Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

映画から遠ざかる

2017-07-31 | Weblog
暑い。
仕事がなければ冷房の効いた映画館にでも行きたいものだが、『メッセージ』以降、映画をまるっきり観ていないことに気づく。
『ハクソー・リッジ』も『人生タクシー』も観ていない。
『ハクソー・リッジ』は、忙しいせいもあるが、まわりの評判がいろいろなので、なんにしても観にいくしかないが、まだ難しそうだ。映画館での上映が終わってしまわないことを願う。
写真は、ちょっと前、ある用事で東宝撮影所に行ったときのもの。
入ってすぐ映画美術の種田陽平氏にばったり。今は東宝スタジオの中に自分の仕事を持っているのだという。彼がジブリの仕事を始めたときにも驚いたが、『キル・ビル』をやったときには本当に驚いたものだ。考えてみれば初めて会ったのは大昔。元気そうで何よりだった。
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「「反戦」落書きのススメ」スプレー

2017-07-30 | Weblog
公演の小道具として作った以外のものをとりあえず会った方に渡したりしている。渡しただけである。共謀したことになるだろうか。

「「反戦」落書きのススメ」スプレー裁判を扱う、「「反戦」落書きのススメ」上演時のエンディングでは裁判になる。
どういう結果になったかは、いずれ公開できると思う。
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「大田先生のご意向は石垣にも宮古島にも辺野古にも基地を造らせてはいけない。造ったら再び戦争になると強く危惧していた。ご遺言をぜひかなえてください」

2017-07-28 | Weblog
大田昌秀元沖縄県知事が亡くなった。
故大田昌秀元沖縄県知事の県民葬が、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで行われた。すぐそばに住んでいる友人が参加し、そのときの目録を私にくれた。
彼が平和主義者であったことを疑う者はいないだろう。もちろんうまくいかないこともたくさんあったし、多くの齟齬も生じた。

政府代表で出席したという安倍晋三首相は弔辞で、大田知事在任中の米軍普天間飛行場返還合意や日米特別行動委員会(SACO)最終報告を挙げ「歴史的な出来事だった」と振り返り、「大田元知事が心を砕かれていた沖縄の基地負担の軽減に引き続き全力を尽くす」と言ったという。
安倍首相が本気で沖縄の基地負担の軽減を考えるなら、することは明確だ。
名護市辺野古の新基地建設で県の岩礁破砕許可を得ずに工事を進めるのは違法だとして国を相手にした差し止め訴訟を那覇地裁に提起した沖縄県の主張を直ちに認め、工事をやめ、代執行訴訟も取り下げるべきだ。

安倍首相が弔辞を終え戻るとき、一般の参列者である一人の女性から「大田先生のご意向は石垣にも宮古島にも辺野古にも基地を造らせてはいけない。造ったら再び戦争になると強く危惧していた。ご遺言をぜひかなえてください」という訴えがあった。
参列した鳩山由紀夫氏にいわせると「(彼女は)大田さんの遺志と安倍首相の行っていることのズレにいたたまれずに野次を飛ばしました」という。

本当に、石垣にも宮古島にも辺野古にも、基地を造らせてはいけない。
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ミニトマトの夏

2017-07-27 | Weblog
溜まっていた仕事を最優先する日々である。
幾つかの会議やイベントをキャンセルせざるを得ない。申し訳ない。

暑いときには汗を流すのが一番だという声もあるが、湿度も高くて本当に暑い日には願い下げである。
気温が低くて助かった日ではあった。

探していた資料をあっさり見つける。思いの外、望んだ内容にぴったり、いや、それ以上である。かつてこの仕事をした人がいる。その人は私のような者がこの時代にこれを読むと想像しただろうか。ただ自分のすべきこととしてまとめたのだろう。人間の仕事は、素晴らしい。

写真は、我が家の「庭」などではなくて、狭い通路というか縁(ふち)に植えているものたちの中で、もいだ、ミニトマト。自然のささやかな贈り物である。梅は、梅干しになる。ゴーヤも、勝手に育つ。ささやかである。

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「非戦を選ぶ演劇人の会」リーディング、2日目、十二人のトーク

2017-07-24 | Weblog
今年7月の「非戦を選ぶ演劇人の会」リーディング、2日目の7月20日(木)「第二部」は、「豪華ゲストが一堂に会してトークをつなぐ、リレートーク! 」であった。

写真(撮影・姫田蘭)では、右から、石原岳(ミュージシャン・高江在住)、菱山南帆子(解釈で憲法9条を壊すな実行委員会)、志葉玲(ジャーナリスト)、早野透(政治コラムニスト)、糸数慶子(参院議員)、馬奈木厳太郎(弁護士)、高遠菜穗子(イラク支援ボランティア)、高林敏之(アフリカ国際関係史研究者)、福島みずほ(参院議員)、寺脇研(映画評論家)、織田朝日(くるどっこ劇団「ウィンクス」主宰)をはじめとする多彩なゲストが参加。保坂展人(世田谷区長)も30分だけ参加した。(敬略、失礼しました)

この顔ぶれで、二時間余。とにかく、圧巻。聴くべき話、ばかり。熱気と怒り、涙、ユーモア、真摯さ。本当に良いトークだった。「現在」を知るのにこんなに充実して豊かな場もないだろうと思う。なんとかテープ起こしをしたいものだが……。
やはり、内向きのドメスティックな視点ではなく、他国との関わり、国際社会の中の日本という観点が、本当に大切だと思った。
それぞれの人が、弱者への抑圧と差別に対して、本気で敏感にならなければならないと思っているということも、胸が苦しくなるくらいに、迫ってきた。
そして、憲法前文をそらで言える人たちばかりであることにも、あらためて、感動。そして、憲法前文のツボが、人それぞれ違うのである。

語りのうまい人たちばかりとはいえ、人数が多い。一応司会は私だが、まあ、たいへんではある。一人5分〜8分喋ってもらい、フリートークに入ったときにはもう一時間半くらい経っている。
だが、皆さん、お忙しい中、この場に参加していただいたことに心から感謝するとともに、本当に、同じ場に居ることから来る共鳴のようなものに、胸打たれた。勇気が出た。
沖縄から来ている宮城康博兄にも何か語ってもらいたかったと思ったが、この日は夕方からなんだか声を枯らしていたから、まあ仕方あるまい。


以下、ゲストのプロフィール。50音順だが、トークはこの順番で喋っていただいた。

■石原 岳… 71年神戸出身。沖縄県東村高江に在住するギタリスト。沖縄県内外で精力的演奏活動中。2011年5月頭に初ソロアルバム『Yoru no Kazoku』リリース。
2012年3月福島県ライブを皮切りに、6月九州熊本までの54本のツアー。
人口160名の小さな集落、高江に移住すると同時に国による強引な米軍ヘリパッド建設問題勃発。国の動きに対してきちんとした説明を求める座り込み運動を高江住民ではじめる。

■糸数慶子…沖縄県読谷村生まれ。読谷高校卒業後、バスガイドとして平和の視点から沖縄を紹介し、平和ガイドのさきがけとなる。1992年、沖縄県議会議員選挙に初当選(3期)。2004年7月参議院選挙に初当選し、3期目。2016年7月、伊波洋一参議院議員と会派「沖縄の風」を結成し代表に就任。
現在、法務委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会に所属。

■織田朝日…くるどっこ劇団「ウィンクス」主宰。2004年から日本における難民問題、入管問題に関心を持ち入管の面会活動、難民との交流の場を設けるイベントなど手がける。

■志葉 玲…パレスチナやイラクなどの紛争地取材、脱原発・自然エネルギー取材、米軍基地問題や反貧困なども取材、幅広く活動するジャーナリスト。週刊誌や新聞などに寄稿、テレビ局に映像を提供。Yahoo!ニュースでも記事を配信。著書に『たたかう!ジャーナリスト宣言』(社会批評社)、共編著に『原発依存国家』(扶桑社新書)、『イラク戦争を検証するための20の論点』(合同出版)など。イラク戦争の検証を求めるネットワークの事務局長。

■高遠菜穂子…イラク支援ボランティア。2000年インドの「マザーテレサの家」、2001年からタイ、カンボジアのエイズホスピス、2003年5月からイラクでの活動開始。2004年4月にイラク・ファルージャで「自衛隊の撤退」を要求する現地武装勢力に拘束された。解放後、日本国内で「自己責任」バッシングを受ける。現在もイラク人道支援活動を継続中。「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」呼びかけ人。著書に『戦争と平和 それでもイラク人を嫌いになれない』(講談社)『破壊と希望のイラク』(金曜日)など、共編訳に『ハロー、僕は生きてるよ。ーイラク最激戦地からログインー』(大月書店)

■高林敏之…アフリカ国際関係史研究者。日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会常任理事。青山学院大学大学院文学研究科博士後期課程(史学専攻)単位取得満期退学。アフリカ協会職員、四国学院大学教員を歴任。
現在は育児とNGO役員、早稲田大学非常勤講師を掛け持ち。

■寺脇 研…1952年7月13日福岡県生まれ。1975年3月東京大学法学部卒業。同年4月、文部省(当時)入省。文化庁文化部長などを歴任。2006年11月退官。
現在京都造形芸術大学教授、映画評論家、NPO教育支援協会チーフ・コーディネーター、ジャパンフィルムコミッション理事長。著書に『なぜ学校に行かせるの?』(日本経済新聞社)、『中学生を救う30の方法』(講談社)ほか多数。

■早野 透… 政治コラムニスト。前桜美林大学教授。元朝日新聞編集委員。1974年より、東京本社政治部に勤務。1993年編集委員(政治担当)に就任。田中角栄の番記者などを皮切りに歴代政権を取材した。2010年3月、朝日新聞社を退職。『田名角栄と「戦後」の精神』(朝日文庫)『政治家の本棚』(朝日新聞社)『田中角栄 戦後日本の悲しき自画像』(中公新書)ほか著書多数。

■菱山南帆子…1989年生まれ。小学5年から学内で差別を許さない学内闘争を経て、市民運動をはじめる。許すな!憲法改悪市民連絡会。解釈で憲法9条壊すな!実行委員会。戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会。街頭宣伝を企画。単著:『嵐を呼ぶ少女とよばれて~市民運動という生き方』(はるか書房)を2017年に出版。

■福島みずほ…社会民主党副党首。参議院議員。東京大学卒業後、弁護士として選択的夫婦別姓、婚外子差別などに取り組む。1998年初当選。2009年、内閣府特命担当大臣として男女共同参画・自殺防止・少子化対策などを担当。DVや児童虐待、貧困、労働者派遣法改正に取り組む。憲法改悪で戦争する国にさせないため全国を飛び回る。福島みずほWebサイトhttp://www.mizuhoto.org

■保坂展人…現世田谷区長。1995年生まれ。中学卒業時の「内申書」をめぐり、16年にわたる内申書裁判の原告となり、そこから教育問題中心に取材するジャーナリストになる。96年衆議院議員当選。09年までの3期11年務めた。2011年世田谷区長当選。区民意見交換の場を次々と持ち今後20年の「世田谷区基本構想」をまとめる。『88万人のコミュニティデザイン』(ほんの木)『闘う区長』(集英社新書)ほか著書多数。

■馬奈木厳太郎…1975年生まれ。福岡県出身。弁護士。国と東京電力を被告とした「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の弁護団事務局長を務めるほか、原発事故後に唯一避難しなかった広野町の高野病院や、福島市の除染に関して業者が「竹林」を偽装して費用を水増し請求した件の住民監査請求の代理人などを務めている。映画『大地を受け継ぐ』の企画も担当。
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金魚の夢、その後

2017-07-23 | Weblog
『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』は、本当に終わってしまった。

ずいぶん長い間、この戯曲に取り組んでいた。
自作ではなく、二十年前に読んだ『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』を初めて上演したわけだから、ここまでに二十年かかった、という気さえするのだ。

出演した若い俳優たちの半分以上はオーディション・ワークショップによる参加で、劇団員ではないから、彼らとも当分会えないのだと思うと、さみしいものである。

写真は、左より、東谷英人、橘麦。そして、金魚たち。撮影・姫田蘭。
金魚たちは、なんとも涼しげだ。深津篤史は、本当に魚が好きだったのだ。
この金魚たちは「和金」で、生命力が強い。劇場ではまったく死ぬこともなかった。

私自身は一度も口にしたことはないが、この劇の、横長で高さが一メートル五〇センチしかないセットは、この四角い水槽と擬されていることは、いうまでもない。この劇の世界は、金魚たちの見た夢なのかもしれないのだ。

私にも、この戯曲と同じように阪神淡路大震災直後の1995年に「現代能楽集」シリーズの一本として書いた『金魚の夢』という作品がある。『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』よりも先である。
短編で、震災後の瓦礫の山の中をさまよう猪熊恒和演ずる男が、過去から甦った母親なのか愛人なのかわからない中山マリ演ずる女の幻影と繰り広げるドラマである。瓦礫の中から、聞こえるはずのない電話が鳴り続ける。そして男は最後に、濡れそぼった電話機と、そこからこぼれ落ちる一匹の金魚を発見する。

いま、東日本大震災にまつわる仕事を振り返る作業をしていて、思いは複雑だ。二つの震災との距離感の中に、私たちの時代を、思う。

http://rinkogun.com/wangansen.html
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「非戦を選ぶ演劇人の会」リーディング、1日目のトーク

2017-07-22 | Weblog
今年7月の「非戦を選ぶ演劇人の会」リーディング、1日目の7月19日 (水)の「第二部」は、 小西 誠(軍事ジャーナリスト)、高遠菜穂子(イラク支援ボランティア)、志葉玲(ジャーナリスト)の三氏(写真・右より 撮影・姫田蘭)と、2004年当時からのことをいろいろと振り返りつつ、「現在」を見つめなおす貴重な機会だった。

本当は、『戦場イラクからのメール』の原作者である渡邉修孝氏に参加していただきたかったと思うが、果たせなかった。その代わり、渡邉氏から以下のメッセージをいただき、会場で参加者・お客様に読んでいただいた。

………

このたび『非戦を選ぶ演劇人の会 ピースリーディング』にお越しの皆様方には謹んで敬意を評します。既に支持率の低下した安倍政権は、未だ自分たちの私利私欲を満たすため、貧しい者から戦場に送り出そうとする改憲策動で大手労働組合の連合も巻き込んでの労働者「軍事徴用」、自衛隊の国外派兵とを連動させ、国会にねじ込もうとする現状に歯止めをかける闘いを皆様と立場を越えて共に進めていこうではありませんか。
安田純平さんは自由契約のジャーナリストとして、政治の介入するフェイクニュースに埋もれて見えない “現場の真実を伝える” 取材活動に奔走されていると思います。彼の「戦場に赴いた動機」は、元気に帰還してから直接本人に尋ねてみたいところです。
今日、私は別件の運動現場に出ていますのでこの催しには参加できませんが、自分の立ち位置で皆様と連帯できれば幸いです。

渡邉修孝

渡邉修孝さんプロフィール(1967年7月19日生まれ 元自衛官(第1空挺団)2004年、「イラク人質事件」で日本に送還。2008年、フリーター全般労働組合に加入。執行部委員を経て2011年から1年間だけ共同代表を務めて2016年に病気休養。今日に至る。)

………

「第二部」じたいは、短い時間で、申し訳なかった。
小西 誠さんが南西諸島の自衛隊配備計画の現状について映像付きで紹介、高遠菜穂子さん、志葉玲さんの経験に基づいた話が続いた。
高遠 菜穂子さんは自衛隊員や家族たちが多く住む北海道・千歳市出身。イラクなどで人道支援の最前線に立っている彼女のバックグラウンドには、自衛隊員たちの生活と現場への親近感がある。自衛隊員に自殺者が多いことに胸を痛める彼女が言うように、彼らは明らかに過剰な負担を担っている。そして自衛隊の任務は戦闘訓練であり、「災害救助の訓練は一切していない」と言える現状がある。
自衛隊のこと、戦場のこと、紛争地のこと、常に弱者が犠牲になる現実を、よりリアルに感じられる社会にならなければ、あらゆる矛盾は、立場の弱い者のほうに、さらに重くのしかかってくるのだと感じる。
渡邉さんが言うように、そして小西さんが最初の「反戦自衛官」となって抵抗を決意した初心がそうであるように、「貧しい者から戦場に送り出そうとする」力が、おそろしい加速度をもって、私たちを包囲している。

いずれ、この時に話した内容を、詳しく紹介できればと思う。
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情報誌イマージュ最新号・特集●相模原やまゆり園障碍者大虐殺事件を生きる

2017-07-22 | Weblog
劇団態変の金満里さんたちが続けている情報誌「イマージュ」。何年か前、高橋源一郎さんが寄稿して話題になった時もありました。
最新刊は、事件から一年経ってしまった「やまゆり園障碍者大虐殺事件」を中心に、様々な表現者が寄稿しているようです。
私もまだ読めていませんが、演劇畑からは私が書きました。
ほんとうに、悩みに悩んだ原稿でした。
この事件に言及したこの国の新作劇は、既に複数、観ています。昨夜も、少しだけだから許されると思ったのでしょうか、この事件を越えて差別に無意識な、ひどい表現の芝居を観ました。怒りがまだ鎮まりません。
差別の問題は、一般論や、自分の考えに当て嵌めて利用する言葉では、立ち向かえません。
自分自身も当事者であると考え、当事者として共に生きる、その想像力しかないのです。
少なくとも私は、そのことを金満里さんたちから教えられました。
読んでください。
私も読みます。

………

情報誌イマージュ 最新刊 vol.68  2017年夏号 は、「特集●相模原やまゆり園障碍者大虐殺事件を生きる」。

2016年7月26日未明、神奈川県相模原市にある障碍者施設に一人の男が押し入り46名の無抵抗の人たちを刃物で刺し、うち19名を殺害するという大虐殺事件が引き起こされました。 犯人は「障碍者がいなくなればいい」と供述しており、これは、ある属性を持つ人の命を消してしまってよいとする優生思想を実行に移した事件として、私たちを震撼させました。
更に申しますと、受難者たちを匿名としその存在を最初から無かったかのように扱っているし、また政府からあの事件を絶対に許さないとの表明もなく、誰の命も否定されず脅かされず生きていて良いのだという発信をこの社会は未だおこなっていない。
つまり、この大虐殺事件は、今まさに進行中なのであり、私たちはその真っただ中を生きている、と云ってよいのではないでしょうか。
事件からちょうど一年。広範な分野からのご寄稿を得て、この特集を組んでみました。

クロスオーバー談義●鵜飼哲×金滿里 奪われて良い命などない! 〜優生思想と訣別する
「個の存在」は、「心象風景」ではない ……坂手洋二(演劇)
いま思うこと ……岡登志子(ダンス)
私は七月の ……今野和代(詩)
私の感じた迫り寄るファシズムの波 ……山本公成(音楽)
自分と自分以外の誰かのふたつがいたとき ……bozzo(写真)
優生保護法のこと ……田口ランディ(文学)
「共生」のためのプラグマティズム ……朱喜哲(哲学)
なぜ私は街頭に立つのか ……石地かおる(リメンバー7.26神戸アクション)
「愛国的リバタリアン」という怪物 ……内田樹(思想)
ピンクトライアングル vol.2 ……大黒党ミロ(漫画)
この社会の「嫡子」としての「相模原事件」 ……中村一成(ルポライター)
移動する自由の可能性について ……ブブ・ド・ラ・マドレーヌ(アーティスト)
「相模原」と「カウンター」のことから ……鈴木伸哉(反差別カウンター)
路上の虹 ……うっちー(反差別カウンター)
あなたの見る風景 ……李信恵(フリーライター)
相模原障碍者虐殺事件に対するイマージュ声明
入江貝塚9号人骨のこと ……仙城眞
[金滿里のページ] 奪われた身体は誰のものか ……金満里
[イラスト&エッセイ] 伊祖から届く風16 …メラミキコ
[劇評●劇団態変「ニライカナイ 〜命の分水嶺」]
  ニライカナイをみた ……中山千夏
  分水嶺に立つ ……石川みき

購読申込みは、こちらへ

http://www.asahi-net.or.jp/~tj2m-snjy/imaju/koudoku.htm
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「非戦を選ぶ演劇人の会」リーディング終了。ラストシーンは全員で「反戦」スプレー落書き!

2017-07-21 | Weblog
今年7月の「非戦を選ぶ演劇人の会」リーディング、終了しました。

『「反戦」落書きのススメ』ラストシーンは全員で「反戦」スプレーで落書きしました!
撮影・姫田蘭。

大阪に用事のあった井上思さんは、「教育勅語」を演じた後、すぐに出発。
内田龍磨さんの法務大臣は、受けました。
大西孝洋も走り抜けました。
加藤義宗さんのスノーデンはそっくりでした。
私が日本語台本を担当した「ユーリンタウン」のヒロインだった関谷春子さん、今回は多彩な役をこなしてくれました。
中野亮輔くん、山本太郎の口跡を見事に再現。
そして深沢 敦さん、楽しい場面にして下さいました。
本番になって調子を出した古川 健、まあ久しぶりだから仕方がない!
巻上公一さん、流山児祥さん、木内みどりさん、すっかりお世話になりました。
全員挙げられませんが、本当に豪華出演者の皆様、お疲れ様でした。

スタッフの皆さん、たいへんでしたが、ありがとうございました。

全労済会館スペースゼロさんにも、本当にお世話になりました。

トークゲストの皆さんも、おつかれさまでした。

劇中、それを売ったことで共謀容疑で裁判に掛けられてしまうことになる「「反戦」落書きのススメ」ステッカーですが、じつは、まだ残っています。私が持っています。関心のある方は連絡下さい。
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『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』、公演終了。

2017-07-21 | Weblog
『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』、公演終了しました。

写真は、左より、高木愛香、杉山英之、東谷英人、宗像祥子、橘麦。撮影・姫田蘭。

「深津演劇祭」、東京での唯一の参加作品でした。

『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』を初めて東京で紹介できたのも、嬉しいことです。

いっぱい深津作品のリーディングもやれて、よかったです。

これからも深津篤史の戯曲が上演されてゆくことに期待します。

キャスト・スタップの皆さん、ご協力くださった皆様、お客様、ほんとうにありがとうございました。

オーディション・ワークショップも含めて長い時間を共有できた若い俳優たちとの出会いは、私たちの新たな財産です。


http://rinkogun.com/wangansen.html
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「非戦を選ぶ演劇人の会」リーディング。 夜の上演は、今日だけです。

2017-07-19 | Weblog
「非戦を選ぶ演劇人の会」リーディング。
本日夜7時。
明日は昼2時。
2ステージのみ。
特に夜の上演は、今日だけです。

お見逃しなく!

写真は、稽古風景。本郷 弦、野々村のん、大月ひろ美。撮影・姫田蘭。

急遽出ていただくことになった井上思さん。ラムズフェルドも演じます!
大沢健さんは本日のみの出演。ラッパーです。
内田龍磨さん、円城寺あやさんは、今年、Pカンパニー『白い花で隠す』以来の共演。
大西孝洋は『戦場イラクからのメール』を13年ぶりに演じます。
加藤義宗さんのスノーデンもお楽しみに。
木内みどりさんは二部、三部、出ずっぱりの大活躍です。
小山萌子さん、久々の出演。頼りになります。
さとうこうじさん、久しぶりに自衛隊キャップを被ります。
関谷春子さん、チャーミングな場面と、しっかりした場面と、大活躍。
高橋長英さん、とにかく場を引き締めてくれます。
竹口範顕さん、現場感覚の鋭さ、柔軟さ。
田根楽子、中山マリ、今回も名コンビです。
中野亮輔くん、即興で歌いもします。
野口俊丞さん、大車輪の活躍。
野々村のんさん、大月ひろ美さん、急遽参加の永野愛理、「沖縄のママさん」トリオは、みんな魅力的で声がいい!
深沢 敦さん、大活躍していただいています! 楽しいです!
本郷 弦さん、難役に挑戦してもらってます。
古川 健、引っ張り出しました!
巻上公一さん、もう30年のつきあいですが、ご一緒できて愉快です。安倍首相もやっていただきます。
盟友宮城康博ともう毎年この時期は「非戦」をやることになって何年目になるだろうか。今回の『9人いる! ~憲法9条と沖縄2017~』は彼が昨年沖縄の憲法集会でやった短編の改訂版です。
山森信太郎さん、存在感抜群です。
流山児祥さん、自劇団の急遽の代役から一転、しっかり場を締めてくれます。

豪華出演陣のリーディングです。

今夜のアフタートークは、 高遠菜穂子(イラク支援ボランティア)、小西 誠(軍事ジャーナリスト)、志葉玲(ジャーナリスト)さんと、2004年当時からのことをいろいろと振り返りつつ、「現在」を見つめなおしていきたいと思っています。

…………

【非戦を選ぶ演劇人の会ピースリーディング vol.21】

「引き返せない夏」

『9人いる! ~憲法9条と沖縄2017~』作・演出:宮城康博
『「反戦」落書きのススメ』作・演出:坂手洋二
『戦場イラクからのメール』作・演出:坂手洋二

■2017年7月19日(水)19:00 /20日(木)14:00
■全労済ホール / スペース・ゼロ
■主催 非戦を選ぶ演劇人の会
■特別協賛 全労済ホール / スペース・ゼロ
6月10日より前売り開始!

■出演予定者(50音順) 井上思、内田龍磨、円城寺あや、大沢健*、大月ひろ美、大西孝洋、加藤義宗、木内みどり、小山萌子、さとうこうじ、関谷春子、高橋長英、竹口範顕、田根楽子、中野亮輔、中山マリ、永野愛理、野口俊丞、野々村のん、深沢 敦、古川 健、本郷 弦、巻上公一、宮城康博、山森信太郎、流山児祥 ほか *五十音順。*19日のみ出演

スタッフ  照明 齋藤茂男/ 音響 藤田赤目、丸太裕也 /音響協力 島猛 /舞台監督 三津 久 /演出助手 村野玲子/ 制作 岡本舞、桑原睦 / 当日運営 横内里穂 / 宣伝デザイン 柳沢崇史/ 記録映像撮影 姫田蘭

今年の第1部の朗読劇(ピースリーディング)は、3つの作品をオムニバス形式でお送りします。

『9人いる! ~憲法9条と沖縄2017~』 作・演出:宮城康博
「憲法9条と沖縄」リーディングの当日。待てど暮らせどやってこない9人目の出演者を待ちながら、出演者のユンタクで明らかになる、沖縄と憲法の歴史や現在。辺野古新基地建設をめぐる政府のデタラメぶり。憲法9条は理想であり現実は違うとする通説に対して、まさに違う現実である沖縄から痛切なまでの9条への意志が発せられる。2016年に書き下ろされた短編の2017年改訂版。


今年の第2部も濃密なトークをお聞きいただけます!
【7月19日 (水)】
スペシャルトーク 高遠菜穂子(イラク支援ボランティア)、小西 誠(軍事ジャーナリスト)、志葉玲(ジャーナリスト)
【7月20日(木)】
豪華ゲストが一堂に会してトークをつなぐ、リレートーク!
石原岳(ミュージシャン・高江在住)、織田朝日(くるどっこ劇団「ウィンクス」主宰)、志葉玲(ジャーナリスト)、高林敏之(アフリカ国際関係史研究者)、寺脇研(映画評論家)、早野透(政治コラムニスト)、菱山南帆子(解釈で憲法9条を壊すな実行委員会)、福島みずほ(参院議員)、保坂展人(世田谷区長)、馬奈木厳太郎(弁護士)をはじめとする多彩なゲストが参加予定。

※都合によりゲストが変更となる可能性があります。最新の情報はサイトをご確認くだ さい。

■全席指定(税込)一般1500円、中高生1000円、小学生以下500円
■前売り開始日 2017年6月10日(土)
■チケット取扱い ●チケットぴあ(Pコード:459-587) TEL : 0570-02-9999 http://t.pia.jp ●スペース・ゼロ チケットデスク  http://www.spacezero.co.jp(一般のみ) *開場は開演の30分前です。 *当日券は開演の1時間前から劇場受付で販売します。 *車いすをご利用の方は、7月14日(金)までに、青年劇場にご連絡下さい。

■チケットに関する問合せ(平日 10:00~17:00) 非戦を選ぶ演劇人の会(青年劇場内)TEL:03-3352-6922

■会場 全労済ホール / スペース・ゼロ 〒151-0053 渋谷区代々木2-12-10 全労済会館1階 TEL:03-3375-8741(代) JR新宿駅南口より徒歩5分、 京王新線・都営大江戸線・都営新宿線新宿駅6番出口より徒歩1分

■お問合せ 非戦を選ぶ演劇人の会 TEL.070-5457-2003
e-mail:info@hisen-engeki.com  HP:hisen-engeki.com/  公式フェイスブック: https://www.facebook.com/HisenEngeki/ 公式ツイッター: https://twitter.com/hisenn_enngeki

■主催:非戦を選ぶ演劇人の会  特別協賛:全労済ホール/スペース・ゼロ 協力:ポスターハリス・カンパニー、ネビュラエクストラサポート(Next)

実行委員(五十音順)  相馬杜宇・阿部ひろみ・石原 燃・猪熊恒和・今村修・岩瀬晶子・円城寺あや・大月ひろ美・岡本 舞・沖 直未・ 加藤ちか・金安凌平・釘本 光・くまがいマキ・桑原 睦・坂手洋二・佐藤 滋・篠原久美子・清水弥生・シライケイタ・杉浦久幸・ 関根信一・ 瀬戸山美咲・高橋長英・高橋俊也・龍野瑶子・田根楽子・常田景子・永井 愛・中山マリ・楢原 拓・西川信廣・西山水木・野溝さやか・福島明夫・藤田赤目・洪明花・松岡和子・松田美由紀・丸尾 聡・三田和代・宮城康博・村野玲子・山田勝仁・山本 亘・山谷典子・流山児祥・渡辺えり

■カンパ募集 この会の運営は全てカンパによってまかなわれています。 皆様のご協力をよろしくお願いいたします。 (一口1,000円より) ▼振込先 みずほ銀行 吉祥寺支店 普通預金 口座番号:1303466 口座名:非戦を選ぶ演劇人の会(ヒセンオエラブエンゲキジンノカイ)

■非戦バルーン 公演祝いとして劇場ロビーに飾られる「祝い花」の代わりに、非戦を選ぶ演劇人の会へのカンパ金を含んだ「祝いバルーン」はいかかでしょうか? 非戦を選ぶ演劇人の会では「非戦バルーン」の活動を行っています。 http://hisen-engeki.com/
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『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』、泣いても笑っても本日午後2時の回が千秋楽!

2017-07-19 | Weblog
『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』、泣いても笑っても本日2時の回が千秋楽。

19日(水)14:00 開演。

世界演劇史上初の、「ありえない遠近法アングル」のラストシーン。

お見逃しなく。

写真は、手前、橘麦。撮影・姫田蘭。

⋯⋯⋯⋯⋯⋯


さて、以下は、『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』当日パンフレットに載せている文章である。
「ネタばれ」といえば「ネタばれ」であるが、まあ「その先」を実際の舞台でお見せするわけだし、今回の上演の根幹について記した演出ノートであるので、構わないだろう。
関心のある方はぜひ読んでください。



二十年前。「劇作家協会新人戯曲賞」の二次審査でこの戯曲に出会ったさい感じたのは、どうしようもない連中の、でもけっこうまともな青春群像劇だということである。今回の稽古過程で、その印象が立体的になってきて、一人一人の役柄に実体が与えられ、それぞれの存在を互いに感じる「リアル」が充実すればするほど、彼らのコミュニティの「外の世界」に対する謎めいた緊張感が増し、まさにその部分にこの戯曲の根っこがあるということに気づかされた。

深津篤史という劇作家の中で、阪神・淡路大震災が大きなトラウマとなっていることは、よく指摘されている。震災で彼の芦屋市の実家が全壊、家族は無事だったが、仮設住宅に住むことになる。深津は自分だけ京都の下宿にいて難を逃れたことにその後ずっと後ろめたさを抱きつづけていたという。
彼は同時に、自分が抱えるその「偽善的な罪の意識」を疑い、また、報道によって伝えられるステレオタイプな震災イメージへの憤りを隠さなかった。

『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』は、深津さんの作品の中で、代表作の一つとして扱われたことはないと思う。
ただ、私は20年前に読んだときの印象が強いこともあってか、その後接することになる他の深津作品よりも、自分に近しいものを感じていた。
難しいし、わかりにくいが、登場人物たちの行動は具体的である。少しずつ、実際にやってみることで、理解していくしかない。
ある夜、稽古が終わって後、しばらく残って、この芝居についてあれこれ話していた時、あらためてある直観が迫ってきて、ちょっと、ぞぞっとした。どうやらこの感覚をこれからの指針にしないといけないな、と思った。

どういう直観かといえば、それは、端的にいえば、この劇の登場人物たちが、みんな死者かもしれない、ということである。
彼らは、この街を出ていけない。
「私は帰る」と言っても、どこにも帰れない。
いなくなるときは、ただ消えるだけだ。
震災で多くの鉄道の線路や高速道路の架橋は破壊され、じっさいに崩れた駅の高架もある。そこで下敷きになった人たちがいるとしたら、と、私たちは考える。
彼らが目撃する高架下に横たわる死体らしきものは、革靴を履いているから男なのか、あえて革靴を履いた女なのか、わからない。性別不明。年齢も特定できず、顔も見えない。
おそらくその「死体」の一部分だけを見ながら皆が想像するのは、「あれは、ひょっとしたら自分自身かもしれない」という、震えを伴う実感である。自分自身が死んでいるという認識を忌避し続ければ、それは逆に、一種の謎や予感のようなものとして、潜在意識の中に留まっているのかもしれない。
じっさいにあの地震が起きたのは、午前5時46分52秒である。
この劇が月曜日から金曜日まで五日間、その午前四時からの一時間数十分を描いているのは、死者たちが「有り得たかもしれない、最後にそこにいた時間」を繰り返し体験しているのを、我々観客がたまたま目撃しているとも考えられる。
劇中に登場する「幽霊電車」とは、言うまでもなく、死者を乗せた電車であり、その音を聴くことは、実は自分たちがこうしてここにいるのは本当ではないという、認めがたい事実が、彼らに迫ってきていることのメタファーなのである。

二度にわたるオーディションワークショップを経て参加しているメンバーを含め、出演者たちは、それぞれ気合いが入っている。全員が自分の代表作になるはずだと思っている。はずである。
簡単に結論は出さない。彼らとともに、作者・深津篤史の、「夢の中」に入っていきたいと思う。それは、今もここにあるのだから。


………………………………


深津篤史作・坂手洋二演出『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』

「深津演劇祭」参加。

7/6(木)〜19(水)ザ・スズナリ。


○出演者

杉山英之 東谷英人 荻野貴継 橘麦 高野ゆらこ
武山尚史 山村秀勝 宗像祥子 田中結佳
和田光沙 高木愛香 中瀬良衣

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○森下紀彦
美術○じょん万次郎
衣裳○小林巨和
演出助手○村野玲子
文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ
衣裳協力○ぴんくぱんだー・卯月
イラスト○山田賢一
宣伝意匠○高崎勝也
制作○古元道広 近藤順子

深津篤史は、「桃園会」を主宰。関西演劇の耽美・不条理派の中軸を担う劇作家・演出家として活躍。
『うちやまつり』で第42回岸田國士戯曲賞を受賞、『動員挿話』等で読売演劇大賞優秀演出家賞受賞するなど高い評価を得ながら、2014年に46歳で亡くなる。

深津演劇祭は、2016年9月から2018年3月まで、10を越える団体により、深津戯曲を上演するフェスティバル。関西を中心に開催される。
燐光群は本作によって、東京から唯一、参加する。

深津氏との出会いを、振り返る。
1997年、深津篤史は燐光群のアトリエである梅ヶ丘BOXにて、中国のノーベル文学賞作家・高行健作『逃亡』を演出(龍の会・世界初演)。これが深津の東京デビューであり、他者の戯曲に取り組む初めての体験であった。
その直後、坂手洋二は「劇作家協会新人戯曲賞」の二次審査で深津作『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土日除ク)』に出会い、「こんなけったいなもの書く奴は他におらん」と言いつつ、強く推す。
1998年、深津は燐光群アトリエ公演『ロウチ氏の死と復活』(トマス・キルロイ作)のチラシを見て、山田賢一によるイラストに惚れ込む。橋渡しされ、以後、山田が桃園会・深津作品の宣材のイラストを描くようになる。
1999年、燐光群主催による梅ヶ丘BOX「ウィークエンドワークショップ」講師を、深津が務める。
2004年、開館した精華小劇場の[オープニング事業]を、桃園会『熱帯夜/うちやまつり』と燐光群『ときはなたれて』の連続公演で飾る。
2006年、桃園会の江口恵美が、燐光群『スタッフ・ハプンズ』『チェックポイント黒点島』に出演。



10日(月)19:00 の回のアフタートークゲストに、土田英生(劇作家・演出家 MONO代表)さんに加えて、関西演劇界の大先輩、小堀純(編集者)さんが登壇して下さることになりました。
13日(木)19:00 の回のアフタートークゲストは、深津さんを演出家として新国立劇場に招いた宮田慶子(演出家 新国立劇場演劇芸術監督)さんです。
そして、深津作品リーディングの出演者が決定しました!

スペシャルゲスト=
円城寺あや 都築香弥子 大島葉子 小野寺ずる HiRO

本公演に出演しない燐光群劇団員(中山マリ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 樋尾麻衣子 秋定史枝)に加え、
本公演出演者も一部出演します。(和田光沙 荻野貴継 高野ゆらこ 武山尚史 山村秀勝 中瀬良衣)

ショート・リーディング上演作品は、 『四季一会』『カラカラ 改訂版』『月灯の瞬き』『夜毎の鳩』。

そして、『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』アダルト・バージョン上演は、本篇と同じ作品を、アダルトメンバーの出演でお送りします。
【終演後の特別企画! 氏名は出演者】 それぞれの回で、終演後にそのままご覧頂けます。リーディング前に若干の休憩あり。

8日(土)14:00 【 R 】 ショート・リーディング『四季一会 春の章・夏の章』 約25分
都築香弥子 秋定史枝 荻野貴継 山村秀勝 中瀬良衣
9日(日)14:00 【 S 】 スペシャル・リーディング『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』アダルト・バージョン 約60分
円城寺あや 都築香弥子 大島葉子 中山マリ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和  樋尾麻衣子 山村秀勝 中瀬良衣 和田光沙
10日(月)19:00 【 T 】 アフタートーク
土田英生(劇作家・演出家 MONO代表)・小堀純(編集者)+坂手洋二(劇作家・演出家 燐光群主宰)
11日(火)14:00 【 S 】 スペシャル・リーディング『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』アダルト・バージョン 約60分
円城寺あや 都築香弥子 大島葉子 小野寺ずる 中山マリ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 山村秀勝 中瀬良衣 和田光沙
12日(水)19:00 【 R 】 ショート・リーディング 『カラカラ 改訂版』 約20分
鴨川てんし 円城寺あや 大島葉子 小野寺ずる 中山マリ 猪熊恒和 荻野貴継
13日(木)19:00 【 T 】 アフタートーク
宮田慶子(演出家 新国立劇場演劇芸術監督)+坂手洋二(劇作家・演出家 燐光群主宰)
14日(金)19:00 【 R 】 ショート・リーディング『月灯の瞬き』 約25分
都築香弥子 円城寺あや 鴨川てんし 猪熊恒和 和田光沙
15日(土)14:00 【 R 】 ショート・リーディング『夜毎の鳩』 約35分
円城寺あや 都築香弥子 中山マリ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和
15日(土)19:00 【 R 】 ショート・リーディング『四季一会 秋の章・冬の章』 約25分
HiRO 小野寺ずる 秋定史枝 高野ゆらこ 武山尚史
16(日)14:00 【 S 】 スペシャル・リーディング『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』アダルト・バージョン 約60分
円城寺あや 都築香弥子 大島葉子 小野寺ずる 中山マリ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 武山尚史 中瀬良衣 和田光沙


P(プレビュー) 7月6日(木)・7日(金)→受付終了しました。
全席自由・一律2,500円・人数限定・劇団予約のみ扱い。
スペシャル・リーディングありの、9日(日)・11日(火)・16日(日)は、一般前売4,000円 ペア前売7,400円 当日4,300円
スペシャル・リーディングなしの回 一般前売3,500円 ペア前売6,400円 当日3,800円
U-25(25歳以下)/大学・専門学校生前売2,000円 高校生以下前売1,000円

受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前
開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
未就学児のご入場はご遠慮下さい。

■ ショート・リーディングとアフタートークは、別の回をご覧になる方でも、そのチケットをお持ちか、予約されていれば、ご入場頂けます。
■ スペシャル・リーディングも、同条件でさらに500円を当日劇場でお支払い頂ければ、ご覧頂けます。



《タイムテーブル》
7月
6日(木)19:00 プレビュー
7日(金)19:00 プレビュー
8日(土)14:00 【 R 】
9日(日)14:00 【 S 】
10日(月)19:00 アフタートーク
11日(火)14:00 【 S 】
12日(水)19:00 【 R 】
13日(木)19:00 アフタートーク
14日(金)19:00 【 R 】
15日(土)14:00 【 R 】/19:00【 R 】
16日(日)14:00 【 S 】
17日(月祝)14:00
18日(火)19:00
19日(水)14:00

特別企画で、【S】【R】の付く日は、終演後にリーディング公演があります^_^(出演者は本公演とは異なります。)
【 S 】 スペシャル・リーディング
9日(日)11日(火)16日(日)
いずれも『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』アダルト・バージョンとなります。
*他の回と料金が異なります。
【 R 】 ショートリーディング
8日(土)12日(水)14日(金)15日(土)


http://rinkogun.com/wangansen.html
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「反戦」落書きのススメ!

2017-07-18 | Weblog
はい。
これが、Lee Yuni デザインによる、「反戦落書きのススメ」ステッカーです。
明日の「非戦を選ぶ演劇人の会」リーディングにも、登場します。

このステッカーを市販のスプレーに貼ると、普通のスプレーが「「反戦」落書きのススメ」スプレーになるのです。
もちろんそのスプレーをどう使うかは、所有者の自由です。

今私の目の前に、刷り上がったばかりのこのステッカーの束が、あります。

デザインの基本は、ステンシル!

我らが Yuni によりますと、ステンシルは、まあグラフィティの原始的な技法ですが、誰でも複写できるという点で、日本語や字の意味がわからない人でも書くことができます。
意図的に「反戦」と書かなくても、誰でも「反戦」を表明できるのですが、これは意味がわからない人が「複写」したとしても「共謀」になるのでしょうかね。というとんち的なところと、「落書きのススメ」といって手書きで誰かがスプレーで文字を書くのはその人なりの字で書いてほしいからということ。「落書きのススメ」スプレーがいかにもスプレーで書いた字だとちょっと芸がない気がしたので、ステンシルにしました、ということです!
「誰でも複写できる」「皆の想いは同じ」というのが、モチーフとして込められた感じです!

そして、
『「反戦」落書きのススメ』というリーディング劇。

今から13年前。イラク戦争開戦当時、公衆トイレの外壁にスプレーで「反戦」と落書きした青年が、「建造物損壊」の罪に問われた事件がありました。……あれから13年。私たちは「反戦」と落書きするための「非戦スプレー」を、広く皆さんに販売しようと思います。 戦争に反対することが「テロ」ですか? これは私たちの表現です。ここには「合意」と「準備」が存在します。ご自由に「監視」して下さい。ウエルカム「共謀罪」。私たちは落書きを続けます。

このリーディング、夜の公演は、本日19日のみ。
ぜひ、いらしてください。

そして、
19日初日のアフタートークは、 高遠菜穂子(イラク支援ボランティア)、小西 誠(軍事ジャーナリスト)、志葉玲(ジャーナリスト)さんと、2004年当時からのことをいろいろと振り返りつつ、「現在」を見つめなおしていきたいと思っています。

本当に、いろいろな思いが駆け巡っています。
必見、必聴のトークです。
増席しましたので、まだ当日券はあります。

そして、13年ぶりに大西孝洋が渡辺修孝を演じる『戦場イラクからのメール』。
大西が本気でやっています。
必見です。

安田純平を、劇団「チョコレートケーキ」の古川健が、演じます。このナイスガイの久々の役者ぶりも必見です。

『戦場イラクからのメール』
「在イラク自衛隊監視センター」のスタッフとしてイラク入りしていた渡辺修孝は、ジャーナリストとしてイラクを取材していた安田純平と合流。先に拘束された高遠菜穗子さんら日本人3名の消息と、ファルージャでの米軍による虐殺の真相を掴むため、共に現地へ向かう途中、地元住民の自警団に身柄を拘束された。
そして2017年現在、安田純平さんが再びシリアで拘束されてから、まもなく二年。安田さんの無事を祈りながら、2004年当時、毎週のように渡辺さんから送られてきたメールを元に書き起こされたドキュメンタリードラマを通して、安田さんが戦場に赴いた初心を、確かめてみたい。
(『戦場イラクからのメール』は、2004年の燐光群公演『私たちの戦争』の中の一篇として初演された。)
(『「反戦」落書きのススメ』も、もともとは『私たちの戦争』中の一篇。これを完全にリニューアル、加筆、「いま」に迫ります。)

…………

【非戦を選ぶ演劇人の会ピースリーディング vol.21】

「引き返せない夏」

『9人いる! ~憲法9条と沖縄2017~』作・演出:宮城康博
『「反戦」落書きのススメ』作・演出:坂手洋二
『戦場イラクからのメール』作・演出:坂手洋二

■2017年7月19日(水)19:00 /20日(木)14:00
■全労済ホール / スペース・ゼロ
■主催 非戦を選ぶ演劇人の会
■特別協賛 全労済ホール / スペース・ゼロ
6月10日より前売り開始!

■出演予定者(50音順) 井上思、内田龍磨、円城寺あや、大沢健*、大月ひろ美、大西孝洋、加藤忍、加藤義宗、木内みどり、小山萌子、さとうこうじ、関谷春子、高橋長英、竹口範顕、田根楽子、中野亮輔、中山マリ、野口俊丞、野々村のん、深沢 敦、古川 健、本郷 弦、巻上公一、宮城康博、山森信太郎、流山児祥 ほか *五十音順。出演予定者は変更になる場合があります。公式サイトで随時発表致します。*19日のみ出演

スタッフ  照明 齋藤茂男/ 音響 藤田赤目、丸太裕也 /音響協力 島猛 /舞台監督 三津 久 /演出助手 村野玲子/ 制作 岡本舞、桑原睦 / 当日運営 横内里穂 / 宣伝デザイン 柳沢崇史/ 記録映像撮影 姫田蘭

今年の第1部の朗読劇(ピースリーディング)は、3つの作品をオムニバス形式でお送りします。

『9人いる! ~憲法9条と沖縄2017~』 作・演出:宮城康博
「憲法9条と沖縄」リーディングの当日。待てど暮らせどやってこない9人目の出演者を待ちながら、出演者のユンタクで明らかになる、沖縄と憲法の歴史や現在。辺野古新基地建設をめぐる政府のデタラメぶり。憲法9条は理想であり現実は違うとする通説に対して、まさに違う現実である沖縄から痛切なまでの9条への意志が発せられる。2016年に書き下ろされた短編の2017年改訂版。


今年の第2部も濃密なトークをお聞きいただけます!
【7月19日 (水)】
スペシャルトーク 高遠菜穂子(イラク支援ボランティア)、小西 誠(軍事ジャーナリスト)、志葉玲(ジャーナリスト)
【7月20日(木)】
豪華ゲストが一堂に会してトークをつなぐ、リレートーク!
石原岳(ミュージシャン・高江在住)、織田朝日(くるどっこ劇団「ウィンクス」主宰)、志葉玲(ジャーナリスト)、高林敏之(アフリカ国際関係史研究者)、寺脇研(映画評論家)、早野透(政治コラムニスト)、菱山南帆子(解釈で憲法9条を壊すな実行委員会)、福島みずほ(参院議員)、保坂展人(世田谷区長)、馬奈木厳太郎(弁護士)をはじめとする多彩なゲストが参加予定。

※都合によりゲストが変更となる可能性があります。最新の情報はサイトをご確認くだ さい。

■全席指定(税込)一般1500円、中高生1000円、小学生以下500円
■前売り開始日 2017年6月10日(土)
■チケット取扱い ●チケットぴあ(Pコード:459-587) TEL : 0570-02-9999 http://t.pia.jp ●スペース・ゼロ チケットデスク  http://www.spacezero.co.jp(一般のみ) *開場は開演の30分前です。 *当日券は開演の1時間前から劇場受付で販売します。 *車いすをご利用の方は、7月14日(金)までに、青年劇場にご連絡下さい。

■チケットに関する問合せ(平日 10:00~17:00) 非戦を選ぶ演劇人の会(青年劇場内)TEL:03-3352-6922

■会場 全労済ホール / スペース・ゼロ 〒151-0053 渋谷区代々木2-12-10 全労済会館1階 TEL:03-3375-8741(代) JR新宿駅南口より徒歩5分、 京王新線・都営大江戸線・都営新宿線新宿駅6番出口より徒歩1分

■お問合せ 非戦を選ぶ演劇人の会 TEL.070-5457-2003
e-mail:info@hisen-engeki.com  HP:hisen-engeki.com/  公式フェイスブック: https://www.facebook.com/HisenEngeki/ 公式ツイッター: https://twitter.com/hisenn_enngeki

■主催:非戦を選ぶ演劇人の会  特別協賛:全労済ホール/スペース・ゼロ 協力:ポスターハリス・カンパニー、ネビュラエクストラサポート(Next)

実行委員(五十音順)  相馬杜宇・阿部ひろみ・石原 燃・猪熊恒和・今村修・岩瀬晶子・円城寺あや・大月ひろ美・岡本 舞・沖 直未・ 加藤ちか・金安凌平・釘本 光・くまがいマキ・桑原 睦・坂手洋二・佐藤 滋・篠原久美子・清水弥生・シライケイタ・杉浦久幸・ 関根信一・ 瀬戸山美咲・高橋長英・高橋俊也・龍野瑶子・田根楽子・常田景子・永井 愛・中山マリ・楢原 拓・西川信廣・西山水木・野溝さやか・福島明夫・藤田赤目・洪明花・松岡和子・松田美由紀・丸尾 聡・三田和代・宮城康博・村野玲子・山田勝仁・山本 亘・山谷典子・流山児祥・渡辺えり

■カンパ募集 この会の運営は全てカンパによってまかなわれています。 皆様のご協力をよろしくお願いいたします。 (一口1,000円より) ▼振込先 みずほ銀行 吉祥寺支店 普通預金 口座番号:1303466 口座名:非戦を選ぶ演劇人の会(ヒセンオエラブエンゲキジンノカイ)

■非戦バルーン 公演祝いとして劇場ロビーに飾られる「祝い花」の代わりに、非戦を選ぶ演劇人の会へのカンパ金を含んだ「祝いバルーン」はいかかでしょうか? 非戦を選ぶ演劇人の会では「非戦バルーン」の活動を行っています。 http://hisen-engeki.com/
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『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』、19日まで。

2017-07-18 | Weblog
『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』、あと2ステージ。

18日(火)19:00 開演
19日(水)14:00 開演

夜の上演は本日が最後です。

若い俳優たちの体当たりの迫力を、ぜひ体感してください。

そして、演劇関係者が嫉妬する、圧倒的なスタッフワーク。
既に「伝説」となりつつある、ありえない舞台美術と、絶妙なライティングを、お見逃しなく。

写真は、左から、東谷英人、橘麦。撮影・姫田蘭。

⋯⋯⋯⋯⋯⋯


さて、以下は、『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』当日パンフレットに載せている文章である。
「ネタばれ」といえば「ネタばれ」であるが、まあ「その先」を実際の舞台でお見せするわけだし、今回の上演の根幹について記した演出ノートであるので、構わないだろう。
関心のある方はぜひ読んでください。



二十年前。「劇作家協会新人戯曲賞」の二次審査でこの戯曲に出会ったさい感じたのは、どうしようもない連中の、でもけっこうまともな青春群像劇だということである。今回の稽古過程で、その印象が立体的になってきて、一人一人の役柄に実体が与えられ、それぞれの存在を互いに感じる「リアル」が充実すればするほど、彼らのコミュニティの「外の世界」に対する謎めいた緊張感が増し、まさにその部分にこの戯曲の根っこがあるということに気づかされた。

深津篤史という劇作家の中で、阪神・淡路大震災が大きなトラウマとなっていることは、よく指摘されている。震災で彼の芦屋市の実家が全壊、家族は無事だったが、仮設住宅に住むことになる。深津は自分だけ京都の下宿にいて難を逃れたことにその後ずっと後ろめたさを抱きつづけていたという。
彼は同時に、自分が抱えるその「偽善的な罪の意識」を疑い、また、報道によって伝えられるステレオタイプな震災イメージへの憤りを隠さなかった。

『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』は、深津さんの作品の中で、代表作の一つとして扱われたことはないと思う。
ただ、私は20年前に読んだときの印象が強いこともあってか、その後接することになる他の深津作品よりも、自分に近しいものを感じていた。
難しいし、わかりにくいが、登場人物たちの行動は具体的である。少しずつ、実際にやってみることで、理解していくしかない。
ある夜、稽古が終わって後、しばらく残って、この芝居についてあれこれ話していた時、あらためてある直観が迫ってきて、ちょっと、ぞぞっとした。どうやらこの感覚をこれからの指針にしないといけないな、と思った。

どういう直観かといえば、それは、端的にいえば、この劇の登場人物たちが、みんな死者かもしれない、ということである。
彼らは、この街を出ていけない。
「私は帰る」と言っても、どこにも帰れない。
いなくなるときは、ただ消えるだけだ。
震災で多くの鉄道の線路や高速道路の架橋は破壊され、じっさいに崩れた駅の高架もある。そこで下敷きになった人たちがいるとしたら、と、私たちは考える。
彼らが目撃する高架下に横たわる死体らしきものは、革靴を履いているから男なのか、あえて革靴を履いた女なのか、わからない。性別不明。年齢も特定できず、顔も見えない。
おそらくその「死体」の一部分だけを見ながら皆が想像するのは、「あれは、ひょっとしたら自分自身かもしれない」という、震えを伴う実感である。自分自身が死んでいるという認識を忌避し続ければ、それは逆に、一種の謎や予感のようなものとして、潜在意識の中に留まっているのかもしれない。
じっさいにあの地震が起きたのは、午前5時46分52秒である。
この劇が月曜日から金曜日まで五日間、その午前四時からの一時間数十分を描いているのは、死者たちが「有り得たかもしれない、最後にそこにいた時間」を繰り返し体験しているのを、我々観客がたまたま目撃しているとも考えられる。
劇中に登場する「幽霊電車」とは、言うまでもなく、死者を乗せた電車であり、その音を聴くことは、実は自分たちがこうしてここにいるのは本当ではないという、認めがたい事実が、彼らに迫ってきていることのメタファーなのである。

二度にわたるオーディションワークショップを経て参加しているメンバーを含め、出演者たちは、それぞれ気合いが入っている。全員が自分の代表作になるはずだと思っている。はずである。
簡単に結論は出さない。彼らとともに、作者・深津篤史の、「夢の中」に入っていきたいと思う。それは、今もここにあるのだから。


………………………………


深津篤史作・坂手洋二演出『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』

「深津演劇祭」参加。

7/6(木)〜19(水)ザ・スズナリ。


○出演者

杉山英之 東谷英人 荻野貴継 橘麦 高野ゆらこ
武山尚史 山村秀勝 宗像祥子 田中結佳
和田光沙 高木愛香 中瀬良衣

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○森下紀彦
美術○じょん万次郎
衣裳○小林巨和
演出助手○村野玲子
文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ
衣裳協力○ぴんくぱんだー・卯月
イラスト○山田賢一
宣伝意匠○高崎勝也
制作○古元道広 近藤順子

深津篤史は、「桃園会」を主宰。関西演劇の耽美・不条理派の中軸を担う劇作家・演出家として活躍。
『うちやまつり』で第42回岸田國士戯曲賞を受賞、『動員挿話』等で読売演劇大賞優秀演出家賞受賞するなど高い評価を得ながら、2014年に46歳で亡くなる。

深津演劇祭は、2016年9月から2018年3月まで、10を越える団体により、深津戯曲を上演するフェスティバル。関西を中心に開催される。
燐光群は本作によって、東京から唯一、参加する。

深津氏との出会いを、振り返る。
1997年、深津篤史は燐光群のアトリエである梅ヶ丘BOXにて、中国のノーベル文学賞作家・高行健作『逃亡』を演出(龍の会・世界初演)。これが深津の東京デビューであり、他者の戯曲に取り組む初めての体験であった。
その直後、坂手洋二は「劇作家協会新人戯曲賞」の二次審査で深津作『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土日除ク)』に出会い、「こんなけったいなもの書く奴は他におらん」と言いつつ、強く推す。
1998年、深津は燐光群アトリエ公演『ロウチ氏の死と復活』(トマス・キルロイ作)のチラシを見て、山田賢一によるイラストに惚れ込む。橋渡しされ、以後、山田が桃園会・深津作品の宣材のイラストを描くようになる。
1999年、燐光群主催による梅ヶ丘BOX「ウィークエンドワークショップ」講師を、深津が務める。
2004年、開館した精華小劇場の[オープニング事業]を、桃園会『熱帯夜/うちやまつり』と燐光群『ときはなたれて』の連続公演で飾る。
2006年、桃園会の江口恵美が、燐光群『スタッフ・ハプンズ』『チェックポイント黒点島』に出演。



10日(月)19:00 の回のアフタートークゲストに、土田英生(劇作家・演出家 MONO代表)さんに加えて、関西演劇界の大先輩、小堀純(編集者)さんが登壇して下さることになりました。
13日(木)19:00 の回のアフタートークゲストは、深津さんを演出家として新国立劇場に招いた宮田慶子(演出家 新国立劇場演劇芸術監督)さんです。
そして、深津作品リーディングの出演者が決定しました!

スペシャルゲスト=
円城寺あや 都築香弥子 大島葉子 小野寺ずる HiRO

本公演に出演しない燐光群劇団員(中山マリ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 樋尾麻衣子 秋定史枝)に加え、
本公演出演者も一部出演します。(和田光沙 荻野貴継 高野ゆらこ 武山尚史 山村秀勝 中瀬良衣)

ショート・リーディング上演作品は、 『四季一会』『カラカラ 改訂版』『月灯の瞬き』『夜毎の鳩』。

そして、『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』アダルト・バージョン上演は、本篇と同じ作品を、アダルトメンバーの出演でお送りします。
【終演後の特別企画! 氏名は出演者】 それぞれの回で、終演後にそのままご覧頂けます。リーディング前に若干の休憩あり。

8日(土)14:00 【 R 】 ショート・リーディング『四季一会 春の章・夏の章』 約25分
都築香弥子 秋定史枝 荻野貴継 山村秀勝 中瀬良衣
9日(日)14:00 【 S 】 スペシャル・リーディング『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』アダルト・バージョン 約60分
円城寺あや 都築香弥子 大島葉子 中山マリ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和  樋尾麻衣子 山村秀勝 中瀬良衣 和田光沙
10日(月)19:00 【 T 】 アフタートーク
土田英生(劇作家・演出家 MONO代表)・小堀純(編集者)+坂手洋二(劇作家・演出家 燐光群主宰)
11日(火)14:00 【 S 】 スペシャル・リーディング『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』アダルト・バージョン 約60分
円城寺あや 都築香弥子 大島葉子 小野寺ずる 中山マリ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 山村秀勝 中瀬良衣 和田光沙
12日(水)19:00 【 R 】 ショート・リーディング 『カラカラ 改訂版』 約20分
鴨川てんし 円城寺あや 大島葉子 小野寺ずる 中山マリ 猪熊恒和 荻野貴継
13日(木)19:00 【 T 】 アフタートーク
宮田慶子(演出家 新国立劇場演劇芸術監督)+坂手洋二(劇作家・演出家 燐光群主宰)
14日(金)19:00 【 R 】 ショート・リーディング『月灯の瞬き』 約25分
都築香弥子 円城寺あや 鴨川てんし 猪熊恒和 和田光沙
15日(土)14:00 【 R 】 ショート・リーディング『夜毎の鳩』 約35分
円城寺あや 都築香弥子 中山マリ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和
15日(土)19:00 【 R 】 ショート・リーディング『四季一会 秋の章・冬の章』 約25分
HiRO 小野寺ずる 秋定史枝 高野ゆらこ 武山尚史
16(日)14:00 【 S 】 スペシャル・リーディング『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』アダルト・バージョン 約60分
円城寺あや 都築香弥子 大島葉子 小野寺ずる 中山マリ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 武山尚史 中瀬良衣 和田光沙


P(プレビュー) 7月6日(木)・7日(金)→受付終了しました。
全席自由・一律2,500円・人数限定・劇団予約のみ扱い。
スペシャル・リーディングありの、9日(日)・11日(火)・16日(日)は、一般前売4,000円 ペア前売7,400円 当日4,300円
スペシャル・リーディングなしの回 一般前売3,500円 ペア前売6,400円 当日3,800円
U-25(25歳以下)/大学・専門学校生前売2,000円 高校生以下前売1,000円

受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前
開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
未就学児のご入場はご遠慮下さい。

■ ショート・リーディングとアフタートークは、別の回をご覧になる方でも、そのチケットをお持ちか、予約されていれば、ご入場頂けます。
■ スペシャル・リーディングも、同条件でさらに500円を当日劇場でお支払い頂ければ、ご覧頂けます。



《タイムテーブル》
7月
6日(木)19:00 プレビュー
7日(金)19:00 プレビュー
8日(土)14:00 【 R 】
9日(日)14:00 【 S 】
10日(月)19:00 アフタートーク
11日(火)14:00 【 S 】
12日(水)19:00 【 R 】
13日(木)19:00 アフタートーク
14日(金)19:00 【 R 】
15日(土)14:00 【 R 】/19:00【 R 】
16日(日)14:00 【 S 】
17日(月祝)14:00
18日(火)19:00
19日(水)14:00

特別企画で、【S】【R】の付く日は、終演後にリーディング公演があります^_^(出演者は本公演とは異なります。)
【 S 】 スペシャル・リーディング
9日(日)11日(火)16日(日)
いずれも『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』アダルト・バージョンとなります。
*他の回と料金が異なります。
【 R 】 ショートリーディング
8日(土)12日(水)14日(金)15日(土)


http://rinkogun.com/wangansen.html
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十三年ぶりの「戦場イラクからのメール」

2017-07-18 | Weblog
『戦場イラクからのメール』
渡辺修孝さん(写真左)、安田純平さん(写真右)を主人公とした短編が、13年ぶりに登場。(写真は13年前の帰国当時)
渡辺修孝を初演と同じ大西孝洋が、安田純平を劇団「チョコレートケーキ」の古川健が、演じる。

2004年「在イラク自衛隊監視センター」のスタッフとしてイラク入りしていた渡辺修孝さんは、ジャーナリストとしてイラクを取材していた安田純平さんと合流。先に拘束された高遠菜穗子さんら日本人3名の消息と、ファルージャでの米軍による虐殺の真相を掴むため、共に現地へ向かう途中、地元住民の自警団に身柄を拘束された。そして2017年現在、安田純平さんが再びシリアで拘束されてから、まもなく二年。安田さんの無事を祈りながら、2004年当時、毎週のように渡辺さんから送られてきたメールを元に書き起こされたドキュメンタリードラマを通して、安田さんが戦場に赴いた初心を、確かめてみたい。
(『戦場イラクからのメール』は、2004年の燐光群公演『私たちの戦争』の中の一篇として初演された。)

19日初日のアフタートークは、 この当時のことを、高遠菜穂子(イラク支援ボランティア)、小西 誠(軍事ジャーナリスト)、志葉玲(ジャーナリスト)さんらと振り返りつつ、「現在」を見つめなおしていきたい。


【非戦を選ぶ演劇人の会ピースリーディング vol.21】

「引き返せない夏」

『9人いる! ~憲法9条と沖縄2017~』作・演出:宮城康博
『「反戦」落書きのススメ』作・演出:坂手洋二
『戦場イラクからのメール』作・演出:坂手洋二

■2017年7月19日(水)19:00 /20日(木)14:00
■全労済ホール / スペース・ゼロ
■主催 非戦を選ぶ演劇人の会
■特別協賛 全労済ホール / スペース・ゼロ
6月10日より前売り開始!

■出演予定者(50音順) 井上思、内田龍磨、円城寺あや、大沢健*、大月ひろ美、大西孝洋、加藤忍、加藤義宗、木内みどり、小山萌子、さとうこうじ、関谷春子、高橋長英、竹口範顕、田根楽子、中野亮輔、中山マリ、野口俊丞、野々村のん、深沢 敦、古川 健、本郷 弦、巻上公一、宮城康博、山森信太郎、流山児祥 ほか *五十音順。出演予定者は変更になる場合があります。公式サイトで随時発表致します。*19日のみ出演

スタッフ  照明 齋藤茂男/ 音響 藤田赤目、丸太裕也 /音響協力 島猛 /舞台監督 三津 久 /演出助手 村野玲子/ 制作 岡本舞、桑原睦 / 当日運営 横内里穂 / 宣伝デザイン 柳沢崇史/ 記録映像撮影 姫田蘭

今年の第1部の朗読劇(ピースリーディング)は、3つの作品をオムニバス形式でお送りします。

『9人いる! ~憲法9条と沖縄2017~』 作・演出:宮城康博
「憲法9条と沖縄」リーディングの当日。待てど暮らせどやってこない9人目の出演者を待ちながら、出演者のユンタクで明らかになる、沖縄と憲法の歴史や現在。辺野古新基地建設をめぐる政府のデタラメぶり。憲法9条は理想であり現実は違うとする通説に対して、まさに違う現実である沖縄から痛切なまでの9条への意志が発せられる。2016年に書き下ろされた短編の2017年改訂版。

『「反戦」落書きのススメ』 作・演出:坂手洋二
イラク戦争開戦時、公衆トイレの外壁にスプレーで「反戦」と落書きした青年が、「建造物損壊」の罪に問われた事件がありました。……あれから十四年。私たちは「反戦」と落書きするための「非戦スプレー」を、広く皆さんに販売しようと思います。 戦争に反対することが「テロ」ですか? これは私たちの表現です。ここには「合意」と「準備」が存在します。ご自由に「監視」して下さい。ウエルカム「共謀罪」。私たちは落書きを続けます。
『「反戦」落書きのススメ』は、『私たちの戦争』中の一篇を完全にリニューアル、「いま」に迫ります。


今年の第2部も濃密なトークをお聞きいただけます!
【7月19日 (水)】
スペシャルトーク 高遠菜穂子(イラク支援ボランティア)、小西 誠(軍事ジャーナリスト)、志葉玲(ジャーナリスト)
【7月20日(木)】
豪華ゲストが一堂に会してトークをつなぐ、リレートーク!
石原岳(ミュージシャン・高江在住)、織田朝日(くるどっこ劇団「ウィンクス」主宰)、志葉玲(ジャーナリスト)、高林敏之(アフリカ国際関係史研究者)、寺脇研(映画評論家)、早野透(政治コラムニスト)、菱山南帆子(解釈で憲法9条を壊すな実行委員会)、福島みずほ(参院議員)、保坂展人(世田谷区長)、馬奈木厳太郎(弁護士)をはじめとする多彩なゲストが参加予定。

※都合によりゲストが変更となる可能性があります。最新の情報はサイトをご確認くだ さい。

■全席指定(税込)一般1500円、中高生1000円、小学生以下500円
■前売り開始日 2017年6月10日(土)
■チケット取扱い ●チケットぴあ(Pコード:459-587) TEL : 0570-02-9999 http://t.pia.jp ●スペース・ゼロ チケットデスク  http://www.spacezero.co.jp(一般のみ) *開場は開演の30分前です。 *当日券は開演の1時間前から劇場受付で販売します。 *車いすをご利用の方は、7月14日(金)までに、青年劇場にご連絡下さい。

■チケットに関する問合せ(平日 10:00~17:00) 非戦を選ぶ演劇人の会(青年劇場内)TEL:03-3352-6922

■会場 全労済ホール / スペース・ゼロ 〒151-0053 渋谷区代々木2-12-10 全労済会館1階 TEL:03-3375-8741(代) JR新宿駅南口より徒歩5分、 京王新線・都営大江戸線・都営新宿線新宿駅6番出口より徒歩1分

■お問合せ 非戦を選ぶ演劇人の会 TEL.070-5457-2003
e-mail:info@hisen-engeki.com  HP:hisen-engeki.com/  公式フェイスブック: https://www.facebook.com/HisenEngeki/ 公式ツイッター: https://twitter.com/hisenn_enngeki

■主催:非戦を選ぶ演劇人の会  特別協賛:全労済ホール/スペース・ゼロ 協力:ポスターハリス・カンパニー、ネビュラエクストラサポート(Next)

実行委員(五十音順)  相馬杜宇・阿部ひろみ・石原 燃・猪熊恒和・今村修・岩瀬晶子・円城寺あや・大月ひろ美・岡本 舞・沖 直未・ 加藤ちか・金安凌平・釘本 光・くまがいマキ・桑原 睦・坂手洋二・佐藤 滋・篠原久美子・清水弥生・シライケイタ・杉浦久幸・ 関根信一・ 瀬戸山美咲・高橋長英・高橋俊也・龍野瑶子・田根楽子・常田景子・永井 愛・中山マリ・楢原 拓・西川信廣・西山水木・野溝さやか・福島明夫・藤田赤目・洪明花・松岡和子・松田美由紀・丸尾 聡・三田和代・宮城康博・村野玲子・山田勝仁・山本 亘・山谷典子・流山児祥・渡辺えり

■カンパ募集 この会の運営は全てカンパによってまかなわれています。 皆様のご協力をよろしくお願いいたします。 (一口1,000円より) ▼振込先 みずほ銀行 吉祥寺支店 普通預金 口座番号:1303466 口座名:非戦を選ぶ演劇人の会(ヒセンオエラブエンゲキジンノカイ)

■非戦バルーン 公演祝いとして劇場ロビーに飾られる「祝い花」の代わりに、非戦を選ぶ演劇人の会へのカンパ金を含んだ「祝いバルーン」はいかかでしょうか? 非戦を選ぶ演劇人の会では「非戦バルーン」の活動を行っています。 http://hisen-engeki.com/
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