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京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

抱かれてみたく

2006-07-21 23:52:01 | 季節のことば
南国の花情熱の花
紅色の夏の花のイメージでした

          

ブーゲンビリアのブラウスを着て会いにゆく花束のように抱かれてみたく  俵 万智


 

 とっても暑かった日、花屋さんの店先で、そこだけが涼しそうだったのです。


                    

                    思わず抱くように胸にとり、「コレ下さい
                    抱かれてみたくはブーゲンビリアのほう…


          

          花びらのように見えるのは苞。苞はいつも三枚一組。
          だから花のように見えるのね。苞の中ほどに白くポチッと
          くっついているのが花。
          ブーゲンビリアはフランスの探検家ルイ・ド・ブーガンヴィル
          の名にちなむそうです。


丸ごと全部が赤いブーゲンビリアが目を引いて、
毎年のように買い求めるけれど、赤い苞がいつの間にか散り落ちて
葉っぱだけがさみしくくっついている姿になってしまうのです
性懲りもなく、今年もまた



旅の終わりは夕焼け

2006-07-20 23:56:38 | 
とうとう京都を離れます

          
          ヤマモモがこんなに色づいて…
          Passyさんならヤマモモ酒を作りたいなあなんて
          思うことでしょう

 
この紫はいかにも日本の色という感じ 特に右の濃淡の紫の取り合わせは。

智積院の桔梗長谷川等伯の襖絵京の西洋料理…
まだまだお知らせしたいものがたくさんあるのだけれど、今回は心を残しつつ
岐路に就くことにします。

          
          名神から中央道に入る頃から雨が振り出して…
          駒ヶ根のあたりでしょうか、大きな虹が先導
          フロントガラス越しなので、不鮮明かも


諏訪のインター付近の夕焼けです

                    
                    諏訪湖のサービスエリアで夕食にしました


午後7時に近い頃。まだまだ残照が雲を染めていました。

          
          サービスエリアから眺めた薄暮の諏訪湖
          一週間後にあんなに酷い災害に見舞われるなんて
          微塵も想像できなかった美しい夕景でした。

          災害にあわれた方々に心からお見舞い申し上げます。


いつもそうなのですが、諏訪を越えると東京が近いなあと感じる
旅の終わりを実感して、日常バージョンに頭が切り替わます。
そして、次の旅の計画を練り始めるのです




水生植物

2006-07-19 23:03:50 | 
滋賀県草津市立水生植物園みずの森
見たこともない水辺の植物を知りました。

  
  ミズヒナゲシ
   英名ウオーターポピーブラジル・ベネズエラ原産
   呼び名どおりポピーのような花。

                  
                  ルドウィギア
                   ブラジル原産・英名はモザイクプラントなーるほど。

  
  リンコスポラ コロラタ
   別名スターグラス。カヤツリグサ科で、日本ではシラサギガヤツリと呼ばれる。
   鷺草みたい。アメリカ原産。
   

                  
                  アサザと書いてあったような…
                   調べてみたら違っていました。
                   勿論水の中に咲いていましたよ。本当は誰

  
  ポンテデリア
   北米原産。ミズアオイ科。ピンクや白い花もあるそうです

                  
                  名前を書いてくるのを忘れた…
                   何という花なのでしょう?
                    ↑
                    ルピナスさんとお局さまから早速に
                        ガウラ(白蝶草)と教えていただきました。      
                        ありがとうございました



水辺や水中にはいろんな美しい花が咲いているんですねえ
蓮や睡蓮以外は見たことがない花がほとんどでした。



京のお土産・お菓子編

2006-07-18 23:06:15 | 
お気に入りの京菓子
夏限定は日持ちがしないものが多く、残念ながらお土産には…

     
 松屋籐兵衛珠玉織姫(たまおりひめ)
 西陣の糸玉を模したお菓子だそうです。赤は梅肉、黄は生姜、白は胡麻、緑は柚子、
 茶は肉桂の味きれいで楽しくて美味しい雅なお菓子です。
 予約をしたほうがGOOD


     
 植村義次春日乃豆
 ひいきの小料理屋さんの美人女将が推薦してくれました。
 ここのお店は季節の押し物が有名。すはまで作ったこのお菓子は
 よく見ると、お多福豆(そら豆)の形だったんですね。食い気が先で、
 気づかずに食べてました。


 
宝泉堂京らくほく
一昨日、一服した宝泉の本家。赤い紐で結んだ箱が可愛い。
ちょっとしたお土産に便利なので、いつも買って帰ります。


     
 永楽屋琥珀・柚子
 通りがかりに入ってみたら、麦茶と試食を出され、何も買わずに店を出る事が
 できなくなってしまいました。
 祇園祭の鉾の組み立てを見て歩いて、暑さに参っていたので、一杯の麦茶が
 美味しかった 試食した琥珀も美味しかったし、日持ちもするので、
 6箱お買い上げ 栗入り琥珀や佃煮も買ってしまった


  
 イノダコーヒー・アラビアの真珠
 お菓子ではないのですが、アラビアの真珠はマイルドでお気に入り。
 イノダは朝7時からオープンしているので、1回はイノダで朝食。
 そしてアラビアの真珠を買って帰るのがお約束。
 祇園祭バージョンのパッケージに初めて気づきました。
 葵祭と時代祭もあるそうです。

 まだまだ、いろいろ買い込んだのですが、割愛
 になるはずだヨといわれそうなので
     

青花

2006-07-17 23:14:36 | 
きのうは、つゆ草というお菓子だったので
 きょうは植物のつゆ草をご紹介しましょう

  

滋賀県草津市だけで栽培されています。
つゆ草の栽培種で「あおばな」と呼ばれる花。学名は「オオボウシバナ」といいます。
昔から、友禅の下絵を描く染料に使われてきました。
鮮やかなコバルトブルーの色はやがて消えうせてしまうからです。

万葉集にも、「移ろいやすき」と人の心変わりに例えた歌が詠まれています。

          

          つゆ草は昼にはしぼんでしまいます。
          早朝にこの花びらを摘んで、染料をとります。
          特殊な和紙に百回も染み込ませて、
          青花紙を作るのだそうです

  

  青花を初めて見て、感激 とともにビックリ
 
  以前に道端に咲くつゆ草をしましたが、そのつゆ草と
  思っていたのです。
  大きな花びら、鮮やかな澄んだブルー
  それにしても、花の摘み取りは大変な作業でしょうね

          

          青花紙作りの実演なども見られるそうで、寄ってみたいと
          思ったのですが、今回は時間がなくて断念
          次回のお楽しみです

  

  青花は昭和56年に草津市の花に指定されました。
  ガードレールにも青花が咲いていました

  そうそう、この青花から血糖値の上昇を抑える働きをする
  物質が発見されたそうです

  こんな小さな花なのに、役にたつ花なんだあ



夏座敷

2006-07-16 23:28:55 | 
京都下賀茂の宝泉という和菓子屋さん
普通のお屋敷の門構え、のれんがひらりとかかっているだけ。

そのお座敷で、季節の和菓子と抹茶をいただいて、
庭を眺めながらゆっくりするのが楽しみのひとつ

  
  秋にもお見せした和菓子の見本です

                 
                 私は露草を選びました。

京都に来るたびに寄っているつもりでしたが、
夏に宝泉を訪れたのは初めてと気づきました。
座敷の雰囲気が変わっていたからです

  
  障子は葭(よし)の簀戸(すど)に、ふすまは御簾(みす)に入れ替えられていました。
  畳の上には網代ゴザが敷きこまれ、ひんやりと感じる
  座布団も網代…だったような

  いわゆる「夏座敷」
  入れ替えの作業もたいへんなものでしょうね。

  母は冬はホットカーペットを出すので、畳の上にじゅうたんを敷きます。
  夏はじゅうたんをはがしてゴザを敷きます。
  父がいなくなってから、この敷き変え作業は私とOTTOの仕事となりました。
  家具の一部が乗っていますから結構、重労働なのです。

  京都は大好きだけど、京都には嫁にいけないナ
  お茶を飲みながら夏座敷を見回しておりました

                 
                 勿論、のれんも涼しげな浅葱色の夏のれんに
                 掛け替えられていました


家の作りやうは夏をむねとすべし…徒然草の中で吉田兼好も言っています。
むし暑い京都の夏を少しでも涼しく暮らす大いなる工夫です。

そんな季節をきっちり入れ替える京都生活習慣が味わえるのが魅力なのです




気分はモネ

2006-07-15 22:54:56 | 
端正な睡蓮たちです。
 モネの気持ちがわかる…睡蓮てこんなに美しい花だったのか

          

滋賀県草津市立水生植物公園みずの森
 130種を超える睡蓮を栽培しているのだそうです

  

  

蓮と同様に、睡蓮も昼過ぎから遅くとも3時頃までには花を閉じてしまう
美しい睡蓮に会いたかったら、早起きが必須

  

  

新しい睡蓮も公開されているとの説明が。
 英名は蓮も睡蓮もロータス。バラや百合のように、睡蓮には改良種ごとの名前は
 ないのでしょうか?そう言えば、蓮も名前がないですね。

睡蓮の一花一花の真昼かな   上村占魚




蓮ざんまい

2006-07-14 23:58:25 | 
蓮の美しさに魅せられています

今回の京都旅の目的の一つが蓮見でした。
蓮の名所を尋ね歩いて…

一番は花園の法金剛院

  

                    

                  
法金剛院の池は白い蓮ばかり
境内にはさまざまなはすの瓶 すぐ近くで、たっぷり見られるのがすばらしい

  

  

          



東山の智積院の蓮池は小さいけれどきれい

   
        
  

                   


山科の勧修寺の池にもピンクの蓮と睡蓮

 

  


天龍寺の放生池も立派。でも柵があってあまり近寄れないので撮影にはちょっと苦労

          

   



最後は琵琶湖
 草津市の烏丸半島の群生地と水生植物園

  

                 

  

琵琶湖岸の見渡す限り一面の蓮畑。
30度を超えたかと思われる日差しのもとだったけれど、緑の葉の上を渡ってくる荷風は
微かな香りと、ささやかな涼味を感じさせてくれた

   

   

                 


蓮は極楽浄土に咲く花。抹香臭いと思っていましたが、
 蓮の花を自宅の大きな鉢で育てている知人の蓮の花を見て、
 なんて高貴な清楚な花なのだろうと、すっかり魅入られてしまいました
 春は花見 秋は紅葉狩り そして夏は蓮見です
  
 琵琶湖の烏丸半島の群生地には、蓮見舟がでるそうです。

          
 
          蓮の花は、蕾が開き始めてから3日の命だそうです。
          はらりと落ちた花びらはまさに蓮華スプーン

          蓮の旅堪能してきました。暑かったァ

          蓮の香や 水をはなるる茎一寸   蕪村



舞台裏

2006-07-13 23:51:02 | 
京都は早、祇園祭
鉾の組み立てが今日10日から始まりました

          

柱を組み立てて全て縄だけで固定する。
その結い方の芸術的なこと。見えなくなってしまうのが勿体ない

  

この日京都はどんよりとした梅雨空ながら時折薄日がさして、暑いッ
四条通りには、鉾の4本の支柱を差し込む穴がちゃんとあけてあるんだあ

  

そして、屋根の上に立てる鉾はそれぞれの会館の中で飾りつけをされていました。

            

11日のお昼には鉾が立ち上げられ、緞帳やタペストリーが下げられ完成に近い状態
さすがに手際がいい 一日で組み立ててしまうとは



12日には巡行の練習で数メートル動かしている鉾もありました。

          

鉾にわたる廊下がかけられて準備完了。


準備の大変さはきいていたけど、聞きしに勝る
16日の宵山と17日の巡行の晴れ姿しか知らなかったけど、
もしかしたら支度にこそ祭の本領があるのかもしれない。
そう感じたくらいダイナミックでした




京都へ (^_^)/~

2006-07-10 00:23:05 | 
あと5時間もしたら京都へ旅立ちます

     

     マイ・トラベルバッグ
     ものすごくちゃっちいんだけど変えられない。大事なバッグ。
     ホテルのタグが両の持ち手に鈴なり

     

     これが大事なの
     京都のホテルもおおかた泊まってみました。
     お気に入りはブライトンです

もう寝なくちゃ 京都の報告ができるように
しっかり見て、味わってきます。