教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

祝!オオミズアオの羽化

2010年04月12日 | 生き物
先日、ひと足早く帰宅した姉から
「羽化したよ~」と写メをもらいビックリ!



やっぱりオオミズアオだったんだ・・・
光がいいうちにたくさん写真とビデオを撮っておいてね!
と頼みワクワク。

このオオミズアオは昨年の9月24日、
ぱんぱんに太った最終齢の幼虫のとき
庭にあるオオムラサキ(ツツジ)で発見したもの。


2009年9月24日の様子

似ているのでヤママユかなとも思いました。
オオミズアオの幼虫はその前の年も梅の木で発見したものの
鳥に食べられたのか姿が見えなくなってしまいました。
そのため2度目となる今回は
エサとともに虫かごに入れ観察してみようということになりました。
9月24日の保護より数日たってから
この幼虫は水っぽい排泄物を出し体全体は暗褐色になり
固まって動かなくなったため死んだものと判断、
埋葬しようと虫かごごと縁側に出しておいたら
数日後、死体が忽然と姿を消したことに母が気がつき
「不思議だ!」と大騒ぎになりました。
それが10月8日。(そのときの様子はこちら


2009年10月8日の様子

よく見ると・・・虫かごの底にマユがありました!
調べると
最終齢の幼虫の体が暗褐色に縮まるのは蛹化する前兆で
今できた繭は冬越しするかもしれないということでした。
その繭入り虫かごが突然ガタガタッと揺れたりして
繭の中の蛹が生きているのを確認できたのは晩秋・・
今まで虫かごごと縁側に放置され忘れ去られていたのです。

それがとうとう4月8日!


2010年4月8日の様子

無事羽化できたのです!
若干小ぶりだけれど元気です。誕生おめでとう!

つぶさに観察したこれらの画像は
すべて接写の鬼(姉)が撮影したもの
クドイ私が驚くほどの枚数でした



ビロードのようです



白緑色、臙脂色、黄土色、白・・・
なんて美しいんでしょう!



触れてみたら、ふわっふわで気持ちいいのです。
存在感のある優雅さ。蛾界の貴婦人ですね!



片方の翅が短いのが少し心配です。

羽化してから何か食べるということはなく
子孫を残すことに全てのエネルギーを使います。

夕方まで観察させてもらい
虫かごの蓋をあけておいたら次の朝には旅立っていました。

無事相手が見つかりますように!
また出会えますように!
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