Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

『九月、東京の路上で』関東大震災百年リーディングを終え、その日を迎える

2023-08-31 | Weblog

『九月、東京の路上で』関東大震災百年リーディングを終え、その日を迎えます。

正直、いてもたってもいられなくてやった、リーディングでした。

うまく言葉になりません。

五年前の「演劇版」経験者の劇団員と円城寺あやさん、咲田とばこさん、渡部彩萌さん、の、皆さん、あらためて、演劇としてこのテキストをやってよかった、と、私も実感しました。
 
今回加わってくれた、「非戦を選ぶ演劇人の会」リーディングでもおなじみの、土屋良太さん、小山萌子さん、野々村のんさん、素敵でした。
 
劇団新人の坂下可甫子、西村順子、徳永達哉、瓜生田凌矢、島藤昌代の皆さんも、とても意義ある体験をしたという手ごたえです。松村ひらりさん、高木愛香さんの参入も嬉しいことでした。
 
アフタートークに参加してくれた、小林三四郎(映画『福田村事件』統括プロデューサー)、森川文人(弁護士)、森達也(映画監督 最新作『福田村事件』)、上川あや(世田谷区議会議員)の四人の皆さん、本当にありがとうございました。
 
1923 年9 月・関東大震災直後の出来事を、時系列を追って検証する同名ブログを元に刊行された、加藤直樹のノンフィクション『九月、東京の路上で』(ころから刊)。
震災直後、刻一刻と広がったデマにより、殺害や暴行があった各地を取材、100 年前の東京を「追体験」する、このルポルタージュを、燐光群は2018~2019 年に、劇化。
関東大震災から「100 年」を迎えるこの夏、新バージョンによる「リーディング」として上演しました。
 
スタッフ・キャストはボランティアとしての参加です。
 
 
※    ※    ※    ※
 
 
 
燐光群 +『九月、東京の路上で』関東大震災百年リーディング実行委員会
 
リーディング『九月、東京の路上で』  上演のお知らせ
 
 
1923 年9 月・関東大震災直後の出来事を、時系列を追って検証する同名ブログを元に刊行された、加藤直樹のノンフィクション『九月、東京の路上で』(ころから刊)。震災直後、刻一刻と広がったデマにより、殺害や暴行があった各地を取材、100 年前の東京を「追体験」するルポルタージュ。

燐光群は2018~2019 年に、同書を劇化。この「演劇版」では、俳優たちは皆、「九月、東京の路上で」の本を手に、舞台に登場。彼らが演じるのは、この本をガイドブックに、東京の関東大震災下の虐殺現場跡地を歩いてみる人々。この一冊の本を私たちが共有することで、風景から「感じる」ことが、主眼であった。ある意味、メタシアターであり、実に不思議な体験でした。

関東大震災から「100 年」を迎えるこの夏、新バージョンによる「リーディング」として上演することになりました。

 
 
「九月、東京の路上で」関東大震災100年リーディング。
 
2023年8月
28日 午後7時開演
29日 午後2時開演
 
【会場】
座高円寺2。
 
【全席自由席】
前売2,000 円 当日2,500 円
U25/ 学生・専門学校生 1,000 円(要証明書提示)
 
【出演者】
円城寺あや 咲田とばこ 渡部彩萌 土屋良太 小山萌子 野々村のん 
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋 武山尚史 樋尾麻衣子
坂下可甫子 西村順子 尾形可耶子 徳永達哉 瓜生田凌矢 
島藤昌代 松村ひらり 高木愛香
 
 
各回アフタートークを行います。
 
28 日 小林三四郎(映画『福田村事件』統括プロデューサー)、森川文人(弁護士)
29 日 森達也(映画監督 最新作『福田村事件』)、上川あや(世田谷区議会議員)

 

 

 

上演詳細はこちら

燐光群/(有)グッドフェローズ
〒154-0022 世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘202

rinkogunalles.or.jp 
TEL 03-3426-6294 FAX 03-3426-6594

 

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東京都は「慰霊の公園」での死者への冒涜を阻止してください

2023-08-30 | Weblog

『九月、東京の路上で』原作者の加藤直樹さん、作家の中沢けいさんと共に、以下の声明を出しました。

 

1923年9月1日に起きた関東大震災から100年。

震災の死者を悼む場として横網町公園には、日本近現代史上最悪のヘイトクライムの犠牲者を悼む、「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑」もあり、9月1日には、追悼の集まりが持たれます。

ところが、差別主義団体が、同日の夕方4時半から「真実はここにある!」と称する集会を、朝鮮人犠牲者追悼碑の前で行うことを宣言しました。

「慰霊の公園」で公然と死者を冒涜すること自体が、横網町公園の「慰霊」という機能に支障をきたし、慰霊のために公園を訪れる人々に対する精神的暴力となります。私たちは、施設管理者たる東京都建設局公園緑地部が「利用制限」の判断を下すべき時だと考えます。

 

東京都は「慰霊の公園」での死者への冒涜を阻止してください

――朝鮮人犠牲者追悼碑前でのヘイト集会に「利用制限」適用を

 

 

 今年は1923年9月1日に起きた関東大震災から100年です。この震災は、約10万5000人の死者・行方不明者を出すという歴史に残る大惨事になりました。

 震災直後には、「朝鮮人が放火をしている」「井戸に毒を入れている」といった流言を信じた民衆と軍隊が朝鮮人を虐殺しました。警察もまた流言を拡散しました。

 内閣府中央防災会議の専門調査会報告「1923関東大震災【第2編】」は、これについて「自然災害がこれほどの規模で人為的な殺傷行為を誘発した例は日本の災害史上、他に確認できず、大規模災害時に発生した最悪の事態として、今後の防災活動においても念頭に置く必要がある」と指摘し、その背景に民族差別があったことを指摘しています。つまりこの事件は、日本近現代史上最悪のヘイトクライムだったのです。

 震災後、東京市は震災の死者を悼む場として横網町公園を開園しました。この公園は、戦後は東京大空襲の死者をも悼む場となりました。同公園のホームページが「慰霊と継承の公園」と定義しているとおり、中央にある慰霊堂の周辺に、いくつもの追悼・鎮魂のモニュメントが置かれています。その中には、虐殺された朝鮮人を悼む「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑」もあります。

 震災100年となる今年の9月1日は、横網町公園にとって例年にも増して特別な日です。慰霊堂では都主催の法要が行われ、関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑の前では、午前には日本の市民が主体となった朝鮮人犠牲者追悼式典が、午後には在日朝鮮人主体の同胞追悼会が行なわれます。

 ところが今年、差別主義団体「そよ風」が、同日の夕方4時半から「真実はここにある! 関東大震災朝鮮人犠牲者慰霊祭」と称する集会を、しかも朝鮮人犠牲者追悼碑の前で行うことを宣言しました。私たちは、これは許しがたい最悪の死者への冒涜であり、行動そのものが民族差別であると考えます。

 彼らは2017年以降、毎年9月1日に、この追悼碑から30メートルほど離れた場所で「関東大震災石原町犠牲者慰霊祭」と称する集会を開いています。そこでは、朝鮮人が暴動・放火・強姦を行ったという当時の流言を「事実だ」とする虚偽の主張を唱え、「犯人は不逞朝鮮人」「自衛行動や制圧行動(虐殺のこと)は正当な行為」といった発言を繰り返し、ときには巨大な拡声器を外に向け、こうした発言を公園内に響かせたりしてきました。

 この集会には、ヒトラーを崇拝するネオナチ活動家、現場責任者として関与したデモの参加者の発言が朝鮮人の殺害を煽動したなどとして東京都によって繰り返しヘイトスピーチと認定されているレイシスト活動家、ヘイト街宣によって裁判所から対象周辺での街宣禁止の仮処分を受けた人物たちが参加してきました。

 「そよ風」は、在特会(在日特権を許さない市民の会)に近い団体として2009年に結成されました。そのブログには、朝鮮人に対する露骨な差別表現が散見されます。

 東京都は、2020年に、「そよ風」の横網町公園での集会の言動をヘイトスピーチとして認定しています。この認定には、東京都が「適切な措置」をとるべきという人権審査会の「意見」も盛り込まれました。

 関東大震災時に「不逞朝鮮人」が暴動・放火・強姦を行ったのだ、自警団の虐殺は「正当な行為」だったのだと主張する団体が、朝鮮人の殺害を煽動するような人々も集めて、「朝鮮人を慰霊する」と嘯いて集会を開く。しかも「慰霊の日」である9月1日に、「慰霊の公園」の中で、さらに彼ら自身が撤去を要求している朝鮮人犠牲者追悼碑の前で――。

 これはヘイトクライムの犠牲となった死者たちに対する、あからさまな嘲笑であり、冒涜です。集会自体が「東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例」(オリンピック条例)が定めるヘイトスピーチ=「本邦外出身者に対する不当な差別的言動」に相当すると、私たちは考えます。「言動」とは「言葉と行い」を指すからです。

 同条例では、ヘイトスピーチが行われる蓋然性が高く、それに起因して施設の安全な管理に支障をきたす蓋然性が高い場合に、施設の「利用制限」ができると定めています。

 「慰霊の公園」で公然と死者を冒涜すること自体が、横網町公園の「慰霊」という機能に支障をきたし、慰霊のために公園を訪れる人々に対する精神的暴力となります。私たちは、施設管理者たる東京都建設局公園緑地部が「利用制限」の判断を下すべき時だと考えます。少なくとも、条例に基づいて人権審査会に諮問し、その意見を聴取すべきです。

 東京都は、「慰霊の公園」での死者への嘲笑と冒涜を許さないでください。
 ヘイトクライムの犠牲者を悼む場でのヘイトスピーチ集会を認めないでください。

2023年8月29日

呼びかけ人

加藤直樹(ノンフィクション作家)
坂手洋二(劇作家、演出家)
中沢けい(小説家、法政大学教授)

賛同人

青木有加(弁護士)
明戸隆浩(社会学者)
有田芳生(ジャーナリスト)
飯山由貴(美術家・多摩美術大学非常勤講師)
池田賢太(弁護士・札幌弁護士会)
石坂浩一(立教大学兼任講師)
伊藤朝日太郎(弁護士)
内田雅敏(弁護士)
内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授)
岡本厚(前岩波書店社長)
小野沢あかね(立教大学教授)
魁生由美子(愛媛大学教授)
郭基煥(大学教員)
加藤圭木(一橋大学大学院社会学研究科准教授)
金井真紀(文筆家・イラストレーター)
上瀧浩子(弁護士)
河かおる(滋賀県立大学教員)
木村元彦(ノンフィクションライター)
木村友祐(小説家)
金富子(東京外国語大学名誉教授)
清末愛砂(室蘭工業大学大学院教授)
金竜介(弁護士)
具良鈺(弁護士)
小林ふみ子(法政大学教授)
空野佳弘(弁護士)
辛淑玉(のりこえネット共同代表)
高貝亮(弁護士)
高橋哲哉(哲学者)
田中宏(一橋大名誉教授)
田中正敬(専修大学教授)
張界満(弁護士)
寺中誠(東京経済大学教員)
寺脇研(映画評論家)
戸塚悦朗(弁護士)
殿平善彦(一乗寺住職)
外村大(東京大学教員)
仲岡しゅん(弁護士)
樋口直人(社会学者)
穂積剛(弁護士)
浜田桂子(絵本作家)
原田學植(弁護士)
藤井誠二(ノンフィクションライター)
藤野裕子(早稲田大学教授)
二木啓孝(ジャーナリスト)
前川喜平(現代教育行政研究会代表)
松谷信司(「キリスト新聞」編集長)
森川文人(弁護士)
宮下萌(弁護士)
町山広美(放送作家)
師岡康子(弁護士)
前田朗(東京造形大学名誉教授)
前田和男(ノンフィクション作家)
山口二郎(法政大学教授)
山崎雅弘(戦史・紛争史研究家)
吉井正明(兵庫県弁護士会)
若森資朗(のりこえネット共同代表) (56人、アイウエオ順・敬称略)

声明についての連絡先
seimei1923@gmail.com

*参考サイト

「『死者への冒涜』と抗議 加害正当化団体の集会に」(共同通信デジタル版、8月28日)
https://news.line.me/detail/oa-rp70841/v65kr0dycajm?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none&fbclid=IwAR2HnZ6kpcE3DSLkWJVNCiq2MUCqlOYPe-RD07TZQvuI1x4fxiub_-crSyc

「関東大震災の朝鮮人追悼碑前でヘイト集会 差別団体が計画」(神奈川新聞デジタル版「カナコロ」、8月19日)
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-1013262.html?fbclid=IwAR2DY8BxAG09ceB2J_fnSEqIUGxxaVVVRutCc6juXh27AINwvjtr0l8XkMk

「そよ風」集会での発言を「ヘイトスピーチ」と認定した東京都総務局人権部の発表(2020年8月3日)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/08/03/12.html

関東大震災朝鮮人被害者の追悼式典にオリバー・ストーン監督が反ヘイトのメッセージ! 一方、小池百合子知事はヘイト団体を後押し(LITERA、20年9月3日)
https://lite-ra.com/2020/09/post-5615_2.html

 

 

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『九月、東京の路上で』関東大震災百年リーディング 当日券、あります。

2023-08-28 | Weblog
本日開催。当日券、あります。
 
1923 年9 月・関東大震災直後の出来事を、時系列を追って検証する同名ブログを元に刊行された、加藤直樹のノンフィクション『九月、東京の路上で』(ころから刊)。
震災直後、刻一刻と広がったデマにより、殺害や暴行があった各地を取材、100 年前の東京を「追体験」する、このルポルタージュを、燐光群は2018~2019 年に、劇化。
関東大震災から「100 年」を迎えるこの夏、新バージョンによる「リーディング」として上演することになりました。
 
当日券。あります。カンパも募っています。スタッフ・キャストはボランティアです。実費以外の収益は。関東大震災の混乱の中での虐殺の犠牲となった方々への追悼と、それを支援する団体に寄付されます。
 
 
※    ※    ※    ※
 
 
 
燐光群 +『九月、東京の路上で』関東大震災百年リーディング実行委員会
 
リーディング『九月、東京の路上で』  上演のお知らせ
 
 
1923 年9 月・関東大震災直後の出来事を、時系列を追って検証する同名ブログを元に刊行された、加藤直樹のノンフィクション『九月、東京の路上で』(ころから刊)。震災直後、刻一刻と広がったデマにより、殺害や暴行があった各地を取材、100 年前の東京を「追体験」するルポルタージュ。

燐光群は2018~2019 年に、同書を劇化。この「演劇版」では、俳優たちは皆、「九月、東京の路上で」の本を手に、舞台に登場。彼らが演じるのは、この本をガイドブックに、東京の関東大震災下の虐殺現場跡地を歩いてみる人々。この一冊の本を私たちが共有することで、風景から「感じる」ことが、主眼であった。ある意味、メタシアターであり、実に不思議な体験でした。

関東大震災から「100 年」を迎えるこの夏、新バージョンによる「リーディング」として上演することになりました。

 
 
「九月、東京の路上で」関東大震災100年リーディング。
 
2023年8月
28日 午後7時開演
29日 午後2時開演
 
【会場】
座高円寺2。
 
【全席自由席】
前売2,000 円 当日2,500 円
U25/ 学生・専門学校生 1,000 円(要証明書提示)
 
【出演者】
円城寺あや 咲田とばこ 渡部彩萌 土屋良太 小山萌子 野々村のん 
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋 武山尚史 樋尾麻衣子
坂下可甫子 西村順子 尾形可耶子 徳永達哉 瓜生田凌矢 
島藤昌代 松村ひらり 高木愛香
 
 
各回アフタートークを行います。
 
28 日 小林三四郎(映画『福田村事件』統括プロデューサー)、森川文人(弁護士)
29 日 森達也(映画監督 最新作『福田村事件』)、上川あや(世田谷区議会議員)

 

写真は、燐光群による演劇版・2018年初演(撮影・姫田蘭)

 

上演詳細はこちら

燐光群/(有)グッドフェローズ
〒154-0022 世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘202

rinkogunalles.or.jp 
TEL 03-3426-6294 FAX 03-3426-6594

 

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野々村のん、『九月、東京の路上で』リーディングに登場!

2023-08-28 | Weblog

野々村のん、『九月、東京の路上で』リーディングに登場!

青年座『とかげ』、あと、〈非戦を選ぶ演劇人の会〉でも、何本かご一緒した。初めて観たのは栗山民也演出の『夜への長い旅路』だったかな。長い知り合いなのだが、素敵な人なのである。

 
※    ※    ※    ※
 
1923 年9 月・関東大震災直後の出来事を、時系列を追って検証する同名ブログを元に刊行された、加藤直樹のノンフィクション『九月、東京の路上で』(ころから刊)。震災直後、刻一刻と広がったデマにより、殺害や暴行があった各地を取材、100 年前の東京を「追体験」するルポルタージュ。
燐光群は2018~2019 年に、同書を劇化。
関東大震災から「100 年」を迎えるこの夏、新バージョンによる「リーディング」として上演することになりました。
 
https://rinkogun.com/portfolio/20230828_9gatsu_tokyo_no_rojode/
 
「九月、東京の路上で」関東大震災100年リーディング。
 
2023年8月
28日 午後7時開演
29日 午後2時開演
 
【会場】
座高円寺2。
 
【全席自由席】
前売2,000 円 当日2,500 円
U25/ 学生・専門学校生 1,000 円(要証明書提示)
 
【出演者】
円城寺あや 咲田とばこ 渡部彩萌 土屋良太 小山萌子 野々村のん 
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋 武山尚史 樋尾麻衣子
坂下可甫子 西村順子 尾形可耶子 徳永達哉 瓜生田凌矢 
島藤昌代 松村ひらり 高木愛香
 
各回アフタートークを行います。
28 日 小林三四郎(映画『福田村事件』統括プロデューサー)、森川文人(弁護士)
29 日 森達也(映画監督 最新作『福田村事件』)、上川あや(世田谷区議会議員)
 
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『九月、東京の路上で』 リーディング 8月29日 午後2時開演の回、 アフタートーク・ゲストは、森達也(映画監督)、上川あや(世田谷区議会議員) 両氏

2023-08-25 | Weblog
燐光群 +『九月、東京の路上で』関東大震災百年リーディング実行委員会
 
リーディング『九月、東京の路上で』 上演
 
8月29日 午後2時開演の回 アフタートーク・ゲストは、
 
森達也(映画監督)さん(写真右)
上川あや(世田谷区議会議員)さん(写真左)
 
のお二人です

お二人のプロフィールは以下の通りです

森達也(映画監督・作家)

テレビ・ディレクターを経て、オウム真理教を撮影した映画『A』、『A2』を公開。2011 年『A3』(上下巻、集英社文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞。2016 年に映画『FAKE』、2019年には映画『i~新聞記者ドキュメント』を発表。新作『福田村事件』が、本年九月公開。著書は『死刑』(角川文庫)、『「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい』(ダイヤモンド社)、など多数。近著は『U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面 (講談社現代新書)』。

上川あや(世田谷区議会議員)

無所属。5期目。社会的少数派の環境改善が主題。政治家であるこ
とは「変える手段」。目的ではない。トランスジェンダー/「性同一性障害」。著書に
「変えてゆく勇気~「性同一性障害」の私から」(岩波書店)等

 
https://rinkogun.com/portfolio/20230828_9gatsu_tokyo_no_rojode/
 
 
※    ※    ※    ※
 
 
 
1923 年9 月・関東大震災直後の出来事を、時系列を追って検証する同名ブログを元に刊行された、加藤直樹のノンフィクション『九月、東京の路上で』(ころから刊)。震災直後、刻一刻と広がったデマにより、殺害や暴行があった各地を取材、100 年前の東京を「追体験」するルポルタージュ。

燐光群は2018~2019 年に、同書を劇化。この「演劇版」では、俳優たちは皆、「九月、東京の路上で」の本を手に、舞台に登場。彼らが演じるのは、この本をガイドブックに、東京の関東大震災下の虐殺現場跡地を歩いてみる人々。この一冊の本を私たちが共有することで、風景から「感じる」ことが、主眼であった。ある意味、メタシアターであり、実に不思議な体験でした。

関東大震災から「100 年」を迎えるこの夏、新バージョンによる「リーディング」として上演することになりました。

 
 
「九月、東京の路上で」関東大震災100年リーディング。
 
2023年8月
28日 午後7時開演
29日 午後2時開演
 
【会場】
座高円寺2。
 
【全席自由席】
前売2,000 円 当日2,500 円
U25/ 学生・専門学校生 1,000 円(要証明書提示)
 
【出演者】
円城寺あや 咲田とばこ 渡部彩萌 土屋良太 小山萌子 野々村のん 
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋 武山尚史 樋尾麻衣子
坂下可甫子 西村順子 尾形可耶子 徳永達哉 瓜生田凌矢 
島藤昌代 松村ひらり 高木愛香
 
 
各回アフタートークを行います。
 
28 日 小林三四郎(映画『福田村事件』統括プロデューサー)、森川文人(弁護士)
29 日 森達也(映画監督 最新作『福田村事件』)、上川あや(世田谷区議会議員)

 

 

燐光群/(有)グッドフェローズ
〒154-0022 世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘202

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『九月、東京の路上で』 リーディング 8月28日 午後7時開演の回、 アフタートーク・ゲストは、小林三四郎(映画『福田村事件』統括プロデューサー)、森川文人(弁護士) 両氏

2023-08-24 | Weblog
燐光群 +『九月、東京の路上で』関東大震災百年リーディング実行委員会
 
リーディング『九月、東京の路上で』 上演
8月28日 午後7時開演の回 アフタートーク・ゲストは、
小林三四郎(映画『福田村事件』統括プロデューサー)さん(写真左)
森川文人(弁護士)さん(写真右)
のお二人です

お二人のプロフィールは以下の通りです

小林三四郎(映画『福田村事件』統括プロデューサー)

1958年、新潟県生まれ。大学在学中より演劇に関わり、その後竹内銃一郎が主宰する劇団「秘宝零番館」に入団。数多くのプロデュース演劇、映画に出演。あがた森魚氏に函館港イルミナシオン映画祭に誘われ、番組を担当することになる。それを機に2007年にキネマ旬報元編集長の植草信和等と映画製作・配給の太秦株式会社の設立に参加し代表となる。精力的に国内外劇映画、ドキュメンタリー作品を製作、配給している。近年の公開作品として『金子文子と朴烈』(韓国/19)、『東京裁判4Kデジタルリマスター版』(小林正樹監督/19)、『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』(平良いずみ監督/19)、『子どもたちをよろしく』(隅田靖監督/20)、『zk/頭脳警察50未来への鼓動』(末永賢監督/20)、『アイヌモシㇼ』(福永壮志監督/20)、『サンマデモクラシー』(山里孫存監督/21)、『BlueIsland憂鬱之島』(香港/22)、『時代革命』(香港/22)、『天上の花』(片嶋一貴監督/22)、『REVOLUTION+1』(足立正生監督/22)など、社会的な題材をもとにした作品を多数世に出している。

森川文人(弁護士)

1991年 弁護士登録 (修習43期 第二東京弁護士会) 2003年 南典男弁護士とピープルズ法律事務所 設立 2004年 第二東京弁護士会 副会長 著書・インタビュー等掲載 『弁護士になりたいあなたへ 2』(少年社) 『続 ドロップアウトのえらいひと』(東京書籍) 『ごめんなさい 20組の親子のあんなこんなのストーリー』(日本標準社) 『横浜事件と再審裁判』(インパクト出版会) 『関東大震災と朝鮮人虐殺』(東北アジア歴史財団)

 
 
※    ※    ※    ※
 
 
 
1923 年9 月・関東大震災直後の出来事を、時系列を追って検証する同名ブログを元に刊行された、加藤直樹のノンフィクション『九月、東京の路上で』(ころから刊)。震災直後、刻一刻と広がったデマにより、殺害や暴行があった各地を取材、100 年前の東京を「追体験」するルポルタージュ。

燐光群は2018~2019 年に、同書を劇化。この「演劇版」では、俳優たちは皆、「九月、東京の路上で」の本を手に、舞台に登場。彼らが演じるのは、この本をガイドブックに、東京の関東大震災下の虐殺現場跡地を歩いてみる人々。この一冊の本を私たちが共有することで、風景から「感じる」ことが、主眼であった。ある意味、メタシアターであり、実に不思議な体験でした。

関東大震災から「100 年」を迎えるこの夏、新バージョンによる「リーディング」として上演することになりました。

 
 
「九月、東京の路上で」関東大震災100年リーディング。
 
2023年8月
28日 午後7時開演
29日 午後2時開演
 
【会場】
座高円寺2。
 
【全席自由席】
前売2,000 円 当日2,500 円
U25/ 学生・専門学校生 1,000 円(要証明書提示)
 
【出演者】
円城寺あや 咲田とばこ 渡部彩萌 土屋良太 小山萌子 野々村のん 
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋 武山尚史 樋尾麻衣子
坂下可甫子 西村順子 尾形可耶子 徳永達哉 瓜生田凌矢 
島藤昌代 松村ひらり 高木愛香
 
 
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29 日 森達也(映画監督 最新作『福田村事件』)、上川あや(世田谷区議会議員)

 

 

 

燐光群/(有)グッドフェローズ
〒154-0022 世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘202

rinkogunalles.or.jp 
TEL 03-3426-6294 FAX 03-3426-6594

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『九月、東京の路上で』関東大震災百年リーディング Webサイトを御覧ください

2023-08-24 | Weblog

燐光群 +『九月、東京の路上で』関東大震災百年リーディング

Webサイトを御覧ください。

トークゲストのプロフィールに飛べます。

チケット購入サイトにも入れます。

こちらです
 
 
 
 
 
燐光群 +『九月、東京の路上で』関東大震災百年リーディング実行委員会
 
リーディング『九月、東京の路上で』  上演のお知らせ
 
 
1923 年9 月・関東大震災直後の出来事を、時系列を追って検証する同名ブログを元に刊行された、加藤直樹のノンフィクション『九月、東京の路上で』(ころから刊)。震災直後、刻一刻と広がったデマにより、殺害や暴行があった各地を取材、100 年前の東京を「追体験」するルポルタージュ。

燐光群は2018~2019 年に、同書を劇化。この「演劇版」では、俳優たちは皆、「九月、東京の路上で」の本を手に、舞台に登場。彼らが演じるのは、この本をガイドブックに、東京の関東大震災下の虐殺現場跡地を歩いてみる人々。この一冊の本を私たちが共有することで、風景から「感じる」ことが、主眼であった。ある意味、メタシアターであり、実に不思議な体験でした。

関東大震災から「100 年」を迎えるこの夏、新バージョンによる「リーディング」として上演することになりました。

 
 
「九月、東京の路上で」関東大震災100年リーディング。
 
2023年8月
28日 午後7時開演
29日 午後2時開演
 
【会場】
座高円寺2。
 
【全席自由席】
前売2,000 円 当日2,500 円
U25/ 学生・専門学校生 1,000 円(要証明書提示)
 
【出演者】
円城寺あや 咲田とばこ 渡部彩萌 土屋良太 小山萌子 野々村のん 
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋 武山尚史 樋尾麻衣子
坂下可甫子 西村順子 尾形可耶子 徳永達哉 瓜生田凌矢 
島藤昌代 松村ひらり 高木愛香
 
 
各回アフタートークを行います。
 
28 日 小林三四郎(映画『福田村事件』統括プロデューサー)、森川文人(弁護士)
29 日 森達也(映画監督 最新作『福田村事件』)、上川あや(世田谷区議会議員)

 

写真は、燐光群による演劇版・2018年初演(撮影・姫田蘭)

 

燐光群/(有)グッドフェローズ
〒154-0022 世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘202

rinkogunalles.or.jp 
TEL 03-3426-6294 FAX 03-3426-6594

 
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本日開催 「わが友、第五福竜丸」関連講演 『太平洋の記憶 -遺された言葉でたどるビキニ事件-』

2023-08-24 | Weblog

かつて大平洋の水爆実験で被曝したのは、第五福竜丸だけではない。

高知では、じっさいに大平洋の核実験で被曝した漁船に乗っていた元漁師の皆さんのお話を、聞いた。

そして、一昨日、この高知で聞いた、きょう24日に「原発処理水」の海洋放出が行われるというニュースに、茫然としている。

高知の漁師も加わる全魚連が、汚染水放出への反対を政府に伝えた矢先に、である。

この地の近海マグロはえ縄船も、三陸沖で操業し、東北で水揚げされる。カツオ一本釣り船も東北を拠点に操業する。海外が反発し、輸出が困難になる可能性も濃い。

日本政府は「風評被害」という言葉を使わないでほしい。科学的に安全を立証できないにも関わらず、「風評にすぎない」とお墨付きを与える印象操作は、許されない。そして、どのみちどの国も、そんなまやかしに騙されはしないのだ。

九十歳を過ぎた、被曝した漁師の皆さん方も、 怒りを溢れさせている。

 

きょうも、高知です。

夜は、高知県立県民文化ホールで、第五福竜丸展示館学芸員の市田真理さんの講演の後、第二部、私も加わって、お話しします。

 

詳細は以下の通りです。

 

太平洋の記憶 -遺された言葉でたどるビキニ事件-

 

2023年8月24日(木) 18:30開場 19:00開演

高知県立県民文化ホール グリーンホール

 

1954年、マーシャル諸島ビキニ環礁の水爆実験により多くの日本の漁船が被害を受けました。
その歴史的背景や、現在の核をめぐる諸問題を、独自の視点でたどります。

 
市田 真理(第五福竜丸展示館:学芸員、第五福竜丸平和協会事務局長)

坂手 洋二(燐光群主宰、劇作家・演出家)

 

入場無料 事前申込不要

※満席の場合は入場をご遠慮いただきます。何卒ご容赦ください。
 
 
燐光群 12月13日演劇公演「わが友、第五福竜丸」開催記念講演です。 
 
主催 高知県立県民文化ホール(高知県立県民文化ホール共同企業体)
 
助成 文化庁文化芸術振興費補助金(統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化事業(アートキャラバン2))
独立行政法人日本芸術文化振興会

 

お問合せ 
高知県立県民文化ホール
【088-824-5321】
※9:00~17:00
 

https://kkb-hall.jp/event/event_detail.cgi?event_id=1740

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『九月、東京の路上で』 関東大震災百年リーディング 上演のお知らせ

2023-08-21 | Weblog
燐光群 +『九月、東京の路上で』関東大震災百年リーディング実行委員会
 
リーディング『九月、東京の路上で』  上演のお知らせ
 
 
1923 年9 月・関東大震災直後の出来事を、時系列を追って検証する同名ブログを元に刊行された、加藤直樹のノンフィクション『九月、東京の路上で』(ころから刊)。震災直後、刻一刻と広がったデマにより、殺害や暴行があった各地を取材、100 年前の東京を「追体験」するルポルタージュ。

燐光群は2018~2019 年に、同書を劇化。この「演劇版」では、俳優たちは皆、「九月、東京の路上で」の本を手に、舞台に登場。彼らが演じるのは、この本をガイドブックに、東京の関東大震災下の虐殺現場跡地を歩いてみる人々。この一冊の本を私たちが共有することで、風景から「感じる」ことが、主眼であった。ある意味、メタシアターであり、実に不思議な体験でした。

関東大震災から「100 年」を迎えるこの夏、新バージョンによる「リーディング」として上演することになりました。

 
 
「九月、東京の路上で」関東大震災100年リーディング。
 
2023年8月
28日 午後7時開演
29日 午後2時開演
 
【会場】
座高円寺2。
 
【全席自由席】
前売2,000 円 当日2,500 円
U25/ 学生・専門学校生 1,000 円(要証明書提示)
 
【出演者】
円城寺あや 咲田とばこ 渡部彩萌 土屋良太 小山萌子 野々村のん 
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋 武山尚史 樋尾麻衣子
坂下可甫子 西村順子 尾形可耶子 徳永達哉 瓜生田凌矢 
島藤昌代 松村ひらり 高木愛香
 
 
各回アフタートークを行います。
 
28 日 小林三四郎(映画『福田村事件』統括プロデューサー)、森川文人(弁護士)
29 日 森達也(映画監督 最新作『福田村事件』)、上川あや(世田谷区議会議員)

 

写真は、燐光群による演劇版・2018年初演(撮影・姫田蘭)

 

上演詳細はこちら

燐光群/(有)グッドフェローズ
〒154-0022 世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘202

rinkogunalles.or.jp 
TEL 03-3426-6294 FAX 03-3426-6594

 

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徳之島の黒糖が、紀伊の「那智黒」飴になる

2023-08-20 | Weblog

今月前半に和歌山・紀伊半島南部に行ったわけだが、「那智黒」というのが、そこの名物の黒飴である。

12、3年前、私が何度か通ったのが、奄美群島の、徳之島である。

徳之島で仲良くなった人が、私を毎日のように連れて行ったのが、黒糖の精製場である。

もろみ状のものを見せてもらう。

そこで必ず言われたことが、

「ここの黒糖が、紀伊の「那智黒」になるんだ」ということである。

今はよくわかる。

海の繋がり、である。

徳之島から紀伊まで運ばれていくのである。

そして、「那智黒」になる。

「那智黒石」は、この地元の名産。

それに似せた、飴なのである。

こんなことを感慨深く思う、私である。

写真のものは太地産。

パッケージの写真は、那智の滝である。

 

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「デジタルで見られるなら処分も」地下駐車場美術品で大阪府特別顧問

2023-08-20 | Weblog

「デジタルで見られるなら処分も」地下駐車場美術品で大阪府特別顧問、という記事が出た。

毎日新聞大阪によれば、大阪府所蔵の美術作品105点が咲洲庁舎地下駐車場に置かれている問題で、府は18日、専門家らで作る「アート作品活用・保全検討チーム」の初会合を同庁舎内で開き、吉村洋文知事は、会議の冒頭で「今月中に地下駐車場の作品の移転に着手する」と表明した。

チームは今後、他のものも含んだ府コレクションの活用や保全について協議しており、府側からコレクションの収集経緯や現在の保管・展示状況などについて説明を受けたという。委員からは「展示が単体でされているが、その作品の重要性や今日性を伝える文脈を作らないと、見づらいのではないか」といった指摘が出されたそうだ。

105点の大型作品については、上山信一・府特別顧問が「作品をどこまで持ち続けていけばいいのかという根本的な問題が出てくると思う」と述べ、売却なども含め検討することを提案。これに対し委員からは「持っている作品を処分するという考え方は、特に公立の美術館では適用が許されない」と、反対意見も出たという。

府はコレクションのデジタルミュージアム構想を進めていることから、上山特別顧問は「デジタルで見られる状況にしておけば、(立体作品の)物理的な部品は処分してもいいというのはありえると思う」とも述べたが、山梨、鷲田両氏は「裏付けとして現物を持っていることは必要だ」と指摘した。

以上。

 

手作りの、生のアート作品について、「デジタルで見られるなら処分も」というのは、まったく、何もわかっていないに等しい。

「ナショナル・シアター・ライブ」があるから、生の舞台は観なくていい、となるはずなど、ないではないか。複製の映像で観たからこそ、オリジナルを生で見たくなるのだ。

維新は、文楽に対する差別・無理解も酷かったが、演劇や舞台芸術のことを「映像で観ればいいからじっさいに上演する必要はない」と言っているに等しい。

 

生の上演が難しくなったコロナ期に、演劇関係者からも「リモート演劇、ネット演劇の可能性」を声高に言う者が出てきた。「リモート演劇」じたいが新たな完成形の演劇と錯覚している者まで、現れた。

たまたまそういう人たちのいるClubhouse(そんなものがあったことさえ今は忘れている)に出て、「リモートはあくまでも代替であり非常手段でしょう」と言うと、司会者の「リモートで新しいことがやれる」と自画自賛している演劇人に逆ギレされて、呆れたことがある。たぶんトークについて自分が持っていきたい方向性があったのだろうが、まったく人のハナシを聞かなくなっていた。もちろん、その人が今も「リモート演劇、ネット演劇」をやろうとしている気配は、皆無である。

何かの試みや遊びはできるだろうけど、リモートのものはそれが生の「演劇」でないからこそ、皮肉なことができたり、批評的に、ふだんやれないことをできる範囲があって、ということである。「演劇」ではないからこそ、できることなのである。それを「演劇」と言っても仕方ないのである。

大昔、「優れたインスタレーション」を「俳優が出て来ない演劇」と、あえて言ってみせるようなこともあったが、それは「批評」である。「俳優が出て来ない演劇」は、「俳優が出て来ない演劇」でしかないのである。

 

 

写真は、昨日の渋谷。コロナ期を誰もが忘れている。まあ、もちろん誰だって、リアルよりもリモートで誰かと呑みたいなんてはずはない。

 

 

 

 

 

 

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コーヒーを飲みすぎかもしれないが

2023-08-19 | Weblog

そもそもふだんからコーヒーを飲みすぎかもしれないが。

三月にニューヨークでリアン、明子、折原さんと入った店でたまたま頼んだ「マティーニプレッソ」が忘れられず。

日本では呑んだことがない。

 

先日某同年輩の演出家と夜にお話しすることになって彼はもともと下戸だったのでデザートを出す店に入って、キャラメルコーヒー的な甘いワッフルみたいなものを頼むことになり、私はしかしウイスキーを頼んで呑んだのだが、それがとてもぴったりでおいしかったことは事実で、コーヒーとお酒といえばそういえばコーヒー焼酎というのもあったなと思い出す。あれも作り方がいろいろあるらしい。お酒に詳しい上野敏彦さんに今度訊いてみよう。

 

しかし今日も現在のところ、ただのコーヒーしか呑んでおりません。

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ザ・スズナリ「観るお化け屋敷」の受付に座っている、ハエ男

2023-08-18 | Weblog

ザ・スズナリ「観るお化け屋敷」に行く。

受付に座っているのは、ハエ男である。

仮面ライダーではない。

 

今年の「観るお化け屋敷」は、確実に、昨年夏よりも進歩している。

 

「観るお化け屋敷」の情報は、以下の通り。

 

ザ・スズナリ 下北沢企画  vol.2 「45分」。

 

【あらすじ】
その恐怖は劇場の階段を登った時から始まるだろう。淡い蝋燭の炎に揺れる不気味な人形の群れ、群れ、群れ‥。薄暗い迷路の果てに訪れる古い小劇場の舞台。
そこで唐突に始まる忌まわしい物語の渦に観客は否応なしに引き摺り込まれていく。此の世のものではないモノたちがさざめき、劇場には騒音と悲鳴が満ち溢れ、悪夢のような光景の中で、すべての観客はこの劇場にやってきたことを後悔するだろう。けして開けてはいけない扉を開き、観てはならないものを観てしまう恐怖に満ちた45分の体験。

【観るお化け屋敷とは】

日本の夏の風物詩「お化け屋敷」を劇場で楽しむ、全く新しいスタイルの観劇体験です。
今年のタイトルは「45分」。江戸時代からのあやつり人形の伝統を受け継ぐ「糸あやつり人形 一糸座」の協力を得て、ろうそくの灯りの中、人形と俳優が共演する、ホラーショーをお届けします。
パンデミックで打撃を受けた、演劇の街・下北沢を盛り上げ、新たな観客に演劇体験を楽しんでもらうため、2022年にはじまりました。

 

8月16日(水) 19時
8月17日(木) 19時
8月18日(金) 17時、20時
8月19日(土) 14時、17時、20時
8月20日(日) 14時、17時、20時

出演  みょんふぁ、伊藤多恵、高見亮子、小田原麗、綾城愛里奈、坂下可甫子、岡田隆成、糸あやつり人形・一糸座

装置  V・銀太
美術  浅井裕子
音響  島猛・大浦雛乃
映像 濱嶋将裕
    堀之内晶子
人形    糸あやつり人形 一糸座
舞台監督 森下紀彦・宅間脩起
制作  下北沢企画/熱田敬子 

料金  3,000円 ~ 3,000円

 

https://eplus.jp/sf/detail/3921520001-P0030001

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下北沢ザ・スズナリの階段

2023-08-16 | Weblog

下北沢ザ・スズナリの階段。

怪談と階段をかけているわけじゃないけど、今日からお化け屋敷が開始のようです。

 

1981年から、この階段をのぼってきた、私です。

そりゃ、長いです。

 

当初はこの階段、もっと簡素でした。

 

 

 

 

 

「観るお化け屋敷」の情報は、以下の通り。

 

ザ・スズナリ 下北沢企画  vol.2 「45分」。

 

【あらすじ】
その恐怖は劇場の階段を登った時から始まるだろう。淡い蝋燭の炎に揺れる不気味な人形の群れ、群れ、群れ‥。薄暗い迷路の果てに訪れる古い小劇場の舞台。
そこで唐突に始まる忌まわしい物語の渦に観客は否応なしに引き摺り込まれていく。此の世のものではないモノたちがさざめき、劇場には騒音と悲鳴が満ち溢れ、悪夢のような光景の中で、すべての観客はこの劇場にやってきたことを後悔するだろう。けして開けてはいけない扉を開き、観てはならないものを観てしまう恐怖に満ちた45分の体験。

【観るお化け屋敷とは】

日本の夏の風物詩「お化け屋敷」を劇場で楽しむ、全く新しいスタイルの観劇体験です。
今年のタイトルは「45分」。江戸時代からのあやつり人形の伝統を受け継ぐ「糸あやつり人形 一糸座」の協力を得て、ろうそくの灯りの中、人形と俳優が共演する、ホラーショーをお届けします。
パンデミックで打撃を受けた、演劇の街・下北沢を盛り上げ、新たな観客に演劇体験を楽しんでもらうため、2022年にはじまりました。

 

8月16日(水) 19時
8月17日(木) 19時
8月18日(金) 17時、20時
8月19日(土) 14時、17時、20時
8月20日(日) 14時、17時、20時

出演  みょんふぁ、伊藤多恵、高見亮子、小田原麗、綾城愛里奈、坂下可甫子、岡田隆成、糸あやつり人形・一糸座

装置  V・銀太
美術  浅井裕子
音響  島猛・大浦雛乃
映像 濱嶋将裕
    堀之内晶子
人形    糸あやつり人形 一糸座
舞台監督 森下紀彦・宅間脩起
制作  下北沢企画/熱田敬子 

料金  3,000円 ~ 3,000円

 

https://eplus.jp/sf/detail/3921520001-P0030001

 

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ロングビーチは、長い

2023-08-15 | Weblog

ロングビーチは、長い。ひたすら、細長い。(写真)

『ストレイト・ライン・クレイジー』で描かれたように、ニューヨーク市民のオアシスのような場所なのだ。

アメリカのビーチといえば、燐光群はマイアミで公演したことがあり、その下見で訪れた際に、フランシス・ハリケーンに遭遇した。

マイアミのビーチも、とてつもなく長く、広かった。

日本は狭いけど、三浦海岸のビーチというか海岸線沿いを、自転車でずっと移動したことがあるが、あれも、長く、広かった気がする。幼かった息子を自転車の前籠に乗っけてずっと走ったのだが、息子はいっさいそのときのことは覚えていなかった。まあ、そういうものである。

 

 

燐光群『ストレイト・ライン・クレイジー』、上演が終わって、半月。

台風7号は本州に上陸。西日本は大雨に見舞われている。皆様のご無事をお祈りする。

あのときのフランシス・ハリケーンもすごかった、と、思い出す。ビーチのみならず、空港もホテルもすべて閉鎖されたのだ。

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