京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

祇園祭の厄除け

2012-08-09 22:58:36 | 季節のことば
今年も厄除けの粽をいただきました。

              
              京都に住むOTTOの友人、祇園祭の函谷鉾を建てる地点の前に
              会社があり、伝統の担い手の一人です。
       
        
        八坂神社の祭神スサノオノミコトが一夜の宿を求めたところ、裕福な巨旦(こたん)は
        断ったが、弟の蘇民将来は貧しいながら温かくもてなした。スサノオノミコトはお礼に
        防疫の方法を教え、蘇民将来の子孫には厄疫が及ばないことを約束した。
        その方法が粽であり、その粽には必ず「蘇民将来之子孫也」と書かれているのです。
        …と2年前に同じ説明をしています。←こちら
        
              
              粽はそれぞれの山鉾で厄除けとして有料で授与されますが、
              藁を芯にして熊笹をイグサで巻き留めたもの。早速、玄関の
              壁の古い粽と架け替えました。

函谷鉾の写真も同じものだけど、ついでに

   

                        

   
   そして、友人が粽と一緒に送ってくれたのが「したたり」

                       
                       「したたり」は亀廣永製で、菊水鉾に献上するお菓子でしたが、
                       現在は通年作られているそうです。
                       自然光の中で見れば、もっと明るく透き通っています。


               
               黒糖、砂糖、水あめ、和三盆、寒天のみでつくられ、
               ゼリーのような頼りなさはなく、羊羹のようにどっしり、
               透き通る琥珀色が何とも美しく涼しげ。黒糖の香りが口に
               広がって、純粋な甘さを感じる。冷たく冷やすと美味しい

サマードレス

2012-08-08 21:22:21 | 季節のことば
純白のマンデビラのことです。

              
              マンデビラ(デプラデニア):キョウチクトウ科中南米原産
              純白のマンデビラはボリビア原産、サマードレスの名で出回っている。
              ちなみにこの花は実家のお隣さんのです。
        
        
        確かに、糊の利いた純白の綿地のドレスを思わせ、涼やかな風を感じさせる。
        マンデビラは19世紀、ブエノスアイレスに駐在したイギリス公使マンビデルの
        名前に因むそうです。

              
              我が家の3本のサギソウの蕾が全部開きました。
              かぜにゆらゆら、優雅な鷺の舞がいつまでも続きます。

        
        何度見ても、毎回思います、なんて精巧な花の形なんだろうと。この切り込みは
        いつ細工をするのだろう。あの小さな三角錐の蕾の中になんときちんと畳み込まれて
        いることか、神秘です

        
        鷺の舞も1週間ほどの期間限定。もう1本だいぶ小さな蕾が2個。4~5日したら
        もう一度、鷺の舞が残像のように見られるかもしれない。

加賀紫雲石

2012-08-07 23:04:31 | 美味しい♪
加賀温泉駅前の音羽堂という和菓子屋さんの評判のお菓子です。

        
        昨日の集まりに用意しておきました。

        
        見た目は金つばのような、葛焼きのような…
        ―皇太子殿下献上お買い上げ品―だそうです。

        
        大粒の丹波大納言小豆をふっくらと炊き上げて、軟らかな寒天で包んだお菓子。
        たっぷりの小豆はやわらかく、程よい甘みで美味しい!

        ちなみに「紫雲石」とはケープアメジストと言われている天然石なんだそうです。
        硯や数珠に加工されるそうですが、このお菓子の小豆が紫雲石のイメージなのでしょうか。

        
        お迎えの花は向日葵。カンカン照りの太陽を仰ぐ大きな向日葵が向日葵の身上だけど、
        花瓶に飾れる小ささもそれはそれで楽しめるものです。
        

ランチ会議

2012-08-06 22:28:04 | パーティ & 集い
決め事があって、我が家に友人が集まりました。

        
        いつもは私が食事を用意しておきますが、今日は美味しいお弁当があるからと
        デパートに寄って、買ってきてくれました。

        
        京都「菊乃井」の「高台寺」というお弁当。お弁当もダシのきいたいいお味、
        おかずの種類も多くて満足しました。

        
        何も作らなくていいからと言って貰っていたので、コールスローだけ作りました。
        あとは、インスタントみそ汁で手抜き、仲良しの集まりは気楽です。

        
        もう一つ、一人が、先月誕生日だったので、サプライズの誕生日ケーキを
        「ヨロイズカ」で注文。メロンショートの爽やかなイメージがその友人にぴったりで
        選んだケーキでしたが、とっても美味しくて、ベストチョイスでした。

        
        その友人が持ってきてくれたのが「ヨハン」のチーズケーキ。ヨハンは
        会社を退職した男性だけで始めたチーズケーキ専門店。友人宅のご近所に
        お店があり、時々買ってきてくれる、みんなが好物のケーキなのです。

              
              創業者がアメリカの知人から受け継いだ伝統のレシピを
              忠実に守り続けている、わが国でたった一軒のチーズケーキの
              お店だそうです。

              食べてはしゃべり、しゃべってはまた食べ、お茶を飲み、
              最後は「薄いお茶にして!」と言うくらい。
              メインの目的も果たしたし、新事実や情報も得られたし
              楽しい会議でした。

ブルーベリージャム

2012-08-05 22:36:56 | 季節のことば
ブルーベリーをいただいたのでジャムを作りました。

        
        斑尾高原のお土産。高原の太陽をたっぷり浴びて完熟したブルーベリー、
        さぞや美味しいジャムができることだろうと思って…。
        さっと洗ってブルーベリーの半分量のお砂糖をふりかけてお鍋に。

        
        1時間ほどおいたらジュースがたっぷり。時々アクを取りながら 中弱火でかき回しながら
        とろとろと煮る。

              
              大きめのジャム一瓶に納まっちゃった!
              少し煮詰めすぎたかな
                        
        
        でも、ジャムは固めが好き。明日からヨーグルトに乗せて食べよう~

鷺、舞い初める。

2012-08-04 23:19:55 | 季節のことば
ヒョロリと弱々しげに伸びたサギソウが羽を広げました。

              
              昨年の暑さで我が家のサギソウほとんど消えてしまいました。
              夏に入ってやっと顔を出したチビ芽を友人から貰い、我が家の
              鉢から出たチビチビ芽を移して、合計5芽がヒョロリと伸びて
              いたのです。              

        
        4本には蕾がついています。1本はダメかなァ。

              
              サギソウはラン科独特の複雑な花姿がほんとに飛翔する鷺を思わせる。
              もともと湿地に自生する植物なので、水さえ切らさなければ栽培は
              難しくないとされているけれど、なかなか…。開いた花の次の蕾が
              明日には開きそう。幾羽もの鷺の舞い飛ぶ姿が楽しみ。
              
        
        ご近所の裏塀に絡んでいるヘクソカズラもたくさんの花が咲いています。

              
              葉っぱに隠れて見えないけれど、可愛い花がポツポツ見え隠れ。
              蕾もいっぱい、秋に金色に輝く実が楽しみ。

清里

2012-08-03 23:13:40 | 小さな旅
清里の清泉寮でソフトクリームを。

              
              八ヶ岳高原に行ったら清里を回って、清泉寮のソフトクリーム
              を食べるのがお約束です。

        
        アルプスに連なる山々と広い牧場の中で食べるジャージー牛のミルクソフトクリームは
        やっぱり美味しい。
        
        
        子供も犬も思いっきり走り回っている。風になって自然と戯れているよう。
        なんだか幸せを感じる光景。

        
        ハーブの控えめな花たちが涼風にゆれて香りを漂わせている。
        
        
        日が傾き始めるのを待って爽やか高原を後にした。フロントガラスにまんまるな夕月が出た。

        
        中央高速の灯りと淡いシルエットの富士山がバックミラーに浮かび上がる。
        バックミラーを走り去る景色に小さな旅の終わりを確認してほっとする。
        熱帯夜の東京に戻ってきました。
                

八ヶ岳マルシェ

2012-08-02 23:35:36 | 小さな旅
小淵沢のリゾナーレ八ヶ岳でランチ。

        
        テラスハウスタイプの客室が並ぶ中央通りは石畳の回廊。ピーマン通りというらしい。
        こだわりの八ヶ岳食品や紅茶専門店やヨーロッパの輸入雑貨屋さんなどが並ぶ
        おしゃれな散歩道でもある。夏のイベントは八ヶ岳マルシェ。近隣の生産者が
        日替わりで出店、フレッシュな野菜を買いました。

              
              ランチはホテル内のイタリアン「オット・セッテ」で。
              飲み物は山梨産の桃の生ジュース。

        
        トマトと野菜のスープ

        
        鯛のカルパッチョ・地元産の夏野菜添え

              
              鯛の上に新鮮な野菜がふんだんに。トマトも大根も人参も
              甘くてとっても美味しい~

        
        パン+オリーブオイル
        
        
        メインのパスタは選べます。私、地元産の夏野菜のパスタをチョイス。

        
        デザートは八ヶ岳高原の新鮮なミルクで作ったアイスクリームとパンナコッタ。+コーヒー

        
        色とりどりのコリウスの寄せ植え。ピーマン通りには寄せ植えの大きな鉢が
        随所に置かれて目を楽しませてくれます。
        

ほっと一息

2012-08-01 23:06:04 | ギャラリー
毎夏恒例、八ヶ岳倶楽部での流郷由紀子展に行ってきました。

              
              八ヶ岳倶楽部の緑滴る林の中のギャラリー、ゆったりと
              開放的なステージが気持ちいい。

        
        流郷さんはリンゴとバラと野の花の作家、布には色美しい花たちを大胆に描くけれど、
        器には藍色しか使わない。藍色のリンゴが私は好き。

              
              展示テーブルには野の花や木が自然のままに活けられて
              藍色の器の花とよく調和している。

        
        流郷さんは、中国の奥地に原種のバラを尋ねて行ったり、青森のリンゴ園に住み込んで
        リンゴの花や実を描いたり、現在は八ヶ岳高原に住まいを定めて自然をまるごと体感。
        緻密なスケッチの上の自由さがステキなところ。

              
              ギャラリーは高原の薫風が吹きわたり、昨日までの東京の暑さが
              夢のような爽やかさ。

        
        ギャラリーの屋根の上にも草木が生い茂り、涼しさを贈ってくれる。
        (けっこう、お手入れは大変なんだそうです)

              
              ギャラリーから倶楽部に続く林の中の小道、オーナーである
              俳優の柳生博さんが自ら枕木を並べた道です。

        
        博さんのご子息の真吾さんは園芸家、NHKなどで園芸指導をしていますネ。
        珍しい花や草木も販売されていて、栽培方法なども教えてもらえます。
       
        今回求めたのはバラの角皿と野ぶどうのそば猪口、そして美味しい緑の空気でした。
        たった一日だけど深呼吸。