教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

3月四回目の教室 カエル喜ぶ春の雨

2023年03月14日 | 教室風景

強い風に雲が流れて、日が出たと思ったら暗くなる。
今にも雨が降り出しそうな朝でした。


近くの梢で歌い始めたウグイス
まだホ~・・の部分が伸ばせずケキョケキョが多めながら声量は十分♪


木々も芽吹き桜も咲き出しました。ヤマザクラかな?


ソメイヨシノの蕾もふっくらと。今週中には花開きそう!


スミレもいよいよです。


ハシブトガラスがさかんに樹下を気にしていて
そのあたりを見に行くとヒキガエルの亡骸をついばんでいました。

3月4回目の教室日でした。


到着した時には暑い~と上着を脱いでいた皆さん。天気の悪化とともに
風が冷たくなり暖房をいれました。正午頃には久々の暴風雨で大変でしたね!


それも30分ほどでおさまり午後には風も弱くなりました。
外は春の嵐でも制作中はリラックスして想像をふくらませ心は快晴♪
終わるころには思いもよらない世界が目の前にあらわれています。

お昼休み、カエル合戦を期待して池へ急ぎました。
ヤマアカガエルのカエル合戦についてはラストチャンスかもしれません。

池に近づくと、繁殖に集まったヤマアカガエルの恋の歌が聞こえました!
短い動画を録ってみました。(音量ご注意☆)

ヤマアカガエルの歌声
音をたてたり動いたりすると警戒してなきやんでしまうため
棒立ちになって歌を味わいました。

暗い中、ゆらっと水面が動いたところをあてずっぽうに撮ると


産卵行動をしています!
今年も出会えてよかった。。。


水は濁りよく見えませんが、あちこちでこんなペアが誕生しているようでした。

帰りみち、驚きの出会いがありました。


大きい~!!
ヤマアカガエルのメスが舗装された道路でじっとしていました。
こんな近くで撮らせてくれるなんて、かなり弱っているのかな。


体長は100㎜弱。本には40~80mmとありますがもっとあったような。
メスはオスより大きいとはいえ、この森でこんなに大きい個体を
見たのは初めてでとても興奮しました。

これだけ体が平たいなら、産卵行動が終わって眠りに入るところなのか
これから産卵で池に向かうのか。いずれにしても誰かに踏まれたら大変。

大丈夫?と触れると、ぬるっ、ビヨーン!
1mほど跳躍して森のなかへ消えました。驚かせてしまって反省。。

この立派なヤマアカガエルとともに印象に残ったのが


ホタルの池にヒキガエルのペアがいたこと。


この池でヒキガエルを見るのは何年ぶりだろう?
20年近く前はよく見たアズマヒキガエルは近年ほとんど会えず
減ってしまったのだろうと思っていました。

この日の天候がちょうどよかったのか、下のミズキの谷でも
ヒキガエルの合唱が聞こえ、カラスがついばんでいるのが見られたし
心配していたヒキガエルはちゃんと命をつないでいたようです。

早くもシュレーゲルアオガエルの声も聞こえて
水辺がますます楽しくなってきました。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3月三回目の教室日 たくさん... | トップ | Iさんの新作鉛筆画(028) »
最新の画像もっと見る

教室風景」カテゴリの最新記事