京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

秋美し

2014-09-04 22:37:43 | 季節のことば
いつの間にか秋の花が静かに咲いています。

        
        シコンノボタン(紫紺野牡丹):ノボタン科ブラジル原産
        深い紫色は日本人好み、秋ならではの澄んだ鮮やかな色です。残念ながら朝咲いて、
        夕方には散る、一日花です。雄しべの形が蜘蛛の足のように見えることから、別名
        ブラジリア・スパイダー・フラワー。

        
        夕方から花を咲かせるオシロイバナ。別名も夕化粧と色っぽい。昔、夏の終わり頃に
        どこにでも咲いていた記憶がある。オシロイバナが開くと、夕風がたって、涼しく
        なったものだけど、この頃はあまり庭植えは見かけないし、夜になっても気温が下がる
        こともなくなった。

        
        大正時代の着物みたいに半身づつ柄が違う。粋ですねぇ。

              
              タマスダレ:ヒガンバナ科西インド諸島原産
              学名のゼフィランスの名で呼ばれることも多い。
              ゼフィランスは西風の花の意味。爽やかさが秋に
              ふさわしい。

        
        秋を連れてくる花・シュウカイドウ(秋海棠):シュウカイドウ科中国、マレー原産 
        江戸時代初めに日本に入ってきて以来、急速に広まった。まるで昔から自生していたか
        のように。

              
              最初に雄花が咲いて、花茎が二又に分かれ、また花茎を
              のばして二又に分かれ、3回か4回繰り返して先端に雌花が咲く。
              レース編みのように茎が分かれて裾が広がってゆくのが
              おもしろい。

              これから花散歩が楽しみな秋の訪れです。