京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

風の花

2006-09-23 23:05:47 | 季節のことば
行きすぎて金木犀は風の花   木村敏男

        
        湿り気を含んだ微かな夜風が甘い香を運んできた。
        「あッ、金木犀


まず匂いに気づくのが金木犀の花、それも突然に

                
                ルピナスさんが、金木犀が咲いたと知らせてくれました。
                ほんとに、街中に甘い香が漂いはじめていました。


 街を歩くのが楽しくなる
 こんなにたくさんの金木犀の木があったんだあ
金木犀ふりむく季節来てをりぬ   森川光郎

                
                十字のこんな小さな花のどこに
                こんなに強い香を秘めているのだろう

        
        モクセイ科・中国原産
        5-6日もすると、オレンジ色のシャワー
        地面に散り敷いてオレンジ色のじゅうたんとなる。

心まちし木犀の匂ひが十月の 或る夜かすかに漂ひそめつ  河野愛子

秋が来ました。