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教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

枯葉散るクヌギ林にフユシャク舞う

2016年12月15日 | 生き物

コツコツコツ。木をつつく鈍い音にアオゲラだと思い見上げると


晩秋の色が広がっていました。

アオゲラは探しきれず、たくさん見かけたのは


ヒヨドリたち。数羽同じ木に群がっていましたが逆光なので
まわりこむと、鳥たちは飛び去ってしまいました。


ヒヨドリたちが食べていたのはこのムラサキシキブの実


同じ木でも光のあたり具合で色の見え方写り方が変わるものですね。


実を食べにきた小鳥のものか羽毛が引っかかっていました。
これも春になれば他の小鳥の巣材に利用されるかもしれませんね。

枯葉と一緒に枯葉色の小さな蛾がひらひら舞っていました。


冬に成虫が出現するシャクガの仲間をフユシャクと呼ぶそうですが
種類がたくさん!初冬一枚目のフユシャクは一文字に線が入っていました。
翅がないメスに出会うためにはオスを追いかけるしかありません。
ふらふら舞うフユシャクを追いかけるのは冬の森での数少ない楽しみです♪


こみちを大猫さんがのしのしと歩いていました。久しぶり!

さみしげになってきた散歩道も生き物に会えれば暖かい色に見え
ひととき寒さも時間も忘れます☆ 

 


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紅葉狩り♪陽だまりの猫たち

2016年12月14日 | 生き物

公園で遠くからきれいな彩りが見えたので下まで行ってみると


浮き上がっているような独特の樹皮、先が三つに分かれている葉。
トウカエデという名前の木のようです。


今まで何度もここを通っているのに気がつかなかった。。
しみじみ味わってからふと下をみると 


いつかの猫さん♪ここが定位置なんですね~。
近づいても動じることなく毛づくろいをしていました。


前回も舌が出ていましたっけ。毛づくろいする口元をよく見てみたら
下の歯が門歯犬歯ともだいぶありませんでした。

駐車場へ行くとカエデの木の間にセンダンの実が見えました。

上郷森の家ではタイワンリスたちに食べられ、今年は実りも少なかった
ことからもう樹上に残っていないのですがここは鈴なり。


毎年この実をヒヨドリたちがついばむのが見られます。
下をみまわすと・・・


ミケさん!お元気でしたか~♪
近づくと顔をあげたので耳の聞こえは大丈夫。寝にくそうな体勢ですね。


眩しいね~。

どの猫さんも冬仕様、もっこもこの毛並みです。 
偶然でしょうが皆紅葉狩りしているように見えました。 

コメント (4)
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Aさんの新作日本画

2016年12月13日 | 教室風景

Aさんは夏の水辺を描かれました。


「誘惑」 日本画 F10

大きな蓮の花が朝日を浴びてきらめき、ハグロトンボも舞っています。
ふっくりとした花びらは光に透けて影を映しています。花びらのなめらか
な曲線と儚げな美しさを緻密な線と胡粉づかいで力強く表現されました。

近づいてみました。

葉の表面にはあえて粗さを見せてぼかしごく薄い花びらの華麗さが
際立つよう工夫をこらしました。鮮烈な色合い、花も葉もはみ出る
大胆な構成と極細線の精巧な表現で魔性の美女が誕生しました。

様々なテーマに取り組み画材や技法を試している研究熱心なAさんの
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Aさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。 


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いまだ輝く秋の名残り

2016年12月13日 | 散歩

そういえば近所の大きなイチョウの彩りはどうかな?
ここのところなにかと忙しなくて歩いていませんでした。


公園の皇帝ダリアは健在!今年の花は格別です。

神社の大銀杏といえば

まだ葉っぱが残ってた~♪
下半分は落葉して、残る葉の色はだいぶ黄土色がかっていました。
鮮やかなレモン色だったのは11月末ごろだったのかな?


こみちのモミジは真っ赤で見頃


イイギリの実
毎年すべての葉を落とした12月末でも実だけは木に残っていたもの
ですが、今年は無理のよう。
実が残っていたのは一本の木だけで、そのほかの3本のイイギリは
葉も実もすべて落としていました。真冬の青空を背景に朱赤の実を
撮るのを楽しみにしていたのに。


ヒヨドリがこの実を食べているのを見たことがありますが
こんなに早い時期になくなってしまって、大変ですね。。

陽だまりで草が動いてのでのぞきこむと

コバネイナゴでしょうか、バッタの仲間や


傷ひとつないツマグロヒョウモンが体をあたためていました。

風がなく日向はあたたか。日差しが強く彩りが鮮やかに見えたので
場所を変えてさらに秋の名残りを探すことにしました。続きます☆

 

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徳島の旅(番外編)南阿波サンラインモビレージ

2016年12月12日 | その他

徳島の旅では南阿波に二泊、大歩危に一泊、鳴門に一泊しましたが
印象に残ったのは最初の二泊。
その宿泊所「南阿波サンラインモビレージ」さんをご紹介します。

徳島阿波おどり空港からレンタカーで国道55号線を南下して約70分。

南阿波サンライン(県道147号日和佐牟岐線)に入ります。


沿道に4箇所の展望台がある眺望のよい道。ドライブには最高です。


明丸海岸からすぐ


南阿波サンラインに入ってから約10分で到着。
こちらは「南阿波サンラインモビレージ」さんの管理棟です。
素晴らしいところはいろいろありましたが、一番は管理人さん!
親切丁寧、周辺の情報をたくさん教えてくださったり
お芋や甘いものまでいただいたり。細やかな心遣いに何度も感動しました。

マイペースでのんびりできる宿泊施設が好きな母のため
コテージを探しましたがここにしてよかった♪

なんだか懐かしい和風の宿泊棟が9つあってどこも広々。


玄関先に車をとめて荷物をおろすことができて楽チンでした。
我々は荷物が多いのでほんとうに助かります。


ウッドデッキに出ると管理棟と明丸海岸の海が見えました。
朝は小鳥、夜は鹿の鳴き声がすぐ近くで聞こえました。裏山が緑濃く
アナグマやタヌキやノウサギやサルが見られるというのも納得です。


チェックアウト時に撮影したので使用したお布団が出ています。。
6畳二間、バストイレ別、トイレはシャワートイレでした。
TV、冷蔵庫、レンジ、ガス台、炊飯器、湯沸しポット、コタツまであって
とっても快適。 台所周りが広いので貝の整理もしやすかったです♪
wi-fi接続ができたのでスカイプ通話もできました。 


この柴さんのほかにも大きなコ2頭と猫がいました。

雨日があったので裏山に行けず星空を見れなかったのが心残りですが
またいつかきたいな~。今度は南国の蝶に出会いに。 
釣りする方、水遊びする方、ペット連れの方などかなりおすすめです!

コメント (2)
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徳島の旅(その六)鳴門海峡で渦潮を見る

2016年12月11日 | その他

貝拾いに三日もさいたのち室戸岬まわりで大歩危に行き
祖谷の蔓橋でスリルを味わった徳島の旅も最終日。

鳴門海峡で渦潮を見るまえに、鳴門スカイラインを走って播磨灘と
ウチノ海が見られる四方見展望台へ足をのばしました。

のんびりぽっかり♪穏やかです。
ジョウビタキのさえずりを聴きながらきらめく海原を見ていると
時を忘れそう。。。行ってよかったです。


展望台から数歩いくとある四方見橋からの眺め。胸がすーっとします。
養殖筏に釣り筏、なかにはトイレのある筏もあるそうです。


橋の向こうもさぞ素晴らしい景色が広がっているに違いありません。
鳴門スカイライン(県道183号線)をどんどんゆきたい気持ちでいっぱい
でしたが、観潮船の席を予約していたので船着場に向かいました。


私と姉は初めての鳴門の渦潮。いろいろある船を迷った挙句
水中展望室のある小型船アクアエディにしました。


間近でぶつかり合う潮を見れて良かったです。が、次の機会があれば
大型船の方に乗りたいと思いました。水中の様子が見れるという窓は
はじめは面白いですが、アナウンスがあってから渦潮を見るために
狭い船内を一列になって移動しデッキに出なければならず戸惑いました。


船の上で冷え切ったものの、真上からも渦潮を見ようと「渦の道」へ
移動しました。渦の道は大鳴門橋橋桁空間に設置された遊歩道で


足元にはめ込まれたガラスの下に潮の流れが見えました。


渦巻いてる!
じっくり潮の流れを見ることができて満足♪


この激しい流れのなか漁をしている船。凄腕漁師さんですね!

寒かったし疲れたね~などといいながらソフトクリームを食べ
余裕があったのでスカイラインに戻ろうかと思いましたが行かなくて正解。
平日、夕方の国道はやはり混雑していました。


夕方5時にレンタカーを返却して徳島阿波踊り空港へ。
車の走行距離を見たら600km、我々にしてはよく移動しました。

ブロンズ像の阿波踊りの踊り手に混じって記念撮影。疾走感のある
加工を施してみました♪

いつかの旅のように飛行機に乗り遅れるとか重すぎて直前に荷物を
詰め替えるとか胃の痛くなるようなトラブルは無し。
母の体調もよく事故もなく無事に旅を終えることができてひと安心。。
自然豊かな徳島、いつか暖かい季節に森の中を探索したいと思いました。


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Yさんの水彩画完成

2016年12月10日 | 教室風景

Yさんは都下の田園風景を描かれました。


「東京都下稲架風景」 水彩画 F4

刈りとった稲の束を天日に干すための稲架。懐かしくあたたかいこの
風景がまだ都会にも残っているのですね。住宅 の強い赤に用水路の
鮮明な青が稲をさらに輝かせています。構成も表現も力強い作品です。

近づいてみました。
 
大切にしたのは豊かに実った稲の黄金色。金色も加え厚く塗り重ねて
強調し、空や水は薄塗りにして紙の地をいかしました。 強弱をつけた
黒色がリズムよく様々な要素をつなぎ画面に広がりをもたらしています。

いろいろな画材を試しながら幅広い画題に取り組んでいるYさんの
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”のなかの
Yさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。  


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12月三回目の教室 南風吹き綿毛飛ぶ♪

2016年12月09日 | 教室風景

朝から強い南風が吹いていました。


コナラ、クヌギ、エノキ。色とりどりの葉が飛ばされて舞い落ち
森の小道がずいぶん明るくなりました。

12月三回目の教室日は季節が逆戻りしたような暖かさで暖房いらず♪

日差しも強いのですが、皿の上のニカワはすぐ固まってしまいます。
やはり冬季、絵皿も冷えているのでお湯を使って温めながらと膠加減に
とても気をつかいます。


午後にはAさん、Kさんがそれぞれ日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

紅葉の様子を確かめに、ミズキの谷へ行くと


カエデが全体に黄色くなりました。右側の木の葉が枯れ色となり
左後ろのメタセコイアがだいぶ葉を落として全体に褐色がかって見えます。


黄金色♪一週間前はあんなに緑色が多かったのに。


この風を待ってました!とばかりのコバノカモメヅル。
綿毛をつけた種が旅立ちの準備。


ガマズミの実


トキリマメの実もまだ残っていました。


いまにも落ちそうな葉の裏でじっとしていたウラギンシジミ
今頃は気温変化のあまりない場所に落ち着いているでしょうか?

森の植物も生き物も冬支度。耳をすます時間が増えました。
 

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徳島の旅(その五)祖谷のかずら橋に挑戦!

2016年12月09日 | その他

大歩危峡で川下りを楽しんだあと、祖谷(いや)のかずら橋を見に
行きました。11月29日のことです。


雰囲気たっぷりの吊橋です。
入口まで行ってみて、渡るかどうか決めようと姉と話していました。


ほほ~ぅ。
すでに渡り始めた人たちの悲鳴やら笑い声やらで賑やかです。

どうする?料金所のところで姉と顔を見合わせていると
「さっ、行くわよ!」


母が転がるように橋へ突進してゆきました。

ちょっ、ちょっと写真撮るから待って!あわててお金を払い
カメラを首から提げた私、ビデオを持った姉の順で後に続きました。


より合わせた蔓が太いロープのようになっています。隙間だらけです。
3年にいちど架け替えられているそうです。


やはり揺れるので私を含めほとんどの人が手すりにすがっていましたが
後ろから来た人が手すりを持たずに真ん中を歩きながら私を抜かし、
また戻ってきていたのを見てスゴイ!と思いました。
ただ吊橋の上は一方通行です。


このぐらいの間隔なので隙間にはまらないよう足元を気にしながら
渡ります。あまり川を見ると高さを意識してしまいますね。
長さ45m、幅2m、水面上14mだそうです。

無事に渡り終わり、姉にビデオを向けられ感想を聞かれた母は
「どうってことありませ~ん♪」 と上機嫌で答えていました。

時々めまいがすると聞いていたので、姉も私も母がまさかこの橋を
渡るとは思っていなかったのです。 元気で何より!


琵琶の滝
かずら橋を渡った後、坂を少し下ったところにありました。
涼やかな音を聴いていると気持ちが落ち着きます。。。

この日は鳴門の宿に泊まる予定だったので県道32号山城東祖谷線を
下ってゆきました。この道がところどころ細くてカーブが多いので緊張
しましたが、すれ違う車も後ろから来る車もほとんどおらず助かりました。


途中、小便小僧が断崖絶壁に立っていました。
何故か小僧の足元にたくさんの小銭、そしてお菓子がお供え物のように
置いてありました。それを狙っていたのかすぐ近くに猿がいました。


この日はよく猿を見ました。

思いのほか橋も道もスリルがあって、達成感もいっぱい!
遠かったけれど来てよかったね~と話し合いながら鳴門へ向かいました。
続きます。 


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徳島の旅(その四)大歩危峡で川下り

2016年12月08日 | 自然

海辺歩きを連日楽しんできた徳島旅。11月も末、どうかなと思いつつ
錦に染まった光景を期待して大歩危峡を予定に入れました。


11月29日の吉野川。美しいです。
宿の方にお聞きしたとおり、紅葉はあらかた終わっていたようです。

徳島に来てから明るい照葉樹林ばかりを見て南国気分に浸っていましたが、
こちらは山深く空気もひんやり。ニホンカモシカが出てきてくれないかな~?


せっかくなので川下りの遊覧船に乗ることにしました。


出発してすぐ、目の前の岩にカワガラスがとまりました!
私が撮れたのは水飛沫・・・自分の反応の鈍さにがっかりしましたが
間近でつぶらな瞳を見ることができて嬉しかったです。


独特の節回しで説明する船頭さんの大歩危小歩危にまつわるお話に
感心しながら、この光景がつくられた遥かな昔に思いを馳せました。

下りっぱなしではなく途中で方向転換、川をのぼって元の乗船場所に
もどってくれます。


行きには気がつかなかったカワウが羽を乾かしていました。


近くで見ると彩り豊かな鳥ですね☆
往復30分。復路ではカワガラスには会えませんでした。
乗船場所は当然のことながら川辺で、駐車場やチケット売り場からは
階段や急道をかなり下り、またのぼることになります。

朝のうちは曇っていましたが徐々に青空が出てきました。


やはり晴れると彩りの華やかさが増しますね!


素敵なノブドウがありました。


道の駅をのぞいた後すぐ近くの祖谷(いや)のかずら橋へ向かいました。
どんな橋なのかドキドキです☆続きます。

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