

5月の白は爽やかそのもの。クレマチスの白がくっきり。
シャキッと目がさめるような大きな真っ白なクレマチス。

バイカウツギ:ユキノシタ科

花の形が梅花に似ているので名づけられた。真緑の葉と真っ白な花のコントラストが
一層清らか。

約20本あるという雄しべがシンプルな花を飾る
アクセサリーのよう。

オーニソガラム:ユリ科

別名オオアマナ

事務所ビルの植栽の下、雑草が茂る中に無造作に咲いていた。
たまねぎのような球根だそうなので、放って置かれたのかも。
カタバミの葉の間からピカピカ光っていた。

みかんの花も今盛り。いつもいっぱい花を付けていっぱい実も付ける近所のみかんの木。

収穫をしている様子は見られないけど…。横を甲州街道が
通っているからネ。花の香りもあまり感じられないし…。
排気ガスにも負けずに健気に咲く花はあくまで清らか。

テイカカズラのカーテン。ちょっと前、まだまだ蕾、と思っていたらもう遅いくらい。

テイカカズラ:キョウチクトウ科

テイカは藤原定家のこと。定家の式子内親王への恋の妄執が、死後カズラとなって、
式子内親王の墓に巻きついたという逸話が、謡曲「定家」。テイカカズラの
何にでも巻きついて蔓を伸ばす繁殖力が定家の想いに擬せられたのでしょうが、
恋の執念には似つかわしくない風車のような可愛い花です。