナのキーウと西部で取材した『銃は取るべきか 徴兵に揺れるウクライナの若者たち』(2016)というドキュメンタリーも撮っている。実際に戦場となってゆく国で、「兵士」という職務を強制される若者たちの現実の重さが胸に迫る。そして、徴兵を忌避して隣国ポーランドの大学に行く一人の若者の姿を、決してジャッジすることなく、伴走して描いている姿勢が、日向監督独自のものである。

『アイアム・ア・コメディアン』では、家族との関係が語られるが、個人的には、自分でもまさかと思うのだが、なんだか村本氏より父親側の立場で見てしまい、我ながら自分のことを「歳だなあ」、と思ってしまった。これはとても意外だった。

とにかく、不安定な部分を抱える被写体と伴走して、被写体が感じていることをそのまま写しとる日向監督のスタンスは、貴重である。
『アイアム・ア・コメディアン』の村本氏は、「日向監督と関わること」という出会いと共有の結果として、この姿を見せている。

観た人それぞれに感想があるだろう。ともあれ、一人の人間の「スタートライン」を描く、瑞々しさに満ちている。
村本氏に対して、苦手意識を持っている方にこそ、観ていただきたい。
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「104番」の電話番号案内がなくなる。

2024-07-19 | Weblog
NTT東日本・西日本が、「104番」でつながる「電話番号案内サービス」を終了する方針を固めたという。共同通信の報道というか一応スクープらしい。

電話帳「タウンページ」も廃止が決定されているが、そんなぶ厚いモノを持ち歩く人もいないし、自分で電話帳を引かずに「104番」で電話を調べてもらえるという、ありがたく素晴らしいサービスだった。
若い人は知らない人も多いらしいが、携帯電話のない時代、留守番電話というものや、いろいろなアナログ的なやり方で人々は連絡を取り合っていた。いざというとき、「104番」には助けられた。

もちろん私もおそらく十年以上「104番」を利用していない。
スマホやネットで電話番号は調べられるからだ。
利用者が減少し、直近はピーク時の60分の1以下に落ち込んでいたという。

時代の変化である。
そもそもLINEで繋がって話している人たちどうしなどは、互いの電話番号も知らないだろう。

それでも、「あ、こんなときに「104」があればなあ!」と思うことが今後あるような気がしないでも、ない。

備忘録として。

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台本を持ちながらの演劇

2024-07-19 | Weblog
燐光群『地の塩、海の根』は、急遽集められてリーディングをしている人たちという設定があるので、台本を持ちながらの場面が多々あるのだが、
稽古場を描く演劇の稽古初期の場面では、当然ながら俳優たちが台本を持ちながら演じているという作品が、ナショナルシアターライブで上映中の『ザ・モーティヴ&ザ・キュー』。劇中劇と稽古場を往還したりとか、いろいろと共通点が多い。
『ザ・モーティヴ&ザ・キュー』の感想はいずれまた。

森尾舞
撮影・姫田蘭
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ムルギーのカレー

2024-07-19 | Weblog
本当に何年ぶりかで、ムルギーのカレーをいただいた。

確かに、信頼できる、おいしさ。

何年ぶりかだけど、そんなに通っていたわけでもなくて、渋谷なんて滅多に来ないし、ひょっとしたら、入るのは、二回目、かもしれない。

ということは、何年ぶりかじゃなくて、何十年ぶりかという可能性もある。

自分の記憶力に信頼を持てないお年頃。

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劇場空間の歪み

2024-07-18 | Weblog
燐光群『地の塩、海の根』。

この二人が劇場のどこにいて、観客との距離感・位置がどうなっているか。
わかっていてもドキドキする。
これを「体感」していただくのが演劇の醍醐味であるが、終わってしまうと、再現のしようがないのである。

瓜生田凌矢 森尾舞
撮影・姫田蘭
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公演は終わったが

2024-07-17 | Weblog
『地の塩、海の根』公演は終わって十日。

全然終わった気がしないというか、

戦争が続いている現実に打ちのめされる日々。

トランプ大統領候補が撃たれた一つとっても、それがウクライナやパレスチナに及ぼす影響から先に考えてしまう。

人と人の繋がりを信じることしか、救いは見えない。



『地の塩、海の根』
猪熊恒和 森尾舞
撮影・姫田蘭

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テアトロ最新号連載に「演劇と戦争」について書いているよ!

2024-07-17 | Weblog
テアトロ最新号連載に「演劇と戦争」について書いているよ!
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都会のトマト

2024-07-16 | Weblog
庭ではなく、通路というか隙間のような地面に植えても、野菜は成長する。
こいつは写真を拡大しているがプチトマトである。
そんなにいっぱいとれるわけではない。隙間産業である。

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集合写真 『地の塩、海の根』

2024-07-16 | Weblog
これまで、公演を終えてからの集合写真みたいなものを特別に撮ったりはしてきていないような気がするのだが、今回は急遽、集合写真を撮ることになり、既に公開されているようなので、まあ、ここにも挙げます。
でもまあ、集合写真、旅の途中や海外公演の時には、過去にも撮ったりしていますね、


燐光群新作『地の塩、海の根』20ステージ、七月七日、公演終了しました。
皆様、おつかれさまでした。

下段 左より 猪熊恒和 樋尾麻衣子 川中健次郎 武山尚史 土屋良太 南谷朝子 森尾舞 円城寺あや 尾形可耶子 インターンの山本君 鴨川てんし 西村順子 青山友香 徳永達哉 
上段 左より 私 瓜生田凌矢 大対源 坂下可甫子 高木愛香

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信じたい

2024-07-15 | Weblog
数日前、ロシアがキエフの子供たちのいる病院を攻撃した。 地下にはがんにかかった子どもたちがいたという。 それはやってはいけないことでしょう。

写真は、五年前、サンクトペテルブルグの劇場でゴーゴリ作『検察官』を観に行ったとき、開演前。人の顔は写っていないので載せるのは許して貰おう。
そして、ゴーゴリはウクライナ出身の作家なのだ。

かの国にも人は生きている。暮らしている。そして演劇人はいるのだ。

戦争のたびに、あるいは紛争の中で、劇場が攻撃されたり、事件の現場になることは、起きてしまう。
ロシアも劇場が武装勢力に襲われた経験を持つ国だ。

それは「起きてしまうこともある」のではなく、「起きてはならないこと」として認識されるべきだと思うのだが。


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