ガトーバスク

待望のガトーバスクが届きました。

　　　　　　　　
　　　　　　　　PatisserieＲ を主宰する田中玲子さんは、地元の鎌倉のアトリエで手をかけた
　　　　　　　　季節のケーキを作って、カフェや雑貨店に提供している。また二人一組のお菓子教室も
　　　　　　　　開いているが、ガトーバスクはこの時期のケーキ、ネット予約のみの販売。

　　　　　　　　
　　　　　　　　ガトーバスクとはフランス南西部からスペイン北部にかけて広がるバスク地方発祥の
　　　　　　　　素朴な焼き菓子。

　　　　　　　　
　　　　　　　　正式なガトーバスクは、厚めに伸ばしたアーモンドプードル入りのクッキー生地に
　　　　　　　　この地方の特産であるダークチェリーの一種のスリーズ・ノワールを入れて焼いたもの。
　　　　　　　　表面にはローブリュー（バスクの十字架）と呼ばれる飾りをつけるのが特長。

　　　　　　　　
　　　　　　　　田中さんのガトーバスクは、アーモンドたっぷりのバター生地の中に、白ワインと
　　　　　　　　バニラビーンズで煮た洋ナシ、バニラシロップで煮た小布施の栗、アクセントに
　　　　　　　　レモンで煮た紅玉を、アーモンド入りのカスタードクリームでからめたものを
　　　　　　　　ぎっしり詰めてある。なんと手間のかかっていること！

　　　　　　　　手にずっしりと重いケーキ、大好きなタイプ。わくわくしながら切って試食。
　　　　　　　　甘すぎず、アーモンド、洋ナシ、栗、リンゴ、それぞれの存在が感じられる上に
　　　　　　　　相乗された深い味を感じる。

　　　　　　　　栗のシロップ煮がなくなり次第終了だそうです。