Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

『Summer House After Wedding 』本日まで。

2016-01-31 | Weblog
『Summer House After Wedding 』上演中。本日までです。
開演時間がいつもと違います。
31日(日)は、 13:00/17:00 
あと2公演のみ。お見逃しなく。

写真は、今回中山マリの骨折により急きょ出てくれた、円城寺あや。

以下、『Summer House After Wedding 』公演、最新情報。
http://rinkogun.com/SummerHouseAfterWedding.html
…………………………………………

アジア共同プロジェクト

Summer House After Wedding

清水弥生=作
坂手洋二=演出
珍田真弓・常田景子=翻訳

ある日、彼女は家を出た、子どもを連れて。
支えるのは誰か、支えられるのは誰か―
超高齢化社会、海外からの労働力に頼らざるを得ない日本。
移住労働に従事するフィリピン人女性への取材を元に
燐光群の新進作家・清水弥生が書き下ろす、
時代の芯を突く渾身の一作!

2016年1月28日(木)~31日(日)  森下スタジオ Cスタジオ

31日(日) 13:00/17:00


受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前

★1月29日(金)19時の回にアフタートーク開催!
終演後、作者・清水弥生と演出の坂手洋二、今回出演のマイレス・カナピ、マージ・ロリコとトークを行います。(通訳・渡辺真帆)
本公演の前売券をお持ちの方、ご予約の方はご入場いたただけます。どうぞお楽しみに。

会場 森下スタジオ Cスタジオ
〒135-0004 江東区森下 3-5-6
TEL 03-5624-5952 (Cスタジオ直通:開催当日のみ)
地下鉄都営新宿線、都営大江戸線「森下駅」A6 出口 徒歩5分
東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線「清澄白河駅」A2 出口
徒歩10分


マイレス・カナピ Mailes Kanapi
マージ・ロリコ  Marj Lorico
植野葉子     Hako Ueno
中山マリ     Mari Nakayama
川中健次郎    Kenjiro Kawanaka
松岡洋子     Yoko Matsuoka
樋尾麻衣子    Maiko Hio
杉山英之     Hideyuki Sugiyama
武山尚史     Naofumi Takeyama
田中結佳     Yuka Tanaka
宗像祥子     Syoko Munakata

円城寺あや Aya Enjyoji


照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○三津久
美術○じょん万次郎
衣裳○ぴんくぱんだー・卯月
演出助手○村野玲子
通訳○鈴木なお・渡辺真帆
音響操作○川崎理沙
字幕操作○桐畑理佳
舞台協力○森下紀彦
衣裳協力○小林巨和
文芸助手○久保志乃ぶ
イラスト○沢野ひとし
宣伝意匠○高崎勝也
制作○鈴木菜子 近藤順子
協力○国際交流基金マニラ日本文化センター
CompanyStaff○鴨川てんし 猪熊恒和 大西孝洋
古元道広 秋定史枝 宇原智茂 根兵さやか 長谷川千紗
鈴木陽介 福田陽子 西川大輔 宮島千栄 橋本浩明
内海常葉 秋葉ヨリエ 齋藤宏晃

■アジア共同プロジェクト
日本社会を他のアジアの人たちの視点からとらえ、また日本人の視点から他のアジアの社会をとらえることで、共生する「未来」の可能性を描いていけるような演劇を表現していくことを目的として、2015年より清水弥生が発起人として立ち上げた国際文化交流プロジェクト。2016年度以降、フィリピン、タイの俳優たちとの共同制作が予定されている。

■清水弥生
劇作家。早稲田大学在学中に、モリエールに関する卒論で、同大の2003年度小野梓記念学術賞受賞。2004年より燐光群に所属、多くの作品の演出助手として参加。2008年5月、燐光群アトリエの会公演『シンクロナイズド・ウォーキング』で 劇作家デビュー。緻密な取材からうまれる、リアルで奥深い人物造形とユニークな設定から、人々の生活における悲哀、感情の機微を、ユーモアを交えて軽快に描いていく。 2012年にはアジアン・カルチュラル・カウンシルの助成により、二ヶ月間ニューヨー ク・シアター・ワークショップでの研修を受ける。近作「ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド」は第20回劇作家協会新人戯曲賞の最終候補作となり、新進劇作家として注目を集める。


【日時指定自由席・整理番号付】 前売開始○1月10日(日)
一般前売 3,000円 ペア前売 5,400円 当日 3,300円
大学・専門学校生 2,500円 高校生以下 1,500円
※学生券は前日までにご予約の上、当日受付にて要学生証提示。
※ご予約順に整理番号をお取りし、開場時に番号順にご入場頂きます。
 開場時間を過ぎますと整理番号は無効となります。

★燐光群オンラインチケット(一般・ペア前売のみ) 
http://rinkogun.com 
24時間いつでもホームページ上でご予約頂き、セブンイレブンでチケットをお受け取り頂けます。
お支払いは現金(セブンイレブン)、またはクレジットカードとなります(手数料はお客様負担)。
※会員登録(無料)が必要です。

★ご予約・お問合せ○燐光群/(有)グッドフェローズ
03-3426-6294 
①<お名前/電話番号/希望日時/チケットの種類と枚数>をお伝え下さい。
 こちらからのお返事を以てご予約とさせて頂きます。
②当日、受付にて代金と引換でチケットをお渡しします。
※開場時間を過ぎますと、あらかじめお取りした整理番号は無効となりますので、
 お早めにご来場ください。
※開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮下さい。

助成 芸術文化振興基金
   国際交流基金アジアセンター
   セゾン文化財団
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『Summer House After Wedding 』上演中。あす日曜までです。

2016-01-30 | Weblog
『Summer House After Wedding 』上演中。あす日曜までです。日曜は開演時間がいつもと違います。
きょう30日(土)は、14:00/19:00 
あす31日(日)は、 13:00/17:00 
あと四公演のみ。お見逃しなく。

写真は、稽古中。


パンフレットに掲載している清水、マイレス、マージの文章を転載します。


清水弥生

船出のとき

「アジア共同プロジェクト」。我ながら、壮大な名前をつけてしまった。この事業は三年かけてやっていくプロジェクトとして 計画を立てており、今回はその一年目の年にあたる。 この立ち上げのきっかけとなっていることがいくつかある。まず、私のもう一つの仕事である介護現場での、同僚達との出会い である。フィリピン人、韓国人、中国人、様々な国の人々が日本の介護現場で働いている。人手が常に足りていない、待ったな しの状況で、日本の介護の一部が彼らによって支えられている現状がある。これからその割合は増えていくだろう。その彼らが、 何を感じて、どのようにこの国で生活しているのか、彼らの視点、また、日本人側の視点、双方から見た日本社会というものを とらえる、そうすることで見えてくるものがあるのではないか、と考え始めた。単純に、普段の生活のなかで彼らとともに働き、 会話するのが楽しみで、「違うということは面白い」と実感していたのも大きい。 2012年にアジアン・カルチャラル・カウンシルの助成を受けて、ニューヨークに二ヶ月間研修に行ったことも、企画の実行に至 る大きなバネとなっている。ニューヨークにはいろんな国のアーティストが集まっていた。なかでも、アジアの国々から来ている アーティスト達と知り合い、それぞれの国の社会状況に対峙して自身の芸術を打ち立てている彼らの姿に刺激を受け、いつか一緒 にものを作って行くことができたら、と思うようになった。来年度、共同制作に加わるタイのディレクターともここで知り合っ た。フィリピンとの共同制作を一年目に持ってきたのは、2004年の『フィリピン ベッドタイムストーリーズ』に関わってから、 フィリピンと日本をつなぐ作品をいつか自分も作りたい、という夢を持っていたからである。プロジェクトを立ち上げる段階から、 マイレス、マージに相談し、少しづつどういう風に進めていくかを考えていった。 こんなふうに、壮大な名前のプロジェクトは船出したわけだが、その歩みは実に遅々たるものだった。自身の妊娠、出産と重なり、 思うように動けない時期があったせいで、思いつく限りの人の手を借りることになった。それが逆にいろんな人を巻き込むこと に な り 、 プ ロ ジ ェ ク ト は よ り 多 彩 な 色 合 い の も の と な っ て い っ た 。「 ジ ェ ン ダ ー 」「 移 住 労 働 」 と い う い く つ か の キ ー ワ ー ド を 元 に 、 滞日フィリピン人女性への取材、彼女らに関係する人々への取材を重ね、9月2日のリーディング発表、トーク&ディスカッション を行った。そのイベントを経て、今回、演劇公演というひとつの形で提示する。思考を進めるうちにたどりついたのが「家族」 というテーマだった。この公演で、人間と人間の関係が糸のように絡んでつながって織りなす世界、フィリピン人、日本人、ある いはそれを越えたところで共存している人々の姿を見せられれば、ひとまず成功と言えるのではないかと思っている。 本日はご来場いただき、まことにありがとうございます。楽しんでいただけたら幸いです。


マイレス・カナピ Mailes Kanapi

「冬の心は海の家にあり わが魂は 西瓜割り 砂浜 砕ける波に似て我は愛の中に凍りつく」 清水弥生作「Summer House After Wedding」は、自分自身を見つけ、愛を求める人々の物語です。 でも、摩訶不思議な真実は、私たちが見つけるものは、私たちがすでに持っているものだということ。 私たちが失うものは、私たちが一度も本当には持っていなかったものなのです。 私はフィリピン人です。私は俳優です。私は癒しと創造と奇跡と、愛、愛、そしてさらに愛を求めています。 私は9年前、燐光群と恋に落ちました。私はフィリピンを愛してます。 でも、それは、私には、いつでも燐光群があるんだと思うからです。私にはいつでも、東京がある。 私の魂の中には、いつも日本があります。私は国境を信じていません。私はレッテルを信じません。 私が信じるのは一つのことだけ――愛です。愛は創造します。愛は自由です。 愛はくたびれ果て、悪夢に凍りついた魂を暖めます。愛は永遠です。愛は空間を超えます。 坂手洋二の演出のもと、この芝居は、私に、大海と蛙について多くのことを教えてくれました。 それに、もし私たちが愛し合っていれば、海を越えられるということも。 共演者たちは私の錨です。私の家族です。そして、この芝居を通して、私は、人がそんなはずはないと思う ような状況でも、いつまでもいつまでも幸せに暮らせることはあるのだと信じます。それは選択です。私の選択です。
"In winter's heart lies
Umino-ie, my soul
Like suika wari
Beach balls, sandbars, waves crashing My self is frozen in love"
Shimizu Yayoi's Summer House After Wedding is a story about people finding themselves, seeking love, but the magical truth is that what we find, we already have. What we lose, we never really had.
I am Filipina. I am an actor. I seek healing, creation, miracles, love, love
and more love. I fell in love with Rinkogun 9 years ago. I love the Philippines because I know I'll always have Rinkogun. I'll always have Tokyo. I'll always have Japan in my soul. I don't believe in borders. I don't believe in labels. I only believe in one thing - love. It creates. It
is free. It heats the spirit that is bone-weary and frozen in nightmares. It is timeless. It has no space.
This play, under Sakate Yoji's direction, taught me so much about the ocean and the frog. And how, if we love, we could "walk on water." My co-actors are my anchors. They're my family. Tonight I'll definitely believe in
forever and happily ever after, in a
setting people think so unlikely. It's a choice. I choose this.


マージ・ロリコ Marj Lorico

畳...海...愛してない...心...個人...魚...フィリピン人...日本人...。 私の心を離れない、いくつかの言葉です...私の心に刻まれた、いくつかの言葉です... そこには新しい意味が...。新しい感覚が...。 すべての言葉が組み合わさって、私の心の中で新しい鼓動を打つリズムを創り出します。
tatami...dagat...aishtenai...kokoro...individual...isda...filipin jin...nihon jin...
Just some of the words that struck me...some of the words that made an impression on me... a new meaning... A new feeling...
All the words combined create a rhythm that is beating new life in my kokoro.






以下、『Summer House After Wedding 』公演、最新情報。
http://rinkogun.com/SummerHouseAfterWedding.html
…………………………………………

アジア共同プロジェクト

Summer House After Wedding

清水弥生=作
坂手洋二=演出
珍田真弓・常田景子=翻訳

ある日、彼女は家を出た、子どもを連れて。
支えるのは誰か、支えられるのは誰か―
超高齢化社会、海外からの労働力に頼らざるを得ない日本。
移住労働に従事するフィリピン人女性への取材を元に
燐光群の新進作家・清水弥生が書き下ろす、
時代の芯を突く渾身の一作!

2016年1月28日(木)~31日(日)  森下スタジオ Cスタジオ

30日(土)14:00/19:00
31日(日) 13:00/17:00


受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前

★1月29日(金)19時の回にアフタートーク開催!
終演後、作者・清水弥生と演出の坂手洋二、今回出演のマイレス・カナピ、マージ・ロリコとトークを行います。(通訳・渡辺真帆)
本公演の前売券をお持ちの方、ご予約の方はご入場いたただけます。どうぞお楽しみに。

会場 森下スタジオ Cスタジオ
〒135-0004 江東区森下 3-5-6
TEL 03-5624-5952 (Cスタジオ直通:開催当日のみ)
地下鉄都営新宿線、都営大江戸線「森下駅」A6 出口 徒歩5分
東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線「清澄白河駅」A2 出口
徒歩10分


マイレス・カナピ Mailes Kanapi
マージ・ロリコ  Marj Lorico
植野葉子     Hako Ueno
中山マリ     Mari Nakayama
川中健次郎    Kenjiro Kawanaka
松岡洋子     Yoko Matsuoka
樋尾麻衣子    Maiko Hio
杉山英之     Hideyuki Sugiyama
武山尚史     Naofumi Takeyama
田中結佳     Yuka Tanaka
宗像祥子     Syoko Munakata

円城寺あや Aya Enjyoji


照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○三津久
美術○じょん万次郎
衣裳○ぴんくぱんだー・卯月
演出助手○村野玲子
通訳○鈴木なお・渡辺真帆
音響操作○川崎理沙
字幕操作○桐畑理佳
舞台協力○森下紀彦
衣裳協力○小林巨和
文芸助手○久保志乃ぶ
イラスト○沢野ひとし
宣伝意匠○高崎勝也
制作○鈴木菜子 近藤順子
協力○国際交流基金マニラ日本文化センター
CompanyStaff○鴨川てんし 猪熊恒和 大西孝洋
古元道広 秋定史枝 宇原智茂 根兵さやか 長谷川千紗
鈴木陽介 福田陽子 西川大輔 宮島千栄 橋本浩明
内海常葉 秋葉ヨリエ 齋藤宏晃

■アジア共同プロジェクト
日本社会を他のアジアの人たちの視点からとらえ、また日本人の視点から他のアジアの社会をとらえることで、共生する「未来」の可能性を描いていけるような演劇を表現していくことを目的として、2015年より清水弥生が発起人として立ち上げた国際文化交流プロジェクト。2016年度以降、フィリピン、タイの俳優たちとの共同制作が予定されている。

■清水弥生
劇作家。早稲田大学在学中に、モリエールに関する卒論で、同大の2003年度小野梓記念学術賞受賞。2004年より燐光群に所属、多くの作品の演出助手として参加。2008年5月、燐光群アトリエの会公演『シンクロナイズド・ウォーキング』で 劇作家デビュー。緻密な取材からうまれる、リアルで奥深い人物造形とユニークな設定から、人々の生活における悲哀、感情の機微を、ユーモアを交えて軽快に描いていく。 2012年にはアジアン・カルチュラル・カウンシルの助成により、二ヶ月間ニューヨー ク・シアター・ワークショップでの研修を受ける。近作「ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド」は第20回劇作家協会新人戯曲賞の最終候補作となり、新進劇作家として注目を集める。


【日時指定自由席・整理番号付】 前売開始○1月10日(日)
一般前売 3,000円 ペア前売 5,400円 当日 3,300円
大学・専門学校生 2,500円 高校生以下 1,500円
※学生券は前日までにご予約の上、当日受付にて要学生証提示。
※ご予約順に整理番号をお取りし、開場時に番号順にご入場頂きます。
 開場時間を過ぎますと整理番号は無効となります。

★燐光群オンラインチケット(一般・ペア前売のみ) 
http://rinkogun.com 
24時間いつでもホームページ上でご予約頂き、セブンイレブンでチケットをお受け取り頂けます。
お支払いは現金(セブンイレブン)、またはクレジットカードとなります(手数料はお客様負担)。
※会員登録(無料)が必要です。

★ご予約・お問合せ○燐光群/(有)グッドフェローズ
03-3426-6294 
①<お名前/電話番号/希望日時/チケットの種類と枚数>をお伝え下さい。
 こちらからのお返事を以てご予約とさせて頂きます。
②当日、受付にて代金と引換でチケットをお渡しします。
※開場時間を過ぎますと、あらかじめお取りした整理番号は無効となりますので、
 お早めにご来場ください。
※開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮下さい。

助成 芸術文化振興基金
   国際交流基金アジアセンター
   セゾン文化財団
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『Summer House After Wedding 』開幕、今夜はアフタートーク

2016-01-29 | Weblog
『Summer House After Wedding 』開幕。

御陰様で初日のメイン座席はびっしり。あらためて、フィリピンと日本の問題に関心を寄せて下さる方々が多くいらっしゃることを、感じた。
久しぶりのフィリピンとの共同作品だが、マイレス・カナピ とマージ・ロリコの二人を見るためだけでも森下に来る価値はある。
とてもユーモアに溢れた部分も多いが、シビアな題材だけに、痛みを伴う瞬間も多く、初めて観客に向き合う緊張は、悩ましくもあったが、快くもあった。

実生活でも難産の末のジュニア出産を体験したばかりの清水弥生だが、新作戯曲も難産だった。
この大作である新作との格闘の日々は、本当に時間がない中の進行ではあった。
清水新作の開幕は、過去、三作品に立ち会ってきているから、そこから推定逆算して、とにかく先回りも含めて、いろいろと用意していった。
ぎりぎりの日々の中で、故・井上ひさし氏の多くの遅筆新作の幕を明けてきた演出家・栗山民也さんのことを思った。井上さんも前日に台本が完成したことがあったはずだ。それでも栗山さんは滅多なことでは初日をずらさないのだ。
戯曲がどんな展開になってもいいように作られたセット(美術・じょん万次郎)ではあるが、シンプルな中に「海の家」を表現する上での、合理的で広がりのある選択をしているつもりだ。
舞台監督の三津久さん、照明の竹林功・音響の島猛両プランナーはじめ、スタッフの皆さんのご尽力に支えられた。
まあ綱渡りの渡り逃げではあるが、渡ってしまえば勝ちではある。

写真は、マイレス・カナピと杉山英之。こういうラブシーンもある。(撮影・姫田蘭)

本日は昼2時の回もありますが、1月29日(金)19時の回にアフタートークを開催します。
出演は、・清水弥生、坂手洋二、マイレス・カナピ、マージ・ロリコ、通訳・渡辺真帆。
本公演の前売券をお持ちの方、ご予約の方はご入場いたただけます。


以下、『Summer House After Wedding 』公演、最新情報。
http://rinkogun.com/SummerHouseAfterWedding.html
…………………………………………

アジア共同プロジェクト

Summer House After Wedding

清水弥生=作
坂手洋二=演出
珍田真弓=翻訳

ある日、彼女は家を出た、子どもを連れて。
支えるのは誰か、支えられるのは誰か―
超高齢化社会、海外からの労働力に頼らざるを得ない日本。
移住労働に従事するフィリピン人女性への取材を元に
燐光群の新進作家・清水弥生が書き下ろす、
時代の芯を突く渾身の一作!

2016年1月28日(木)~31日(日)  森下スタジオ Cスタジオ

29日(金)14:00/19:00
30日(土)14:00/19:00
31日(日) 13:00/17:00


受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前

★1月29日(金)19時の回にアフタートーク開催!
終演後、作者・清水弥生と演出の坂手洋二、今回出演のマイレス・カナピ、マージ・ロリコとトークを行います。(通訳・渡辺真帆)
本公演の前売券をお持ちの方、ご予約の方はご入場いたただけます。どうぞお楽しみに。

会場 森下スタジオ Cスタジオ
〒135-0004 江東区森下 3-5-6
TEL 03-5624-5952 (Cスタジオ直通:開催当日のみ)
地下鉄都営新宿線、都営大江戸線「森下駅」A6 出口 徒歩5分
東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線「清澄白河駅」A2 出口
徒歩10分


マイレス・カナピ Mailes Kanapi
マージ・ロリコ  Marj Lorico
植野葉子     Hako Ueno
中山マリ     Mari Nakayama
川中健次郎    Kenjiro Kawanaka
松岡洋子     Yoko Matsuoka
樋尾麻衣子    Maiko Hio
杉山英之     Hideyuki Sugiyama
武山尚史     Naofumi Takeyama
田中結佳     Yuka Tanaka
宗像祥子     Syoko Munakata

円城寺あや Aya Enjyoji


照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○三津久
美術○じょん万次郎
衣裳○ぴんくぱんだー・卯月
演出助手○村野玲子
通訳○鈴木なお・渡辺真帆
音響操作○川崎理沙
字幕操作○桐畑理佳
舞台協力○森下紀彦
衣裳協力○小林巨和
文芸助手○久保志乃ぶ
イラスト○沢野ひとし
宣伝意匠○高崎勝也
制作○鈴木菜子 近藤順子
協力○国際交流基金マニラ日本文化センター
CompanyStaff○鴨川てんし 猪熊恒和 大西孝洋
古元道広 秋定史枝 宇原智茂 根兵さやか 長谷川千紗
鈴木陽介 福田陽子 西川大輔 宮島千栄 橋本浩明
内海常葉 秋葉ヨリエ 齋藤宏晃

■アジア共同プロジェクト
日本社会を他のアジアの人たちの視点からとらえ、また日本人の視点から他のアジアの社会をとらえることで、共生する「未来」の可能性を描いていけるような演劇を表現していくことを目的として、2015年より清水弥生が発起人として立ち上げた国際文化交流プロジェクト。2016年度以降、フィリピン、タイの俳優たちとの共同制作が予定されている。

■清水弥生
劇作家。早稲田大学在学中に、モリエールに関する卒論で、同大の2003年度小野梓記念学術賞受賞。2004年より燐光群に所属、多くの作品の演出助手として参加。2008年5月、燐光群アトリエの会公演『シンクロナイズド・ウォーキング』で 劇作家デビュー。緻密な取材からうまれる、リアルで奥深い人物造形とユニークな設定から、人々の生活における悲哀、感情の機微を、ユーモアを交えて軽快に描いていく。 2012年にはアジアン・カルチュラル・カウンシルの助成により、二ヶ月間ニューヨー ク・シアター・ワークショップでの研修を受ける。近作「ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド」は第20回劇作家協会新人戯曲賞の最終候補作となり、新進劇作家として注目を集める。


【日時指定自由席・整理番号付】 前売開始○1月10日(日)
一般前売 3,000円 ペア前売 5,400円 当日 3,300円
大学・専門学校生 2,500円 高校生以下 1,500円
※学生券は前日までにご予約の上、当日受付にて要学生証提示。
※ご予約順に整理番号をお取りし、開場時に番号順にご入場頂きます。
 開場時間を過ぎますと整理番号は無効となります。

★燐光群オンラインチケット(一般・ペア前売のみ) 
http://rinkogun.com 
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03-3426-6294 
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『Summer House After Wedding 』いよいよ初日

2016-01-28 | Weblog
いよいよ初日、と、書いてみたが、本当に幕が開くのだなあと思いつつ、なんだか信じられないような気もしている。
清水弥生の『Summer House After Wedding 』、初日である。
ぎりぎりまで台本の完成のために粘った清水弥生は、気が抜けたのか、その後、風邪でダウンしかけている。励ましのために、いつものように好物のラスクを買って与えているが、なかなか元気が戻らない。
清水は『ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド』を発表するのに足かけ五年かかったが、今回も構想段階から言えばゆうに二年はかかっている。
そして、私より台本が遅いのだから、大物である。遅い台本を待つ現場の気持ちを痛感させられる日々であった。
ともあれ、期待の新人。作品も、大作である。
登場人物は十二名。なんとか二時間以内におさめたいのだが。

「アジア共同プロジェクト」として立ちあげられた、取材やワークショップを含んださまざまな連続企画の、公演としては、第一弾である。まずは3年計画で、今回の作品は今年限りのものであってワーク・イン・プログレスではないのだが、これから再来年までに向けての展開も、並行して着々と準備されている。

さて。

『Summer House After Wedding 』、英語題名なのがなんだかわかりにくくて、どうかと思う、という意見も聞く。
『Summer House After Wedding 』。確かに、これだけだと、わかりにくい。
「Summer House」は、夏の、避暑用の別荘。これを強引に、「海の家」と解している。
「After Wedding」は、結婚後、ということである。
簡単に言えば、結婚前にも「海の家」に行っていたカップルが、結婚後に「海の家」に行ったら、という話である。
この劇の場合の「海の家」は、たいへん皮肉で面白い設定だが、夫婦生活で家庭内暴力やハラスメントといったトラブルが起き、夫から逃れ隠れて滞在する女性たちのための、「シェルター」の喩である。
この劇では、フィリピンから日本に出稼ぎに来て、介護の仕事をしていた女性の運命を辿っている。
私も、「アジア共同プロジェクト」の一調査員として、フィリピンから来たそういう女性たちの、かなり多くにインタビューしたし、彼女たちがフィリピンに帰ったその後を追って、現地へも行った。例えば、例えば、今は撤退した米軍基地スービックの近くにあるパンパンガという土地の思い出が、今回はかなり私の想像力を支えている。これは清水の企画であるから、私はこの素材で何か書くという気持ちはない。しかし、いろいろな刺激を受けた。この二十年のフィリピンとのつきあいの中でも、とくにしっかりと腰の入った部分もある。逆に演劇としてまとめなければならないというプレッシャーを強く感じたところもある。
まだまだ切磋琢磨している。それでも幕が開く。

私たちの格闘、そして実生活でも母親となった清水弥生戯曲世界の新展開を、ぜひぜひ見届けていただきたいと、思う。
『ブーツ~』までの三本の清水作品に出ている劇団メンバーも、初めて関わる人も、こんなのは初めて、と、戸惑いながらも、しっかりと受けて立っている。

フィリピンから参加しているマイレスとマージの演技に、ぜひ注目してほしい。
マイレスは、私の知己のフィリピン女優では、総合力に於いて、断トツにナンバー・ワンである。見ればわかる。彼女がときどき日本で演技をするようになって15年経つと思うが、今回がもっとも深度を深めたものになっていると信じる。
マージも素敵である。チャーミングだし、説得力がある。言葉にできない独特の空気感がある。彼女の魅力も劇場で見てほしいと切に思う。
加えて、彼女らはかなり多く、母国語でない言語で、演技をする。それを可能にしているものは、何か。俳優としての入り方の「常識」の部分が、しっかりしている。
この二人の演技を見る価値はじゅうぶんにあると思う。

植野葉子のすがすがしさも、この劇世界にぴったりだという直感が、当たったと思う。
中山マリ骨折のため一つの役を担って貰った円城寺あや。あまりやってもらったことのない種類の役だが、これが面白い。

劇団としては、3月に『カムアウト』公演も控えているが、『Summer House After Wedding 』と両方に出るのは、四人。女優に限っては、ただ一人の予定である。
公演ごとに住み分けのようなことができるのだとしたら、まるで大劇団であるが、実情は、ちょっと違う。私たちなりに、こだわりと、作戦が、あるのだ。

ともあれ、ご来場お待ちしています。

……………


写真は、劇中ではなく、ゲネプロ終了後。撮影は、姫田蘭さん。

下段左より
 杉山英之     Hideyuki Sugiyama
 宗像祥子     Syoko Munakata
 マイレス・カナピ Mailes Kanapi
中段左より
 植野葉子     Hako Ueno
 川中健次郎    Kenjiro Kawanaka
 松岡洋子     Yoko Matsuoka
 マージ・ロリコ  Marj Lorico
上段左より
 樋尾麻衣子    Maiko Hio
 円城寺あや    Aya Enjyoji
 田中結佳     Yuka Tanaka
車椅子が
 中山マリ     Mari Nakayama
その隣が
 武山尚史     Naofumi Takeyama


以下、『Summer House After Wedding 』公演、最新情報。
http://rinkogun.com/SummerHouseAfterWedding.html
…………………………………………

アジア共同プロジェクト

Summer House After Wedding

清水弥生=作
坂手洋二=演出
珍田真弓=翻訳

ある日、彼女は家を出た、子どもを連れて。
支えるのは誰か、支えられるのは誰か―
超高齢化社会、海外からの労働力に頼らざるを得ない日本。
移住労働に従事するフィリピン人女性への取材を元に
燐光群の新進作家・清水弥生が書き下ろす、
時代の芯を突く渾身の一作!

2016年1月28日(木)~31日(日)  森下スタジオ Cスタジオ

1月28日(木)19:00
29日(金)14:00/19:00
30日(土)14:00/19:00
31日(日) 13:00/17:00


受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前

★1月29日(金)19時の回にアフタートーク開催!
終演後、作者・清水弥生と演出の坂手洋二、今回出演のマイレス・カナピ、マージ・ロリコとトークを行います。(通訳・渡辺真帆)
本公演の前売券をお持ちの方、ご予約の方はご入場いたただけます。どうぞお楽しみに。

会場 森下スタジオ Cスタジオ
〒135-0004 江東区森下 3-5-6
TEL 03-5624-5952 (Cスタジオ直通:開催当日のみ)
地下鉄都営新宿線、都営大江戸線「森下駅」A6 出口 徒歩5分
東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線「清澄白河駅」A2 出口
徒歩10分


マイレス・カナピ Mailes Kanapi
マージ・ロリコ  Marj Lorico
植野葉子     Hako Ueno
中山マリ     Mari Nakayama
川中健次郎    Kenjiro Kawanaka
松岡洋子     Yoko Matsuoka
樋尾麻衣子    Maiko Hio
杉山英之     Hideyuki Sugiyama
武山尚史     Naofumi Takeyama
田中結佳     Yuka Tanaka
宗像祥子     Syoko Munakata

円城寺あや Aya Enjyoji


照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○三津久
美術○じょん万次郎
衣裳○ぴんくぱんだー・卯月
演出助手○村野玲子
通訳○鈴木なお・渡辺真帆
音響操作○川崎理沙
字幕操作○桐畑理佳
舞台協力○森下紀彦
衣裳協力○小林巨和
文芸助手○久保志乃ぶ
イラスト○沢野ひとし
宣伝意匠○高崎勝也
制作○鈴木菜子 近藤順子
協力○国際交流基金マニラ日本文化センター
CompanyStaff○鴨川てんし 猪熊恒和 大西孝洋
古元道広 秋定史枝 宇原智茂 根兵さやか 長谷川千紗
鈴木陽介 福田陽子 西川大輔 宮島千栄 橋本浩明
内海常葉 秋葉ヨリエ 齋藤宏晃

■アジア共同プロジェクト
日本社会を他のアジアの人たちの視点からとらえ、また日本人の視点から他のアジアの社会をとらえることで、共生する「未来」の可能性を描いていけるような演劇を表現していくことを目的として、2015年より清水弥生が発起人として立ち上げた国際文化交流プロジェクト。2016年度以降、フィリピン、タイの俳優たちとの共同制作が予定されている。

■清水弥生
劇作家。早稲田大学在学中に、モリエールに関する卒論で、同大の2003年度小野梓記念学術賞受賞。2004年より燐光群に所属、多くの作品の演出助手として参加。2008年5月、燐光群アトリエの会公演『シンクロナイズド・ウォーキング』で 劇作家デビュー。緻密な取材からうまれる、リアルで奥深い人物造形とユニークな設定から、人々の生活における悲哀、感情の機微を、ユーモアを交えて軽快に描いていく。 2012年にはアジアン・カルチュラル・カウンシルの助成により、二ヶ月間ニューヨー ク・シアター・ワークショップでの研修を受ける。近作「ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド」は第20回劇作家協会新人戯曲賞の最終候補作となり、新進劇作家として注目を集める。


【日時指定自由席・整理番号付】 前売開始○1月10日(日)
一般前売 3,000円 ペア前売 5,400円 当日 3,300円
大学・専門学校生 2,500円 高校生以下 1,500円
※学生券は前日までにご予約の上、当日受付にて要学生証提示。
※ご予約順に整理番号をお取りし、開場時に番号順にご入場頂きます。
 開場時間を過ぎますと整理番号は無効となります。

★燐光群オンラインチケット(一般・ペア前売のみ) 
http://rinkogun.com 
24時間いつでもホームページ上でご予約頂き、セブンイレブンでチケットをお受け取り頂けます。
お支払いは現金(セブンイレブン)、またはクレジットカードとなります(手数料はお客様負担)。
※会員登録(無料)が必要です。

★ご予約・お問合せ○燐光群/(有)グッドフェローズ
03-3426-6294 
①<お名前/電話番号/希望日時/チケットの種類と枚数>をお伝え下さい。
 こちらからのお返事を以てご予約とさせて頂きます。
②当日、受付にて代金と引換でチケットをお渡しします。
※開場時間を過ぎますと、あらかじめお取りした整理番号は無効となりますので、
 お早めにご来場ください。
※開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮下さい。

助成 芸術文化振興基金
   国際交流基金アジアセンター
   セゾン文化財団
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“Summer House After Wedding” coming soon!

2016-01-26 | Weblog
we will play the performance in Morishita(Ko-to-ku)
please come!
Thank you!

Asia Collaborative project
Summer House After Wedding
One day, she left her home, took her child.
Who support whom
The rapid aging society, Japanese society has to depend on labor force from abroad.
Based on interviews of Philipinas working in Japan,
Rising playwright Yayoi Shimizu writes a powerful new work!
at Morishita studio C
http://www.saison.or.jp/studio/access.html
Showing: January 28 7pm
January 29 2pm 7pm
January 30 2pm 7pm
January 31 1pm 5pm
Theater Company RINKOGUN has continued to collaborate on works with actors and actresses from the Philippines. From ”Southern Island”, after an interval of seven years, we are working on a new project..
Next year, we will perform “Summer House After Wedding”. It is a drama that expresses a daily life rearities of contemporary Fhilipinas living and working in Japan.
A filipina, who left her home with her child one day. She get to the shelter which used to be an old house. She looks back at her life in Japan. Her husband, the people whom she met at her workplace as care-giver, the children who are “Japanese-Fhilipino-Children”-
This is an attempt to show the Japanese society from the angle of Filipina living in Japan, and also to see a bit of Philippine society here.
Shimizu who is playwright and also works as a care-giver, was inspired to create this script by her encounter and interviews with immigrant women’s workers. She focuses on their emotional hardships, dreams, desires, and create drama full of sympathy and humor.
Are we, Japanese society, ready to accept the new foreign workers? How can we co-exist in harmony? This work will ask important questions.
作:清水弥生 演出:坂手洋二 翻訳:珍田真弓
Written by Yayoi Shimizu Directed by Yoji Sakate Translated by Mayumi Chinda
キャスト:
マイレス・カナピ、マージ・ロリコ、
植野葉子、中山マリ、川中健次郎、松岡洋子、樋尾麻衣子、杉山英之、武山尚史、田中結佳、宗像祥子・円城寺あや
Cast: Mailes Kanapi, Marjorie Lorico, Hako Ueno,
Mari Nakayama, Kenjiro Kawanaka, Yoko Matsuoka, Maiko Hio, Hideyuki Sugiyama, Naofumi Takeyama, Yuka Tanaka, Shoko Munakata
・Aya Enjoji

Access

http://www.saison.or.jp/studio/access.html
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清水邦夫作『楽屋』フェスティバル 開催のお知らせ

2016-01-26 | Weblog
燐光群アトリエの会『楽屋』フェスティバル開催のお知らせ

清水邦夫さん作『楽屋』を、同じ装置、照明で、さまざまなチームが競演するという、
今までありそうでなかった、参加型フェスティバルのお知らせです。

俳優4人が集まれば、他の用意をしなくても、オリジナル戯曲に忠実な形(フェスティバル・バージョン)での上演に参加できるという仕組み。
(音響も用意できます)

参加グループを募集します。

日本で一番多く上演されている戯曲とも言われる、清水さん作『楽屋』。

劇団女子を中心に立ち上げられたプロジェクト。

オリジナル版を上演した木冬社出身の南谷朝子さんの協力を得ています。

清水邦夫さんとは劇作家協会ができた御陰でいろいろなところでご一緒することができたが、もともと70年代から憧れていた大先輩。
今思えば、私が初めて観た清水さんの劇も、『楽屋』。

梅ヶ丘BOXという小さくて豊かな場所は、この作品に相応しく、充実したフェスティバルになると思います。
助成金も公共の支援もまったくない、民間の、手づくりのイベントです。

戯曲『楽屋』は、ハヤカワ演劇文庫で読むことができます。一般の書店で購入・取り寄せもできます。

これから多くの人たちが真似をするはずの、画期的な事業です。

詳細は以下のブログ・ホームページ等を御覧ください。


………………


燐光群アトリエの会『楽屋』フェスティバル
開催のお知らせ

参加グループを募集します!

2016年4月28日(木)~5月10日(火)予定ゴールデンウィークを中心に、梅ヶ丘BOXで、
清水邦夫作『楽屋』フェスティバルを開催致します。
『楽屋 ~流れ去るものはやがてなつかしき~』は、劇作家・清水邦夫氏が主宰する木冬社で、アトリエ公演のために書き下ろされた作品です。
1977年に発表、初演されて以来多くの団体・劇場により、さまざまな形で上演されてきました。
『楽屋』に魅せられた燐光群女優陣を中心に、『楽屋』フェスティバル実行委員会主催によるフェスティバルを開催致します。
「登場人物が女ばかり。しかもぜんぶ女優の役。そしてみんながヒロイン」
作者・清水邦夫氏があとがきに書かれているように、俳優にとってこれほど挑戦しがいのある作品はありません。
この『楽屋』を同じ装置、同じ照明で競演を試みては、という企画です。
このフェスティバルのために『楽屋』の原点に立ち戻った舞台美術、照明、音響を用意します。

【『楽屋』フェスティバルバージョン】

●次の内容で参加するグループを募集します。
 ・梅ヶ丘BOXでの清水邦夫作『楽屋 ~流れ去るものはやがてなつかしき~』の上演に限る。 
 (基本的に改訂・カットはなしとします)
 ・基本的に『楽屋』フェスティバルバージョンの舞台装置(間口2間強×奥行2間半)・照明・
  音響が使用できます。(照明・音響オペレーターはフェスティバル側で用意します)
 ・上演時間は1時間10分以内、準備20分+撤収10分以内とします。
 ・当日の受付スタッフは各団体で2名以上ご用意ください。(難しい場合はご相談ください)

※代表者は、実行委員会に入って頂きます。
※別なバージョンで上演を希望する団体については、応相談とさせてください。料金設定、
上演形式等、異なる条件になります。

○日程・料金など詳細は、下記メールまたはFAXにてお問合せ下さい。資料をお送り致します。

<募集〆切>
2016年3月15日(火)
先着順、定数に達し次第、締め切ります。

<お申込み・お問合せ>
燐光群アトリエの会 『楽屋』フェスティバル実行委員会
umegaokawws@gmail.com またはFAX:03-3426-6594に以下の情報をお送り下さい。
件名:楽屋フェスティバル 
1)参加グループ名
2)代表者名
3)お電話番号
4)メールアドレスまたはFAX番号
5)希望ステージ数など

http://rinkogun.com/gakuyafes.html
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『Summer House After Wedding 』アフタートークのお知らせ

2016-01-23 | Weblog
初日まであと5日間、清水弥生の新作、いよいよ待ったなし。
一昨日は国際合作らしい局面で、異なる社会・文化について出演者たちと話しあう。
一致した見解は、私たちは、「ステレオタイプ」を嫌う、ということだ。
それはつまり、「ステレオタイプ」としての扱いをうけ、そのような心情の持ち方を余儀なくされてしまうことがある者たちと共に、そこからの解放を目指すことだ。
清水弥生はまだ台本をいじっている。ぎりぎりまで粘るつもりなのだろう。

どうも今日は雪らしい。
今回の出演者マイレス・カナピを主人公に『雪を知らない』を書き下ろしたのは、7年前か。
演出は、懐かしい山元清多さんだった。元さんと出会って、最初に話し込んだ場所は、マニラ。海沿いをいっぱい歩いた。確か20年前。
そう。フィリピンは雪が降らない。だから、同様に雪の降らない沖縄を舞台にしたのだった。知花昌一さんと米軍キャンプ前の繁華街を取材(?)して回った経験がもとになっている。マイレスが燐光群に出るのは5回目になるのかな。

今回は、アフタートークのお知らせ。

…………………………………………

『Summer House After Wedding 』アフタートークのお知らせ。

★1月29日(金)19時の回にアフタートーク開催!
終演後、作者・清水弥生と演出の坂手洋二、今回出演のマイレス・カナピ、マージ・ロリコとトークを行います。(通訳・渡辺真帆)
本公演の前売券をお持ちの方、ご予約の方はご入場いたただけます。どうぞお楽しみに。

写真は左より、マージ・ロリコ、渡辺真帆、マイレス・カナピ。




以下、『Summer House After Wedding 』公演、最新情報。
http://rinkogun.com/SummerHouseAfterWedding.html
…………………………………………

アジア共同プロジェクト

Summer House After Wedding

清水弥生=作
坂手洋二=演出
珍田真弓=翻訳

ある日、彼女は家を出た、子どもを連れて。
支えるのは誰か、支えられるのは誰か―
超高齢化社会、海外からの労働力に頼らざるを得ない日本。
移住労働に従事するフィリピン人女性への取材を元に
燐光群の新進作家・清水弥生が書き下ろす、
時代の芯を突く渾身の一作!

2016年1月28日(木)~31日(日)  森下スタジオ Cスタジオ

1月28日(木)19:00
29日(金)14:00/19:00
30日(土)14:00/19:00
31日(日) 13:00/17:00


受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前

★アフタートーク予定あり 日時、詳細はまもなくお知らせしていきます。

会場 森下スタジオ Cスタジオ
〒135-0004 江東区森下 3-5-6
TEL 03-5624-5952 (Cスタジオ直通:開催当日のみ)
地下鉄都営新宿線、都営大江戸線「森下駅」A6 出口 徒歩5分
東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線「清澄白河駅」A2 出口
徒歩10分


マイレス・カナピ Mailes Kanapi
マージ・ロリコ  Marj Lorico
植野葉子     Hako Ueno
中山マリ     Mari Nakayama
川中健次郎    Kenjiro Kawanaka
松岡洋子     Yoko Matsuoka
樋尾麻衣子    Maiko Hio
杉山英之     Hideyuki Sugiyama
武山尚史     Naofumi Takeyama
田中結佳     Yuka Tanaka
宗像祥子     Syoko Munakata

円城寺あや Aya Enjyoji


照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○三津久
美術○じょん万次郎
衣裳○ぴんくぱんだー・卯月
演出助手○村野玲子
通訳○鈴木なお・渡辺真帆
音響操作○川崎理沙
字幕操作○桐畑理佳
舞台協力○森下紀彦
衣裳協力○小林巨和
文芸助手○久保志乃ぶ
イラスト○沢野ひとし
宣伝意匠○高崎勝也
制作○鈴木菜子 近藤順子
協力○国際交流基金マニラ日本文化センター
CompanyStaff○鴨川てんし 猪熊恒和 大西孝洋
古元道広 秋定史枝 宇原智茂 根兵さやか 長谷川千紗
鈴木陽介 福田陽子 西川大輔 宮島千栄 橋本浩明
内海常葉 秋葉ヨリエ 齋藤宏晃

■アジア共同プロジェクト
日本社会を他のアジアの人たちの視点からとらえ、また日本人の視点から他のアジアの社会をとらえることで、共生する「未来」の可能性を描いていけるような演劇を表現していくことを目的として、2015年より清水弥生が発起人として立ち上げた国際文化交流プロジェクト。2016年度以降、フィリピン、タイの俳優たちとの共同制作が予定されている。

■清水弥生
劇作家。早稲田大学在学中に、モリエールに関する卒論で、同大の2003年度小野梓記念学術賞受賞。2004年より燐光群に所属、多くの作品の演出助手として参加。2008年5月、燐光群アトリエの会公演『シンクロナイズド・ウォーキング』で 劇作家デビュー。緻密な取材からうまれる、リアルで奥深い人物造形とユニークな設定から、人々の生活における悲哀、感情の機微を、ユーモアを交えて軽快に描いていく。 2012年にはアジアン・カルチュラル・カウンシルの助成により、二ヶ月間ニューヨー ク・シアター・ワークショップでの研修を受ける。近作「ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド」は第20回劇作家協会新人戯曲賞の最終候補作となり、新進劇作家として注目を集める。


【日時指定自由席・整理番号付】 前売開始○1月10日(日)
一般前売 3,000円 ペア前売 5,400円 当日 3,300円
大学・専門学校生 2,500円 高校生以下 1,500円
※学生券は前日までにご予約の上、当日受付にて要学生証提示。
※ご予約順に整理番号をお取りし、開場時に番号順にご入場頂きます。
 開場時間を過ぎますと整理番号は無効となります。

★燐光群オンラインチケット(一般・ペア前売のみ) 
http://rinkogun.com 
24時間いつでもホームページ上でご予約頂き、セブンイレブンでチケットをお受け取り頂けます。
お支払いは現金(セブンイレブン)、またはクレジットカードとなります(手数料はお客様負担)。
※会員登録(無料)が必要です。

★ご予約・お問合せ○燐光群/(有)グッドフェローズ
03-3426-6294 
①<お名前/電話番号/希望日時/チケットの種類と枚数>をお伝え下さい。
 こちらからのお返事を以てご予約とさせて頂きます。
②当日、受付にて代金と引換でチケットをお渡しします。
※開場時間を過ぎますと、あらかじめお取りした整理番号は無効となりますので、
 お早めにご来場ください。
※開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮下さい。

助成 芸術文化振興基金
   国際交流基金アジアセンター
   セゾン文化財団
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日本劇作家協会 “戯曲セミナー”2016年度受講生募集!

2016-01-22 | Weblog
日本劇作家協会 “戯曲セミナー”の、2016年度受講生を募集します。
概要が発表されたのでお知らせします。

私も来月、現年度でもう一コマ講座が残っています。
年々、充実した講座になってきていると思います。

今日も朝から清水弥生の台本直し打ち合わせの後、協会事務所で会議でした。まもなく稽古場に移動します。
台本直しに悩む清水弥生も今日こそは突破口を見つけてくれると信じています。

私の家の近所は温度が低いらしく、道の端に残った雪がなかなか溶けてくれません。
しかし今週末はまた寒くなって、雪が降るらしいのです。数十年に一度の寒波というのは本当なのかな。

今日は会議途中に協会から久しぶりに別役実さんに電話して話しました。お元気そうで何よりです。
そういえば数日前、やはり演劇界の大先輩から思いがけず深夜に電話がかかってきて、いろいろ話しました。時には大先輩に相談されることもあるのですね。
これからの時代をどう生きるか。ヒントはこれまでの世界の中にあります。過去を大切にしないと未来はない、という気がします。
時代を大切にするということは人を大切にするということ。人と人をつなぐ仕事は、ますます重要になってきています。
劇作家協会を作ってよかった、とあらためて思います。

こうして「です」「ます」調で書いてみると、なんだか穏やかな気持ちになるなあ。
ふだんは居心地悪く感じるので、今日たまたまそうなのかもしれないが。

………………

日本劇作家協会 “戯曲セミナー”2016年度受講生募集!

2月22日(月) 申込み受付開始!

日本を代表する劇作家たちが、あなたに直接、教えます
 
 [参考:2015年度の講師 /全30回+公開講座2日]
 *講師の顔ぶれは年度によって変わります。ご了解のうえお申込みください
  横内謙介 鈴木 聡 青井陽治 青木 豪 長田育恵
  鐘下辰男 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 鴻上尚史
  故林広志 坂手洋二 篠原久美子 佃 典彦 土田英生
  永井 愛 長塚圭史 中津留章仁 中屋敷法仁 楢原 拓
  長谷基弘 平田オリザ マキノノゾミ 丸尾 聡 渡辺えり など

[主催] 一般社団法人 日本劇作家協会
[提携] NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
[後援] 杉並区

 戯曲を書くということは、小説を書くということとも、
 詩を書くということとも、少しばかり違います。
 その扉を開いてみることで、あなたの劇作家としての眠れる資質が
 花開くかもしれません。
 このセミナーは、現在第一線で仕事をしている劇作家が、
 講師として勢揃いしております。
 そして数多くの新しい劇作家を世に送り出しつつあります。
 扉を叩き、開いて、更なる新しい劇作家を目指してください。 
                                ─── 別役 実


戯曲の書き方を学ぶ、演劇の楽しみかたを学ぶ
日本でただ一つのセミナーです

横内謙介(教育部長)
 プロ志望の方から、劇作のみならず演劇全般に興味を持つ初心者の方まで、広く対象にした総合的な講座です。
 劇作家協会会員の現役作家がそれぞれの持つ方法を伝授する他に、演出家、俳優、評論家による各種演劇学の教養講座や、「座・高円寺」との提携による稽古場や劇場を使っての実践講座も行います。今、我が国の演劇界の最前線で芝居を創っている現場の人たちが、劇場で直に教える。それが本講座の最大の魅力です。
 また受講生には講師を指名して自作の講評を受ける権利が与えられます。ここで実力を認められると、大きなチャンスが広がります。さらに、特に優秀と認められる受講生は研修課への進級が許されます。
 初めての劇作体験から、プロデビューまで。
 16年目の戯曲セミナーは、新しい才能をこの劇場「座・高円寺」で育み、世界に送り出すため、多彩な講議を用意して皆さんのチャレンジをお待ちしています。
(*劇作家協会は杉並区とパートナーシップ協定を結んでいます)


概要
   期間
     2016年5月下旬より2017年3月上旬まで
     (8月、及び12月中旬から1月中旬にかけてはお休みです)
   会場
     座・高円寺 (JR中央線 高円寺駅 北口より徒歩5分)  
   募集人数
     50名
   日程
     水曜/19時から21時
      全30コマ+公開講座2日
      講義日程表 (PDFが開きます)

応募条件
   応募資格・試験等
    特になし
   募集期間 *受付開始前です
     2月22日(月) 受付開始。定員に達し次第、締め切ります。
   入学金、授業料
    計200,000円(入学金20,000円+年間授業料180,000円)
    (消費税込、振込手数料別)
    ■ 杉並区民割引
      年間授業料が170,000円になります。(入学金と合わせ計190,000円)
      対象:杉並区内に在住の方/杉並区内に在学・在勤の方
      それがわかる書類のコピーを劇作家協会事務局までお送りください。


 申込み方法

  お申込み *受付開始前です
   ■ 追って設置する申込みフォームに、必要事項をご記入のうえご送信ください。
   ■ フォームがご利用になれない場合は、郵便・ファックス・メールで、
    「戯曲セミナー受講希望」とご明記のうえ、下記をご記載のうえお送りください。
    ・記載事項:お名前、ふりがな、郵便番号、ご住所、電話番号、ファックス番号、
     メールアドレス、ご年齢、このセミナーを知った媒体名。
    ・杉並区在住/在勤の方はその旨をお書き添えください。
    ・宛先:日本劇作家協会事務局
      〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2-29-14-501
      FAX:03-5364-9205  MAIL: office@jpwa.jp

 お振込み
入学金¥20,000+年間授業料¥180,000を下記口座にお振込みください。
ご入金を確認ののち、受領証をお送りします。
・先に入学金¥20,000のみのお振込みでも承ります。
・年間授業料¥180,000を別納なさる場合は、遅くとも5月10日(火)までにお振り込みください。
・合計金額¥200,000をまとめてお振込みくださってももちろん結構です。

■ 振込先
  三菱東京UFJ銀行 高円寺支店
  (普)0043289  一般社団法人 日本劇作家協会
 ・必ず、お申込み時と同じお名前でお振込ください。

■ 注意事項
 ・入学金 = 納入後の申込者都合の返金はいたしかねますことをご了承ください。
  ご入金の時点ですでに定員に達していた場合のみ、ご連絡の後、返金いたします。
 ・年間授業料 = 開講後の返金はお受けしかねることをご了承ください。

* この募集案内は「戯曲セミナー」についてのものです。研修課につきましてはまた改めてご案内します。


  お問合せ
   日本劇作家協会事務局
   TEL:  03-5373-6923
   MAIL:  office@jpwa.jp 
   **お問合せにあたっては、 office@jpwa.jpと sec-02@jpwa.jpからの
    メールを受信できるよう、必ずご設定ください


http://www.jpwa.org/main/activity/seminar
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『Summer House After Wedding』に、円城寺あやが出演することになりました。

2016-01-21 | Weblog
 【お知らせ】
『Summer House After Wedding』に、円城寺あやが出演することになりました。

二役で出演する予定だった中山マリが骨折事故のため、一つの役のみの出演に変更となります。

もう一つの役について、新たに円城寺あやの出演が決まりました。
『8分間』『クイズ・ショー』『屋根裏』『バートルビーズ』『お召し列車』に続く出演です。

初日まであと一週間、フィリピンと日本をつなぐ清水弥生の新作に御期待ください。


以下、『Summer House After Wedding 』公演、最新情報。
http://rinkogun.com/SummerHouseAfterWedding.html
…………………………………………

アジア共同プロジェクト

Summer House After Wedding

清水弥生=作
坂手洋二=演出
珍田真弓=翻訳

ある日、彼女は家を出た、子どもを連れて。
支えるのは誰か、支えられるのは誰か―
超高齢化社会、海外からの労働力に頼らざるを得ない日本。
移住労働に従事するフィリピン人女性への取材を元に
燐光群の新進作家・清水弥生が書き下ろす、
時代の芯を突く渾身の一作!

2016年1月28日(木)~31日(日)  森下スタジオ Cスタジオ

1月28日(木)19:00
29日(金)14:00/19:00
30日(土)14:00/19:00
31日(日) 13:00/17:00


受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前

★アフタートーク予定あり 日時、詳細はまもなくお知らせしていきます。

会場 森下スタジオ Cスタジオ
〒135-0004 江東区森下 3-5-6
TEL 03-5624-5952 (Cスタジオ直通:開催当日のみ)
地下鉄都営新宿線、都営大江戸線「森下駅」A6 出口 徒歩5分
東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線「清澄白河駅」A2 出口
徒歩10分


マイレス・カナピ Mailes Kanapi
マージ・ロリコ  Marj Lorico
植野葉子     Hako Ueno
中山マリ     Mari Nakayama
川中健次郎    Kenjiro Kawanaka
松岡洋子     Yoko Matsuoka
樋尾麻衣子    Maiko Hio
杉山英之     Hideyuki Sugiyama
武山尚史     Naofumi Takeyama
田中結佳     Yuka Tanaka
宗像祥子     Syoko Munakata

円城寺あや Aya Enjyoji


照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○三津久
美術○じょん万次郎
衣裳○ぴんくぱんだー・卯月
演出助手○村野玲子
通訳○鈴木なお・渡辺真帆
音響操作○川崎理沙
字幕操作○桐畑理佳
舞台協力○森下紀彦
衣裳協力○小林巨和
文芸助手○久保志乃ぶ
イラスト○沢野ひとし
宣伝意匠○高崎勝也
制作○鈴木菜子 近藤順子
協力○国際交流基金マニラ日本文化センター
CompanyStaff○鴨川てんし 猪熊恒和 大西孝洋
古元道広 秋定史枝 宇原智茂 根兵さやか 長谷川千紗
鈴木陽介 福田陽子 西川大輔 宮島千栄 橋本浩明
内海常葉 秋葉ヨリエ 齋藤宏晃

■アジア共同プロジェクト
日本社会を他のアジアの人たちの視点からとらえ、また日本人の視点から他のアジアの社会をとらえることで、共生する「未来」の可能性を描いていけるような演劇を表現していくことを目的として、2015年より清水弥生が発起人として立ち上げた国際文化交流プロジェクト。2016年度以降、フィリピン、タイの俳優たちとの共同制作が予定されている。

■清水弥生
劇作家。早稲田大学在学中に、モリエールに関する卒論で、同大の2003年度小野梓記念学術賞受賞。2004年より燐光群に所属、多くの作品の演出助手として参加。2008年5月、燐光群アトリエの会公演『シンクロナイズド・ウォーキング』で 劇作家デビュー。緻密な取材からうまれる、リアルで奥深い人物造形とユニークな設定から、人々の生活における悲哀、感情の機微を、ユーモアを交えて軽快に描いていく。 2012年にはアジアン・カルチュラル・カウンシルの助成により、二ヶ月間ニューヨー ク・シアター・ワークショップでの研修を受ける。近作「ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド」は第20回劇作家協会新人戯曲賞の最終候補作となり、新進劇作家として注目を集める。


【日時指定自由席・整理番号付】 前売開始○1月10日(日)
一般前売 3,000円 ペア前売 5,400円 当日 3,300円
大学・専門学校生 2,500円 高校生以下 1,500円
※学生券は前日までにご予約の上、当日受付にて要学生証提示。
※ご予約順に整理番号をお取りし、開場時に番号順にご入場頂きます。
 開場時間を過ぎますと整理番号は無効となります。

★燐光群オンラインチケット(一般・ペア前売のみ) 
http://rinkogun.com 
24時間いつでもホームページ上でご予約頂き、セブンイレブンでチケットをお受け取り頂けます。
お支払いは現金(セブンイレブン)、またはクレジットカードとなります(手数料はお客様負担)。
※会員登録(無料)が必要です。

★ご予約・お問合せ○燐光群/(有)グッドフェローズ
03-3426-6294 
①<お名前/電話番号/希望日時/チケットの種類と枚数>をお伝え下さい。
 こちらからのお返事を以てご予約とさせて頂きます。
②当日、受付にて代金と引換でチケットをお渡しします。
※開場時間を過ぎますと、あらかじめお取りした整理番号は無効となりますので、
 お早めにご来場ください。
※開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮下さい。

助成 芸術文化振興基金
   国際交流基金アジアセンター
   セゾン文化財団
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劇作家協会は午前中に会議する

2016-01-17 | Weblog
木曜夜は稽古後に梅ヶ丘へ移動、結城座公演に備えて、初対面のたいへん面白い人物と、イプセンについて終電まで話し込む。結城座公演の山田真実演出助手も同席。演劇人であり批評家・研究家でもある彼は、十二年以上定住所を持っていないという。どうしてそんなことが可能なのか。本題の話も興味深く、確かに20年以上前には考えられない職種やライフスタイルは、多くあるのだな。やはり世間は広くしておかないと駄目だなあと、あらためて思った。
金曜午前中は劇作家協会の「部会」会議二連発。鈴木聡、マキノノゾミ、中津留章仁、長田育恵、古川貴義、古川健、瀬戸山美咲、忙しいはずの面々が揃う。4年前、2年前からアクティブなところに入ってもらった人もいるのだが、もうみんな疑問なく自分たちの協会だと思っている。ひょっとしたらライバルでもあるはずの劇作家仲間だが、こうして揃うときの一種のすがすがしさは、何だろう。本当に協会の存在は大切だと思う。考えてみれば午前中の会議が多い。午前中しか集まれないからなのだが。朝の会議はなんだかハイになるときもある。寝不足だからなのか? 新春のタイミングで新入会員も続々いるようで、この春は改選期でもあり、協会はこれからまた新時代を迎えることになる。
土曜日の稽古は清水弥生も顔を出し、作者に前半を見てもらう、という展開に。まだまだ台本作業が続いている。本人は昨秋出産したばかりであり(公開ブログに自分で情報を出しているのでもう言っていいだろう)、まさに産みの苦しみが続いているわけだが、こちらももう一息、がんばろう。
清水は本日、シアターアーツ劇評講座にも登場する。まだまだ席はあるので、予定されていなくても、日曜夜に時間が空いた、という方はぜひ。飛び入りスペシャルゲストもあるようだ。
シアターアーツ劇評講座 清水弥生=ゲスト 1月17日(日)18:00~ 座高円寺けいこ場2 参加費1000円(予約不要)
http://theatrearts.aict-iatc.jp/201512/3822/
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新春も何も、時は過ぎゆく

2016-01-14 | Weblog
森下スタジオでの清水弥生新作『Summer House After Wedding 』(サマーハウス)稽古に入って一週間余りが、あっという間に過ぎた。
この作品のためにフィリピンから来たマイレスとマージの活力に負けじと日本勢にもいっそう奮闘していただく。
それとは別に、清水弥生の戯曲との格闘はまだ続いていて、それにつきあうことには時間を惜しんではいられない。早朝が勝負になる。
並行して自分の演出作である結城座+ベトナム青年劇場『野鴨中毒』のテキスト作業も終わらない。今週になって、サマーハウス稽古前の午前中に、よく知っているはずの東京芸術劇場の劇場下見、美術の島次郎さんにも提案し、新たな構想が羽ばたく。劇場前で鵜山仁さんに遭遇。島さんと三人でたまたま同時期にいたパリでメシを食ったのは何年前だったか。あの時私は体調が悪くてオニオングラタンスープだけを食べたのだった。
厳しいオーディションを経て決定した『カムアウト』の出演者ももうすぐ発表できるはずである。小劇場演劇界としてはある意味、驚愕のキャスティングとなるはずである。あの劇団この劇団の主軸俳優、あるいはいろいろ話題になっているあの人この人も、参加してくれている。発表までの詳細の詰めに時間がかかる、というより制作担当への教育的指導に時間をかけたいのだが。
アトリエ公演の自主企画は劇団員を叱咤しつつ進行を見守っている。サマーハウス稽古日の合間合間にミーティング。皆の主体性が問われる。
細かい書類書きは、午前中足掻いた今日で一区切りと思いたいが、結果として、まだ残っている。
デスクワークと会議で午前中が過ぎ、夜まで稽古、今のところ早く上がる日もあるのでまだまだこれからだが、早朝から深夜まで働いているのは別に珍しいことではない。まあ無理はしない方が良いだろうけれど。今年になって身近な人たちに思わぬ身体事情で検査や治療というケースも多い。
今年になってお亡くなりになられた方々も。昨年一緒に仕事をした方の訃報は、やはりこたえる。
思わぬ人と再会も、幾つもあった。ふだんより出歩いているわけではないはずだが。
今年はどうするのと尋ねてくださった方には申し訳なかったのだが、この新春、新年会はしていない。打ち合わせを兼ねて個別に食事したり、夜更けて近所まで訪ねて来てくれた若者と一時間だけ飲んだり、劇作家H女史らとこじんまりと飲んだりは、したが。

『スターウォーズ』の新作は観た。なんだかB級映画ですな。それでいいところもあるし。褒めているわけでもけなしているわけでもない。
昨夜は、『カムアウト』に出ることになった一人が客演で出ている劇団「シンクロ少女」新作の初日を観た。いろいろがんばっている。

今日も、稽古前の午前にも、稽古後にも、複数の会議の予定。
写真は、昨日のけいこ場。
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歓迎会

2016-01-07 | Weblog
清水弥生新作『Summer House After Wedding 』、森下スタジオでの稽古の日々が、始まっている。
ワークショップ、読み合わせの稽古後に、フィリピンから到着したマイレスとマージの歓迎会。
写真は、マイレス(私の右)、通訳の鈴木なおさん(同左)、植野葉子さん(同後ろ)、と。(ちなみにこの写真は「チャーリーズ・エンジェル」ということになった)
マイレスと話すのは久しぶり。去年6月、彼女の出ている劇をマニラの「ヴァージン・ラボ・フェスティバル」で観たが、その時は挨拶するだけの時間しかなかったのだ。燐光群最多出演のフィリピン俳優である。マニラでは十年以上前に彼女が指導する子供向けのワークショップを見学したこともある。外向的な人の多いフィリピン俳優の中でも際立ってコミュニケーション能力の高い人だ。彼女たちは森下スタジオの宿泊棟に滞在しているので、ほんとうに「劇場に住んでいる」みたいなことになるわけで、これは愉快だ。
そうとう幅広い現場を手掛けているなおさんとは、私たちはお久しぶり。劇団員もなるべく英語を使うよう試みてはいるが、やはり正確なニュアンスをやりとりするには、プロが必要。なおさんはとても呼吸のいい人で、さすがである。彼女と一緒に舞台に立ったことがあるなと思って帰路に気がついたのだが、それは如月小春さんの追悼リーディングのときのことだった。
植野葉子さんとは、七年ぶり。彼女も満を持しての活動再開という感じである。楽しみだ。

現在、稽古の始まったこの劇と、結城座+ベトナム青年劇場の本直しと準備、ほぼオーディションの結果が出そろった『カムアウト』の制作進行、そしてまだ秘密の企画と、どう少なく数えても四本が身辺で同時に進行している。忙しいのは良いことだ、と考えるのみである。

まあ、しかし、こうして誰かが携帯電話内蔵カメラで撮った写真をFacebookやネット上で共有したりしているのは、一頃流行ったプリクラで遊んでいるのと同じようなものだと思った。今という時代は日常がそうなっている。

以下、『Summer House After Wedding 』公演と、清水弥生ゲストの劇評講座の、情報。

…………………………………………

アジア共同プロジェクト

Summer House After Wedding

清水弥生=作
坂手洋二=演出
珍田真弓=翻訳

ある日、彼女は家を出た、子どもを連れて。
支えるのは誰か、支えられるのは誰か―
超高齢化社会、海外からの労働力に頼らざるを得ない日本。
移住労働に従事するフィリピン人女性への取材を元に
燐光群の新進作家・清水弥生が書き下ろす、
時代の芯を突く渾身の一作!

2016年1月28日(木)~31日(日)  森下スタジオ Cスタジオ

1月28日(木)19:00
29日(金)14:00/19:00
30日(土)14:00/19:00
31日(日) 13:00/17:00


受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前

★アフタートーク予定あり 日時、詳細はまもなくお知らせしていきます。

会場 森下スタジオ Cスタジオ
〒135-0004 江東区森下 3-5-6
TEL 03-5624-5952 (Cスタジオ直通:開催当日のみ)
地下鉄都営新宿線、都営大江戸線「森下駅」A6 出口 徒歩5分
東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線「清澄白河駅」A2 出口
徒歩10分


マイレス・カナピ Mailes Kanapi
マージ・ロリコ  Marj Lorico
植野葉子     Hako Ueno
中山マリ     Mari Nakayama
川中健次郎    Kenjiro Kawanaka
松岡洋子     Yoko Matsuoka
樋尾麻衣子    Maiko Hio
杉山英之     Hideyuki Sugiyama
武山尚史     Naofumi Takeyama
田中結佳     Yuka Tanaka
宗像祥子     Syoko Munakata

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○三津久
美術○じょん万次郎
衣裳○ぴんくぱんだー・卯月
演出助手○村野玲子
通訳○鈴木なお・渡辺真帆
音響操作○川崎理沙
字幕操作○桐畑理佳
舞台協力○森下紀彦
衣裳協力○小林巨和
文芸助手○久保志乃ぶ
イラスト○沢野ひとし
宣伝意匠○高崎勝也
制作○鈴木菜子 近藤順子
協力○国際交流基金マニラ日本文化センター
CompanyStaff○鴨川てんし 猪熊恒和 大西孝洋
古元道広 秋定史枝 宇原智茂 根兵さやか 長谷川千紗
鈴木陽介 福田陽子 西川大輔 宮島千栄 橋本浩明
内海常葉 秋葉ヨリエ 齋藤宏晃

■アジア共同プロジェクト
日本社会を他のアジアの人たちの視点からとらえ、また日本人の視点から他のアジアの社会をとらえることで、共生する「未来」の可能性を描いていけるような演劇を表現していくことを目的として、2015年より清水弥生が発起人として立ち上げた国際文化交流プロジェクト。2016年度以降、フィリピン、タイの俳優たちとの共同制作が予定されている。

■清水弥生
劇作家。早稲田大学在学中に、モリエールに関する卒論で、同大の2003年度小野梓記念学術賞受賞。2004年より燐光群に所属、多くの作品の演出助手として参加。2008年5月、燐光群アトリエの会公演『シンクロナイズド・ウォーキング』で 劇作家デビュー。緻密な取材からうまれる、リアルで奥深い人物造形とユニークな設定から、人々の生活における悲哀、感情の機微を、ユーモアを交えて軽快に描いていく。 2012年にはアジアン・カルチュラル・カウンシルの助成により、二ヶ月間ニューヨー ク・シアター・ワークショップでの研修を受ける。近作「ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド」は第20回劇作家協会新人戯曲賞の最終候補作となり、新進劇作家として注目を集める。


【日時指定自由席・整理番号付】 前売開始○1月10日(日)
一般前売 3,000円 ペア前売 5,400円 当日 3,300円
大学・専門学校生 2,500円 高校生以下 1,500円
※学生券は前日までにご予約の上、当日受付にて要学生証提示。
※ご予約順に整理番号をお取りし、開場時に番号順にご入場頂きます。
 開場時間を過ぎますと整理番号は無効となります。

★燐光群オンラインチケット(一般・ペア前売のみ) 
http://rinkogun.com 
24時間いつでもホームページ上でご予約頂き、セブンイレブンでチケットをお受け取り頂けます。
お支払いは現金(セブンイレブン)、またはクレジットカードとなります(手数料はお客様負担)。
※会員登録(無料)が必要です。

★ご予約・お問合せ○燐光群/(有)グッドフェローズ
03-3426-6294 
①<お名前/電話番号/希望日時/チケットの種類と枚数>をお伝え下さい。
 こちらからのお返事を以てご予約とさせて頂きます。
②当日、受付にて代金と引換でチケットをお渡しします。
※開場時間を過ぎますと、あらかじめお取りした整理番号は無効となりますので、
 お早めにご来場ください。
※開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮下さい。

助成 芸術文化振興基金
   国際交流基金アジアセンター
   セゾン文化財団

…………………………………………


シアターアーツ 劇評講座
清水弥生=ゲスト
1月17日(日)18:00~
座高円寺けいこ場2
参加費1000円(予約不要)
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清水弥生新作『Summer House After Wedding 』開始

2016-01-05 | Weblog
清水弥生新作『Summer House After Wedding 』、フィリピンから出演者のマイレスとマージが、本日日本に到着。
まだ台本も直しているが、とにかく『ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド』以来、一年半ぶりの清水弥生新作である。
この間、彼女は私生活でいろいろなことがあったのだが、とにかく、満を持して、と、なるはずの新作である。
フィリピン取材は私も行ったし、去年9月にはワーク・イン・プログレスのリーディングも行っている。
劇団としてもフィリピンとの共同作業はずいぶん重ねてきているが、久しぶりだ。
森下スタジオでの、舞台・客席も含めてオール架設の公演である。
たった7ステージしかしないのが、もったいない。
この公演は清水が中心となって企画した「アジア共同プロジェクト」3年計画の、最初の公演である。
その後のプロジェクトの計画もあるが、今回は今回で、きちんと完結した作品である。
いろいろな「初めてのこと」がある。まあ、「初めてづくし」の集積が、演劇ではある。

で、清水弥生は1月17日(日)にはシアターアーツの劇評講座にメイン・ゲストで出演することになっている。
緊張しいの清水弥生が人前で2時間半も喋るのである。いろいろ気がかりだから行かねばと思うが、きっと来てほしくないだろう。そもそも私たちはその清水弥生の新作台本の稽古をしているはずだ。そうなると私にできるのは心配することだけだ。

以下、公演と講座の情報。

…………………………………………

アジア共同プロジェクト

Summer House After Wedding

清水弥生=作
坂手洋二=演出
珍田真弓=翻訳

ある日、彼女は家を出た、子どもを連れて。
支えるのは誰か、支えられるのは誰か―
超高齢化社会、海外からの労働力に頼らざるを得ない日本。
移住労働に従事するフィリピン人女性への取材を元に
燐光群の新進作家・清水弥生が書き下ろす、
時代の芯を突く渾身の一作!

2016年1月28日(木)~31日(日)  森下スタジオ Cスタジオ

1月28日(木)19:00
29日(金)14:00/19:00
30日(土)14:00/19:00
31日(日) 13:00/17:00


受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前

★アフタートーク予定あり 日時、詳細はまもなくお知らせしていきます。

会場 森下スタジオ Cスタジオ
〒135-0004 江東区森下 3-5-6
TEL 03-5624-5952 (Cスタジオ直通:開催当日のみ)
地下鉄都営新宿線、都営大江戸線「森下駅」A6 出口 徒歩5分
東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線「清澄白河駅」A2 出口
徒歩10分


マイレス・カナピ Mailes Kanapi
マージ・ロリコ  Marj Lorico
植野葉子     Hako Ueno
中山マリ     Mari Nakayama
川中健次郎    Kenjiro Kawanaka
松岡洋子     Yoko Matsuoka
樋尾麻衣子    Maiko Hio
杉山英之     Hideyuki Sugiyama
武山尚史     Naofumi Takeyama
田中結佳     Yuka Tanaka
宗像祥子     Syoko Munakata

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○三津久
美術○じょん万次郎
衣裳○ぴんくぱんだー・卯月
演出助手○村野玲子
通訳○鈴木なお・渡辺真帆
音響操作○川崎理沙
字幕操作○桐畑理佳
舞台協力○森下紀彦
衣裳協力○小林巨和
文芸助手○久保志乃ぶ
イラスト○沢野ひとし
宣伝意匠○高崎勝也
制作○鈴木菜子 近藤順子
協力○国際交流基金マニラ日本文化センター
CompanyStaff○鴨川てんし 猪熊恒和 大西孝洋
古元道広 秋定史枝 宇原智茂 根兵さやか 長谷川千紗
鈴木陽介 福田陽子 西川大輔 宮島千栄 橋本浩明
内海常葉 秋葉ヨリエ 齋藤宏晃

■アジア共同プロジェクト
日本社会を他のアジアの人たちの視点からとらえ、また日本人の視点から他のアジアの社会をとらえることで、共生する「未来」の可能性を描いていけるような演劇を表現していくことを目的として、2015年より清水弥生が発起人として立ち上げた国際文化交流プロジェクト。2016年度以降、フィリピン、タイの俳優たちとの共同制作が予定されている。

■清水弥生
劇作家。早稲田大学在学中に、モリエールに関する卒論で、同大の2003年度小野梓記念学術賞受賞。2004年より燐光群に所属、多くの作品の演出助手として参加。2008年5月、燐光群アトリエの会公演『シンクロナイズド・ウォーキング』で 劇作家デビュー。緻密な取材からうまれる、リアルで奥深い人物造形とユニークな設定から、人々の生活における悲哀、感情の機微を、ユーモアを交えて軽快に描いていく。 2012年にはアジアン・カルチュラル・カウンシルの助成により、二ヶ月間ニューヨー ク・シアター・ワークショップでの研修を受ける。近作「ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド」は第20回劇作家協会新人戯曲賞の最終候補作となり、新進劇作家として注目を集める。


【日時指定自由席・整理番号付】 前売開始○1月10日(日)
一般前売 3,000円 ペア前売 5,400円 当日 3,300円
大学・専門学校生 2,500円 高校生以下 1,500円
※学生券は前日までにご予約の上、当日受付にて要学生証提示。
※ご予約順に整理番号をお取りし、開場時に番号順にご入場頂きます。
 開場時間を過ぎますと整理番号は無効となります。

★燐光群オンラインチケット(一般・ペア前売のみ) 
http://rinkogun.com 
24時間いつでもホームページ上でご予約頂き、セブンイレブンでチケットをお受け取り頂けます。
お支払いは現金(セブンイレブン)、またはクレジットカードとなります(手数料はお客様負担)。
※会員登録(無料)が必要です。

★ご予約・お問合せ○燐光群/(有)グッドフェローズ
03-3426-6294 
①<お名前/電話番号/希望日時/チケットの種類と枚数>をお伝え下さい。
 こちらからのお返事を以てご予約とさせて頂きます。
②当日、受付にて代金と引換でチケットをお渡しします。
※開場時間を過ぎますと、あらかじめお取りした整理番号は無効となりますので、
 お早めにご来場ください。
※開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮下さい。

助成 芸術文化振興基金
   国際交流基金アジアセンター
   セゾン文化財団

…………………………………………


シアターアーツ 劇評講座
清水弥生=ゲスト
1月17日(日)18:00~
座高円寺けいこ場2
参加費1000円(予約不要)
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「政教分離」に反した神社の「憲法改正推進署名」

2016-01-04 | Weblog
初詣に寄るという人に付き添うように神社に行くと、いきなり社殿にチラシが置いてあった。

………………

東京都神社庁
誇りある日本を目指して「憲法改正を推進します」

憲法の内容を見直しましょう 賛同署名のお願い

憲法の良いところは守り、相応しくなくなった所は改め、
憲法の前文に日本らしさを表現し、美しい国土を守り、
家族が心豊かに生活できる社会をつくりましょう

誇りある日本と子供たちの未来のために……

………………

署名を求めるチラシで、署名については「本人の了承があれば代筆も構わない」という。
ネットで調べると、「東京都神社庁」は次のような「宣言」も出している

………………

憲法改正運動を推進する宣言
東京都神社関係者大会(平成27年11月14日於明治神宮会館)で採択した宣言です。
 日本国憲法は、昭和21年、敗戦後、占額下で制定されたものである。我が国民は一致協力の下に、戦後の復興と経済の発展を成し遂げ、現在国際社会において大きな信頼を得る国へと発展させた。
 しかし、憲法が制定されて以来69年を経た今日、国を取り巻く国際環境は激変している。現在の憲法が将来に亘って自国の繁栄と安全を確保し、以て国際社会の発展に寄与する内容のものであるのかを見つめ直すことが必要と思われるに至った。
 このような中にあって、国民の声により「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が、昨年10月に神社本庁参画のもと設立された。東京都神社庁においても「美しい日本の憲法をつくる東京都民の会」を主体として、憲法改正論の喚起と、憲法改正を実現する1000万人賛同者拡大運動を展開することとなった。
 この秋(とき)にあたり、神社界では積年の課題である、現憲法の制定時に失われた日本国としての普遍的な意志と、建国以来守り受け継いで来た伝統精神を憲法に取り戻し「誇りある日本をめざして」との信念のもと、憲法改正の運動に取り組むこととなった。東京都神社総代会としても、国の根幹である憲法に、正しい国民精神が涵養される麗しい日本の国柄が、活かされることを強く希望するものである。
 よって本日、東京都神社関係者大会にあたり、東京都神社総代会は東京都神社庁と共に、憲法改正の本運動推進に取り組むことを総意として採択し、茲に宣言するものである。

 平成27年10月14日 東京都神社総代会 東京都神社庁は誇りある日本を目指して、憲法改正を推進します。   東京都神社庁

………………

札幌では、北海道神宮の本殿の前に日本会議「美しい日本憲法~」の名簿が設置されていたという。

そもそも、「誇りある日本」「日本らしさ」「日本国としての普遍的な意志」「建国以来守り受け継いで来た伝統精神」「正しい国民精神」を言うことは、私の考える「政教分離」に反している。
日本に信教の自由はある。しかし同時に、国家といかなる宗教との結びつきをも排除するため、政教分離規定が設けられている、それが「国の側からの働き掛け」のみが該当するというわけではなく、「国家を肩代わり」する抑圧的主観をその宗教団体が言い出すときには、よろしくない、と私は個人的に理解する。
「国際環境の変化」を恣意的に国家寄りに解釈するような「宗教」を、自立した存在とは思えないのだ。
私的には「違憲」である。だめです。
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今年もよろしく

2016-01-01 | Weblog
新年。
今年もよろしくお願いします。

どうやら一度に抱える仕事量は、半端ない。大晦日もいろいろ処理することが山積、『カムアウト』オーディションの決着が、まだついていない。新年またぎのネットはやめたし、早寝した。それもいいではないか。
元旦朝にも、一時間以上、清水弥生と台本直しの話をしてしまった。

我が家は「マクベ」カレンダー(ふふ、悪いけど秘密だ!)を付け替えた以上の新年らしいことはできていない。まあそういうものだ。

新年と関係あるかどうかはともかく、朝の海を見ている自分写真をアップ。
故郷岡山・牛窓、午前の海。
瀬戸内海。奥に見えるのは小豆島。手前のくっきり見える島は、左から、大きめの前島、黒島、中ノ子島、端ノ子島。
この並びは、想田監督の新作映画『牡蠣工場』で、よく出てくる。
中ノ子島、端ノ子島の並びが、かわいい。映画を観たらきっと全国にファンが出てくるはずだ(責任は持てない)。
『牡蠣工場』のおかげで、故郷を見ると映画を思い出すというパラドクスが当分続きそうだ。

この海の左端に、「お召し列車」ゆかりの、長島も見える。

毎年やってた安倍総理の新春所信表明演説へのいちゃもんは、やらない。そんなに期待されてもいないとは思うけど。いくらなんでも無内容すぎるからだよ!

ともあれ、すべきことをしていこうと思う。


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