Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

反核どころか、国会も開かず「敵基地攻撃論」を取り沙汰する、この国

2020-08-06 | Weblog
原爆忌の広島に行って「核兵器のない世界を」と演説するなら、なぜ核兵器禁止条約に参加しないのか。
国会も開かず「敵基地攻撃論」を持ち出す、最悪の総理大臣。
コロナ禍で疲弊した人々は黙認するだろうと、冷笑しているのか。

共同通信によれば、トランプ米大統領が次期駐日米大使に指名したケネス・ワインスタイン氏は5日、上院外交委員会の人事承認公聴会に臨み、中国や北朝鮮を念頭に「北東アジアでわれわれが共に直面する重大な課題に対し、日本がより大きな責任を担うよう促す」と証言し、日米同盟における日本の能力向上の必要性に言及した、という。

米国、ロシアは、核開発競争を止めない。
トランプ米政権は昨年末、爆発力が広島型原爆の3分の1程度の小型核を戦略原子力潜水艦に実戦配備したという。ロシア・中国を視野に入れた動きだという。
ロシアも原子力を動力とした核ミサイルや核魚雷の開発を推進しているという。
米国との「新冷戦」に向かいつつある中国も核能力を高めているだろう。
核軍縮への機運は高まらない。

「唯一の被爆国」のはずの国が、軍備増強に余念がなく、とくにこの四年間に南西諸島に自衛隊基地を増強していることの深刻さが、あまりにもこの国の人々に認識されていない。
基地がある場所は、攻撃を受け、戦場になるのだ。
南の島々を危険に晒している現実を直視してほしい。

写真は、奄美大島の自衛隊基地前。昨年5月。
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声・呼吸の記憶

2020-08-05 | Weblog
立石凉子さんの声が、記憶に残っている。
声質の問題ではない。
声、言葉といったものは、必ずしも、誰かから「発される」ものとして、まとめきれるものではない。
人間が、喋っている、のではない。
意識が、認識が、知覚が、その人の存在、身体の中を、通っていくのである。
本人もそれを感じながら、である。
せりふを伴う演劇という表現は、その機能を使っている。
ホーミーを学んだ後の立石さんは、感じることと発することの両立に於いて、ずば抜けたキャパシティを獲得していた。

声から伝わってくるのは、具体的な、その人の呼吸のあり方である。
彼女は亡くなったが、その呼吸は、独自の「仕組み」のあり方として、私たちの中に共有されて、残っている。
それを伝えるための手段としての、声がある。
身体、時間、空間に刻む機能としての声である。
本人が消えても、そのコードは、受容した人たちの中に、残っている。
その人の呼吸をリアルに知っている者みんながこの世から去ったとき、本当の意味でその人の生身の身体性は、この世界から、消えてしまうのであろう。

写真は、燐光群『上演されなかった三人姉妹』。2005年、紀伊國屋ホール。
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ポピドンヨードのうがい薬で「体内からウイルスが消えるわけではない」にも関わらず、「偽陰性」を期待するのは、間違いだ

2020-08-04 | Weblog
大阪府の吉村洋文知事、松井一郎大阪市長、医療研究者らが会見で、殺菌効果のあるうがい薬の成分「ポビドンヨード」で、新型コロナウイルス感染症の治療効果が期待できることを確認した、と発表したらしい。
テレビ番組では、「ふつうのうがいをしたら5割陽性 ポピドンヨードでうがいをしたら2割陽性」と、テロップが踊る。
吉村知事らは、そのうがい薬を使うと、唾液のなかの新型コロナウイルスが減り、人にうつしにくくなる可能性があるとして、本格的な研究を進めるという。

こういうことは、彼らがろくでもない政治家たちだからといって、ただ当てこすっても仕方がない。本当のことを知りたい。
「人にうつしにくくなる」というところだけ、意味があるようには、思われる。
うがいをすること自体は良いことである。殺菌力の強いうがい薬を使えば効果があるというのは、そうなのかと思う。だが、それは、別に今年になって言い出すようなことではなく、ただの「常識」ではないのか。

うがい薬を作る会社の株価は急騰、都内の薬屋に人が殺到、店頭から製品が消えたそうだ。そもそも2月以降ずっとフル生産を続けており、そもそも品薄な状態で、今後の入荷は未定という。ネット通販サイトでも品切れ、価格が高騰しているらしい。

製薬会社のウェブサイトによると、ポビドンヨードはヨウ素の酸化作用を利用した抗微生物成分で、殺菌消毒剤の影響を受けにくいと言われている微生物や細菌に対しても効力を発揮するという。ただし広報担当は、新型コロナに対する効果については検証する予定はない、とコメント。

ただ、ここが問題なのだが、データとされている実験の数値は、新型コロナウイルス感染症の軽症患者に対して行ったもので、感染していない人の予防効果については不明のはずである。
感染症の症状が改善したという意味ではなく、治療薬としての効果についても不明と考えられる。うがい薬でうがいをすると口の中にいるウイルスが一瞬いなくなったとしても、「体内からウイルスが消えるわけではない」。
京都大学による、全国18地域・約390名規模の調査でも、ヨード液には明確な予防効果が認められなかったという。

大切なことは、唾液でのPCR検査、抗原検査を受ける前にそのうがい薬を使用することで、「体内からウイルスが消えるわけではない」にも関わらず「偽陰性」を期待する動きを取り、きちんとした検出が出来なくなる場合があることだ。

検査の結果が不正確になるのだ。

現に、「大阪府立病院機構大阪はびきの医療センター」の松山センター長は、「うがいをしたあと、1時間程度でウイルスの量が再び増えるケースもある」と言っている。

だとすると、そのうがい薬で「陽性判定になるのを回避できる」という目的に使われる可能性も出てくるように、とれる。

吉村知事は「コロナが治るとは言えないが、これまで呼びかけていたつばの飛び交う空間で感染が広がるのを少しでも抑えることが期待できる」という言い方に変えて誤魔化したりはしている。

だが、吉村知事は「、ただただ、数値としての陽性者数を、減らしたいのだろう。

逆に、彼が本気で「ポピドンヨードがウィルスに効いている」と思い込んでいるとしたら、やはりこの人は政治家以前に、理性と常識の面で、信用できない、と考えるべきだろう。
アメリカのトランプ大統領は「消毒液のようなものを体内に注射してはどうか」と提案したと聞く。彼も突拍子のないことを言って、トランプにあやかろうとしたのかもしれない。

コロナウイルスはアルコール(70%以上)に弱いことがわかっているというから、70%以上のアルコールが売れていて、酒造会社も「飲めるアルコール」を売っているという話もあった。
もしも酒好きだとしても、七十度はごめんである。ただ「強い酒が効く」と言われても、困る。

情報は錯綜していて、国立感染症研究所や日本学校歯科医会等の資料も取り沙汰され、ポピドンヨードやリステリンは、新型コロナウイルスに効果があり、感染リスクを下げるという情報も、出回っては、いる。

リステリン。
私も使っているリステリンは、歯のためで、「喉うがい」には使わないはずのものだから、喉のウイルスには効かないような気がするが⋯⋯。

ちなみに、写真の製品には、ポピドンヨードは含まれていないそうだ(だからネットで買えるのである)。念のため。

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半年前にはロビーコンサートが可能だった

2020-08-04 | Weblog
半年前、二月上旬、台本・演出で参加した、こんにゃく座オペラ『イワンのばか』を、開幕した。
この頃には、まだ、ロビーコンサートが可能だった。
観客と、うた役者・奏者たちが、入り乱れた。
本篇開演前の楽しい宴だった。
こういうことが、できていた。

こんな半年後を、あの頃には想像できていなかったのである。


みんなで「オペラの未来」を!こんにゃく座活動継続支援プロジェクト
https://camp-fire.jp/projects/view/299699?fbclid=IwAR3rWKGoDT9NetqXKXt2jIpauMKVUAMfjTWAn8y3w8S0vPPT5aDEmZit7Rg
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今でもあの街は、存在している 〜 自主観察期間を終えて 〜

2020-08-04 | Weblog
一昨日、以下のようなメールを『天神さまのほそみち』関係者に送った。

『天神さまのほそみち』公演に参加くださいました関係者の皆様。
公演につきましては、たいへんお疲れ様でした。
おかげさまで、御覧になった方からの評判も良く、私は読んでいませんが、読売演劇大賞の前半期を振り返っての座談会でも話題にはなっていたそうです。
公演が終わって、二週間となりました。
いってみれば、「14日間の観察期間」を終了するタイミングです。
とりあえず、関係者のどなたからもその後の発症や感染の報告はありません。
これでようやく、なんとかこのコロナ禍期、無事に公演を終えたと言うことができるのだと思います。(何かあるようでしたら、遠慮なく教えてください)
公演に際しましては、本当にお世話になりました。皆さん、本当にありがとうございました。
梅雨明け、猛暑の折、ご自愛ください。

⋯⋯で、とくに関係者から発症や感染の報告はなかった。
劇団員には道具等の返し作業があった公演終了翌日から数えての「15日め」も、無事に経過した。
関係者の誰からも、お客様からも、感染者を出さずに終えられた。

これでようやく「公演終了」ということになる。
本当に、おわった。
事業・イベント全体としての、千秋楽である。

ご来場下さった皆様、ありがとうございました。
そして、関係者の皆様、お疲れ様でした。


振り返ってみると、三月末、国際合作『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』の上演を終え帰国したタイの演劇人メンバーたちは、自国に帰ってから14日間の隔離期間を、かなり厳密に守り、本当に家を一歩も出なかったようだった。
まあ、庭や、周囲の自然があって開放的なはずなので、日本でそうするよりは、ましだったろうけれど。その日を過ぎて、「私たちはまったく健康です、今日、自由になれます」と、連絡があった。
私たちも、いま、自由な気分かというと、そうでもない。
コロナ禍下の状況は悪化している。
私も、この半月、岡山に行ったのと、立石涼子さんにお別れに行った以外は、ほぼ隔離状態にあったが、かといって、これから外をどんどん動き回るというつもりもない。
事態は何も変わっていないのだ。


さて、思い起こしてみると、『天神さまのほそみち』は、街についての演劇だった。
境内で、どこから、いつの時代から来たとも知れない者たちが、露店を開いていた、あの街。
劇場に来てくださった方には、理解していただけると思う。
あの街は、あの75分の間、確実に存在していたし、お客様も、私たちも、そこにいた。

公演は終わったけれど、今でもあの街は、どこかにある。
それが演劇という現象の、想像力なのだ。


撮影・姫田蘭。
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朝鮮人犠牲者追悼式典の会場占用許可を、東京都がようやく認める

2020-08-03 | Weblog
あと三年で、関東大震災から100年。

震災が起きた9月1日に、毎年、震災の混乱の中で虐殺された朝鮮人犠牲者の追悼式を主催している団体に、会場となる都立横網町公園の使用許可を例年通り出さないと、昨年末、東京都が言い始めました。
都は、許可を出すに当たり「公園管理上支障となる行為は行わない」などとする誓約書を書くよう要求。提出が行われていないとして、使用許可申請を受け付けようとしなかったのです。

これは間接的に、朝鮮人犠牲者追悼式の妨害をするヘイト団体の要望をのむもので、許しがたいものでした。
二ヶ月前、それはおかしいとして出した声明に加わりました。
虐殺犠牲者への追悼を捧げ、民族差別による暴力を「繰り返さない」と誓う場は、守られねぱならないからです。
(https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/70ab12cb5b393318900a59cfcfbb4da9)

7月29日の建設局との交渉を経て、ついに東京都が「誓約書を提出する必要はない」と明言、占用許可の申請を受理しました。

今年は抑えられましたが、歴史の改竄を企てる勢力の動きは、今後も確実に封じられなければなりません。
歴代都知事で初めて朝鮮人犠牲者追悼式典に追悼文を出さなくなった小池都知事の欺瞞も、許してはなりません。

今年の式典はコロナ対策のため、一般参加はできないということになりました。IWJ等でネット中継はするそうです。

9月1日(火)午前11時から1時間強。youtubeチャンネル「Movie Iwj」にて。
https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501 
(yahooやgoogleで「Movie Iwj」と検索すればアクセス可能)


写真は、私が一昨年と昨年に上演した、この内容と関連のある劇、燐光群『9月、東京の路上で』(原作・加藤直樹)より。撮影・姫田蘭。
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さようなら、立石涼子さん

2020-08-03 | Weblog
訃報を聞き、どうしても顔を見たくて、昨夕、お別れにうかがいました。

初めてお話ししたのは二十年以上前だと思いますが、そのとき既に、まるで昔からの知り合いみたいに、話してくれました。

演劇集団円に所属されていたとき、私が『ブラインド・タッチ』(出演=岸田今日子・塩見三省 演出=国峰真)を書き下ろしたことから、いろいろお話しするようになりました。

涼子さんは実力ある俳優であることはもちろんですが、私はその行動力と意識の高さに、敬意を抱いていました。

『ビューティー・クィーン・オブ・リーナン』の上演を決意してからの、探究と努力の、熱さ。イギリスに留学し、激しいダイエットに取り組み、鬼気迫る、しかし芳醇な演技でした。これで絶対に賞を取るだろうと思ったら、実際、そうなりました。

もともと定評ある声のキャパシティを広げるため、ホーミーを学び始めてからの、自分自身の声への取り組みの、ストイックさと幅広さ。これはもう、ある時期から、すっかり変わったのです。

その他、枚挙にいとまがない俳優としての実践の数々から、学ぶものは多かったのです。
梅ヶ丘BOXで俳優向けのワークショップをやっていただいたこともあります。
身体と声についての探究もされていて、俳優は目の前の仕事に追われがちですが、彼女のような取り組みを多くの人が共有するためにも、せめてそうした仕事を共有するセクションを持つ「演劇センター」のようなものが必要だったのではないかと、あらためて思っています。

私の劇作家としてのロンドン・デビューは、1998年。『くじらの墓標』がノッティングヒル・ゲートシアターのレパートリーに選ばれたときでしたが、その作品にコンプリシテのリロ・バウア、クライブ・メンデスが出てくれて、サイモン・マクバーニーも稽古場に来たりしてくれていたこともありました。立石さんがサイモン演出の「エレファント・パニッシュ」「春琴」に出ることになり、話してわかる相手だと思われたのか、そのあたりの創作の裏話を、山のように聞いたものです。
とくに「春琴」は、現代の語り部としての彼女のキャラクターが劇全体の基調を作っていて、サイモンが立石凉子を軸に作品を作ったことは、明らかでした。

私が書き下ろした、蜷川幸雄演出『エレンディラ』では、中川晃教さん演じる少年の、霊感の強い母親、その極めて印象的な役回りで、作品世界を支えてくれました。

燐光群『上演されなかった三人姉妹』では、マーシャ役で出演していただきました。姉妹役の神野三鈴さん、中山マリさんと舞台上を駆け回る、極めてフィジカルな次女でした。

そして立石さんは、ご近所さんでもあり、いつも演劇の話をする仲間の一人でした。

何年か前に千歳烏山に引っ越されたので、ついつい疎遠になっていました。
最後にじかに話したのは、『罪と罰』の稽古中だったと思います。私は見られなかったのですが、先頃亡くなった三浦春馬さんも出ていたはず。海外の演出家は、彼女がいるとやりやすかったんじゃないかと思います。

電話で、昨年夏、今後また何かやろうという話はしていました。病気がわかったのは、その直後だったようです。

これから、を、楽しみにしていました。
残念です。

あなたの励ましと、熱意は、これからも多くの人の中に生き続けると思います。


写真は、燐光群『上演されなかった三人姉妹』。2005年、紀伊國屋ホール。








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うまくいっているわけがない

2020-08-02 | Weblog
コロナ禍に於いて、他に比して被害が少ない(うまくいっている)「日本モデル」などというものが、あるのだろうか。欧米等より少ないにしてもアジアの中では他より多くの死者が出ているという数字の方が信用できる。

世界保健機関(WHO)は専門家の緊急委員会で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)は長期化するとして、「1世紀に1度の健康危機であり、その影響は今後数十年続くだろう」「世界的な連帯」が必要だとの見方を示した。同時に、このウイルスをめぐる「誤った情報や偽情報」への対応も呼び掛けている。

西村康稔経済再生担当相は新型コロナウイルス対策の特別措置法改正に関し、休業要請・指示に従わない場合の措置として「命令や罰則の新設はあり得る」と明言したという。自治体に責任を押しつけながら、「休業命令や罰則は検討を急ぎ、改正するかどうか考えたい」としている。
米疾病対策センター(CDC)の日本版設立といった対応を改善する体制づくりよりも、「法律に手をつけたい」という欲望が滲んでいる。
そのくせ「休業要請と補償のセット」については、「実態から言えば、事実上の補償は既にやっている。持続化給付金や雇用調整助成金、地方創生臨時交付金でかなりの部分をカバーできている」と開き直る。そちらは法律に明記したくはないのだそうだ。

コロナ禍の中、自民党が憲法の改正を進めようとしている。これもまた、「誤った情報の濫用」である。人々が苦しむ中で憲法改悪を言い出しているこの政権のひどさは、見過ごしていいものではない。
このどさくさに「敵地攻撃能力」まで一気に持とうと画策している今の自民党政権は、本当に、何もわかっていない。歴史から学んでいない。なぜそんなことが出来ると考えてしまうのか。人の命をなんだと思っているのか。自分たちだけは特別だと信じているのではないか。

現政権の思う「日本が特別な国だ」というのは盲信である。過去のいつかに何かの事情で日本が恵まれた環境にあったとしても、それは日本が努力して勝ち取ったものなのか。すぐれていたと本当に言えるのか。
いずれにせよ今、そうした思い込みが、自分の国が特別だという謙虚さを失った蒙昧が、内外に露骨に晒されているこの愚かな状態を招いたのだとしたら、何の意味もない。

韓国平昌市の韓国自生植物園で、安倍首相らしき人物が慰安婦像に対し土下座している銅像が展示されている件については、日韓両国はもちろん、世界中で報道されている。
プライベートな施設での展示について、菅官房長官が「国際儀礼上、許されない。報道が事実なら日韓関係に決定的な影響を与える」というのは、韓国という国に対して民間の活動を検閲しろというという内政干渉である。自分にとって都合が悪くても、その批判が「表現の自由」に抵触するものかどうか、考えて言っているのか。この件で立憲民主党ら野党までもが同調しているのには、呆れてしまう。
これは「韓国による日本ヘイト」ではなく、まず、慰安婦問題を、日本政府が相手側が納得できるように解決できていないという現実が前提にあったと考えるべきである。

この国の人達は「歴史修正」に対して、鈍感すぎる。
それどころか、このコロナ禍下でも明らかなように、現在進行形のことさえ、「ねじ曲げられた情報」を大本営発表として拡散し、事実を正しく伝えられないことが、多すぎるのである。




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別役実氏が自己ベストスリーに入れた戯曲『受付』、やるみたいですよ

2020-08-01 | Weblog
『受付』。
公開稽古、やるみたいですよ。
別役実氏が自己ベストスリーの一つに入れた戯曲らしいです。

〈別役実メモリアル〉の一環となるようです。

8月19〜21日、梅ヶ丘BOXのようです。

演出は、私が演出した『マッチ売りの少女』(新国立劇場)、『天神さまのほそみち』(燐光群)に助手でついてくれた、大江祥彦さん。
猪熊恒和、鬼頭典子のお二人が『天神さまのほそみち』に続いて、共演。
フライヤー(ちらし)は、大江さんの指示で、『Mr.& Mrs.スミス』ふうの写真なのだそうですよ。

お問い合わせは、☎03-6427-3847(11〜17時)、メールは、uketuke@orega.net
だそうです。

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梅雨明けとクジラ

2020-08-01 | Weblog
梅雨明け。
パソコンの置き場を変える。
このところ、引きこもっている。
目の前の仕事というより、やむをえない「業務」に追われる日もあるし、今後のためにいろいろなことを決定しないといけないので、どうしても先に調べなければならないことがあったりする。

新型コロナウイルスのせいではないが、東京都医師会の尾崎治夫会長が言うように、「コロナに夏休みはない」。気は抜けないのだ。あまり出かけないからリスクは少ないのだが⋯⋯。
感染者数がどれだけ増えても重症者は少ないから大丈夫、という言い方は、私はしたくない。少なくとも減ってはいないのだ。
梅雨明けにはご高齢の方が亡くなることが、多い。しばしば真夏にお葬式がある。私の記憶の中では、そうだ。

高齢ということでもないしコロナ関連でもないが、山本寛斎さんが亡くなられた。昔、燐光群を観に来てくださったことを思い出す。寛斎さんはその後、蜷川幸雄監督の映画『青の炎』に出演していて、驚いた。「困った人」の役だが、いわゆる「俳優」とは違う何かは、あった。おそらく彼は、「演じる」ということへの関心が高かったのだろうと思う。

ネットが良くないな、と思うのは、極めて不愉快にさせる記事が不意に出てくることだ。見なければいいのだが。そうもいかない。現実だからだ。

昨夜から午前にかけて、海外も含めたZoom会議三本延べ6時間超。
さすがに消耗する。
Zoomのバック画像にこの写真を挙げたが、私の顔が消えてしまうので、画面は素朴にOFFらせてもらうこと多し。

写真は、二十年前の、ラマレラ。インドネシア・レンバダ島。
伝統捕鯨・銛打ちのクジラ漁に漕ぎ手・アカ出しの乗員として参加して、15メートルのマッコウクジラが捕れた日。

四半世紀にわたって毎年二度ラマレラに調査に通っている知己のお二人が、今年は行かれないでいる。
海外との行き来は、本当に難しくなってくるはずだ。
コロナが世界の様相を変えてしまいつつあるのは、表面に見えるところだけではない。
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“頭脳警察” 50周年、 映画『zk/頭脳警察50 未来への鼓動』公開中

2020-08-01 | Weblog
“頭脳警察” 50周年。
映画『zk/頭脳警察50 未来への鼓動』。
コロナ禍に祟られながら、ようやく公開中である。
http://www.dogsugar.co.jp/zk.html

思い起こせば40年以上前にLPレコードを買っているのである。そりゃ、ファンである。
「PANTA & HAL」から入っている。
そのPANTAさんと、ここ十数年は、なんだか知り合いとして、つきあっていただいている。
頭脳警察トシさんは、これまた長いおつきあいの石橋幸さんの仲間でもあり、この人たちのネットワークはすごいなあ、と心から思うのである。

三年前、憲法記念日の有明防災公園での憲法集会では、前半は蓮舫さん志位さん伊波さんら政治家の皆さん、山城博治さんらのスピーチだったが、後半は、ピーコさん池内了さん伊藤真さん落合恵子さんと私のスピーチ、そしてPANTAさんのクロージングコンサート、だった。
憲法記念日に俺たちなんかでいいの? 他に人が出てこられないのかなあ、などとPANTAさんとテント裏で話した。

で、ふと思い出したが、私はPANTAさんの舞台俳優デビューをゲネプロの時に見守ったりしている。北千住だった。

そして、さいきんはご無沙汰だが、なんだかんだたまには呑んでいる。二年前のこの日は、相当に楽しかった。

しかし、50周年。
すごいことである。
七十年代、八十年代の空気が今は失われている、という言い方はしたくない。
私たちがなんとかするしかない。
この映画は、確実に、その契機となるべき表現の一つである。

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「感染防止徹底宣言」よりも、「世田谷モデル」の広域化を

2020-07-31 | Weblog
本日の新規感染者数、463人の、東京。
つい数分前のニュースの速報で、安倍首相は相変わらず「高い緊張感」を持っていると言いはするけれども現状を棚に上げたまま、「徹底検査を」「必要な対応を」やっていく、と、言ったという。
いや、それをやってこなかったから、今の状態があるんじゃないですか。

保坂展人世田谷区長は、児玉龍彦東大先端研名誉教授らと連携、ニューヨークの検査体制に学んで「誰でもいつでも何度でも」を合い言葉に、PCR検査のハードルを思い切り下げ、大量に検査を拡充する「世田谷モデル」の実現に向け動き出した。
世田谷区医師会が新型コロナウイルスの検査体制の拡充のため、1日当たり最大で1千件のPCR検査ができる検査機の導入を検討している。検査機が24時間稼働、最短3時間ほどで結果が出るようになるという。
感染者の急増で看護師・事務職員などの確保も課題というが、保坂区長は「いずれ1日数千件規模の検査ができる仕組みを構築し、感染リスクの高い保育士や介護スタッフらへの定期検査も実施したい」と話している。民間検査会社の活用も考えているという。
財源や宿泊療養施設についても、ふるさと納税等の活用も考えているらしいが、当然ながら都や国にも協力を求めていくという。

保坂区長は『天神さまのほそみち』のアフタートークに登壇してくださったときにも、その方向にあることは示唆していたが、本気で踏み出したのである。
実効力のある区長であると同時にユーモアのセンスも豊かな保坂さんは、そのアフタートークの最後に、ご自分の名前が「展人」で、子供の頃のアダ名の一つが音読みの「テンジン」であったことから、タイトルの「てんじんさま」との絡みで、「実はきょうは私に関係の深い題名だと思って来たのです」という締めのオチを披露してくださった。
演劇の街・下北沢が、世田谷区にあって、ほんとうによかった、と思う。

ところで東京都では、新型コロナウイルス感染症拡大防止策の一環として、「感染防止徹底宣言」を行い、チェックシートに入力した事業者に対してステッカーの発行を行っているという。
自己申告で、何らかの客観的な審査があるわけではない。
で、都民が安心して利用できる施設であることを告知するため、東京都のホームページ上で、「感染防止徹底宣言ステッカー」を掲示している施設の公表も行うことになったそうだ。
もの凄い数になるはずだが、何か意味があるのだろうか。

劇場・音楽堂のチェック項目は以下の通り。
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/008/429/01.pdf

たいていの劇場・団体は、既にそのようにしていると思う。

都にも国にも、口先だけの「徹底検査」予告や、やってる感だけの「感染防止徹底宣言」よりも、「世田谷モデル」の広域化を考えて頂きたいものである。
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「夜の街」は、また午後10時までになるらしい

2020-07-30 | Weblog
日本経済新聞によると、東京都は、7月に急速に感染者が増加している新型コロナウイルスの感染防止策として、都内の飲食店とカラオケ店に、4月5月同様に、営業時間の短縮を要請する方向で調整しているという。
都内全域が対象で、営業時間は午後10時まで。
対象期間を8月3~31日として、要請に応じた店舗には20万円の協力金を出す方向で検討しているそうだ。
ほとんどの店がその額では損失を埋めることは出来ないだろう。

この措置は、映画館や劇場に波及するのだろうか。

「夜の街」短縮は、たぶん全国の他府県も追随するだろう。
昨日、全国で、初めて一日に千人以上の感染者が出たばかり。
こんな状態で、都内は外しているとはいえ、「Go To トラベル」キャンペーンは継続していることが、異常である。
そちらも早晩ブレーキがかかる。

共同通信によれば、政府が、介護施設などに30日から配布するとしていた「アベノマスク」約8千万枚の配布時期延期を検討していることが29日、厚生労働省への取材で分かったという。失策と認めたのだろう。

コロナ感染拡大に関連した解雇や雇い止めの人数が4万人を超えた。(もっと多いんじゃないの、と思うが)
大企業の損失も半端な額ではない。

そして、これだけの金のばらまきをしていて、近い将来に大型のインフレが来ないと、なぜ断言できるのか。

それでも安倍政権が安泰なのだとしたら、この国民はこの総理大臣と心中してもいいと思っているということだ。

⋯⋯と、言ってるそばから、本日7月30日の東京都コロナ感染者数は、過去最多の367人だと。
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生きる権利の大切さを訴える者に対して、「残念だ」と言うのか

2020-07-30 | Weblog
時事通信によれば、

日本維新の会の馬場伸幸幹事長は29日の記者会見で、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の嘱託殺人事件を受け、政務調査会に尊厳死を考えるプロジェクトチーム(PT)を設置すると発表した。また、ALSを患うれいわ新選組の舩後靖彦参院議員が「生きる権利」の大切さを訴えるコメントを公表したことに関し、「議論の旗振り役になるべき方が議論を封じるようなコメントを出している。非常に残念だ」と語った。

という。

維新のひどさは今日に始まったことではないけれど、これは看過できない。
維新・馬場伸幸幹事長は辞任すべきだ。
維新という党じたいが存在を問われている。

生きる権利の大切さを訴える者に対して、「残念だ」と言うのである。

ALS患者が「自死「について「旗振り役」になるべきだと言っている。
維新のひどさは今日に始まったことではないけれど、これは看過できない。
優生思想を肯定し、人間の尊厳を踏みにじる差別発言であり、基本的人権を真っ向から否定している。

舩後発言で懸念されていた「当事者を生きづらくさせる社会的圧力」そのものである。

これは明らかに石原慎太郎の27日のツイッター投稿、ALSを“前世の悪行の報い”を意味する「業病」と言い、「武士道」「介錯の美徳」を言い立てる錯誤の、延長上である。

26日は相模原津久井やまゆり園殺傷事件から、ちょうど4年。
多くの人達があらためて、誰もが命を脅かされない社会を目指そうと、声をあげた。
そんな今、あまりにも理不尽な攻撃をする差別主義者たちの暴言が、蔓延している。

民主主義の最低限の常識が共有されていない。
これが現在の日本社会である。



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大阪では5人以上で呑んではいけないというルールができたそうだ

2020-07-29 | Weblog
大阪府は、新型コロナ感染防止のため、5人以上での宴会や飲み会を控えるよう府民に呼びかけたという。

なぜ5人。

4人ならいい、という根拠が見えない。。

吉村という府知事は、愛知県知事に対する卑劣な攻撃に加わっているのが嫌だが、意味がなくても何か目立ちそうなことを言ったりやったりするという点では、その辺の困った人達と著しく類似している。

愛するバーに単身入って、そのうち常連がどんどん来たら、どうなるのだ。
常連4人揃った段階で、来客お断りにしろということか。

わからん。


写真は、テキーラ。

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