ごまおはぎ

いただき物です。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　池上にある「ごまのお店 いい友」はごま専門のお店。
　　　　　　　　　　　　　　金ごま鰯とかごま羊羹とかごまそうめんなどもあります。
　　　　　　　　　　　　　　友人は池上に仕事でよく行くそうで、以前にもいただいた
　　　　　　　　　　　　　　「ごまおはぎ」です。

　　　　　　　　
　　　　　　　　すだれで巻いてあります。あけると、黒ごまと金ごまをまぶしたおはぎが棒状に
　　　　　　　　つなげてあります。

　　　　　　　　
　　　　　　　　あんこをもち米で包み、表面にごまをたっぷりまぶした海苔巻きみたいなおおはぎ。
　　　　　　　　黒ごまはこしあん、金ごまは粒あんで、好きな大きさに切って食べられるのがいい。
　　　　　　　　ごまの香りと歯ごたえが美味しい！

　　　　　　　　
　　　　　　　　夕方、用があって外に出た。歩道橋からみた甲州街道、葉のない欅並木のシルエットが
　　　　　　　　もの寂しい。

　　　　　　　　
　　　　　　　　「冬枯のけしきこそ、秋にはをさをさ劣るまじけれ。……年の暮れ果てて、人ごとに
　　　　　　　　急ぎあへるころぞ、またなくあはれなる。」―徒然草１９段
　　　　　　　　
　　　　　　　　（冬の枯れた景色だって、秋の風情ある気色にほとんど劣るものではない。……
　　　　　　　　一年の終わりになって、人たちがそれぞれに忙しく動き回っているのは年の瀬らしく
　　　　　　　　風情のあるものだ。）
　　　　　　　　そして大晦日、夜中過ぎまで年越しの準備でせわしなく騒いでいたけれど、明け方、
　　　　　　　　さすがに音がしなくなると、ふと去り行く年の名残惜しさを感じる。そして明けて元旦、
　　　　　　　　昨日と変った景色とは見えないけれど、街の雰囲気が華やかでめでたそうなのは
　　　　　　　　またいい感じである。と兼好法師が書いています。

　　　　　　　　今年も残り３日、陽の落ちた空の気色を眺め、兼好さんにまさに同感！