京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

ニシキモクレンなんだぁ…

2015-04-05 21:40:30 | 季節のことば
今、あちこちで花ざかりのモクレンは、正しくはニシキモクレンだったと知りました。

              
              正真のモクレンは濃い紅紫の花弁が中ほどから外側に開き、
              シ(紫)モクレンと呼ばれています。これは…
 
        
        花びらの外側が紅紫、内側は白、ハクモクレンとシモクレンの交雑種だそうです。
        ニシキモクレンは9枚の花びらが同じ大きさの花弁状、正真のシモクレンの花びらは
        外側が濃い紅紫で内側はピンク色、外まわりの3枚は小さく萼の役目をしています。

              
              今まで紫のモクレンはみんな同じ種類だと思っていたので、
              見比べ事はなかったけど、近所でシモクレンは見かけない
              ような気がする。これから注意して見てみよう、っと。

        
        こちらはコブシ。花の下に一枚、葉が付いているのが証拠。

        
        花びらが6枚、ちょっと細いので、よく似た「タムシバ」を疑ったけれど、しべの形も
        確かにコブシでした。

              
              昨日、神代植物公園で出会ったモクレンは「ソトベニハクモクレン」
              と、名札が付いていました。
              やはりハクモクレンとシモクレンの交雑種だそうですから、こちらは
              ハクモクレン似、ニシキモクレンはシモクレン似ということですね。
              
              他にも本当は違う種類の植物があるのかもしれません。
              この頃は園芸種もたくさんでていますから。

               木蓮に風のなげきはただ高く  中村草田男