教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

近所の柵にいた憧れの生き物

2020年11月29日 | 生き物

陽ざしが暖かかった正午ごろ公園の柵で素敵な出会いがありました。

この日は入れかわりたちかわり目の前にチョウがあらわれた日で


普段は敏捷なルリタテハものんびり日光浴


丸めた口吻が可愛い♪


このくるりんを両側から観察するほのぼの時間・・

ルリタテハが柵内の木に飛び去ってしまった後
あらためて目の前の外柵を観察すると


直径20㎜ほどの扁平な泥製徳利が。
ムモントックリバチのものでしょうか、似たものが他の場所にもありました。

そして最も嬉しかった出会いは


こちら!
思わずおおっ♪と声が出てしまいました。


この日はクヌギコナラ林に小さなフユシャクが多数飛んでいました。
フユシャクは冬に出現するシャクガで様々な種類がいます。

ヒラヒラ舞う彼らを追いかけたりしてお腹いっぱいになっていたのですが


メスに出会ったのは初めて!
翅が退化したメスは飛べません。

メスは落葉の下などにいてフェロモンを出しオスがやって来るのを待つ
ということで見やすい場所にいるなどまれ!
探しもせず珍しいペアに会えるなんて♪


風でふわっとオスの翅がめくれあがってメスの腹部が見えました。


これがクロスジフユエダシャクのメス。。腹部の横筋が緑色っぽく見えます。

鼻息あらく撮影すること数分。お邪魔しました!


冬季に発生するフユシャクの仲間は多くが夜行性。
メスに会おうと思ったら寒い夜の公園に行かなければならないようで
メスとの出会いは諦めかけていました。

このクロスジフユエダシャクはフユシャクの中では珍しい昼行性、
初冬に発生する種類。


ようやく撮影できたこのオスもクロスジフユエダシャクなのかな?
前出のものは翅に線が2本見えるけれどこれは1本に見えます。

この光景を見てから柵も気になって近所の公園の魅力が倍増しました。
人工的なものも野生の生き物たちはたくましく利用しているのですね。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (maarui-chikyu)
2020-11-29 11:25:30
ヒャー
こんにちは❣️
翅が退化したなんて凄いですね❗️
いつもこちらのブログで色々知り得て、物知りになった気分です。
ありがとうございます😊
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Unknown (KONASUKE)
2020-11-29 12:10:11
いいなぁ。
羨ましい限りです。
午前中、♀を探しに行きましたが出会えず。
23日の午前中も探したけど空振り。
♂は去年よりもいっぱい飛んでるのに。
まだ諦めないで探しますけどね(笑)
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Unknown (saiun090320)
2020-11-29 12:36:01
@maarui-chikyu maarui-chikyu様、こんにちは🎵
メスは一番大切なことだけにエネルギーを使うんですね。
多種多様な生き物がいるものだと感動します。
こちらこそ可愛い猫さんにホッコリさせていただいて😺ありがとうございます~😄
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Unknown (saiun090320)
2020-11-29 12:57:17
KONASUKE様、こんにちは🦋
去年よりいっぱい飛んでいるのですね。
私が見たのは26日でかなり暖かい晴れの日でした。
たまたま縁にいてくれて、今年の運を使いきったかもしれないです😄
シーズンは始まったばかり、まだまだこれからですね💪
私はヒメカマキリモドキとの出会いが心からうらやましいです❗️
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