Sさんは倉敷の旅で取材されました。
「路地裏の景色」 水彩画 F6
緑の瓦と洗朱色の壁が印象的な有隣荘。その樹木の落とす影の
面白い表情、白漆喰の輝き、この場の持つ清らかさを細やかな
筆致で見事に表現されました。爽やかな風の吹き渡る作品です。
近づいてみました。
下描きは遠近感を意識しながら淡く細い線で時間をかけて描かれ
透明水彩の色と濃度の調整、筆選び、筆運びにも慎重なSさん。
思いをこめた一筆一筆が引き締まった美しい世界をうみだしています。
持ち味の細やかさはそのままに作品の鮮やかさ鋭さが増してこられた
Sさんの過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Sさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。
散歩に行こうと思いつつも作業をしていましたが、ふと外を見ると
太陽があんなところに!4時過ぎ、あわてて家を出ました。
彩雲にならないかな・・
しばらく眺めていましたがぐんぐん辺りが暗くなってもう帰る時間。
ジンジャーの前を通りかかったらイチモンジセセリがとまっており
ころんとした体型のホウジャクが羽音をたてていました。
ホシホウジャクかな?
一箇所に長く留まることはないのに近づいても逃げない。
激しく羽ばたいてキラキラと鱗粉が飛び散っています。
よくよく見ると
あぁ~
花の中心に差し込んだ口吻がひっかかっているようです!
動画も撮ろうかと思ったけれど口吻がもげてしまったら大変!
公園の花ながらホウジャクを助けるために急ぎ花を切り裂きました。
花の細長い部分、根元の方に黒い生き物が写っていますが
その生き物が口吻をつかんで放さないのかと思いました。
実際、その黒い生き物の近くまで口吻は伸びていたので
長く切り裂かないとひっかかりは取れなかったのですが
黒い生き物は死んだアリで、引っかかりとは関係ないようでした。
おそらくホウジャクだけの力では脱出できなかったでしょう。
元気に飛んでいったホウジャクの恩返し、あるかな~。。
先日発見できて嬉しかったキアゲハの幼虫たちはぷりんと太って
そろそろ終齢。ブロンズフェンネルの硬そうな茎をかじっていた
幼虫たちを数えたら21匹いました!
ほとんど運動にはなっておらず蚊には顔を刺されたけれど
気分は晴れ晴れとなった夕暮れ散歩でした。
伊香保の街を歩いたときはカラッと爽やかな秋晴れで
いろいろな生き物に会うことができました。
パトロール中の可愛い猫さん
大声でうなる白茶猫、絶対眼を合わせない白黒猫
渋川伊香保温泉観光協会のサイトを見たら、石段をあがると
金運がアップするとありましたが今のところ変化ナシ。。
石段を365段上りきったところには
伊香保神社がありました。
お参りをして、ふと右を見ると親子ガエルが立っていて
子ガエルにくぎ付け!すごい目力です。
強い日差しで体を温めていたニホントカゲ
伊香保神社の境内から森の中へ続く歩道が緑豊かで楽しそうでした。
でも帰る日だったので石段街のお土産を見ることに。
お昼時に数時間店を閉めるお土産屋さんが結構あって驚きました。
ヒメウラナミジャノメ
大好きなミヤマアカネもいました♪
大きな黄色いものがバタバタ飛んでいたので追いかけると
ヤママユガでした。美しい~!
巨大といってもよく、翅を広げて15cm近くあったと思います。
渋川伊香保インターに入ったのは3時半ころ、高速で2度休憩して
くら寿司で夕ご飯を食べ近所のスーパーに立ち寄ったのに7時に家に
着いたので早かった~。群馬県がとても近く感じました。
帰ったばかりなのにまた行きたい。高原と温泉はくせになります♪
8月末から9月はじめにかけて旅した群馬県。4泊目は伊香保でした。
前回訪れたのは数年前の11月末、雪がバサバサ降って焦りましたが
今回はカラッと爽やかに晴れました。
宿の屋上から見た光景。朝もやが出ていました。
朝のんびり浸かった露天風呂。
我々以外は誰もおらず光が綺麗だったので撮らせていただきました。♪
お湯は滑らかで肌の調子がよくなりました。
夕ご飯。この他に天麩羅やデザートもあってお腹いっぱい!
朝ご飯。
地産地消を目指しているそうで特にマイタケが気に入りました♪
宿は「いかほ秀水園」。楽天トラベルのクーポンが出ていたのが
決め手で宿泊してみたのですが、楽しい気分になれるよいお宿でした。
添乗員役の私としては母姉がとても気に入ってくれたのが嬉しい♪
宿を出て途中猫を撮ったり風景を見たりしながら10分弱で
伊香保の石段街へ行きました。
お土産屋さんなどをのぞきながらブラブラと。。
この日はとても空いていました。
振り向くとよい景色
この階段をまたそろってあがれますように。
皆元気でいられますように。。
ゆっくりながら、今回もすべての階段をのぼりきった母。
いつまでも元気でいてほしいと心から願いました。
「車で食べよう!」
寿屋さんで湯の花饅頭と麩まんじゅうを買いました。
いくつでも食べれそうな素敵な餡子でした♪
規則正しくたくさん食べた旅でいっとき顔が丸くツヤっとしましたが
卵かけご飯の朝食に戻ったら顔も元通りになってしまいました。。
長々と続いた小旅の記事も次回で終わります。
Hさんはある作品との出会いをもとに日本画を描かれました。
「豊年満作」 日本画 P8
貝や象牙や珊瑚を漆に嵌めこんだ横浜芝山漆器の名品を元に描いた
今作。盛上絵の具を忍耐強く積み上げ細やかな筆致で仕上げました。
人々の話し声が聞こえてきそうな生命感あふれる作品となりました。
近づいてみました。
木目の出ている背景、金が蒔かれた畦と小川、立体的な人物や紅葉。
それぞれの質の違いを追求すると同時に江戸末期の庶民の風俗を調べ
この情景に溢れる日本の心、家族の温かみを大切に描きあげました。
日本の風景を描いてきたHさん。模写でまた新たな世界が広がりました。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Hさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。
近づけば逃げるタイワンリスが
こちらを気にしながらも食事を続けていました。
美味しそうに食べていた実は熟したイヌビワ。
以前実を割ってみたことがあるのですが、中身はイチジクに似て
汁気があって柔らかくいかにも甘そうでしたが実際食べられるそう。
木を見るといくつか実がなっていて
他のリスも熟したものを探していました。
今月はじめには素敵な実りに出会いました。
ツリバナです。
ツリバナの花は5月。ニシキギの花に似ていると思ったら
ニシキギ科ニシキギ属でした。
今年は鈴なりで驚いた木の実がもう一種。
ヤマボウシです。
この木の実は特に大きく直径20mmをこえていたのでは。
この実を割ってみると山吹色。果肉は柔らかく甘く食べられます。
花期は6月頃。白いハンカチのような部分は総苞片。
中心に小さな花が球形に集まっています。
実りの季節がやってきて、今年も後半。
夏はいつの間にか流れていってしまったけれど秋こそじっくり味わいたい。
時間の流れがとても早く感じます。
Iさんは夏の情景を描かれました。
「花ひらく瞬間(とき)」 日本画 M10
虹色のハスが花開き葉には露が輝いている水辺の静かな朝です。
艶やかな花に合わせた葉色は強く鮮明で、濃密な空間はまるで
森奥にいるよう。ひきこまれる夢幻の世界を描き出されました。
近づいてみました。
花びらのどこを見ても同じ彩りの場所がなく万華鏡をのぞいている
ような華やぎがあります。盛り上がるほどに重ねた岩絵の具がよく
発色しています。華麗な色の響き合いが魅力の力感あふれる作品です。
枚数を重ねる毎に作品の華やかさと深さが増しておられるIさんの
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の
中のIさんのページにされています。ぜひこちらもご覧下さい。
今の時期、たくさん生えているシソ科の花。
見るたびに何がしかの虫がとまっているのがイヌコウジュ。
ヒメジソと似ているので迷いました。
腹部の長いハラナガツチバチの仲間
このツチバチの仲間は地中にいるコガネムシの幼虫に麻酔をかけ
卵を産みつけるのだとか。土に潜るところを見てみたいものです。
優美なスジクロシロチョウはゆっくりお食事。
よほど美味しいのでしょうね。
これだけ昨年のものですがルリモンハナバチもこの花が好き
周りに小花はたくさんあるのにイヌコウジュの周りを離れませんでした。
その光景を見て以来、この花に注目するようになりました。
9月に咲く小花といえば
ゲンノショウコ
個体差があるようで白花には脈が赤っぽいもの、紫っぽいものがあり
赤紫色も花もあります。
整腸生薬として昔から有名で日本の民間薬の代表的植物だそうです。
ルリシジミがやってきました。蜜源としても優秀なようです。
どんな小さな植物にもそれを必要としている生き物がいる。。
動植物がお互い支え合って生きている世界を見ると人間の手によって
むやみにそのバランスを壊してはいいけないのだと強く感じます。
朝のうちはまだ雲が広がり涼やかな風が吹いていました。
アオスジアゲハが翅を広げ
しばらく翅を震わせて体温を上げているようでしたが
元気に飛び立っていきました。すばしっこいアオスジアゲハを
珍しくゆっくり見ることができました。
早くも9月四回目の教室です。窓の外ではミンミンゼミの蝉時雨。。
清々しく絶好の制作日和で快調に描くことができました。
絵の具の乾きがはやいこんな日でもゆっくりじっくり進めます。
トラブルはニカワ加減に注意して作業することでほぼ防げます。
午後にSさんとYさんが水彩画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
お昼前には気温が上がり蝶たちがせわしなく飛び交っていました。
モンキアゲハはまったくとまってくれず、撮影させてくれたのは
キンミズヒキと一緒にコチャバネセセリ
アカボシゴマダラは数頭見かけました。
体長25mmほどだったと思います。
枯葉のような翅が面白い蛾。名前調べは断念。。
日光浴していたニホントカゲ。ピカピカです♪
森の生き物たちはこれから天気が崩れるのを知っているかのように
活発に動き回っていました。
駅に行くのに遠回りして川沿いへ。
久しぶりによい汗をかきました。
元気なヒマワリにはハチやキタテハが来ていました。
カワセミに逃げられたあと、川をのぞくと
ハグロトンボたちが群れていました。
恋のかけひきをするものと
水草に産卵するもの。蝉時雨を浴びながらこの光景を見ていると
今は晩夏なのだと思えますがもう9月半ばなのですよね。。
公園の小さなハーブ園に花は少なく
クマバチがゆったり蜜を集めていました。
そうそう、ブロンズフェンネルはどうかな?
ひと月前にキアシナガバチの狩りの場面に遭遇したのです。
まだアカスジカメムシが頑張っていましたが
数を増やしていたのは
ナミテントウたち。
ナミテントウの幼虫や蛹もたくさん見かけました。
あれっ、キアゲハの幼虫がいる!
同じ場所でひと月前、キアシナガバチに襲われて全滅したのに
あっちにもこっちにも♪キアゲハが再び産卵に訪れたようです。
フェンネルは伸びきって花が枯れはじめていましたが
幼虫は美味しそうにムシャムシャ食べ進んでいました。
キアゲハの逞しさに感動。。。元気をもらえました。