〈城崎国際アートセンター〉のオープニングにあわせて、先週末から3日間、豊岡へ。伊丹空港からはプロペラ機、平田オリザ氏と合流。城崎訪問は去年の夏からいうと5回目になるか。
着いたのがオープン前日。中貝市長、オリザらアドバイザーグルーブ、豊岡側の皆さん多くと面談、かなり空気がわかってくる。市役所の向かいの元銀行施設の建物を再利用したホテル・レストランで食事。市長さんも含めためんめんとハシゴ。さらに銀行跡地下にオープンしたばかりの市営バー(と私が勝手に呼んでいるだけ、別団体委託のはず)で北新地から引き抜かれてまだ3週間目というマスターからいろいろ聞く。
4月26日、オープン当日。ホテルの食堂でオリザと向き合って朝飯など摂っていると、四半世紀以上があっという間に過ぎたのだなあとつくづく思う。
市の方々、温泉街の人々、関係者らと、もともとの研修・会議施設から新装なったアートセンターでオープニングセレモニー。センター表で、子供たちのヒップホップダンス。式典は粛々と。内覧会。兵庫の記者さん向け〈劇作家大会〉会見。世界で初めての〈アーティスト・イン・レジデンス〉のための施設が始動。六月十二日からはそこで〈劇作家大会〉が開催されるのだ。
終えて、玄武洞でのNPOの方との〈劇作家大会〉企画公演の野外劇のための打ち合わせ、現地確認、諸々の準備。アートセンターに戻り、さらに現状把握とミーティング。アートセンターのスタジオ・レジデンス部屋中心の確認、夜まで豊岡側と制作中心の打ち合わせ。
翌日は設備、備品関係の確認、進行について、ミーティング。スタジオとロビーの採寸。あっという間に夕方、飛行機で帰路につく。盛りだくさんだった。
伊丹での飛行機乗り換え時に、村上春樹の新作短編集の前書きを立ち読みし、がっかり。最近は政治的発言などでちょっといいところも見せていたのに、いつの間にこんなに呆けたんだろう。要は『女のいない男たち』というパクリの題名を付けたことへの自惚れた言い訳。買わないし、読まないよ。
帰宅して明け方まで膨大なメモをまとめる。
今回、私以外に〈劇作家大会〉準備のため協会から東京から来たのは、考えてみたらやはり四半世紀越えのつきあいである森下紀彦舞監と、大会事務局ヘッドの楢原拓君。そして、〈ろりえ〉という、よく考えたら呆れた名前の劇団の主宰者・奥山雄太君。彼は〈劇作家大会〉期間中、アートセンターのスタジオの一つを小劇場にして、拙作『屋根裏』にインスパイアされたという新作を初演するのだ。
奥山君は高校生の時に燐光群版『屋根裏』を観たことが演劇を始めるきっかけだったという。私が彼の劇を最初に観たのは二、三年前か、〈日本の問題〉というフェスティバルの中で、彼の短篇は断トツに面白かったのだが、その時にはそんな因縁は知らなかった。聞けば彼の年齢は私の半分、こちらがダブルスコアである。親子ほど離れているといっていいわけだ。うーむ。……写真はその奥山君と件の「市営バー」で。
着いたのがオープン前日。中貝市長、オリザらアドバイザーグルーブ、豊岡側の皆さん多くと面談、かなり空気がわかってくる。市役所の向かいの元銀行施設の建物を再利用したホテル・レストランで食事。市長さんも含めためんめんとハシゴ。さらに銀行跡地下にオープンしたばかりの市営バー(と私が勝手に呼んでいるだけ、別団体委託のはず)で北新地から引き抜かれてまだ3週間目というマスターからいろいろ聞く。
4月26日、オープン当日。ホテルの食堂でオリザと向き合って朝飯など摂っていると、四半世紀以上があっという間に過ぎたのだなあとつくづく思う。
市の方々、温泉街の人々、関係者らと、もともとの研修・会議施設から新装なったアートセンターでオープニングセレモニー。センター表で、子供たちのヒップホップダンス。式典は粛々と。内覧会。兵庫の記者さん向け〈劇作家大会〉会見。世界で初めての〈アーティスト・イン・レジデンス〉のための施設が始動。六月十二日からはそこで〈劇作家大会〉が開催されるのだ。
終えて、玄武洞でのNPOの方との〈劇作家大会〉企画公演の野外劇のための打ち合わせ、現地確認、諸々の準備。アートセンターに戻り、さらに現状把握とミーティング。アートセンターのスタジオ・レジデンス部屋中心の確認、夜まで豊岡側と制作中心の打ち合わせ。
翌日は設備、備品関係の確認、進行について、ミーティング。スタジオとロビーの採寸。あっという間に夕方、飛行機で帰路につく。盛りだくさんだった。
伊丹での飛行機乗り換え時に、村上春樹の新作短編集の前書きを立ち読みし、がっかり。最近は政治的発言などでちょっといいところも見せていたのに、いつの間にこんなに呆けたんだろう。要は『女のいない男たち』というパクリの題名を付けたことへの自惚れた言い訳。買わないし、読まないよ。
帰宅して明け方まで膨大なメモをまとめる。
今回、私以外に〈劇作家大会〉準備のため協会から東京から来たのは、考えてみたらやはり四半世紀越えのつきあいである森下紀彦舞監と、大会事務局ヘッドの楢原拓君。そして、〈ろりえ〉という、よく考えたら呆れた名前の劇団の主宰者・奥山雄太君。彼は〈劇作家大会〉期間中、アートセンターのスタジオの一つを小劇場にして、拙作『屋根裏』にインスパイアされたという新作を初演するのだ。
奥山君は高校生の時に燐光群版『屋根裏』を観たことが演劇を始めるきっかけだったという。私が彼の劇を最初に観たのは二、三年前か、〈日本の問題〉というフェスティバルの中で、彼の短篇は断トツに面白かったのだが、その時にはそんな因縁は知らなかった。聞けば彼の年齢は私の半分、こちらがダブルスコアである。親子ほど離れているといっていいわけだ。うーむ。……写真はその奥山君と件の「市営バー」で。