京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

巾着田燃えて

2006-09-25 23:14:44 | 小さな旅
日本一の曼珠沙華群生地です
高麗川が蛇行して作った巾着のような地形
緋色の毛氈を敷いたように曼珠沙華が咲いていた。
まるで燃え盛る炎のように

曼珠沙華燃えて棚田の道細し  高濱年尾

          
          燃えうつることなく燃ゆる曼珠沙華  桔梗きちかう


 

          
          曼珠沙華不思議は茎のみどりかな  長谷川双魚

 
 

          
          火の国の火よりも朱し曼珠沙華  清水徹亮

 

          
          かたまりて哀れさかりや曼珠沙華  田中王城         
          
 

          
          曼珠沙華抱くほどとれど母恋し  中村汀女


 

          

曼珠沙華は梵語で、天上に咲く赤い花の意味
  秋の彼岸の頃に咲くので、別名彼岸花。
  10月に入る頃からいつの間にか花は枯れ散り、しばらくすると細い葉が
  出てくる。葉は越冬して、初夏に姿を消すので、曼珠沙華を
  「葉見ず花見ず」というのだそうだ。

          

道の辺のいちしの花のいちしろく 人皆知りぬ我が恋妻は  万葉集
 (道端に咲いている曼珠沙華のようにはっきりと皆にわかっちゃったよ。
  私の恋女房がサ)
  いちしの花は曼珠沙華と言われています。確かに真っ赤で、人目につきますよね。

巾着田曼珠沙華公園