四半世紀が過ぎる、という実感はあまりないのだが、本当のことなので、「四半世紀前に」なんて言い方で、過去の話をすることが、たまにあり、自分では、それは「最近」の感じなのだが、それを聴いている四十歳以下の人たちは「大昔!」と思っていたりするんだろうな。
さて。
大ヒット中の映画『福田村事件』に、樋尾麻衣子が出ている紹介をしようとして、彼女の写真を探していたら、さいきん撮った、この写真が、見つかった。というか、最近だから、あった。
今年の7月公演『ストレイト・ライン・クレイジー』を、小川彩さんが観に来てくれたときに大西孝洋と四人で撮ったものだ。
小川彩、Aya Ogawa は、作・演出・出演の新作『The Nosebleed』が大ヒットして、オビー賞なども獲得、今やアメリカでは「時の人」なのだが、私たちとは四半世紀近くのつきあいが続いている。「近く」というのは、彼女との出会いは1999年で、来年で、ほんとにぴったり四半世紀になってしまうのである。
1999年。燐光群『天皇と接吻』。私以外の三人は、この芝居で、現在(1999年)の高校生を演じ、終戦直後の大人も、二役で演じている。この劇の上演は、本当にエキサイティングで、一昨日もこの劇の熱狂的支持者の方と出遭ったりした。まあ、それは、あんまり言うと「自慢」と言われてしまうので、このくらいに。
まあ、この写真を見ると、私以外の三人が、ピカピカしている。
映画本格デビューを果たしたばかりの樋尾麻衣子も、ほんと、いい顔をしている。
Aya Ogawaで検索して"The Nosebleed"(2022)と分かりました。