Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

ロジャー・パルバース さんと ゴジラ

2023-05-31 | Weblog

来日中のロジャー・パルバース さんと会うお話しをしていたのだが、結局明日まで日本にいらっしゃるという最終日前日に、第五福竜丸展示館で会うことになった。

ロジャーさんは第五福竜丸展示館来訪は、初めてという。展示を見ての感想、リアクションが、同行の私にもエキサイティングだった。

現在在住されているオーストラリアでも、第五福竜丸が被災したビキニ事件同様に、核実験が行われている。イギリスによる実験である。

そして、ロスアンゼルス界隈で育ったロジャーさんが、少年時代、父親とラスベガスに遊びに行って、ネバダの核実験の閃光を見た経験があるのだという。これは、観光地としてのラスベガスが、核実験のキノコ雲を見られることを「売り」にしていたという信じがたい出来事を、写真や昔の絵はがきも含めた資料で見たことがあって知ってはいたのだが、本当にそうだったのだ、と、衝撃を受けた。ロジャーさんも幾ばくか被曝していることになる。

そして、ロジャーさんが子どもの頃、「ドロップ・ドリル」という、子ども達に核爆弾の攻撃を受けた時に逃げるエクササイズがあり、例えば授業中に先生が「ドロップ・ドリル!」と叫ぶと子ども達は机の下に隠れなければならないみたいな感じで、日常的にやっていた、というのである。ロジャーさんは子どもの頃は「ドロップ」という言葉が出ただけで、「隠れなきゃ」と思う習慣がついてしまっていたのだそうだ。

今日は、近隣国の「人工衛星」打ち上げに日本国が過剰反応して朝っぱらからJアラートが発されていたが、これは未来の子ども達に「危機意識」を植え付けようとする国家政策なのだ、と思う。

戦争が起きるかもという暗示を与えることで、現在の日本社会の惨状を誤魔化しているのは明白だが。

 

写真は、「第五福竜丸事件」と同じ年に公開された映画『ゴジラ』が、同館のマスコット的になっているらしくて、そのゴジラの模型(市田真理事務局長製作)と、ロジャーさん。「どっちが怪物か、わからない…。」とは、ロジャーさん本人の弁。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新宿御苑への放射能汚染土持ち込み NO ! の、のぼりの絵は、石坂啓さんが描いてくれました

2023-05-31 | Weblog

新宿御苑への放射能汚染土持ち込み NO !

の、のぼりの絵は、石坂啓さんによるものです。

 

写真は、5月16日、汚染水放出阻止の全日行動の最後、日比谷公園からのデモのさいのもの。

 

新宿御苑への放射能汚染土持ち込みに反対する会

https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/f23c8e9bf960237ef4ebe19b136241ac

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月4日 SAVE the 御苑 新宿東口ぐるりデモ デモコースが決定

2023-05-31 | Weblog

6月4日 日曜日 SAVE the 御苑 新宿東口ぐるりデモ。デモコースが決定しました。

14時から。新宿アルタ前、アピール。東口広場から大ガードへ降りて右へ。歌舞伎町前の靖国通りを伊勢丹メンズ館、明治通りへ右折。3丁目交差点を過ぎて南口下を左の新宿門方向へ。遊歩道沿いに行って2丁目へまた左。新宿公園でYMO風に散開。

お気軽にご参加ください。

 

幟の絵は、石坂啓さんによるものです。

写真は、5月16日、汚染水放出阻止の全日行動の最後、日比谷公園からのデモのさいのもの。

 

新宿御苑への放射能汚染土持ち込みに反対する会

https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/f23c8e9bf960237ef4ebe19b136241ac

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

至福のライブ  あでなカルテット

2023-05-30 | Weblog
今年またお仕事でご一緒する太田惠資さんが参加している「あでなカルテット」の公開レコーディングライブに行きました。
会場は、入谷の、なってるハウス。素敵な場所。満員のお客。
 
「あでなカルテット」は、「ありそうでなかった」カルテット、の意味。
 
演劇とも縁の深い、ベルリンと東京を拠点とされている、内橋和久さんを中心に、かわいしのぶさん、外山明さんも。四人とも素晴らしかったです。
 
控えめに言って、最高でした。
 
特に二曲目の前半の推移が、私的には惹きつけられました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「あの坂をのぼって」を、読んでください

2023-05-30 | Weblog

『ブラインドタッチ』のモデルとなった、獄中結婚されていた、星野文昭さん・星野暁子さんの、往復書簡が、本になりました。

タイトルは、「あの坂をのぼって」です。

歴史に残る本だと思います。

ぜひ読んでください。

 

 

 

 

https://www.books.or.jp/book-details/9784908028847

https://honto.jp/netstore/pd-book_32436033.html

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784908028847

https://www.amazon.co.jp/あの坂をのぼって――星野文昭・暁子-獄中往復書簡-星野文昭・星野暁子/dp/4908028842

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「American Spirit Bridge」 ニューオリンズの 第二次世界大戦博物館 ②

2023-05-28 | Weblog

ニューオリンズの〈国立第二次世界大戦博物館〉。

とにかく大きいのである。

飛行機や戦車、船、列車も入っているのだから大きくて当たり前だ。アトラクション的に潜水艦体験ができるオプションもある。

大きな建物が道路を挟んで繋がっているので、道路の上空に渡り廊下もあるのだ。この渡り廊下の名前は、「American Spirit Bridge」なのである。

オプションを付ければ40ドルくらいにになるから、決して安くない。

「第二次世界大戦」に特化した展示ばかりだから、ある「思想」が、明確に伝わってくる。

「アメリカ」という国の現在に至る指針が、再確認される、といってもいい。

それに次第に気づかされていくのである。

アメリカという国がこの戦争をしたということと、この戦争がアメリカという国を再形成したということと、その両方が伝わってくるのだ。そして、後者が、とてつもない重さを持って、迫ってくるのだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューオリンズの 第二次世界大戦博物館

2023-05-27 | Weblog

さて、今回のニューオリンズ訪問で一番衝撃を受けたのが、〈国立第二次世界大戦博物館〉である。

中心街フレンチクォーターから二十分くらい歩いた場所にある。ここまで大規模な戦争についての展示はアメリカでも他にないという。年齢性別を問わず、多くの人々が訪れている。かなりお金がかかっている。

なぜこの観光の地に、この施設ができたかというと、ノルマンディー上陸作戦で使用された水陸両用ボートが造られテスト運転されたのが、この地だったかららしい。

この博物館にどのように衝撃を受けたかは、追って記してゆきます。

 

今回の渡航は、セゾン文化財団の〈サバティカル(休暇・充電)〉という、一定期間、海外の文化や芸術に触れることを目的としたプログラムによるものである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューオリンズらしさ ⑯

2023-05-25 | Weblog

ニューオリンズに限らないのかもしれない。

アメリカの観光地には、過去の「戦争」にまつわる商業的な表示が、たまにあるように思う。

「ミッドウェイ・ピザ」という、ニューオリンズの店。

それにすこし、ビクッとしたが。

で、これは、ニューヨークで遭遇した、大きなやつの、前触れだった。

以下、次号。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田丸さんちの島らっきょう ③

2023-05-23 | Weblog

沖縄の田丸さんちの島らっきょうのレシピとして「島らっきょうのタレ」というものがあり、それは、生卵を混ぜて、温かいご飯にかける「タマゴかけご飯」とタレとして最高なのであるが、この「島らっきょうのタレ」は、たんに調味料として使うこともできる。

ごま油と醤油と島らっきょうみじん切り(大きさは好み)をつけ込んだものだから、まあ、それを使えば、おいしいものができるだろう。

 

で、思い立って作ったのが、「島らっきょうのタレ」のナス炒めである。

もともとごま油とナスの相性はいいのだから、とても味わい深いものができる。しかも簡単である。

じっさい、うまい。

 

田丸さんの島らっきょう、ほしい方は、個人的に、言ってください。購入方法をお伝えします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『沖縄、再び戦場へ(仮題)』スピンオフ作品 第二回めの上映会 トークゲストは 石原岳 さん

2023-05-23 | Weblog
三上智恵監督 新作『沖縄、再び戦場へ(仮題)』スピンオフ作品第二回めの上映会を行います。
 
トークゲストは 石原岳 さん。
はい。三上智恵監督の『標的の村』に登場していた、お父さんたちの一人です。
 
上映会後に、この映像についてだけでなく、いまの沖縄について、語っていただきます。
というか、三上監督も言われているように、語り合う「場」にしたいと思います。
 
このスピンオフ作品を見逃されていた方も、石原岳さんに会いたい、という方も、ぜひぜひいらしてください。
 
 
[三上智恵監督 新作『沖縄、再び戦場へ(仮題)』スピンオフ作品 上映会]
■上映日時|
2023年6月10日(土) 19:00〜(予定)
*上映後にトークセッション開催
■会場|梅ヶ丘BOX
■会場住所|世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘B1F
□入場料金|無料
□備考|事前申込不要
 
— — — — —
 
*トークセッションゲスト:石原岳(いしはらたけし)さん
 
沖縄県東村高江在住。エレキギター エフェクターペダル即興演奏家。沖縄を中心に日本各地で演奏。演奏と電圧を同期させて電球を明滅させるパフォーマンスをする。2011年5月 1stアルバム『Yoru no Kazoku』、13年1月 2ndアルバム『発酵する世界』リリース。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SAVE the 御苑デモ

2023-05-23 | Weblog

新宿御苑への放射能汚染土持ち込みに反対する会が、SAVE the 御苑デモ を行います。

 

6月4日 日曜日 14時から

新宿アルタ前 アピール+新宿ぐるりデモ 

 

お気軽にご参加ください。

 

 

 

https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/f23c8e9bf960237ef4ebe19b136241ac

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューオリンズらしさ ⑮

2023-05-22 | Weblog

「ニューオリンズらしさ」シリーズの冒頭に挙げた写真は、フレンチクォーター、昔ながらのニューオリンズの中心的な繁華街、有名なバーボンストリートなどに見られる、二階のベランダに人々が賑わう光景だ。

冒頭の記事

https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/f8be601987080d7440f06c0ba245bb7b

 

前回は昼間で無人の写真を挙げたが、今回は夜のを挙げよう。雰囲気がある。当然。

フェスティバルの時期は、大勢で賑わう。上と下での大騒ぎ、なのである。あれは何だったか、四半世紀前の狂乱の夜に遭遇した思い出は、いまも印象深い。アメリカの盟友リアンと歩いていて、倒れかけていた赤いドレスの若い女性が黒服たちにクルマに乗せられ一瞬にして走り去った、ぞっとする情景も覚えている。あれは何だったんだろう、と、何度かリアンと話したが、いまだに真相はわからない。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューオリンズらしさ ⑭

2023-05-22 | Weblog

バーボンストリート。

ニューオリンズらしいといえば、やはり、ここでしょう。

「バーボンストリート」が実在すると思っていない人も多いようで、まあ、それはニューオリンズに本当に「欲望という行き先の市電」があることが、俄に理解されないということと、等しいかもしれない。

 

沢木耕太郎氏のエッセイ集に『バーボンストリート』というのがあるが、これには私はちょっと言いたいことがある。まあ、でも、その話はまた、いずれ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューオリンズらしさ ⑬

2023-05-22 | Weblog

ニューオリンズらしいオープンテラスの食堂。道か店かわかりにくい場所。鳥が人間を怖がらない。ここも通っただけで客になっていない。

 

ニューオリンズらしさ連載を続けているので、いろいろ誤解もあるようだ。昨日ピンク地底人3号くんが関西から出てきたというので、私もちょっとした説明をしに行くことにしたが、連絡すると「えっ、日本にいるンですか」と。ニューオリンズに行ったのは3月のことなのです。

来週開幕の新作『梅子の梅根性』で勝負に出た南出謙吾さんも加わり、久しぶりに一献。

ピンク地底人3号『天使が鎖骨で眠ってる』の韓国での上演の評判は本気のホンモノのようで、喜ばしい。

『梅子の梅根性』は、発売中の「テアトロ」誌で読めます。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューオリンズらしさ ⑫

2023-05-22 | Weblog

えっと、

ほんとうにニューオリンズらしいかどうかはわからないのだけど、

観光地ゆえに日本食屋も多く見かけるわけで、

「芸者寿司ビストロ」というのに遭遇。

 

店内に入ってはいません。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする