Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

『現代能楽集 クイズ・ショウ』上演のお知らせ

2015-02-28 | Weblog
燐光群『現代能楽集 クイズ・ショウ』上演のお知らせ

作・演出○坂手洋二

3月20日(金)~31日(火)
下北沢ザ・スズナリ

円城寺あや 岡本舞 中山マリ
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋
韓英恵 都築香弥子 杉山英之 武山尚史
松岡洋子 樋尾麻衣子 山村秀勝 宇原智茂
田中結佳 長谷川千紗 秋定史枝 齋藤宏晃 
水野伽奈子 根兵さやか 川崎理沙
松井美宣 寺本一樹 池町映菜 加藤素子

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)      
音響○島猛(ステージオフィス)       
美術○じょん万次郎       
衣裳○ぴんくぱんだー・卯月
舞台監督○森下紀彦        
音楽○太田惠資   
演出助手○城田美樹        
文芸助手○清水弥生・久保志乃ぶ  
美術助手○福田陽子
衣裳協力○宮本宣子
オブザーバー○John Oglevee
イラスト○三田晴代        
宣伝意匠○高崎勝也        
協力○浅井企画 DOGSUGAR オフィス・ミヤモト   
制作○近藤順子 鈴木菜子 古元道広
Company Staff○桐畑理佳 小林尭志 宗像祥子 鈴木陽介
西川大輔 宮島千栄 橋本浩明 内海常葉 秋葉ヨリエ


もちろん今は、クイズショウの真っ最中です。
まさか質問をお忘れになったのではないでしょうね。

全篇同じシチュエーションが繰り返される『8分間』の試行を経て、
全篇がクイズショウである、前代未聞の挑戦に至る。
演劇が現世(うつしよ)の謎と戯れる、「現代能楽集」最新作。

<開演時間>
20日(金) 19:00
21日(土) 14:00 19:00◇
22日(日) 14:00★
23日(月) 14:00 19:00★
24日(火) 19:00★
25日(水) 14:00 19:00
26日(木) 19:00
27日(金) 14:00 19:00
28日(土) 14:00 19:00
29日(日) 14:00
30日(月) 14:00 19:00
31日(火) 14:00


受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前
開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
未就学児のご入場はご遠慮下さい。

<全席指定> 前売開始○2月15日(日)
一般前売3,600円 ペア前売6,600円 当日4,000円     
U-25(25歳以下)2,500円 高校生以下1,500円    
※U-25・高校生以下は劇団への事前予約(電話・メール)のみ。観劇の前日まで受付。要証明書提示。  
◇サービスナイト一律2,500円(前売・当日共)

★は以下のゲストと坂手洋二によるアフタートークあり。
22日(日)14:00 寺脇研(映画評論家・プロデューサー・元文化庁文化部長)・早野透
(桜美林大学教授・元朝日新聞編集員)
23日(月)19:00 瀬戸山美咲(劇作家・演出家 ミナモザ主宰)
24日(火)19:00 辰巳琢郎(俳優)
本公演の前売券をお持ちの方、ご予約の方はご入場頂けます。


★燐光群オンラインチケット(一般・ペア前売のみ) 
http://rinkogun.com 
24時間いつでもホームページ上でご予約頂き、セブンイレブンでチケットをお受け取り頂けます。
お支払いは現金(セブンイレブン)、またはクレジットカードとなります(手数料はお客様負担)。
※会員登録(無料)が必要です。

★ご予約・お問合せ○燐光群/(有)グッドフェローズ
03-3426-6294 
ticket-rinkogun@ee.alles.or.jp
㈰<お名前/電話番号/希望日時/チケットの種類と枚数>をお伝え下さい。
こちらからのお返事を以てご予約とさせて頂きます。
㈪当日、開演の15分前までに受付にお越し下さい。代金と引換でチケットをお渡しします。開演の10分前までにご精算頂けない場合は、あらかじめご用意したお席にご案内できない場合がございます。     
※キャンセル・日時変更はできません。


これまで燐光群は〈現代能楽集〉と銘打って、1993年の『現代能楽集』以来、『現代能楽集 アクバルの姫君』『現代能楽集 イプセン』『現代能楽集 チェーホフ』『現代能楽集 初めてなのに知っていた』を上演してきました。また、坂手洋二は新国立劇場公演『現代能楽集 鵺』(演出=鵜山仁 出演=坂東三津五郎・田中裕子 他 2009年上演)も書き下ろしています。
坂手洋二は「能」のシステムを現代に活かす方法論について実験を重ね、「現代能楽集」と銘打っていない場合も、〈複式夢幻能〉の構造を劇中に取り入れることで評価されてきました。また、演出面に於いても、「現代能」についての方法論を確立してきました。2013年、イタリアでのラ・ママ・ウンブリア国際演劇講座では「〈現代能〉の作り方」講座を世界の演劇人にレクチャーしています。

その最新作となる本作は、現代を象徴する、消費社会と、情報・知識の蓄積された文明が出会う装置としての「クイズ・ショウ」という形式を、大胆に「能」という形式と出会わせて取りあげます。

「クイズ・ショウ」を劇空間にするというかつてない試み。 能の重要な要素である「問答の場としての能」が、劇の進行と共に、有機的な構築を獲得していくことに なります。 登場人物たちは「複式夢幻能としてのプロット」を実践するかのように、ある「クイズ・ショウ」に参加することになります。この構造を、現在を生きる一人の人間の社会との関わりの中で、リアルなドラマとして、顕在させてゆきます。
そして、「全篇がクイズとその答だけでできている演劇」という果敢な実験に、結実します。

劇団外から、円城寺あや・岡本舞・韓英恵・都築香弥子といった魅力的な客演陣を迎えます。
さらに、オーディションによって選抜された出演者を交え、燐光群メンバーと共に行われる「クイズ・ショウ」にご期待ください。


以上、劇団からの情報の転載ですがご容赦ください!

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もう一度言う。「やんばるを飛んでいいのは、鳥と虫と、自由だけ」。

2015-02-21 | Weblog
「高江N4地区のテントとバリケードが、夜中から早朝に掛けて撤去か盗難されました」(2月20日『高江連絡会』より)
椅子やストーブ、横断幕の全てまでもが持ち去られた。撤去を行ったのが米軍か日本政府なのか民間団体なのかはわからない。怒りしかない。
「非戦を選ぶ演劇人の会」が贈った横断幕も撤去され、持ち去られた。悔しい。

沖縄タイムスによれば
高江のテント、撤去される ヘリパッド反対住民の拠点
米軍のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)が新設された東村高江のN4地区で20日午前、住民がヘリパッド建設の反対運動の拠点としていた仮設テントが撤去されているのが分かった。
テントがあったのは県道70号に面する路側帯で、国が管理権限を日米共同使用から米軍に移行する手続きを進めている場所。住民によると、海兵隊からテント付近にあった車両の立ち退き指示はあったものの、テントの撤去指示はなかったという。
テント内にあったいすやテーブルなどもなくなっている。住民がテントを空けた19日夕方から20日早朝にかけて撤去されたとみられている。

琉球新報によれば
米軍北部訓練場に新設されたヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)がある東村高江のN4地区で20日午前、建設に反対する住民が抗議運動の拠点にしていた仮設テントなどが何者かによって撤去されているのが見つかった。
テントはN4地区ゲート前の県道70号の路側帯に設置されていた。テント内にあったいすやテーブルもなくなっている。住民が座り込みを終えた19日夕方から、20日早朝にかけて撤去されたとみられる。19日にはテントの撤去を求める張り紙などはなかった。

同紙はこう記してもいる。
政府は17日、米軍北部訓練場の一部返還に伴うヘリコプター着陸帯移設計画のうち、高江集落に最も近いN4地区の着陸帯2カ所について、米側に提供することを閣議決定した。防衛省によると、同日から効力が発生しており、近く訓練が本格的に始まる見通し。返還前の先行提供で負担が増える住民からは反発する声が上がっている。
北部訓練場の一部返還は、1996年の日米特別行動委員会最終報告に盛り込まれたが、22カ所の着陸帯のうち7カ所を返還し、高江集落を取り囲むように6カ所を新設する内容だ。そもそもこの計画は、着陸帯集約による基地機能強化にほかならない。加えて、多くの希少生物が生息する、やんばるの森を新たに切り開く自然破壊も強く懸念されている。
しかも、新設着陸帯6カ所のオスプレイ使用回数見込みは年間2520回で、オスプレイと交代するCH46Eヘリの1288回から、ほぼ倍増する計画だ。住民らが反発するのは至極当然であり、実際、連日座り込みによる抗議行動が展開されているのは周知の通りだ。

高江連絡会のブログからは五日前にこう記されている。
「今週の高江は、米軍に占領されたような状態でした。
9日の早朝から地響きをたてながら軍用車両がトゥータンヤ前を北上したそうです。その後、30台近くの車両がN4ヘリパッドに侵入しました。
有刺鉄線や工作物、簡易トイレなどを運び入れ、幕営、塹壕作りなど最前線の陣地を構築する訓練を行ったようです。
イラクへの準備かもしれませんが、公道を我が物顔で走り廻る軍用車両の隊列を含め、いつか住民に銃が向けられる日が来るのではないかと危惧感を抱かされます。」
この日のブログのタイトルは「我(わん)の村から戦争がはじまる」であり、これは私が三年前の「非戦を選ぶ演劇人の会」による高江を描いたリーディングのタイトルとしてつけたものだ。
http://blog.goo.ne.jp/takashien/e/2a502a1081c05dad3094b553cb926090

高江住民の会の石原理絵さんから「非戦を選ぶ演劇人の会の大段幕も持っていかれてしまいました。大段幕で好きだったのは、あれだけだったのに。」とのこと。

私もあの横断幕は好きだった。
さわやかな青地が、高江の森の自然の中で、映えていた。
自分たちの作った幕が高江でたたかう住民の現場にあることは、高江になかなか行くことのできない私たちのせめてもの参加の意思であり、私たちの日々の暮らしの励みにもなっていた。

「やんばるを飛んでいいのは、鳥と虫と、自由だけ」。オスプレイを飛ばしたくないのだ。
沖縄へのオスプレイ配備が決まった日、映画『標的の村』のスタッフでもあるQABの撮影陣と共に高江で空を見上げて飛来を待ち受けていたときの苦い思いがあらためてこみ上げてくる。

三年前の私の記事を再録する。(2012.9.9)

「やんばるを飛んでいいのは、鳥と虫と、自由だけ」
「非戦を選ぶ演劇人の会」で、高江で、住民の皆さんが防衛施設局と戦う、反ヘリ(オスプレイ)パッド・座り込み現場に張ってもらう横断幕を作った。メッセージ文を書かせていただいた。「やんばるを飛んでいいのは、鳥と虫と、自由だけ」。運動的な幕は他にいっぱいあるはずなので、演劇人らしいフレーズにしようと考えた。完成後に「鳥と虫だけでなく、コーモリも飛ばせてほしい」、という声もあったのだが(高江・アキノ隊員は「コーモリも書き加えたい」と言っている)、コーモリくん、今回はなんとか鳥の仲間だと思ってご容赦いただけないか。バックの細かい字は今年のピースリーディング台本「私の村から戦争が始まる」から抜粋したセリフ(清水弥生・瀬戸山美咲による)。いい色のデザイン・レイアウトを担当したのは、石原燃さん。横断幕提供の言い出しっぺは、円城寺あやさんである。忙しすぎて高江に行けないでいるが、ほんとうに、こういう形ででも参加したいものである。高江の空をバックに幕が張られた写真が届いた。

ここに来て、最新の琉球新報によれば、
米軍北部訓練場に新設されたヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)がある東村高江のN4地区で20日午前、建設に反対する住民が抗議運動の拠点にしていたゲート前の仮設テントなどが何者かによって撤去されているのが見つかった。看板など一部は訓練場内に捨てられている。ゲート前に止めていた市民の車両には「北部訓練所」の名で移動を求める文書が貼られていた。
テントはN4地区ゲート前の県道70号の路側帯2カ所に設置されていた。テント内のいすやテーブルなどもなくなっている。周辺の看板などもなくなり、一部はゲート前のトタンの塀から5メートルほど離れたフェンス周辺に捨てられている。
N4ゲート前の県道70号に面する路側帯は、今後新設予定の着陸帯N1ゲート前と同様、政府が管理権限を日米共同使用から米軍専用区域に移行する手続きを進めている。
在沖米海兵隊、沖縄防衛局、県北部土木事務所、名護署のいずれも撤去に関知していないとしている。
住民らが座り込みを終えた19日夕方から20日早朝にかけ撤去されたとみられる。19日にはテントの撤去を求める貼り紙などはなかった。

基地内に捨てられていた。「撤去に関知していない」と、どの口が言うのだ。
コメント (1)
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日本劇作家協会 “戯曲セミナー”2015年度受講者募集中

2015-02-18 | Weblog
日本劇作家協会 “戯曲セミナー”2015年度受講者募集中!
以下、募集の概要です


日本を代表する劇作家たちが、あなたに直接、教えます


 戯曲を書くということは、小説を書くということとも、
 詩を書くということとも、少しばかり違います。
 その扉を開いてみることで、あなたの劇作家としての眠れる資質が
 花開くかもしれません。
 このセミナーは、現在第一線で仕事をしている劇作家が、
 講師として勢揃いしております。
 そして数多くの新しい劇作家を世に送り出しつつあります。
 扉を叩き、開いて、更なる新しい劇作家を目指してください。 
                                ─── 別役 実


戯曲の書き方を学ぶ、演劇の楽しみかたを学ぶ日本でただ一つのセミナーです   横内謙介(教育部長)

 プロ志望の方から、劇作のみならず演劇全般に興味を持つ初心者の方まで、広く対象にした総合的な講座です。
 劇作家協会会員の現役作家がそれぞれの持つ方法を伝授する他に、演出家、俳優、評論家による各種演劇学の教養講座や、「座・高円寺」との提携による稽古場や劇場を使っての実践講座も行います。今、我が国の演劇界の最前線で芝居を創っている現場の人たちが、劇場で直に教える。それが本講座の最大の魅力です。
 また受講生には講師を指名して自作の講評を受ける権利が与えられます。ここで実力を認められると、大きなチャンスが広がります。さらに、特に優秀と認められる受講生は研修課への進級が許されます。
 初めての劇作体験から、プロデビューまで。
 15年目の戯曲セミナーは、新しい才能をこの劇場「座・高円寺」で育み、世界に送り出すため、多彩な講議を用意して皆さんのチャレンジをお待ちしています。
(*劇作家協会は杉並区とパートナーシップ協定を結んでいます)
 

[参考:2014年度の講師]
 *講師の顔ぶれは年度によって変わります。ご了解のうえお申込みください
  横内謙介 鈴木 聡 川村 毅 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
  鴻上尚史 故林広志 坂手洋二 扇田昭彦 佃 典彦 土田英生
  永井 愛 中津留章仁 中屋敷法仁 西山水木 長谷基弘 平田オリザ
  前川知大 マキノノゾミ 松本 修 丸尾 聡 渡辺えり など

概要
   期間
     2015年5月下旬より2016年3月上旬まで
   会場
     座・高円寺 (JR中央線 高円寺駅 北口より徒歩5分)  
   募集人数
     45名
   日程
     水曜/19時から21時
      全30コマ+公開講座2日
     2015年度日程表(予定)  http://www.jpwa.org/main/images/2015pdf/2015nittei.pdf

応募条件
   応募資格・試験等
    特になし
   募集期間
     2月23日(月)受付開始
   入学金、授業料
    計200,000円(入学金20,000円+年間授業料180,000円)
    (消費税込、振込手数料別)
    ■ 杉並区民割引
      年間授業料が170,000円になります。(入学金と合わせ計190,000円)
      対象:杉並区内に在住の方/杉並区内に在学・在勤の方
      それがわかる書類のコピーを劇作家協会事務局までお送りください。

申込み方法
  お申込み
■ 追って掲載の申込みフォームに必要事項をご記入のうえご送信ください。
■ フォームがご利用になれない場合は、郵便・ファックス・メールで、「戯曲セミナー受講希望」とご明記のうえ、下記をご記載のうえお送りください。
・記載事項:お名前、ふりがな、郵便番号、ご住所、電話番号、ファックス番号、メールアドレス、ご年齢、このセミナーを知った媒体名。
杉並区在住/在勤の方はその旨をお書き添えください。
・宛先:日本劇作家協会事務局
 〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2-29-14-501
 FAX:03-5364-9205
 MAIL: office@jpwa.jp
  お振込み
お申込みと併せて、入学金¥20,000+年間授業料¥180,000を下記口座にお振込みください。
ご入金を確認ののち、受領証をお送りします。
・先に入学金¥20,000のみのお振込みでも承ります。
・年間授業料¥180,000を別納なさる場合は、遅くとも5月9日(金)までにお振り込みください。**9日入金に遅れる場合はご連絡ください。
・合計金額¥200,000をまとめてお振込みくださってももちろん結構です。

■ 振込先
  三菱東京UFJ銀行 高円寺支店
  (普)0043289  一般社団法人 日本劇作家協会
 ・必ず、お申込み時と同じお名前でお振込ください。

■ 注意事項
 ・入学金 = 納入後の申込者都合の返金はいたしかねますことをご了承ください。
  ご入金の時点ですでに定員に達していた場合のみ、ご連絡の後、返金いたします。
 ・年間授業料 = 開講後の返金はお受けしかねることをご了承ください。
 *例年すぐには定員に達しません。よくご検討のうえでのお申込みとご入金をお願い致します。

* この募集案内は「戯曲セミナー」についてのものです。研修課につきましてはまた改めてご案内します。


お問合せ
   日本劇作家協会事務局
   TEL:  03-5373-6923
   MAIL:  office@jpwa.jp



[主催] 一般社団法人 日本劇作家協会
[提携] NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
[後援] 杉並区
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「ヤギ債」で、ガーナ・エコツアーを!(続)

2015-02-17 | Weblog

「ヤギ債」公募要項への追記

「ヤギ債」に応募い ただいた方のお名前・ご住所は、通常の銀行口座振込み手続きでは記載されないことに気づきました。お手数をかけて恐縮しま す。
応募いただいた方 は、和田のメールアドレス hwgps2@gmail.comまで、ご一報くださいま すようお願いもうしあげます。

「ヤギ債」公募要項をお届けします。ご支援、よろしくお願いいたします。マンクランソに来て3年数ヶ月は、農園を荒らす悪食ヤギとの戦いです。農園はすべて外柵で囲いました。放し飼いヤギとの戦いは、ヤギの持主との戦いでもあります。彼らは目を盗んで柵に穴を開けてくれるのです。修理→穴あけ→修理・・・の果てしない繰り返し。堆肥を作り、有機栽培実験もつづきます。堆肥農業のショーウインドーでもあるのですから、ヤギにも近隣住民にも負けるわけにはいかない。勝てなくとも負けない戦法はないか? 私たちが発明?したのは、餌を与えるヤギ飼育です。餌にありつくとなれば、野放しヤギの亡命・定住が始まらんとも限らない。戦わずして勝つというのは、塚原ト伝の無手勝流の極意でした。


…………………………


「ひとが壊したものはひとが直していかねばならないと考えます」
今はガーナで活躍する元・倒語社の和田洽史さんから。サバンナの森林農業再生を目的とするNPO活動への支援募集を転載。
ヤギ飼育計画のヤギ購入資金を「ヤギ債」として募集。出資金返還は、「エコ・ツアー」参加の現地消費で精算という新機軸。
拡散希望。
(写真は昨年11月、マンゴー樹下の燻煙舎工事基礎)


「ヤギ債」で、ガーナ・エコツアーを!
「ヤギ債」1口5000円で、NPO-APTAAの活動支援を

 「非営利活動法人 ガーナ農林工芸振興協会 NPO-APTAA」は、ガーナ内陸サバンナの森林を農業をしながら再生する目的を掲げています。農業を復興し、サハラ砂漠の南下を食い止める。ちっぽけなNPOには遠大に過ぎる計画であります。
 ドン・キホーテにドルシネーア・デル・トボーソ姫があったように、われわれには江戸時代に始まる日本国吉野・熊野地方の杉密植造林技術の応用があります。優れた伝統炭焼き技術があります。樹種は杉に代わり、ガーナにも自生するインド原産のニーム(Neem)があります。われわれの「ACA-F計画」は、ニームを密植植林しながら間伐し、炭に焼きながら森をつくり、ニーム木酢液を農薬に代え、アグロフォレストリーの”新しい村”をつくろうというものです。
 木を切って炭を焼きながら森林を作れるのか? われわれの着眼は奇想天外であるかに見えます。吉野に膨大な雨量がありました。対する熱帯サバンナには生命の源泉太陽があり、厖大な光合成があります。森を作れば、熱帯雨林の雨量は徐々にサバンナを北上し始めるでしょう。
 サバンナを再生する”新しい村”をアメーバーのように増殖させ、サハラ砂漠を北に押し戻す人海戦術でもって、ひとが壊したものはひとが直していかねばならないと考えます。われわれは「ACA-F計画」の開拓村第1号になります。地球に生命がある限り、終わりのない戦いになるでしょう。
 一方でわれわれは、農業の再生を加速するべく有機栽培農業を実践しています。豊富に生長繁茂する熱帯の草木で堆肥をつくり、有機アグロフォレストリーを展開します。すでにわれわれは、製材都市クマシの厖大な産業廃棄物・オガクズを堆肥に変え、ガーナ特産ココアの有機栽培を支援しています。
 われわれは訴えます。すべての軍事費を堆肥に変えよう! 人間を仮想敵とする愚を日本国憲法第九条に缶詰め、堆肥を”弾薬”に、植林を兵に、 ”われわれ自身との戦い”を始めよう!と。

 ぶちまけた話、遠大な夢も足元は貧困の泥沼です。活動資金に困窮することは覚悟しております。しかしほどほどの貧困であってもらいたい。私たちは当初から、自活運動体であるべく試行錯誤を重ねてきました。農産物加工を殖産興業に掲げ、堆肥を作り・使い・販売する活動の他に、農作物に付加価値をつけるヤギ飼育を自活の柱に立てたのであります。暗い貧困から、明るい貧困へ!というわけです。
 自家栽培飼料によるヤギ飼育と燻製製品の販売です。昨年から私たちはトウモロコシ、キャッサバ、青物としてヤギも好きなモリンガという木を植え付けています。当面は施設的にも技術的にも簡便で、肉もガーナ人の好きなヤギを選ぶことにしました。
 肉用ヤギは平均的に年2回、各2匹出産します。その枝肉の一部を燻製加工して販売するべく、現在、燻製舎工事+第2堆肥舎+ヤギ舎工事を進めています。工事一切は外注せず、大工仕事も和田が行います。この間のインフレで波トタン、セメント等建設資材の高騰がいちじるしく、資金の目処が立たず工事は中断しています。しかし、3月内の飼育開始は動かさないつもりです。元素ヤギの購入は3月中旬になるでしょう。
 生後数か月のヤギ1匹の仕入れ値の相場は動きますが、100GHC(約5000円前後)と計算しています。初年の元素ヤギの購入匹数は、最大数20匹(仕入れ値想定、約2000GHC・10万円相当)を想定しています。そのほかに施設資材費は、5万円を越えるだろうと思います。
 このようなヤギ飼育計画ですが、資金に恵まれない私たちは、元素ヤギの購入資金を「ヤギ債」として募集することにしました。
 1匹の雌ヤギは平均、年4匹の仔を生みます。出資者には4年後・2018年末、当該年の雌ヤギ1匹の平均売値5匹分を元利総計として支払います。なお、この元利金返還については、はなはだ勝手ながら、当地に積み立てていただき、4年後に実施する「ガーナ・エコツアー」にご参加を願い、現地消費して頂くようお願いします。1口につきおそらく30000円超になるだろう出資金返還は、「エコ・ツアー」参加の現地消費にガーナ貨幣で精算させていただきます。
 どんな「エコ・ツアー」を企画できるか? 私たちの力量が問われます。写真資料も不足して今提案を作れませんが、本年末にはメニュー作りを始めたいと思います。
 アフリカは人類揺籃の地であります。同時に現代文明の”便利”の行倒れの地でもあり、砂漠化が現代文明の何であるかを問う大陸でもあります。私たちがなにものであるかを知る手がかりは、文明の物質的豊かさにあるのではなく、それの廃棄の実態あるいは破壊される自然に現れているのだと思います。
 現代文明にもっとも遠い熱帯は、地球生命の原郷でありますが、”開発途上国”の集中する地域でもあります。辺境にあって生命の母というべき熱帯雨林が、金鉱、石油、希少金属、木材等々の文明資材に剥ぎ取られ、乱開発され、農産プランテーションと凄まじい人口増による焼畑、道路網が切り剥ぐアーバン・スプロールでのたうち、死に瀕している現状があります。私たちの企画する「ガーナ・エコツアー」は、象のいるモレ国立公園や美しい幻想であるララパンガのモスク、奴隷積出収容所・軍事基地・教会の複合城砦であったケープコースト、エルミナなどの悲惨も含むでしょう。しかし、開発途上国が工業産品の体のいいゴミ捨て場になっている現実も直視されねばならないと考えます。
 「君のゴミを見せたまえ。君がなにものか言い当ててやる。」 
 私たちのエコ・ツアーは、現代文明の現在を見る”黄泉がえり”を願う熊野詣であります。また、終わりから始まりへの旅であり、私たち自身がなにものであるかを問う旅になることを願うのです。
 なお、出資1匹につき1000円の施設資材費をお願いします。
 もうひとつお願いがあります。社会活動とはいえ、運動者は可能な限り自活すべきだという考えから、私たちはNPO会員の会費も頂かない、増やす努力もしないできました。NPOの設立には10名以上の会員数が条件にあります。それも、亡くなった方もおられ現在はギリギリになっています。「ヤギ債」出資者の方々は、私たちの活動の支援者と理解させてください。住所・ご氏名も頂戴しますので「会員」(特定非営利活動促進法上の社員に該当します。)になって頂きたく願い申し上げます。
 なお、「ヤギ債」応募について、知友の方にもご吹聴頂ければ幸甚です。
 
「ヤギ債」応募要項
債権内容 出資者にはNPOガーナ農林工芸振興会に対し、活動支援の目的で仔ヤギ(時価5000円前後)1匹の貸与をお願いします。貸与期間は4年間。出資の単位は、子ヤギ1匹を1口とさせて頂きます。なお、1口につき1000円の施設資材費をお願いいたします。従って1口の金額は6000円になり、匹数の制限はつけません。

利息と貸与期間について 年利に該当するものとして、ヤギ1匹を利息とします。したがって、貸与期間4年の利息の合計は、おとなのヤギ4匹になります。

出資金及び利息の返還とご寄付について 4年後2018年末に元利合計ヤギ5匹の代価を、その年の売却ヤギ1匹当りの平均価格で返還させてもらいます。返還方法は、2018年以後私どもが実施する「ガーナ・エコツアー」の現地消費金として、ガーナ貨幣になることを予めお願いします。従って、エコ・ツアー参加を企画されない方はお控えください。しかし、出資金全額をNPOガーナ農林工芸振興会の活動資金にご寄付いただく場合は、その限りではありません。施設資材費を省いた1口5000円をお受けいたします。

エコ・ツアーについて 現時点では、おおよそのコース、内容しか準備できておりません。案については私どものホームページ上に、「ガーナ・エコツアーに向けて」というような項目を立て、試案段階から写真や調査事項を逐一紹介していく考えでおります。なお、4年後に実施しますエコ・ツアー企画は、参加者の都合を伺ってスケジュールを設計します。
 
私どもの報告義務 ヤギの生育ぶり、各年の元利残高等は、ブログ http//gnkskyokai.seesaa.net/に随
時報告します。

出資の締切 2015年3月3日

振込先口座 三井住友銀行成城支店 3751368 (口座名義、ガーナ農林工芸振興協会)
施設資材費1口1000円を含まない出資金は、活動支援金と判断させていただきます。ご了承ください。

問い合わせ 和田洽史のメールアドレス hwgps2@gmail.com
2015年2月10日   NPO法人ガーナ農林工芸振興協会
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「ヤギ債」で、ガーナ・エコツアーを!

2015-02-13 | Weblog
「ひとが壊したものはひとが直していかねばならないと考えます」
今はガーナで活躍する元・倒語社の和田洽史さんから。サバンナの森林農業再生を目的とするNPO活動への支援募集を転載。
ヤギ飼育計画のヤギ購入資金を「ヤギ債」として募集。出資金返還は、「エコ・ツアー」参加の現地消費で精算という新機軸。
拡散希望。
(写真は昨年11月、マンゴー樹下の燻煙舎工事基礎)


「ヤギ債」で、ガーナ・エコツアーを!
「ヤギ債」1口5000円で、NPO-APTAAの活動支援を

 「非営利活動法人 ガーナ農林工芸振興協会 NPO-APTAA」は、ガーナ内陸サバンナの森林を農業をしながら再生する目的を掲げています。農業を復興し、サハラ砂漠の南下を食い止める。ちっぽけなNPOには遠大に過ぎる計画であります。
 ドン・キホーテにドルシネーア・デル・トボーソ姫があったように、われわれには江戸時代に始まる日本国吉野・熊野地方の杉密植造林技術の応用があります。優れた伝統炭焼き技術があります。樹種は杉に代わり、ガーナにも自生するインド原産のニーム(Neem)があります。われわれの「ACA-F計画」は、ニームを密植植林しながら間伐し、炭に焼きながら森をつくり、ニーム木酢液を農薬に代え、アグロフォレストリーの”新しい村”をつくろうというものです。
 木を切って炭を焼きながら森林を作れるのか? われわれの着眼は奇想天外であるかに見えます。吉野に膨大な雨量がありました。対する熱帯サバンナには生命の源泉太陽があり、厖大な光合成があります。森を作れば、熱帯雨林の雨量は徐々にサバンナを北上し始めるでしょう。
 サバンナを再生する”新しい村”をアメーバーのように増殖させ、サハラ砂漠を北に押し戻す人海戦術でもって、ひとが壊したものはひとが直していかねばならないと考えます。われわれは「ACA-F計画」の開拓村第1号になります。地球に生命がある限り、終わりのない戦いになるでしょう。
 一方でわれわれは、農業の再生を加速するべく有機栽培農業を実践しています。豊富に生長繁茂する熱帯の草木で堆肥をつくり、有機アグロフォレストリーを展開します。すでにわれわれは、製材都市クマシの厖大な産業廃棄物・オガクズを堆肥に変え、ガーナ特産ココアの有機栽培を支援しています。
 われわれは訴えます。すべての軍事費を堆肥に変えよう! 人間を仮想敵とする愚を日本国憲法第九条に缶詰め、堆肥を”弾薬”に、植林を兵に、 ”われわれ自身との戦い”を始めよう!と。

 ぶちまけた話、遠大な夢も足元は貧困の泥沼です。活動資金に困窮することは覚悟しております。しかしほどほどの貧困であってもらいたい。私たちは当初から、自活運動体であるべく試行錯誤を重ねてきました。農産物加工を殖産興業に掲げ、堆肥を作り・使い・販売する活動の他に、農作物に付加価値をつけるヤギ飼育を自活の柱に立てたのであります。暗い貧困から、明るい貧困へ!というわけです。
 自家栽培飼料によるヤギ飼育と燻製製品の販売です。昨年から私たちはトウモロコシ、キャッサバ、青物としてヤギも好きなモリンガという木を植え付けています。当面は施設的にも技術的にも簡便で、肉もガーナ人の好きなヤギを選ぶことにしました。
 肉用ヤギは平均的に年2回、各2匹出産します。その枝肉の一部を燻製加工して販売するべく、現在、燻製舎工事+第2堆肥舎+ヤギ舎工事を進めています。工事一切は外注せず、大工仕事も和田が行います。この間のインフレで波トタン、セメント等建設資材の高騰がいちじるしく、資金の目処が立たず工事は中断しています。しかし、3月内の飼育開始は動かさないつもりです。元素ヤギの購入は3月中旬になるでしょう。
 生後数か月のヤギ1匹の仕入れ値の相場は動きますが、100GHC(約5000円前後)と計算しています。初年の元素ヤギの購入匹数は、最大数20匹(仕入れ値想定、約2000GHC・10万円相当)を想定しています。そのほかに施設資材費は、5万円を越えるだろうと思います。
 このようなヤギ飼育計画ですが、資金に恵まれない私たちは、元素ヤギの購入資金を「ヤギ債」として募集することにしました。
 1匹の雌ヤギは平均、年4匹の仔を生みます。出資者には4年後・2018年末、当該年の雌ヤギ1匹の平均売値5匹分を元利総計として支払います。なお、この元利金返還については、はなはだ勝手ながら、当地に積み立てていただき、4年後に実施する「ガーナ・エコツアー」にご参加を願い、現地消費して頂くようお願いします。1口につきおそらく30000円超になるだろう出資金返還は、「エコ・ツアー」参加の現地消費にガーナ貨幣で精算させていただきます。
 どんな「エコ・ツアー」を企画できるか? 私たちの力量が問われます。写真資料も不足して今提案を作れませんが、本年末にはメニュー作りを始めたいと思います。
 アフリカは人類揺籃の地であります。同時に現代文明の”便利”の行倒れの地でもあり、砂漠化が現代文明の何であるかを問う大陸でもあります。私たちがなにものであるかを知る手がかりは、文明の物質的豊かさにあるのではなく、それの廃棄の実態あるいは破壊される自然に現れているのだと思います。
 現代文明にもっとも遠い熱帯は、地球生命の原郷でありますが、”開発途上国”の集中する地域でもあります。辺境にあって生命の母というべき熱帯雨林が、金鉱、石油、希少金属、木材等々の文明資材に剥ぎ取られ、乱開発され、農産プランテーションと凄まじい人口増による焼畑、道路網が切り剥ぐアーバン・スプロールでのたうち、死に瀕している現状があります。私たちの企画する「ガーナ・エコツアー」は、象のいるモレ国立公園や美しい幻想であるララパンガのモスク、奴隷積出収容所・軍事基地・教会の複合城砦であったケープコースト、エルミナなどの悲惨も含むでしょう。しかし、開発途上国が工業産品の体のいいゴミ捨て場になっている現実も直視されねばならないと考えます。
 「君のゴミを見せたまえ。君がなにものか言い当ててやる。」 
 私たちのエコ・ツアーは、現代文明の現在を見る”黄泉がえり”を願う熊野詣であります。また、終わりから始まりへの旅であり、私たち自身がなにものであるかを問う旅になることを願うのです。
 なお、出資1匹につき1000円の施設資材費をお願いします。
 もうひとつお願いがあります。社会活動とはいえ、運動者は可能な限り自活すべきだという考えから、私たちはNPO会員の会費も頂かない、増やす努力もしないできました。NPOの設立には10名以上の会員数が条件にあります。それも、亡くなった方もおられ現在はギリギリになっています。「ヤギ債」出資者の方々は、私たちの活動の支援者と理解させてください。住所・ご氏名も頂戴しますので「会員」(特定非営利活動促進法上の社員に該当します。)になって頂きたく願い申し上げます。
 なお、「ヤギ債」応募について、知友の方にもご吹聴頂ければ幸甚です。
 
「ヤギ債」応募要項
債権内容 出資者にはNPOガーナ農林工芸振興会に対し、活動支援の目的で仔ヤギ(時価5000円前後)1匹の貸与をお願いします。貸与期間は4年間。出資の単位は、子ヤギ1匹を1口とさせて頂きます。なお、1口につき1000円の施設資材費をお願いいたします。従って1口の金額は6000円になり、匹数の制限はつけません。

利息と貸与期間について 年利に該当するものとして、ヤギ1匹を利息とします。したがって、貸与期間4年の利息の合計は、おとなのヤギ4匹になります。

出資金及び利息の返還とご寄付について 4年後2018年末に元利合計ヤギ5匹の代価を、その年の売却ヤギ1匹当りの平均価格で返還させてもらいます。返還方法は、2018年以後私どもが実施する「ガーナ・エコツアー」の現地消費金として、ガーナ貨幣になることを予めお願いします。従って、エコ・ツアー参加を企画されない方はお控えください。しかし、出資金全額をNPOガーナ農林工芸振興会の活動資金にご寄付いただく場合は、その限りではありません。施設資材費を省いた1口5000円をお受けいたします。

エコ・ツアーについて 現時点では、おおよそのコース、内容しか準備できておりません。案については私どものホームページ上に、「ガーナ・エコツアーに向けて」というような項目を立て、試案段階から写真や調査事項を逐一紹介していく考えでおります。なお、4年後に実施しますエコ・ツアー企画は、参加者の都合を伺ってスケジュールを設計します。
 
私どもの報告義務 ヤギの生育ぶり、各年の元利残高等は、ブログ http//gnkskyokai.seesaa.net/に随
時報告します。

出資の締切 2015年3月3日

振込先口座 三井住友銀行成城支店 3751368 (口座名義、ガーナ農林工芸振興協会)
施設資材費1口1000円を含まない出資金は、活動支援金と判断させていただきます。ご了承ください。

問い合わせ 和田洽史のメールアドレス hwgps2@gmail.com
2015年2月10日   NPO法人ガーナ農林工芸振興協会
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オペラ「白墨の輪」開幕

2015-02-07 | Weblog
こんにゃく座さんのオペラ「白墨の輪」初日があきました。

御陰様で好評のようである。ありがたい。

37年前、光さんが47歳のときに書いた曲は本当に美しい。
七十年代の、まだ「戦後民主主義」が当たり前に信じられていた時代。
そのことを痛感する。

写真は主人公グルシエの太田まり。
前半のグルシエの旅、後半のアツダグとの対決、長丁場を歌いきる。

民衆が主役の劇、全ての役を民衆が演じている構造。
私が現時点で考えているブレヒトだ。
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劇王 天下統一大会2015 ~ベイシティロワイヤル in KAAT~ 詳細発表

2015-02-06 | Weblog
劇王 天下統一大会2015 ~ベイシティロワイヤル in KAAT~
詳細が発表された。

あの「劇王」の全国大会が今年は神奈川に引っ越してきての開催です。
私は3月1日(日)決勝戦の審査員をやります。
「劇王」の発展と成長、神奈川でどんな成果を出せるか、たのしみです。

………………………………


劇王とは

「Jr.ライト級チャンピオンタイトルマッチ劇王」として、主催の愛知県長久手市とプロデュースを担当した日本劇作家協会東海支部が、2003年より10年にわたり育てあげた短編演劇コンテスト。
観客と審査員の投票によって勝敗が決められる。2013年2月、その10周年を記念して開催された 「劇王X~天下統一大会~」には、北海道から九州まで全国各地のチャンピオンが集結。歴代劇王たちも参戦し 一大決戦が繰り広げられた。
そこで第4代劇王、柴幸男氏(ままごと)が優勝。演劇の天下人「劇天」の称号を勝ち取った。
これをもって長久手での開催は一旦休止となったが、「劇王」は日本各地に飛び火し独自に開催されている。
2015年2月、KAAT神奈川芸術劇場にて、神奈川県主催のもとに新たなる天下統一大会が開催される。

劇王ルール

○ 上演時間20分以内
○ 役者は3名以内
○ 数分で転換できる置き道具
○ 基本舞台は奥行き4間 × 4間(平台べた置き)

審査方法

○ 観客と審査員の投票による
○ 観客票は1票
○ 審査員票は各公演の入場者数÷審査員の人数
  例:入場者数200人、審査員5名の場合、200÷5=40が審査員の持ち点となる。


2015年2月27日(金)~3月1日(日)

2月27日(金)
19:30 Aブロック予選
ホームタウン特別枠/九州地区代表/関西地区代表/北海道地区代表

2月28日(土)
14:00 Bブロック予選
東海地区代表/東京地区代表/新潟地区代表/四国地区代表
19:00 Cブロック予選
東北地区代表/中国地区代表/沖縄地区代表/神奈川地区代表

3月1日(日)
15:00 決勝戦
各ブロック1位団体

受付開始は各開演時間の40分前、開場は30分前です。
途中入場・途中退場された方は投票に参加いただけません。

KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオ
住所:〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町281
電話(代表):045-633-6500(10:00~19:00)
http://www.kaat.jp/

チケット発売日 2015年1月11日(日)


チケット料金(日時指定/自由席)

前売(一般)2500円 前売(高校生以下)2000円
当日(一般)2800円 当日(高校生以下)2300円
全公演通し券7000円(前売りのみ)※決勝戦を含む、全ての公演がご覧になれます。

※未就学児の入場はお断りします。
※高校生以下料金の方は、受付にて学生証の提示が必要になります。



※審査員は以下の通り


2月27日(金)19:30~  Aブロック予選

鴻上尚史(作家・演出家)
渡辺えり(劇作家・演出家・女優・オフィス3◯◯主宰)
伴一彦(脚本家)
柴幸男(劇王X天下統一大会 劇天・劇作家・演出家・ままごと主宰)
篠原久美子(劇作家・劇団劇作家代表)


2月28日(土)14:00~  Bブロック予選

藤沢周(作家)
利重剛(映画監督・俳優)
伴一彦(脚本家)
柴幸男(劇王X天下統一大会 劇天・劇作家・演出家・ままごと主宰)
篠原久美子(劇作家・劇団劇作家代表)


2月28日(土)19:00~  Cブロック予選

佃典彦(劇作家・演出家・劇団B級遊撃隊主宰)
利重剛(映画監督・俳優)
伴一彦(脚本家)
柴幸男(劇王X天下統一大会 劇天・劇作家・演出家・ままごと主宰)
篠原久美子(劇作家・劇団劇作家代表)


3月1日(日)15:00~  決勝戦

ラサール石井(審査委員長・演出家・俳優・マグカルテーブルメンバー)
坂手洋二(日本劇作家協会会長・劇作家・演出家・燐光群主宰)
伴一彦(脚本家)
柴幸男(劇王X天下統一大会 劇天・劇作家・演出家・ままごと主宰)
篠原久美子(劇作家・劇団劇作家代表)
黒岩祐治(特別審査員・神奈川県知事)


○STAFF
舞台監督:中西隆雄 舞台監督助手:藤本貴行 
照明:奥田賢太(株式会社コローレ) 音響:筧良太 宣伝美術:近藤幸二郎(BLACK BELT JONES DC)
制作:劇王天下統一大会2015運営委員会(中山朋文・笹浦暢大・緑慎一郎・松本悠・丸尾聡・山下那津子・織田裕之・河田唱子・三井田明日香)

主催:劇王天下統一大会2015実行委員会、神奈川県、マグカル・フェスティバル実行委員会
共催:一般社団法人 日本劇作家協会、KAAT神奈川芸術劇場(指定管理者:公益財団法人 神奈川芸術文化財団)

劇王天下統一大会2015 実行委員会

【TEL】070-5089-9397(担当:山下) 【FAX】045-340-2434 【メール】info@gekioukanagawa.com
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『白墨の輪』こんにゃく座稽古場でのリハーサルを終了

2015-02-02 | Weblog
『白墨の輪』こんにゃく座稽古場でのリハーサルを終了。いよいよ劇場入りとなる。

写真公開(撮影:姫田蘭)はある意味ネタバレなのだが、それをあらかじめ見せても中身がすり減ることはない。
前半の「グルシエの旅」のクライマックスというべき、吊り橋の場面。こんなセットを組むことができる贅沢。稽古場でもここまでやれる環境のすばらしさ。でも本物の舞台はもっともっと巨大になるのだ。
私はこの劇を「民衆の物語」として戯曲を書き換えることなく再構築しているが、その「民衆」にも様々な顔があることが露呈する複雑で面白い場面。
主人公の「冒険」の一つの頂点であると同時に、社会の常識の中では「やってはいけない」はずの行為を実践することで、「現実を見返す力」が湧きだし、赤ん坊とグルシエの間に深い絆が生まれる。
ブレヒト戯曲の「異化効果」についてはいまだによくわからないが、結局、演劇は「物語る意志」に支えられている。
その「物語る意志」は、現実を生きる人間の感受性・身体と意識の中から芽生えてきたものでなければならない。
2015年2月の日本。この世界。スタッフ・キャストの誰をとっても、こんなに混迷した時代を生きたことはないだろう。
「私たちの現実を見返すことから始めよう」という言葉で、劇場に入る前の稽古を、閉じた。

フィリピン演劇界の劇作家リーダー、ロディ・ヴェラから久しぶりに連絡。何かと思えば、私の戯曲『現代能楽集 三人姉妹』をロスバニョスの学校の卒業公演で上演させてほしいということ。もちろん快諾。何年か前ロディたちがマニラの国立劇場で開催する〈ヴァージン・ラボ・フェスティバル〉でこの戯曲が上演され、フィリピンでその年ベストスリーに入る評価を受けている。
自分はブレヒトのテクストを追体験し、フィリピンの若者たちの身体が私の劇を実践する。翻訳され、一人歩きしていく「戯曲」というものの可能性を思う。
そういえば昨日、山形の高校から拙作『トーキョー裁判』を上演したいという申し出があった。『トーキョー裁判』(而立書房)は、二十五年前に出た、私の初めての戯曲集だった。

ともあれ、私の初オペラ演出。
なかなか皆さまにご案内をお送りできずにいる。このブログを御覧になった方、ぜひぜひお誘い合わせの上、ご来場ください。七日土曜午後一時の部はほぼ完売だが若干の増席は可能、全公演まだまだお席はあります。

いよいよあと三日で初日。
皆さん、お待ちしています。

…………………………

オペラシアターこんにゃく座『白墨の輪』

[原作] ベルトルト・ブレヒト
[台本] 広渡常敏
[作曲] 林光
[演出] 坂手洋二
[出演] 川鍋節雄/大石哲史/梅村博美/佐藤敏之/富山直人/花島春枝/靍野うるお/佐藤久司/豊島理恵/彦坂仁美/太田まり/島田大翼/西田玲子/北野雄一郎/沖まどか/金村慎太郎/武田茂/靍岡由季  岩佐和弘(フルート)/伊藤博(オーボエ)/橋爪恵一(クラリネット)/前田正志(ファゴット)/服部真理子(ピアノ)

2015年2月6日(金)~8日(日)
・6日(金)18:30~
・7日(土)13:00~ 18:30~
・8日(日)11:00~ 16:00~
*開場は開演の30分前

世田谷パブリックシアター TEL.03-5432-1526
東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー
三軒茶屋駅[東急田園都市線(渋谷駅より2駅・5分)・世田谷線]直結

○チケット料金
*全席指定 *当日は一人500円増し *税込金額
A席(1F・2F中央1列目)一般:6,000円 ペア:11,000円 学生:4,000円
B席(2F)一般:5,000円 ペア:9,000円 学生:3,000円
C席(3F)一般:3,500円 学生:2,000円
【世田谷パブリックシアターチケットセンター、オンラインチケットでの取扱】
〈劇場友の会〉 *1 A席:5,500円 B席:4,500円
〈アーツカード〉*1 A席:5,700円 B席:4,700円
〈U24〉    *2 A席:4,000円 B席:3,000円 C席:2,000円

託児サービス・車椅子スペースあり。

http://www.konnyakuza.com/syusai_b.html

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日本のジャーナリズムを殺したのは「平和国家日本」を消滅させた安倍である

2015-02-01 | Weblog
イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件は、拘束していたジャーナリストの後藤健二さんとサジダ・リシャウィ死刑囚(ヨルダンで収監中)の交換期限とした29日日没(日本時間29日深夜)から2日以上が過ぎ、膠着状態と思われていた。
1月31日深夜(日本時間2月1日未明)、「イスラム国」は後藤さんが殺害される様子を映したビデオ映像を「日本政府へのメッセージ」としたインターネット動画サイトに公開した。
後藤さんとみられる男性がひざまずき、横にはナイフを持った黒ずくめの男が立っているという。
英語で、安倍政権のこの間の動きを批判し、日本が「イスラム国」と戦う連合に参加したことを理由に後藤さんを殺害すると語り、最後に後藤さんの首にナイフを突きつける場面で映像が暗転。その後、男性の遺体が映し出されているという。
映像の左上には、「イスラム国」のメディア部門のロゴが映し出されていることから、信憑性は高いという。
動画の中のメッセージは以下の通り。

「日本政府よ。
邪悪な有志連合を構成する愚かな同盟諸国のように、お前たちはまだ、我々がアラーの加護により、権威と力を持ったカリフ国家であることを理解していない。軍すべてがお前たちの血に飢えている。
安倍(首相)よ、勝ち目のない戦争に参加するという無謀な決断によって、このナイフは健二だけを殺害するのではなく、お前の国民はどこにいたとしても、殺されることになる。日本の悪夢が始まる」

直後の会見で安倍総理は強い口調で「政府として全力で対応してきた」と言うが、それは本当だろうか。アメリカ政府に「身代金を払うな」と言われて逆に安心して対応をサボり、ヨルダン政府に甘えてきただけではないか。もちろんヨルダン政府にはいかなる瑕疵もない。事態が膠着していたのではなく、日本政府がちゃんとした外交策を持っていなかったのは、誰の目からも明白である。解決に向かわず、かの地にいろいろなパイブを持つ人たちを遠ざけてきていたことも、既に知られている。
安倍総理は「非道、卑劣きわまりないテロ」というが、彼らを挑発したのは日本側だ。

対イスラム社会で言えば、安倍総理がイスラエルと手を組むことを世界に宣言したことが決定的だった。
パレスチナ人民は、決してテロリストではない。
パレスチナの一般市民に対する空爆を繰り返す国際法違反のイスラエルこそ「テロ国家」なのである。それは最大の親イスラエル国であるアメリカに逆らえない日本以外の国々が基本的にコンセンサスとしていることである。
報道によれば、イスラエルのネタニヤフ首相は今年になって同国がパレスチナ自治政府のために徴収している税金の送金を凍結することを決めた。イスラエルは1990年代にできた取り決めで、パレスチナが課す関税などを代行徴収し、毎月送金しており自治政府の重要な財源になっていた。凍結を決めたのは次回の送金分約5億シェケル(約150億円)で、自治政府職員の給与遅配などの影響が出る。
イスラエルの非情な収奪は、パレスチナが国際刑事裁判所(ICC)加盟手続きを進めたことへの報復措置だという。空爆などだけではあきたらず兵糧攻めにしているのだ。
パレスチナ自治政府のアリカット交渉責任者は送金凍結について、「パレスチナの財産の白昼における強奪であり、政府ではなく海賊が行うにふさわしい行為だ」「これは戦争犯罪であり、われわれがICCに加盟申請したことの正しさを証明するものだ」と激しく非難している。
日本政府による「人道的支援」というなら、反「イスラム国」の「間接的軍事後方支援」に二億ドルを支払ったりするのでなく、例えば困窮するパレスチナの生活者たちをこそ救うべきなのだ。
しかしイスラエルを訪問した安倍総理は、最悪の演説をした。
外交については殆ど幼児に近い。パレスチナ自治政府に対して、国際司法裁判所に提訴するという公明正大かつ合法的な手段を、不穏当だとした。
安倍総理はイスラエルで、ユダヤ教のキッパを被ってのお祈りなど公開し、経済連携強化を宣言し、「イスラエルと日本は同盟を組んだ」ととられても仕方のないだけのことをした。
これはそもそも日本国憲法の「政教分離」に反している。
政府は先の1月9日の閣議で、総理大臣の靖国神社への公式参拝について、「宗教上の目的によるものでないことが外観上も明らかである場合には、憲法の禁じる国の宗教的活動に当たることはない」などとする答弁書を出したが、これを理性ある人は詭弁と呼ぶ。
「戦没者の追悼」を宗教と切り離して行うなら、神社以外の別な方式を設けるのが世界的な常識である。
総理大臣に私人としての信教の自由が保障されているとしても、公職の立場でユダヤ教のキッパを被ってお祈りするような宗教的な行いは断じて許されるべきではない。避けるのが筋である。
そうしてこの国はあからさまにアラブのイスラム教徒を自分から敵に回したのだ。あの瞬間日本はテロの対象国への道を一気に推し進めた。
安倍総理は「国際的なテロへの取り組み」というが、「反パレスチナ」を表明した以上、イスラム社会に対して宣戦布告をしたのは、どう言い逃れをしようと、安倍総理の方なのである。
安倍政権は「テロや暴力に屈しない」という言葉を軽々しく使うが、パレスチナのイスラエルへの反撃を「テロ」と認識する国は極めて「政治的」な判断の上でそうしているだけである。
岡村善文国連次席大使の国連総会での「イスラム国」への宣戦布告がそれに追い打ちをかけた。

防衛省は日本の防衛関連企業から武器を購入した開発途上国などを対象とした援助制度の創設を進めようとしている。武器購入資金を低金利で貸し出すほか、政府自ら武器を買い取り、相手国に贈与する案も出ている。政府開発援助(ODA)とは別の枠組みだ。
これは、日本の戦後の平和を保ってきた武器輸出三原則を損なうものであり、いますぐにでも武器輸出を原則認める防衛装備移転三原則をこそ破棄するべきなのだ。
日本を「戦争ができる国」にしようとしている現政権の舵取りは、世界中が承知しているところだ。

安倍総理は今朝も「テロリストを決して許さない。罪を償わせるために国際社会と連携していく」と言っているが、空疎で無内容なのは今に始まったことではないが、翻訳されて世界に配信されることを考えてほしい。これはさらなる戦争宣言である。
そもそもこの事件の発端は、安倍総理こそが「「イスラム国」がもたらす脅威を少しでも食い止めるため」「「イスラム国」と闘う周辺各国に支援を約束する」と言ったことなのだ。「イスラム国」は「戦争」を仕掛けられたと解釈したのである。
そもそも「イスラム国」は、「イラクの聖戦アルカイダ」が前身であり、アメリカが仕掛け日本が支援したイラク戦争から生み出されたのだ。
「テロとの戦い」などという言葉には何のリアリティも実態もない。安倍のエジプトでの演説も、日本がアメリカの尻馬に乗り、イスラム社会への差別を深め、シオニズムに与したと受け取られたというだけのことだ。
ほんとうに迷惑だ。これから日本人の海外活動は著しく妨げられる。中東に関わる友人たちの命に関わる。

安倍政権がこの件を集団的自衛権行使実行に結びつける? そんな屁理屈は通るはずもない。断固として拒絶すべきである。理性あるジャーナリズムの皆さんには、うかうかそうした論議に乗っからないでもらいたいものだ。

とにかくはっきりしているのは、ジャーナリストとして自立した活動を保障されるべき後藤健二さんを殺したのは「平和国家日本」を消滅させた安倍政権であるということだ。
日本のジャーナリズムを、日本という国が殺したのだ。
外交力ゼロも罪だが、日本を戦争当事国にしてしまった政権の罪は、かつてないほどに重い。
引責辞任は当然のことである。
そしてこの国が憲法に従い、ほんとうに平和を望むなら、国としての軌道をただし、日本が「平和国家」であり続けることを一刻も早く世界に示すしかない。

後藤さんについての報道への批判など世間は喧しいが、そうしたことよりも、安倍政権が既に何十個目かの、ほんとうに致命的なミスを犯したことを明確に認識すべきだ。

これらは私の「私見」ではない。世界の目はそう見ているはずだ。

悔しさと虚しさに耐えながら記す。
「国」の都合で失われていい命など、ない。
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