Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

「残る」ということ

2016-02-27 | Weblog
某所で、ある昔(四十年超以前)のアメリカ映画の放映を眺めていて、終盤のある台詞を聞いていて、あ、これは『四十一番の少年』だ、と思った。
私が井上ひさしさんのその小説を読んだときは、中学生だったわけだが、その頃公開されたその映画に、まさに、その小説で私が感動したその一説と、ほぼ同じ手法の、表現が出てきたのだ。私はその映画を公開当時には観られていない。
シンクロニシティ、ではない。だろう。
映画の原作はもっと昔に書かれたものだが、あの一節は、おそらく井上さんオリジナルだと思う。
私はそう確信している。
手法というか、やり方が似ている、というのも、私以外の人は、そう感じないかもしれない。
そうした事情も含めて、私の想念の中のシンクロニシティというなら、そういうことなのだろう。
しかし、茫然とした。
四十年の歳月が、ふっと、私の傍らを通り過ぎた。
そんな感想も、過ぎゆく時の波に、消されていくのだろうか。

私は、私の時代を、生きている。自分で選んで、生きている。ただそれだけのことだ。
『カムアウト』のラストの台詞が、また、それに類した言葉である。
成長していないというか。
三つ子の魂なんたら、ということか。

ただ、付け加えておくならば、
私は、『四十一番の少年』の、その部分が、とても好きだということを、井上ひさしさんに、じかにお伝えしたことがある。
ある劇場の、舞台袖だった。
かなり長い時間、井上さんと二人きりだった。

それは、私も含めたメンバーが主催する、イラク戦争に反対するイベントに、井上さんに「講演者」として、出てもらった時だ。
結果として、あの時もいったん人質になった、そして今もまたあらためて行方不明になっている安田純平くんも含めた人たちの、帰還を祝うような、会だった。
渡辺美佐子さんに、イラク戦争の戦時下に置かれたファルージャの住人のメッセージを読んでもらっていたときの、前後や、幕間だ。
そのテキストは私が再構成したものだった。

その昔、中学生当時の私は、あの小説を読んだ感想を、井上さんにじかに伝えるときが来るとは、夢にも思わなかったはずだ。
いま、また、あれから十二年経って、その頃のことを思い返している私がいる。

それもこれも、井上さんの小説、そして私が相似を感じたその映画も含めて、作品が「残っている」から、思うことができることだ。

いろいろと公共的な仕事としても、作品を「残す」「残る」ということを、あらためて考えている。
しかし、作品じたいに、力、というか、ある種の切実さがなければ、その、「残る」、ということに、私たちは出会えないでいたはずだ。
だが、ざわざわしても仕方がない。作り手であるということは、虚心坦懐に、そう思うしかないことだ。

とにかく、生きよう、生きて、発し続けよう。
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高市総務大臣の「電波停止」発言に際し 公権力のメディアへの介入・圧力に抗議する緊急アピール

2016-02-26 | Weblog
一般社団法人 日本劇作家協会は、本日、「高市総務大臣の「電波停止」発言に際し 公権力のメディアへの介入・圧力に抗議する緊急アピール」を発表した。

十年間に及んだ私の劇作家協会での会長の任期はまもなく終了。今回は言論表現委員会の草稿をまとめるのを手伝っただけだが、実質的には、最後の仕事ということになるのだろうか。


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高市総務大臣の「電波停止」発言に際し 公権力のメディアへの介入・圧力に抗議する緊急アピール


 高市早苗総務大臣は、国会に於いて、放送局が政治的公平性を欠く放送を繰り返したと政府・大臣が 判断した場合、放送法第4条違反を理由に、電波法第76条に基づいて電波停止を命じる可能性を明言しました。
 言論・表現・報道の自由は、様々な独裁国家での圧政への抵抗、言論弾圧への批判、戦時下でのメディア規制や大本営発表の危険性という歴史の中で確立されてきたものです。

 2007年の国会では、内閣提出の放送法改定案に新たな行政処分規定が盛り込まれましたが、公権力による介入が表現の自由や知る権利を損なうとの指摘で削除され、放送界が共同で設置した第三者機関「放送倫理・番組向上機構(BPO)」による「効果的な不断の取り組みに期待する」との附帯決議がされています。当時の菅義偉総務大臣も、あくまでBPOの取り組みを主体とする旨を答弁しています。
 昨年高市大臣は「政治的に公平でないこと」を理由にNHKへの「厳重注意」を行いました。それを受け11月にBPOが公表した意見書は、NHKに対する批判と共に、政府・与党が放送法を盾に直接的にメディア規制をおこなうことを厳しく批判しました。

 政治家自身が政治的に公平・中立な立場に立つことは本来的にありえないことで、政府・公権力が特定の立場から放送に介入するのを防ぐために、放送法では「放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによって、放送による表現の自由を確保すること」との規定を冒頭に掲げています。
 また時の政府や政策への問題指摘は様々なメディアが行うべき責務であり、そうした指摘や批判に対し最大の利害関係者である政権自身が停波により手段を奪うことなど、あってはなりません。
 こうしたことから、放送法第4条はその広い解釈可能性の故に法規範たり得ず、放送局が自らを律するための倫理規範であり、少なくとも同法第174条による業務停止や電波法第76条による電波停止の根拠にはなり得ないとするのが、法学的な通説です。またそれが、憲法に適合する唯一の合理的な法理解でしょう。

 憲法21条では「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由」を最大限保障しています。その根幹には、人類史の中で繰り返された為政者による言論統制とその帰結への深い反省から、情報を制約するのでなく、闊達な表現活動や報道による社会の安全保障、多様な情報の自由な流通の中から正解を選びとって行く人々の力に信頼を置こうという、強い決意があります。
 しかしながら、今回の発言は、メディアに対する規制を殊更に強調し、表現の自由を保障する現行憲法を軽視するものです。現憲法にある「公共の福祉」を「公益及び公の秩序」と言い換え、それを害すると判断された場合には表現の自由を制約できるとした自民党改憲案に極めて符合するという点において、高市発言には現政権の恣意性が表れており、問題であると言わざるを得ません。

 私たちは、表現者として、憲法の根幹思想と相反するように見えるこうした政府の姿勢に強い危惧を抱きます。
 高市氏には自身の発言を撤回し、報道・メディアへの公権力の政治的立場からの介入を認めず、あらゆる表現者の自主自律を尊重する発言を国会で改めてしていただきたい。そうした自省と自覚がない場合は、 通信放送行政を担う職責にはふさわしくないため、大臣の辞任を求めます。

2016年2月26日 
 
一般社団法人 日本劇作家協会 

http://www.jpwa.org/main/statement/appeal20160226
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『カムアウト』サポートスタッフ募集!

2016-02-24 | Weblog
制作部より『カムアウト』サポートスタッフ募集告知についての情報が届いたので、アップします。
いろいろと思いがけないことがあったりして宣伝が立ち遅れているので、今さらながらの宣伝展開なのですが、ご協力いただけますと幸いです。

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『カムアウト』サポートスタッフ募集!

燐光群では、2016年3月19日より下北沢ザ・スズナリで上演する『カムアウト』の公演に協力してくださる、サポートスタッフを募集しております。本作品に興味をお持ちの方、また一緒にプロジェクトを盛り上げて下さる方をお待ちしております!

○主な活動内容:広報・宣伝活動/本番中の現場対応 等

○交通費支給(上限あり)

○期間:即日~31日(日)公演終了まで。プロジェクトに少しでも長く関わって下さる方。もちろん、短期のサポートでも大歓迎です。

○応募方法:件名「『カムアウト』サポートスタッフ希望」とし、本文には、「お名前」「電話番号」「メールアドレス」「サポートスタッフへの応募動機」をご記入の上、下記問い合わせ先までご連絡ください。

○お問合せ:燐光群/(有)グッドフェローズ rinkogun@alles.or.jp
※お問合せは、メールのみにて承ります。

燐光群『カムアウト』公演ページ
http://rinkogun.com/comeout20161989.html

○『カムアウト』について
1989年に坂手洋二の作・演出で初演し、当時のレズビアンコミュニティを坂手自身が取材し描いた『カムアウト』は、社会的にも大きく話題になりました。
本作は、共同生活を送るレズビアンたちの小さなコミュニティを舞台に、時には社会や家族との関わりの中で様々な壁に直面し抑圧を受けながらも、自身の性や生き方と向き合い、またお互いの違いを認め受け入れ合いながら、しなやかにたくましく生きる姿を描いた作品です。
昨今、渋谷区や世田谷区による「同性パートナーシップ条例」が交付、また多くのメディアで「LGBT」という言葉を目にする機会が増えました。ジェンダーやセクシャリティーに関する話題は多くの人々の関心を集め、急速な広がりを見せ、理解も深まりつつあるように感じられます。
しかしその一方で、当事者以外にとっては身近な問題としてイメージしにくく、無意識の偏見も多くあり、まだまだ差別的意識が根強く存在することも否定できません。
この問題が、「人間とは何か」というより普遍的なテーマを内包しているからです。
1989年に『カムアウト』で描かれた彼女たちが生きた世界は、いまの私たちの目にどのように映るのでしょうか。27年前に描かれた彼女たちのコミュニティを、2016年に生きる私たちが再構築し、いまだからこそ描ける“現代のカムアウト”をお見せいたします。


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27年ぶりの『カムアウト』

2016-02-24 | Weblog
27年ぶりの『カムアウト』。
27年ぶりの、と、つけてしまうのは、やはりそれだけの歳月が経っていることが、大きいなあ、と感じるからだ。
再演もしているので、上演自体は25年ぶりなのだが。

一昨日、『カムアウト』けいこ場に寄って、LGBT関連本を何冊か借りて、昨夜朝まで読んだ。
『カムアウト』後、この世界のことを細かくフォローしていないせいもあるが、隔世の感。

ともあれブログ更新したのは、石川武志カメラマンによる最新のけいこ場写真が届いたからだ。
高瀬弥生と、宗像祥子。
おお、やってるな、と、思う。
白熱した稽古が展開されているようだ。


…………

上演情報詳細は以下の通り。

http://rinkogun.com/comeout20161989.html

『カムアウト 2016←→1989』 
作○坂手洋二 演出○藤井ごう

3月19日(土)~31(木) 
下北沢ザ・スズナリ

そこは、水中花のようにゆらめく、女たちの家。
そして、誰も知ることのなかった、たたかいの城。
「カムアウト」とは、自己のセクシャリティーを告白すること。
27年前、まだ日本じゅうが「カミングアウト」という言葉を知らなかった頃、
「女を愛する女たちの劇」が初めて登場した。

小野寺ずる
小林遥奈
佐々木美奈
渋谷はるか
清水さと
清水美輝
鈴木紀子
高木愛香
高瀬弥生
橘麦
長尾純子
西村順子
平井愛子
百花亜希
和田みさ

重田千穂子
都築香弥子

宗像祥子
秋定史枝
川崎理沙
根兵さやか
番匠郁

鴨川てんし
川中健次郎
猪熊恒和
杉山英之
武山尚史
宇原智茂

3月
19(土)19:00☆
20(日)14:00/19:00★
21(月)14:00★
22(火)19:00
23(水)14:00/19:00
24(木)14:00/19:00★
25(金)19:00
26(土)14:00/19:00★ 
27(日)14:00/19:00
28(月)19:00 ★
29(火)14:00/19:00
30(水)19:00
31(木)14:00

アフタートーク
3月24日(木)19:00の部 遠藤まめた(「やっぱ愛ダホ!idaho-net.」呼びかけ人代表)
3月26日(土)19:00の部 上川あや(東京都世田谷区議会議員)
3月28日(月)19:00の部 西田シャトナー(演出家、折り紙作家、脚本家、俳優)
※本公演の前売券をお持ちの方、ご予約の方はご入場頂けます。

受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前 
開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
未就学児のご入場はご遠慮下さい。

【全席指定】
前売:一般3800円 ペア7000円 
U-25/大学・専門学校生3000円 高校生以下2000円
当日:4200円
ベンチシート3500円(前売・当日共。U-25、学生割引あり。)
※U-25、学生券は前日までにご予約の上、当日受付にて要証明書提示。

☆19日(土)はプレビュー 一律3000円 (自由席・劇団予約のみ扱い)

前売開始○2月14日(日)11時 予定

燐光群オンラインチケット(一般・ペア前売のみ) http://rinkogun.com

ご予約・お問合せ○燐光群/(有)グッドフェローズ TEL 03-3426-6294
ticket-rinkogun@ee.alles.or.jp

発売中!『ブレスレス/カムアウト』1,800円+税 而立書房

文化庁文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)
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再掲・燐光群アトリエの会『楽屋』フェスティバル開催のお知らせ

2016-02-20 | Weblog
再掲します。
続々と申込みが寄せられているようです。
締切は2016年3月15日(火)ですが、先着順、まもなく一定数に達しますと、いったん第一次募集としてはストップすることになりますので、既にお問い合わせくださった方も、正式な申込みがまだでしたら、お急ぎください。

………………


燐光群アトリエの会『楽屋』フェスティバル開催のお知らせ

清水邦夫さん作『楽屋』を、同じ装置、照明で、さまざまなチームが競演するという、
今までありそうでなかった、参加型フェスティバルのお知らせです。

俳優4人が集まれば、他の用意をしなくても、オリジナル戯曲に忠実な形(フェスティバル・バージョン)での上演に参加できるという仕組み。
(音響も用意できます)

参加グループを募集します。

日本で一番多く上演されている戯曲とも言われる、清水さん作『楽屋』。

劇団女子を中心に立ち上げられたプロジェクト。

オリジナル版を上演した木冬社出身の南谷朝子さんの協力を得ています。

清水邦夫さんとは劇作家協会ができた御陰でいろいろなところでご一緒することができたが、もともと70年代から憧れていた大先輩。
今思えば、私が初めて観た清水さんの劇も、『楽屋』。

梅ヶ丘BOXという小さくて豊かな場所は、この作品に相応しく、充実したフェスティバルになると思います。
助成金も公共の支援もまったくない、民間の、手づくりのイベントです。

戯曲『楽屋』は、ハヤカワ演劇文庫で読むことができます。一般の書店で購入・取り寄せもできます。

これから多くの人たちが真似をするはずの、画期的な事業です。

詳細は以下のブログ・ホームページ等を御覧ください。


………………


燐光群アトリエの会『楽屋』フェスティバル
開催のお知らせ

参加グループを募集します!

2016年4月28日(木)~5月10日(火)予定ゴールデンウィークを中心に、梅ヶ丘BOXで、
清水邦夫作『楽屋』フェスティバルを開催致します。
『楽屋 ~流れ去るものはやがてなつかしき~』は、劇作家・清水邦夫氏が主宰する木冬社で、アトリエ公演のために書き下ろされた作品です。
1977年に発表、初演されて以来多くの団体・劇場により、さまざまな形で上演されてきました。
『楽屋』に魅せられた燐光群女優陣を中心に、『楽屋』フェスティバル実行委員会主催によるフェスティバルを開催致します。
「登場人物が女ばかり。しかもぜんぶ女優の役。そしてみんながヒロイン」
作者・清水邦夫氏があとがきに書かれているように、俳優にとってこれほど挑戦しがいのある作品はありません。
この『楽屋』を同じ装置、同じ照明で競演を試みては、という企画です。
このフェスティバルのために『楽屋』の原点に立ち戻った舞台美術、照明、音響を用意します。

【『楽屋』フェスティバルバージョン】

●次の内容で参加するグループを募集します。
 ・梅ヶ丘BOXでの清水邦夫作『楽屋 ~流れ去るものはやがてなつかしき~』の上演に限る。 
 (基本的に改訂・カットはなしとします)
 ・基本的に『楽屋』フェスティバルバージョンの舞台装置(間口2間強×奥行2間半)・照明・
  音響が使用できます。(照明・音響オペレーターはフェスティバル側で用意します)
 ・上演時間は1時間10分以内、準備20分+撤収10分以内とします。
 ・当日の受付スタッフは各団体で2名以上ご用意ください。(難しい場合はご相談ください)

※代表者は、実行委員会に入って頂きます。
※別なバージョンで上演を希望する団体については、応相談とさせてください。料金設定、
上演形式等、異なる条件になります。

○日程・料金など詳細は、下記メールまたはFAXにてお問合せ下さい。資料をお送り致します。

<募集〆切>
2016年3月15日(火)
先着順、定数に達し次第、締め切ります。

<お申込み・お問合せ>
燐光群アトリエの会 『楽屋』フェスティバル実行委員会
umegaokawws@gmail.com またはFAX:03-3426-6594に以下の情報をお送り下さい。
件名:楽屋フェスティバル 
1)参加グループ名
2)代表者名
3)お電話番号
4)メールアドレスまたはFAX番号
5)希望ステージ数など

http://rinkogun.com/gakuyafes.html
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初めての口述筆記

2016-02-19 | Weblog
私はなめてました。
マッキントッシュのコンピューターにもともと口述筆記機能が付いているという話を聞いていた。しかしあまり本気で信じなかった。
私はスマートフォンを使っていないのでiPhoneのSIRI機能なども劇中言及したことがあるにもかかわらず本当はよくわかっていなかったのだと思う。
劇団の事務仕事で早朝に書類が届くのを待っているこの明け方、ふと以前に人から送られて保存していた口述筆記機能についての解説ファイルを開いた。
やってみた。
すいすいできた。あきれるくらいに簡単だった。
しかも、当てずっぽうにやってみたら、わかりやすい機能がついていた。
「まる」と言うと「。」がつく。
「てん」と言うと「、」がつく。
「かっこ」と言うと「(」 が出て、「かっこ閉じる」と言うと「)」 が出る。
「かぎかっこ」と言うと「「」が出て、「かぎかっこ閉じる」と言うと「」」 が出る。
「なかぐろ」と言うと「・」が出てくる !
「びっくりマーク」と言うと「!」がでてくる !
滑舌の悪い私は2文字ぐらいは失敗したが、ほぼ見事にしゃべった言葉が文字になっていったのである。
この文全体を、私は一文字も打っていない。
つまりマックにもともと付いている機能で、口述筆記が可能であるということだ。
なめてしまっていて、申し訳ございませんでした。
なんだかこの機能を本気で使い始めたら、戯曲を書くということじたいが変わってしまうかもしれない。まあ資料を使う書き方をする私のような種類の作家にとっては多くの場合あまり関係ないのかもしれないが……。
これから劇作家協会の今後を定める重要な会議に出るというその前にこんな体験をしているのも不思議なことではあるが、何か象徴的なことなのかもしれない。

稽古場でのダメ取りにはあまり使えないような気がする。大きな声で言わない限りは文字にならないからだ。といいつつ、小さい声でしゃべってみて意外ともちになることにするかされる。
もちろん今の「もちになることにするかされる」は、「文字になることに驚かされる」が、声が小さすぎて、うまく聞き取って貰えなかったのである。まあその辺が限界だろう。
声が小さいと文字になるのが遅いのもご愛嬌だ。

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燐光群/(有)グッドフェローズ 制作インターン募集!

2016-02-19 | Weblog
もうすぐニューヨーク留学から帰ってくる古元道広が以下のようなプロジェクトを企画した。
「燐光群/(有)グッドフェローズ」としては初の、「制作インターン」の募集である。

俳優・スタッフについては、「劇団員」を募集中である もちろんその枠で制作スタッフも募集中である ↓
http://rinkogun.com/Shinjin.html

しかし「制作インターン」という枠こそ自分のストライク・ゾーンであるという層の方は、いると思う。
二十年前、大学新卒で燐光群に来た古元が、自分なりに考えて、新しい演劇制作者に向けて最適のカリキュラムを組んだ。
創作の現場と寄り添って活動して行きたい、しかし自分が何を求めているかを自分自身で確かめたいという方には、ぴったりだと思う。

締切は3月7日。

詳細は、以下。


………

燐光群/(有)グッドフェローズ 制作インターン募集!
燐光群は1982年に主宰・坂手洋二により創立。ジャーナリスティックな視点を持ち、演劇をメディアとしてとらえその可能性を追求する、表現者の集団です。鋭い視点で社会を見つめ直し、実験性と成熟した表現による、毎年4~5本の新作発表・国内外でのツアーを行いつつ、スタジオ・梅ヶ丘BOXを運営、アーティストのステーション的な機能も果たしています。30年を超えるその活動は、当初より多様性と社会性を強く意識し、「小劇場」ながら公共性を帯びた、民間非営利団体です。

舞台芸術の意義が注目される今だからこそ、新たな作品を生み出す環境を充実させたい、創造の現場を一層大切にしたいと私たちは考えています。そのために「制作」ができることは、決して少なくありません。さらに、幅広い年齢層のメンバーは普段から互いに役割を超えて連携し、作品製作においても高い集団性を持ち、総合的に豊かな表現力を発揮しています。

制作業務は、各種オファー・契約や予算管理・執行、プロモーション、チケッティング、ファンドレイジング等の公演製作(プロダクション・マネジメント)と、年間を通じさらに未来へと活動をつなげるための劇団経営(カンパニー・マネジメント)があり、さらに梅ヶ丘BOXの企画・管理・運営や教育分野にも取り組んでいます。ここでは、一つのことだけでなく多岐に亘る業務に携わることができ、常に試行錯誤と新たな発見を重ねています。

社会性と芸術性が同居する創造の最前線で、制作を学び共に活動する、意欲ある方を募集します。

本年3月中旬より、半年~1年程度(応相談)。後期も予定。週に3日・18時間を基本とし、実地で学ぶ以外に勉強会にも参加。文化庁在外研修を終え帰国する制作の古元が中心に担当します。交通費(or定期)支給。勤務状況により別途手当あり。本番はスタッフとして観劇可。制作あるいは演劇経験者が望ましい。進取の気性と柔軟性・社交性・実行力・責任感のある、できれば将来もこの分野を志望するタフな人物を期待します。
ワード・エクセル必須。
2016年上半期の主な公演は、
『カムアウト 2016 ←→1989』 (作○坂手洋二 演出○藤井ごう) 3/19(土)~31(木) 、『ゴンドラ(仮題)』 (作・演出○坂手洋二) 7/16(土)~31(日)、
いずれも会場は下北沢ザ・スズナリです。
さらに、4月28日(木)~5月10日(火)[予定]には梅ヶ丘BOXにて、いくつもの団体が競演する<清水邦夫作『楽屋』フェスティバル>を予定しています。

< 応募方法 >

(1) 書類提出
内容 : 履歴書及び作文(自分と演劇について・字数自由)
方法 : e-mail: rinkogun@alles.or.jp
締切 : 3/7(月)─これより数日内に、次のミーティング(面談)についてご連絡します。

(2) ミーティング(面談)
3/13(日)・14(月)のいずれか、30~60分程度。
お互いに考えていることや聞きたいことを話し合う場です。

(3) 決定─ミーティングより数日内に、メールあるいは電話でご連絡します。

ご質問は上記メールのみにて受け付けます。
ご応募を心よりお待ちしています。 燐光群/(有)グッドフェローズ 制作部
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『利き水』マスター 祝結婚!

2016-02-15 | Weblog
『利き水』という戯曲がある。
2011年、東日本大震災の直後に、フランス・パリ郊外マルヌでの「水のフェスティバル」からの依頼で書き下ろした短編である。
〈無秩序な小さな水のコメディー〉というフェスティバルの副題がついていた。
この作品は『入海のクジラ』と共に2012年5月にワールド・プレミア上演されたわけだが、日本版は燐光群により『宇宙みそ汁』と同時上演で、全国ツアーをした。
戯曲は『入海のクジラ』と共に『三田文学』に掲載されている。
『入海のクジラ』は、独立した作品として書き直され、翌年夏、瀬戸内海・犬島で、スケールの大きい野外劇として上演された。
『利き水』も、その後、ほぼ毎年、フランスで上演されている。

『利き水』を、仙台のGin's Bar 井伏銀太郎さんが上演してくれることになった。シニア劇団「赤秋倶楽部」の旗揚げだそうである。
上演は、2016年3月26日(土)~27日(日) クオータースタジオ ということだ。

「水」にまつわる坂手の連作として、『じらいくじら』も同時に上演してくださるそうである。
「詩劇」と銘打たれた『じらいくじら』は、2001年、国際合作「ランドマイン・プロジェクト」シンガポール会議で、その全体をまとめるエピローグとして書き下ろされた。
日本代表として斎藤憐、志磨真実のお二人と三人でシンガポールに行ったのだが、本当に楽しい十日間だったのに、もうお二人は亡くなられていて、ある意味、もう地上では私の記憶の中にしかない日々なのだ。三人でメシを食いに行った場所がだいたい水際のお店だったりして、これも水の記憶の一部となっている。

『利き水』の舞台になっている店と、マスター役の人のモデルが、じつは実在していて、それは、吉祥寺のサリバンズ アイリッシュパブ(Sullivan's Irish Pub)と、そのマスター氏というか、オーナーである。
先日、こんにゃく座『オペラ・マクベス』を観に行った流れで、このマスターの結婚祝賀パーティーに寄った。
一回り若い素敵な奥さんで、既にかなり酔っぱらっていたマスター氏がブログに載せて、というので載せます。
吉祥寺のサリバンズ 、と、その新婚のマスター氏、あらためて、よろしく。
マスター氏の出身は、福島の、いわき市である。

こんにゃく座『オペラ・マクベス』は、なかなか感想がいいにくい。昨年亡くなった高瀬久男さんの台本、ご本人の、内省の重さが、じんわりと伝わってきて、その重さにうちのめされるからだ。同業者ゆえにということもあるだろう。
しかしこんにゃく座は素敵だ。『白墨の輪』が懐かしい。また早く呼んでもらいたい。
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『野鴨中毒』上演台本完成

2016-02-14 | Weblog
伝統芸能である江戸糸あやつり人形と、ベトナム俳優陣、太田惠資ヴァイオリンマスター……、皆が一度に舞台に載る。異種格闘技度にも程があるぞという交錯の現場で、もともとの台本を少しずついじりながら十日ばかし試行錯誤を繰り返してきた。『野鴨中毒』上演台本、なんとか完成。
原作はイプセンだが、私が2009年7~8月に燐光群で上演したことのある『現代能楽集イプセン』の中で初演した『現代能楽集 野鴨中毒』も、底本となっている。

『現代能楽集イプセン』は、『ノーラは行ってしまった』『ぶらんぶらん』『野鴨中毒』『ヘッダじゃない』の四本立て。言わずと知れた『人形の家』『ブラン』『野鴨』『ヘッダ・ガブラー』の四本を、現代能として脚色したものだ。ノーラとギーナを馬渕英俚可、ヘッダを紺野美沙子が演じた。

何しろ四本立ての中の一本であるから、『現代能楽集 野鴨中毒』は、原作通りやれば三時間を超えるはずの大作『野鴨』を三十五分に縮めた。
今回の〈江戸糸あやつり人形結城座×ベトナム青年劇場 日越国際協働制作〉としての『野鴨中毒』は、それをやや原作に戻し、カット部分を戻したりしているので、最低でも上演時間は一時間半にはなるだろう。江戸あやつり人形とベトナム俳優陣とヴァイオリンの組み合わせなので、やりたいことが増えれば、もう少しのびるかもしれない。

ともあれ、稽古の始まった燐光群『カムアウト』、参加団体募集の始まった〈梅ヶ丘BOXアトリエの会 清水邦夫『楽屋』フェスティバル〉など、続く公演や企画の準備、劇作家協会等の会議、講座、もろもろの打ち合わせと雑務に加え、信じがたい迷惑を掛けてくる人たちの相手をしたり、ヘビー級に理屈の通らないトラブルへの対応などで、かなりへろへろになりながら、こうして台本を仕上げていたのである。
清水弥生の『Summer House After Wedding 』が終わってまだ二週間経っていないなんて、信じられない。

この間、沖縄宜野湾市長選挙で現在の混迷そのもののような結果が出たり、国会議員たちがTPP隠しにしても愚かすぎる暴挙を繰り返したり、桜島が噴火したり、クジラが船にぶつけられて死んだりする中、世間は梅祭りの季節になり、確定申告のあれこれが進み、近所のマクドナルドは潰れてヤマザキデイリーストアに変わったと思ったらほぼ隣に富士そばが開店し、息子はニューヨークに出かけてしまった。幾つかの会議には出られなかったし、富良野塾の芝居も観られなかった。

ベトナム青年劇場の団長さんから、ベトナム青年劇場がドイツの演出家を招いて以前に上演した『野鴨』のDVDをもらったので今それをかけている。演劇としてはまったく種類が違うものなので参考になるわけではないが。

新生『野鴨中毒』、かなりはじけている。いったいどうやるのか、と、やってみればわかる、の、正しいフィードバックの往還。
こういう動きを入れたい、と言うと、糸をつけるから待ってくれ、となる。正しい人形劇のけいこ場。
台本じたいは大きく変化することはないと思うが、試行錯誤はまだまだ続くはずである。



…………

『野鴨中毒』
http://www.youkiza.jp/sp/vietnam/

『カムアウト』
http://rinkogun.com/comeout20161989.html

〈梅ヶ丘BOXアトリエの会 清水邦夫『楽屋』フェスティバル〉
http://rinkogun.com/gakuyafes.html
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ベトナムのお正月の食べ物、バインチュン

2016-02-09 | Weblog
『野鴨中毒』、人形の直観のようなものを知りたくて、いったん立ち稽古にしたが、またテーブル稽古に戻す。
イプセンの原本自体の内容も深めつつ、今回のバージョンの特性を確かめ、とにかく、人形のことを考える前に深めておきたいところがあるからだ。
結城座の若い出演者には、同じ台詞を十回以上繰り返し試して貰うことも、しばしば。とにかくこの劇世界の独特の面白さを、自分なりに体感してもらいたいのだ。

レ・カインさんのスタンス、その魅力の具体性がわかってきて、たいへんイメージが湧く。
彼女のことを「ベトナムの吉永小百合」などという人がいるらしくて、「国民的俳優」という意味で言っているらしいのだろうとは思ったものの、そういう言い方でいいのかしらんとも思っていたが、女優としての可憐さ、芯の強さ、その共存という意味なら、その形容はある意味、当たっていると思う。
もちろん彼女の台詞は全篇ベトナム語なのだが、今日は初めて、あるアドリブを取り入れることを決める。楽しい。

写真は、ベトナムのお正月の食べ物、バインチュン。レ・カインさんが『野鴨中毒』メンバーのために作ってくれた。餅米と鶏肉。鮮やかな色彩。これはケーキのように切り取ったワンピース。
青豆もベトナムの象徴的な食べ物といえるようだ。らくがんのような豆菓子もポピュラーのようだ。

さて、燐光群『カムアウト』チームは、今日午前からの稽古で、キャスティングが発表される。
私は顔を出せないが、二十数人の女優陣の配置が皆に伝えられるわけで、藤井ごう演出、いよいよ本領発揮となるであろう。

………………

さて、自分の劇団の方のことだが、発表したばかりなので、新劇団員募集要綱を再掲します。

燐光群では、共に演劇を創造していく劇団員を募集します。
意欲と情熱のある方の参加を期待しています。


燐光群 劇団員募集要綱

<対象>俳優・演出助手・制作スタッフ等
<応募資格>燐光群・坂手洋二作品を観ていること
<応募方法>
○書類選考 履歴書と作文をA4サイズで作成し、
以下にご郵送下さい。
履歴書=要写真貼付。氏名・ 住所・電話番号・
メールアドレス(PC/携帯共) 身長・体重・年齢(生年月日)
を明記のこと。
観たことのある、あるいは読んだことのある、
燐光群または坂手洋二の作品を挙げて下さい。
作文=「燐光群の作品を観た感想」「自分について」各800字以内
○応募締切 2016年4月11日(月)必着
○実技試験・面接 詳細決まり次第発表いたします
○送付先 〒154-0022 世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘202 
燐光群 新人募集係

電話でのお問い合わせはご遠慮下さい。
rinkogun@alles.or.jp または FAX 03-3426-6594
でお受けいたします。

http://rinkogun.com/Shinjin.html
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燐光群 劇団員募集要綱

2016-02-09 | Weblog
燐光群では、共に演劇を創造していく劇団員を募集します。
意欲と情熱のある方の参加を期待しています。

<対象>俳優・演出助手・制作スタッフ等
<応募資格>燐光群・坂手洋二作品を観ていること
<応募方法>
○書類選考 履歴書と作文をA4サイズで作成し、
以下にご郵送下さい。
履歴書=要写真貼付。氏名・ 住所・電話番号・
メールアドレス(PC/携帯共) 身長・体重・年齢(生年月日)
を明記のこと。
観たことのある、あるいは読んだことのある、
燐光群または坂手洋二の作品を挙げて下さい。
作文=「燐光群の作品を観た感想」「自分について」各800字以内
○応募締切 2016年4月11日(月)必着
○実技試験・面接 詳細決まり次第発表いたします
○送付先 〒154-0022 世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘202 
燐光群 新人募集係

電話でのお問い合わせはご遠慮下さい。
rinkogun@alles.or.jp または FAX 03-3426-6594
でお受けいたします。

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江戸糸あやつり人形劇 『野鴨中毒』 立ち稽古初日

2016-02-07 | Weblog
江戸糸あやつり人形結城座×ベトナム青年劇場『野鴨中毒』、稽古開始の二月一日から一週間、原作戯曲、短縮版、そして今回の上演台本と、次々と試みに読み合わせをしてきて、いよいよ立ち稽古初日である。
私はかつて劇団公演で三人遣いの人形を部分的に導入したことはあるが、私自身は専門家ではないし、伝統的な手法ということでもなかった。人形劇は素人である。
人形を持って立ったベテラン人形遣い諸氏が動き始めると、まさしく魔法のスイッチが入る。人形が動く。動かしている人がいるからこそ動くというごく当然ながら驚嘆すべき事実。もちろん何もかもまだこれからだが、どきどきする体験のはじまりであることは、よくわかる。
そして、ベトナムからの俳優陣、レ・カインさん、グエン・タイン・ビンさんも、ようやくの立ち稽古に、ふっと、ほどかれた、しなやかな印象。
ベトナムはこの日曜が大晦日。月曜午前二時が新年だという。

二月二日から稽古開始の、燐光群『カムアウト』チームは、朝から、宣材撮影が行われている。梅ヶ丘BOXから羽根木公園にぞろぞろと行っているはずだ。
27年前の初演のチラシ・ポスター同様に、あの時と同じ石川武士カメラマンによる撮影である! 時を越えて共働できる、よろこび。ありがたい。
藤井ごう演出は、組み合わせを変えながら、ゆったりと読み合わせを続けていたが、週明けにはそろそろキャスティングが決まるはずである。
梅ヶ丘BOXに二十数人の女優陣が結集しているだけで、まあ、とんでもないことである。

日曜日だというのに活動的なことである。土曜夜から日曜にかけて、自分の現場ではないことで思いがけないアクシデント対応も入る。
物事を取り決めることの煩雑さも重なっている。けっこう不毛だったり無駄に終わったりすることも含めて、時間を費やすことが多すぎる。というか、全ての現場にいるわけじゃないから、状況をはかりかねることも多い。
とうぶん、僅かながらあるはずの休みは、平日である。まあ、必ず毎日、何かしら近辺で事業が行われている。どこかの休みと別な何かの休みは、重ならない。つまり当分は一度も休みにはならない。
何かと何かが「まるかぶり」という言葉があるが、三つ以上重なれば、「まる」が立体になって球体になる理屈で、「たまかぶり」ではないかと、日中、無意味な語呂合わせを考えた。暇なわけじゃないんだが。
そして、相変わらず机の横で眠る日が減らない。せめて布団で眠る日が週の半分以上になるようにはなってほしいのだが。



『野鴨中毒』公演詳細は以下の通り
http://www.youkiza.jp/sp/vietnam/
……………………

江戸糸あやつり人形結城座×ベトナム青年劇場
日越国際協働制作『野鴨中毒』

結城座×ベトナム青年劇場
日越国際協働制作『野鴨中毒』
原作:イプセン
脚本・演出:坂手洋二
人形美術・衣裳:寺門孝之
音楽・生演奏:太田惠資
出演:十二代目結城孫三郎、レ・カイン(ベトナム青年劇場) ほか

舞台美術:島次郎
照明:齋藤茂男
音響:島猛
舞台監督:森下紀彦

<ベトナム青年劇場スタッフ>
Dang Minh Tuan(舞台美術・舞台監督)
Pham Thanh Binh(照明)
Nguyen Anh Tuan(音響)

国境や文化の境界を越えて、結城座+坂手洋二がイプセン最高傑作『野鴨』に挑む!

日本の古典文化のひとつ「江戸糸あやつり人形」を継承する結城座と、ベトナム青年劇場との国際協働制作による人形芝居。12代目結城孫三郎はじめ人形遣いたちが寺門孝之デザインの人形をあやつり、ベトナムの国民的大女優であるレ・カインと競演します。演出に現代演劇の旗手・燐光群主宰の坂手洋二を迎え、アジアの芸術力を結集し、イプセンの戯曲『野鴨』を再構築していきます。様々な要素が融合した今まで見たこともない舞台にご期待ください。

開催日:2016年3月16日(水)~21日(月・祝)
3月16日(水)19:00開演
3月17日(木)19:00開演★
3月18日(金)19:00開演
3月19日(土)14:00開演
3月20日(日)14:00開演★
3月21日(月・祝)14:00開演
※開場は開演の30分前です。
※20日(日)14:00開演の回の音楽は録音を使用します。
★アフタートークあり(詳細は結城座ウェブサイトにて)

会場:東京芸術劇場 シアターイースト
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1
【アクセス】
◆JR山手線・埼京線、東武東上線、西武池袋線、東京メトロ有楽町線・丸の内線・副都心線「池袋駅」西口から徒歩2分
※池袋駅地下2b出口と直結

チケット

料金(全席指定・税込)
一般5,500円
U-25(25歳以下)2,500円(当日要証明書(年齢のわかるもの)提示)
Vチケット(日本在住のベトナム人の方)2,500円(当日要証明書(ベトナム国籍がわかるもの)提示)
※未就学児はご入場いただけません。
チケット取扱い
結城座
Tel.042-322-9750(平日10:00~18:00)
結城座オンラインチケット
http://www.youkiza.jp/
チケットぴあ
Tel.0570-02-9999(Pコード448-007) http://t.pia.jp/
ローソンチケット
Tel.0570-000-407(オペレーター10:00~20:00) http://l-tike.com/
東京芸術劇場ボックスオフィス
Tel.0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00) http://www.geigeki.jp/t/
チケット発売日
2016年1月15日(金)
主催・お問い合わせ
公益財団法人江戸糸あやつり人形結城座 Tel.042-322-9750 http://www.youkiza.jp/
託児サービスのご案内

「東京芸術劇場託児施設 だっこルーム」
東京芸術劇場での公演をご鑑賞の際、お子様をお預かりします。

【お預かり対象】生後3ヵ月から小学校入学前のお子様(定員あり)
【お預かり時間】9:00~22:00(劇場休館日は除く)
【お申込み方法】
お電話での事前予約(利用日の運営事務所1営業日前正午まで※)
※月曜日のお預かりは前週金曜日の正午まで、前週金曜日が祝日の場合は木曜日正午までとなります。
【料金】
開演30分前から終演30分後まで
~1歳児:2,560円(税込)
2~6歳児(就学前):2,160円(税込)
【お申込み・お問合せ】
小学館集英社プロダクションTel.03-3981-7003(平日10:00~17:00)
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『カムアウト』25年ぶりの上演、稽古開始。

2016-02-03 | Weblog
『Summer House After Wedding』上演が終わり、もう翌日から江戸糸あやつり人形結城座 日越国際協働製作『野鴨中毒』の稽古が始まり、その2日目を終えて、夜は梅ヶ丘BOXへ。
『カムアウト』初演以来27年、25年ぶりの上演の、稽古が始まった。作者であり芸術監督でありプロデューサーの立場で、稽古初日に立ち会う。

もの凄い数の女優たちがいる。読み合わせ。面白い。第一幕はほとんどコメディである。
執筆当時、会い、インタビューした人たち、さまざまな現場・事象の記憶も、甦る。

改めて感じたのは、27年前、日本初のレズビアンについての演劇ということで注目を集めたが、じつは、日本初の「シェアハウス」についての演劇でもあったのだ、ということだ。
27歳で書いたのだ。なんとも若々しい。あらためて、やはり「青春の劇」だという認識は、ある。

なぜこれだけ面白い戯曲が四半世紀の間上演されなかったのかということについての謎は、この場に立ち会ってみれば、あっけないほど簡単に解ける。ものすごい規模のプロダクションなのだ。幾人かの演出家、プロダクションが、上演を計画したが頓挫しがちだったのは、無理もないことなのだ。まず、この人数の女優を集めるのは、そうとうなことだ。
その、そうとうなことを、今回は行おうとしている。

下記の出演者欄を見ていただければおわかりいただけるが、小劇場・新劇界では主演級の者たちも含めて、女優たちがこれだけ集まる場は、そうそうないのではないかと思う。
演出の藤井ごうさんの楽しく苦しい日々が始まるわけである。いや、ただただ楽しいだけかもしれないな。

で、もちろん、女優のことばかり言っているようだが、全員ではないが、燐光群の男優たちも出ている。

燐光群ホームページでの発表は、本日中のはずだが、一足先に情報公開。

…………

上演情報詳細は以下の通り。

http://rinkogun.com/comeout20161989.html

『カムアウト 2016←→1989』 
作○坂手洋二 演出○藤井ごう

3月19日(土)~31(木) 
下北沢ザ・スズナリ

そこは、水中花のようにゆらめく、女たちの家。
そして、誰も知ることのなかった、たたかいの城。
「カムアウト」とは、自己のセクシャリティーを告白すること。
27年前、まだ日本じゅうが「カミングアウト」という言葉を知らなかった頃、
「女を愛する女たちの劇」が初めて登場した。

小野寺ずる
小林遥奈
佐々木美奈
渋谷はるか
清水さと
清水美輝
鈴木紀子
高木愛香
高瀬弥生
橘麦
長尾純子
西村順子
平井愛子
百花亜希
山上優
和田みさ

重田千穂子
都築香弥子

宗像祥子
秋定史枝
川崎理沙
根兵さやか
番匠郁

鴨川てんし
川中健次郎
猪熊恒和
杉山英之
武山尚史
宇原智茂

3月
19(土)19:00☆
20(日)14:00/19:00★
21(月)14:00★
22(火)19:00
23(水)14:00/19:00
24(木)14:00/19:00★
25(金)19:00
26(土)14:00/19:00★ 
27(日)14:00/19:00
28(月)19:00 ★
29(火)14:00/19:00
30(水)19:00
31(木)14:00

アフタートーク
3月24日(木)19:00の部 遠藤まめた(「やっぱ愛ダホ!idaho-net.」呼びかけ人代表)
3月26日(土)19:00の部 上川あや(東京都世田谷区議会議員)
3月28日(月)19:00の部 西田シャトナー(演出家、折り紙作家、脚本家、俳優)
※本公演の前売券をお持ちの方、ご予約の方はご入場頂けます。

受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前 
開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
未就学児のご入場はご遠慮下さい。

【全席指定】
前売:一般3800円 ペア7000円 
U-25/大学・専門学校生3000円 高校生以下2000円
当日:4200円
ベンチシート3500円(前売・当日共。U-25、学生割引あり。)
※U-25、学生券は前日までにご予約の上、当日受付にて要証明書提示。

☆19日(土)はプレビュー 一律3000円 (自由席・劇団予約のみ扱い)

前売開始○2月14日(日)11時 予定

燐光群オンラインチケット(一般・ペア前売のみ) http://rinkogun.com

ご予約・お問合せ○燐光群/(有)グッドフェローズ TEL 03-3426-6294
ticket-rinkogun@ee.alles.or.jp

発売中!『ブレスレス/カムアウト』1,800円+税 而立書房

文化庁文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)
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